今日はこどもの日スペシャルってことで、 直前の記事のレッツスタディー 『伝説の魚を描いてみよう!!』を、 自分でもやってみました。
この魚は、富士五湖のひとつ、 『西湖(さいこ)』を、架空の伝説の舞台として、 考えてみた魚で、 その名を『クワルビー』と、言います。
西湖畔の集落に、「くわるび」と、 云う地区があります。
この魚は、西湖のこの辺りで、 ごく稀に、見る事が出来ると言います。
西湖は、度々風水害に遭っていますが、 大雨や、台風が近づくと隠れ家から出て来て、 身を守れる場所に移動するそうで、 今も語り継がれる昭和41年に起きた、 『足和田災害』の、大雨の直前、 この魚が見られたとされています。 しかも陸を歩く様に、くねくねと・・・
クワルビーは、真っ黒い魚体で細長く、 体長は約1メートル。身体の側面にだけ、 鮮やかな赤い点が並んでいます。 目の位置にもこの赤が光っていますが、 目は退化して見えず、臭いを頼りに、 行動しています。
この赤の色が、宝石の『ルビー』の様だった― と云う、話からいつしか「クワルビー」と、 呼ばれるそうになったんだそう。
ウナギに酷似しますが、実は『肺魚』の仲間で、 肺呼吸が出来る為、冬は冬眠もできます。 普段は、湖底の溶岩のすき間でひっそりして居り、 なかなか動く事はありません。 エサは、湖底にある有機物や、魚の死骸などを、 食べているのではないかと、説明されています。
産卵場所は不明ですが、 肺呼吸が可能なため、おそらく水中ではなく、 湖にほど近い陸地の湿った草地に、 つがいでやって来て、そこの浅い土の中に産み付け、 放精後に雄が土やスコーリアを被せます。
雪解けが進む四月頃、 そう富士山に「農鳥」が現れる頃に、 卵がかえると云われています。 その稚魚は自力で、 湖に帰っていく習性があるそうです。
※注 話は全てフィクションです。
が、西湖には自然界で絶滅してしまい、 『奇跡の魚(うお)』として、この地で生き続けて来た、 秋田県田沢湖の固有種であった、 『クニマス』が、今も生きています。
また、西湖を囲む樹海の中には、 竜宮という神社と洞窟が今もあり、 貞観の大噴火で、広い「瀬の海」が寸断され、 溶岩が湖に流れ込んで、中にいた生きものは、 全て焼き尽くされました。
それらを鎮めた龍の伝説も残っています。 富士五湖の中にあって、 ひときわ神秘的な湖かもしれません。
遠い昔から、姿が変わっていないとされる、 この『クワルビー』が、本当にいるのかも・・・ って、考えるのはロマンがありますよね。
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