鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/05/10 9:06:01|釣り具の小宇宙
ルアーの小宇宙1(スプーン)
今日は、母の日ですね。
自粛でプレゼントのお買い物にも行かれないよ。
って、思われる方もきっと多いと思うけれど、
いちばんのプレゼントは、やっぱり、
「お母さん、いつもありがとう」って、
感謝の言葉だと思います。

ところで、
いざ毎日同じ時間にブログの更新を続けていると、
改めて気付いた事がありました。

それは、「やっぱり自分は、釣りが好きなんだなあ!!」
って云う、シンプルな事実です。
書きたい事が、日に日に増えて来ました。
いい加減もうネタがしんどいやろ・・・。
って、自分でも疑問視していたのですが、
それがどっこい、楽しんでやってます(^u^)/

そして、新たにカテゴリーを追加しちゃいました。
名付けて、『釣り具の小宇宙』です。

日本・海外を問わず、釣り具と云うのは、
釣りたい魚を釣り上げるための、知恵と工夫が、
たくさん詰まっているのです。

そしてそれは、釣り人ならではの観察力と、
想像力の賜物の様な産物です。
このカテゴリーでは、
そんな釣り具の数々を、紹介させて戴く中で、

釣り具が、魚に対してどうして効果的であるのかを、
科学的に証明する足がかりにできたらいいと、
考えているので、どうか皆さんもお力を貸して下さいね。


さて、最初の釣り具の小宇宙では、
敢えての「ルアー」から、始めたいと思います。

ゲームフィッシングのタックルとして、
ルアーが段々と知られる様になって来たのは、
昭和40年代後半からだと思っています。

日本でも、バスフィッシングが、
少しづつ知られる様になって来てからでしょう。

その後の外来種問題は、ここでは敢えて深掘りせずに、
純粋に釣り具としての「ルアー」について、
書いていこうと思います。

そして、先ず自分が選んだルアーは、
全てのルアーの先駆けとなったあるきっかけかと、
そこから生れたルアーについての、私説の解説です。

『スプーン』です。
このルアーの誕生秘話って、
結構ご存知の方も多いと思いますが、改めて解説しますね。

ある時、湖の畔にキャンプに出掛けた家族、
誤って食事で使っていた銀製のスプーンを、
湖に落としてしまいました。

ゆらゆらと光りながら沈んでいくそのスプーンに、
下からいきなり魚が現れて、口に咥えたのを見て、
不規則に揺れながら光って落ちた物に、
魚が食いついたのは偶然ではないと気付いた人が、

本物のスプーンに穴を空けて、フックを付けたのが、
このルアーの始まりで、イコールそれが、
ルアーフィッシングの始まりだとされています。

スプーンは今でこそ、おおよそトラウト釣りの、
基本の基のルアーとして定着していますが、
スプーンを使わねば・・・。
なんて、ルールは勿論ありませんから、
どんなルアーフィッシングに使ったとしても、
何の問題もありません。

写真で見て戴いても分かる通り、とても色鮮やかですが、
形状としては、まんま食器の「スプーン(匙)」ですよね。

このルアーをキャストして着水以降、
このスプーンは、ゆらゆら光りながら落下。
そして、レトリーブ(巻き取る)すると、
光りながら走るので、小魚に見えるのかも!?

ストップして、一瞬沈んで、また(&)レトリーブ(GO)。
速く巻いたり、ゆっくり巻いたり、止めたり、
震わせたり(バイブ)、長くしゃくったり(ジャーク)
これが、アクション!!

この動きが魚を惑わせ、本物のエサだと思わせて、
お魚を騙すのが、ルアーです。

全てのルアーの基本が、
このお匙(スプーン)なんだよね。
さあ、スプーンの次は、何にしよっかな(*^_^*)







2020/05/09 9:06:01|お魚紹介
シューベルトの『鱒』のマス(ブラウントラウト)
依然として巣籠もり生活は続いてしまいそうですが、
こんな時に、クラッシクの名曲に耳を傾けてみるのも、
リラックスできる良い方法かもしれませんね。

激しい音楽よりも、ゆったりできそうな曲を選んで、
それこそ紅茶を飲みながらなんて、
いいんじゃないですかね(*^_^*)

自分だったら、そうだなあ・・・
『美しき青きドナウ』なんて、ワルツだし、
リラックスできそうかなあなんて思います。

ところで、名作曲家シューベルトが遺した曲に、
『鱒』って云う、名曲があるのをご存知ですよね。

でも、その鱒が何の鱒の事だったのか、
自分も最近まで知らなかったのですが、
実は、シューベルトの『鱒』のマスは、
写真の『ブラウントラウト』なんだそうです。

割と大きくなるサケ科のお魚ですが、
ご存知の方も多いと思いますが、外来種です。

日本には昭和の初期に、カワマスの卵に混じって、
アメリカから移入されたと聞きます。
が、詳しい年代は定かではないそうです。
でも、この魚の原産地は、実はイギリス諸島を含む、
北部ヨーロッパです。
その後1883年に北アメリカに移植された後、
世界に広く移植されていったそうです。

魚食性の強い魚で、ルアーやフライをされる方は、
BIG1を求めて、釣りに行かれる事も、
きっとあろうかと思います。

フライフィッシングでは、まだ夜が明けきらない
しーんと静かなと湖面に向かって、

ダブルキャストができる、9番とか10番のロッドで、
大きくて綺麗なループを描いてキャストする、
そんなシーンがイメージできます。が、

一方で、このブラウントラウトも食害により、
生態系に被害を及ぼす懸念のある魚種だとして、
特定危険外来生物に、
指定されるかもしれないとされています。
現在は、「適切な管理が必要な産業上重要な外来種」
として、リストに掲載されています。
なんだか長ったらしいくくりですが、
通称で、「産業管理外来種」って、呼ばれています。

外来種については、軽々に書けることではないので、
ここでは自重しますが、
世の中に蔓延るご都合主義の外来種論に、
皆さんは振り回されないで、
しっかり自分の目と耳とで事実をちゃんと知って、
そして何よりも、しっかり考えて発言したいものです。

まあ、外来種につては、またいつかお話しするとして、
名曲シューベルトの『鱒』を、じっくり聴いて、

このお魚の命の躍動感を味わってみてください。
純粋に、この魚の事が好きになると思います(^u^)







2020/05/08 9:06:01|レッツスタディー!!
浜辺かいじゅう『ザニゴン』を解剖せよ!!
『ビーチコーミング』って、知ってますか?
ビーチは、海岸。
コームっていうのは、髪の毛を梳く櫛(くし)の意味です。
それに現在進行形の 〜ingが付いてますね。

ビーチコーミングって云うのは、
海岸を櫛で梳きとる様に丁寧に見ていく事で、
浜辺に打ち寄せられた、漂流ゴミやその他いろいろ、
拾ったり、集めたり、浜辺を綺麗にする活動、
『ビーチクリーン』と、併せて活動したりします。

ゴミ拾い―。って、云ってしまうと、
なんだかネガティブな感じもしますが、
なかなかどうして、浜辺は美的好奇心も誘っちゃう、
魅惑的なフィールドです。

確かにゴミも多いけれど、別の人が見たら、
面白いとか、キレイ!!だとか、
ワアって思わず叫んじゃいそうな、素材が、
広がっている―。そんな場所ですから、
少し視点を変えて、改めて浜辺に行ってみませんか?

結構、まだ使えそうな、ウキとか、ルアーとか、
タダでゲットしちゃえる時もあるから、
釣り人さんも、『リユース』の意図も込めて、
是非、コロナが収束して海に行ける様になったら、
ビーチコーミングを体験してみて下さいね。

ところで、上の写真をご覧ください。
結構インパクトあるでしょ!?

実は、この怪獣みたいな「ヤツ」の名前は、
浜辺かいじゅう『ザニゴン』って、言います。

実はこのかいじゅう、
自分が講師に行っていた専門学校の実習で、
新潟県の上越エリアの某海岸で、
ビーチコーミングをやって、
拾い集めた「素材」で、創作してもらったオブジェです。

それでは、ここで今日のレッツスタディーです。

写真をよ〜っく見て、このザニゴンが、
なんでできているか、細かく解剖してみてくださいな。

ゴミとかじゃなくって、頭は○○。と、○○・・・
ボディーは、○○と、○○と、○○・・・
みたいに可能な限り、使われている素材が何か、
どんどん書きだしてみてください。

そしたら、更にそこから、
素材のストーリーを考えてみましょう。

この素材が何で、どうしてここにあるのかな?
どこからやって来たのかな?
誰が流したのかな?
誰かが大事にしていた物なのかな?

なんて、その素材にストーリーを持たせることで、
ザニゴンは更に動き出します。
更に、色んな事を伝えてくれるかもしれませんよ(^u^)/







2020/05/07 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
銀化の不思議(渓を追われて・・・)
山の緑が日に日に濃くなって来ましたね。
本当は、昨日で終わるはずだった、
緊急事態宣言ですが、
今月いっぱいにまでに延長になってしまいました。

また自粛かと考えると辛くなりますが、
自然の営みは、力強く続いています。
是非、窓を開けて、山の生命力を感じると、
きっと勇気が湧いてくると思います。

ところで、上の写真ですが、
左の魚は、サツキマス。
右の魚は、サクラマス。って、言います。
どちらも、今頃の季節にピッタリの名前ですよね。

そうそう。サクラマスは、富山県の名物の駅弁、
『ますのすし』に、なるお魚ですよ。

実はこの両者、渓流釣りで有名な、
あるお魚の銀化(ギンケ)した個体なんだけど、
知っていますか?

サツキマスは、アマゴの銀化。
サクラマスは、ヤマメの銀化です。

じゃあ、そもそも「銀化」って、どういう事でしょう。
なぜ、同じ魚なのに、銀化する個体と、
しない個体がいるってどうしてでしょう?

今日は、この銀化について解説しますね。

さて、ヤマメもアマゴも、
そもそも、どんなお魚の仲間かって云うと、
サケの仲間なんです。

サケって、皆さんも知っている通り、
川で生まれて、海に出て、
また、ふる里の同じ川に戻ってきますよね。

これを、難しい言葉で、
「母川回帰(ぼせんかいき)」って、言います。
だから当然、仲間のヤマメもアマゴも、
同じ習性を持ってるよって事なんです。

では、サケの肌ってどんなかって云うと、
ちっちゃい鱗がビッシリ貼り付いて、
銀ピカなんだよね。川に戻って来るまでは・・・

この銀ピカが「銀化」の、完成形です。
要するに銀化は、サケになるって事と同じです。

じゃあ、もともとヤマメやアマゴは、
何処に棲んでいるかって云うと、
海の見える河口からは、遠く離れた渓流にいるよね。

渓流エリアにいるヤマメも、アマゴも、
斑紋型のパーマークが特徴で、
大きくても「尺」。30センチくらいですよね。

でも、サケはって云うと、
70センチとか、時には1メートルなんて、
大きいのもいますよね。

サクラマスも、サツキマスも、
大きな個体では、サケと同じくらいになります。

大きさでは圧倒的に、銀化した方が勝ちなんだけど、
実はね、銀化した子は、縄張り争いに負けちゃって、
渓流から離れて来た個体なんだって!!

遠くまで逃げて来て、
もうすぐ海になるって頃に、
ヤマメはサクラマスに、
アマゴはサツキマスになるために、銀化します。
この様な個体を「海降型」と云い、
渓流に留まる個体を「陸封型」と云います。
ですが、人為的な建造物等の構造上の問題から、
海への道を遮断されてしまった場合は、
そのエリアから、上流と下流で、
陸封型と海降型で分かれる事になります。

そのままの体だと海に行けないから、
暫く川の水と海の水が交りあう、
汽水域で過ごすうちに、
体がピカピカになって来ます。

これが、銀化―。
スモルツとも呼ばれています。

そして、サケと一緒に海に出て旅をして、
同じ川に帰って来ます。
そして、卵を産み孵った仔魚たちは、
ヤマメ・アマゴになるために、
強い個体は、川を上って行きます。
ねっ。不思議ですよね。

これは遠い遠い昔から、
渓魚たちが、子孫を残すために引き継いで来た、
不思議な不思議な本能なんです。







2020/05/06 9:06:01|釣り用語の解説
似てますか?(マッチザハッチって・・・)
フライフィッシングで使われる用語の多くは、
英語が使われています。
なぜなら、この釣りの発祥が、英国だったからです。

フライは英国紳士の中でも、特に上流階級の中で、
ハンティングと併せて流行して居り、
ハンティングで打ち落とした、鳥や獣の羽根や毛を使って、
虫や魚に似せて毛バリを巻きました。
そして、その毛バリで魚を釣ったのでした。

この毛バリの素材になる羽根や動物の毛の事を、
『マテリアル』と、呼びます。
で、この毛バリそのもの事を『フライ』と、呼びました。

右側の毛バリの写真は、『メイフライ』
と、呼ばれる毛バリで、メイとはカゲロウとか、
トビケラとか、カワゲラだとか、
水生昆虫の総称として使われる事が多い様ですが、
メイフライとカゲロウは、同義とする事が多い感じです。

このメイフライの中でも、成虫を模したものを「カディス」。
亜成虫は、「ビートル」。などと呼び、
水面に浮かせて釣るのが「ドライフライ」。
沈めて釣るのが「ウェットフライ」。

また、魚に似せて作った毛バリは、
「ストリーマー」と、呼ばれます。

ところで、フライフィッシング用語の中で、
フィッシャーがいつも考えている事―。
これが、タイトルにもある「マッチザハッチ」です。

では、このマッチザハッチって、
どう云う意味があるのでしょう。

直訳ですが、マッチはマッチングの意味なので、
「合わせる」と云う事。そして、ハッチは、
ミツバチの名前などではなく、水生昆虫が羽化して、
川面を飛び回る様を表しています。

そして釣り人は、飛んでいるどの虫が、
川に居る魚が食べてる虫かな?と推理して、
たくさんある毛バリの中から、
ハッチ中の『メイフライ』を、イメージにして
巻いた針に合わせていく作業が、
「マッチザハッチ」と、呼ばれています。

イワナ・ヤマメ・アマゴ・・・
もう直ぐ渓魚たちは、瀬に出て泳ぎ、
ハッチを待ちわびています。

そのハッチにライズして来たら、
いよいよマッチザハッチの始まりです。