鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/05/05 14:16:23|トピック
やってみました(伝説の魚 クワルビー)
今日はこどもの日スペシャルってことで、
直前の記事のレッツスタディー
『伝説の魚を描いてみよう!!』を、
自分でもやってみました。

この魚は、富士五湖のひとつ、
『西湖(さいこ)』を、架空の伝説の舞台として、
考えてみた魚で、
その名を『クワルビー』と、言います。

西湖畔の集落に、「くわるび」と、
云う地区があります。

この魚は、西湖のこの辺りで、
ごく稀に、見る事が出来ると言います。

西湖は、度々風水害に遭っていますが、
大雨や、台風が近づくと隠れ家から出て来て、
身を守れる場所に移動するそうで、
今も語り継がれる昭和41年に起きた、
『足和田災害』の、大雨の直前、
この魚が見られたとされています。
しかも陸を歩く様に、くねくねと・・・

クワルビーは、真っ黒い魚体で細長く、
体長は約1メートル。身体の側面にだけ、
鮮やかな赤い点が並んでいます。
目の位置にもこの赤が光っていますが、
目は退化して見えず、臭いを頼りに、
行動しています。

この赤の色が、宝石の『ルビー』の様だった―
と云う、話からいつしか「クワルビー」と、
呼ばれるそうになったんだそう。

ウナギに酷似しますが、実は『肺魚』の仲間で、
肺呼吸が出来る為、冬は冬眠もできます。
普段は、湖底の溶岩のすき間でひっそりして居り、
なかなか動く事はありません。
エサは、湖底にある有機物や、魚の死骸などを、
食べているのではないかと、説明されています。

産卵場所は不明ですが、
肺呼吸が可能なため、おそらく水中ではなく、
湖にほど近い陸地の湿った草地に、
つがいでやって来て、そこの浅い土の中に産み付け、
放精後に雄が土やスコーリアを被せます。

雪解けが進む四月頃、
そう富士山に「農鳥」が現れる頃に、
卵がかえると云われています。
その稚魚は自力で、
湖に帰っていく習性があるそうです。

※注 話は全てフィクションです。

が、西湖には自然界で絶滅してしまい、
『奇跡の魚(うお)』として、この地で生き続けて来た、
秋田県田沢湖の固有種であった、
『クニマス』が、今も生きています。

また、西湖を囲む樹海の中には、
竜宮という神社と洞窟が今もあり、
貞観の大噴火で、広い「瀬の海」が寸断され、
溶岩が湖に流れ込んで、中にいた生きものは、
全て焼き尽くされました。

それらを鎮めた龍の伝説も残っています。
富士五湖の中にあって、
ひときわ神秘的な湖かもしれません。

遠い昔から、姿が変わっていないとされる、
この『クワルビー』が、本当にいるのかも・・・
って、考えるのはロマンがありますよね。








2020/05/05 9:06:01|レッツスタディー!!
伝説の魚を考えよう!!
あなたのご自宅の近くに、
池や沼、湖・・・。その他の水辺はありませんか?

日本には、色んな伝説があって、
その伝説の多くは、その地域にとって、
非常に大切にしてきた自然や事象があって、
それを子々孫々に至るまで、
永きに渡って守り続けていく為に、
誰もが畏れる「神様」として、
巨きなもの、怖きものの存在を示し、
悪しき者が近付かぬ様、警告しているという、
側面があるようです。

よく聞く、「○○の主」などと呼ばれる、
巨大魚や未知の魚も、その類と思われます。
あなたの住んでいる地域にも、
そんな言い伝えや、伝説がありませんか?

そこで、こどもの日の今日のレッツスタディーは、
あなたの身近な水辺の「主」を、
考えて、絵に描いてみよう!!って云う課題です。

では、こんな風に考えながら描いてみてください。

@ 考えてみたい地元の「ある水辺」を決める。
 例 実際にある場所。 かつてあった場所。
   あったらいい場所 ありそうなのにない場所など

 架空の水辺でも大丈夫です!!

A その場所の伝説を考える
 例 実際にある伝説や言い伝え。 
   自分が好きな場所を守るための架空の伝説など


さあ、ここからが大事ですよ!!

B 魚なので、先ず産卵の仕方を考える

 石に産みつける。水草に産みつける。砂の中に産み付ける。

その水辺にしかないとある場所(でも、割と具体的に)

神様が産んだってのはナシ

C 何を食べているか?で、どんな口してるのか?

 でっかいけど、エサはちっちゃいプランクトンとか、
 ちっちゃいけど、自分より大きい魚を追い掛けて食うとか、
 そして、それが出来る口の形も考えてみよう!!

D 基本的には自由でいいけど、

 おっきさは、どれくらいなのかとか、
 マグロいみたいな流線型・タイみたいに平べったいとか、
 カレイみたいに扁平だとか、
 ウナギみたいにニョロニョロとかも決める

E 最後に名前を付けてあげて!!
 その主にふさわしい名前をお願いしまーす!!

この課題で大切なのは、
実際にその場で、その魚が活きて居られる事が前提で、
しっかりとした「仮説」が、立てられる事です。

そして、ちゃんと「魚」である事が大事です。
人と同じ手や足がある―。とか、
ヒレがない―。とか、
母乳で育てる―。とかは、あり得ないのでナシです。

こんな魚がいたら、ホント主だよね〜とか、
あっ、だからこんな形なんだぁって納得しちゃうとか、

そんな伝説の「魚」に、チャレンジしてみてね!!
そして、本当に伝説がある場合には、
地域の人が大切にしているものが何か、
コロナが収束した後で、調べにいこう!!

写真は、昨年度まで講師に行っていた専門学校で、
山形県出身の学生が描いてくれた、
伝説の巨魚『半魚竜』です。

鯉に似たフォルム・角があって、
大きな口をあけたまま泳ぎ、プランクトンを食べます!!

さあ、レッツスタディー!!
チョッと難しいけど頑張ってトライしてみてね。







2020/05/04 9:06:01|作ってみよう!!
何コレ!?釣り具『集寄』を作ってみよう!!

GWも残りわずかまで来ました。
普段のGWであれば、「もっと遊んでいた〜い!!」
って、思うのでしょうが、
今年は「早く仕事をさせてくれ〜!!」と、
叫んでいらっしゃる方が殆どでしょう。
こんなに長くて辛いGWは、
きっと誰も体験していないでしょう。

こんな時、何かに没頭できれば、
気も紛れるのでしょうが、なかなかその「何か」って、
直ぐには思いつきませんよね。

こう云う時、釣り人さんはと云うと、
好きな釣りの「仕掛け作り」に、没頭したりします。
フライフィッシングや、テンカラ釣りが好きな人は、
せっせと毛バリを巻いたり、

アユ釣りが好きな人なら、
友釣り用の、イカリ鉤を巻いたり、
鼻カン周りの仕掛けを作ったりと、
これから出会うであろうお魚さん達に思いを馳せて、
仕掛けのストックを準備しておくのです。


でも、釣りを余りされない人には、
毛バリもイカリも、難しい・・・。
そこで、誰でも割と簡単に作れて、
バリエーションもデコレーションなんかも、
楽しみながら作れちゃう、
「何コレ!?」って、思わず笑っちゃいそうな、
釣り具があります。それが、『集寄(しゅうき)』です。

集寄は、カワハギ釣りには欠かせないアイテム。
文字通り、この仕掛けでカワハギちゃんを、
寄せて、集めてしまう―。そんな道具です。

では、作り方を説明しましょう。
用意するものは、写真を見て揃えて下さいよ。

先ず、カラフルなビーズ玉。
100均や、手芸店で買えますね。
「よく光る色・形」それだけ基準にして、
好きなように選んで下さい。

それと、上下に穴が空いていて、
その中に糸が通せる様になっているオモリを数個。
余り重くなくていいですよ。

それから、中を通す糸や紐。これだけ。
只、カワハギの歯は割と鋭いので、
写真では、「仕掛け糸」と、云う、
ワイヤーでコーティングしてある糸を使っています。
が、なければフロロカーボンのハリス糸3号くらいの糸。

それと、「サルカン」と、呼ばれる、
接続の金具も用意します。

基本的には、この4種類だけでOKです。


では、作り方の解説です。
集寄の全長は、20aくらいと考えて下さい。

@先ず糸を30aくらいにカットします。

Aその先端にサルカンを1個結びます。
(結び方は引っ張って取れなきゃOK)

B続いて好きなビーズ玉を数個と、間に、
 オモリを1〜2個入れる。

C最後にもう片方の先端にサルカンを結べば完成!!

って、これだけの手順です。
が、これが色や光り方で、魚の集まり具合が違うんですよ。
それに、どの色がいいかも、釣り場や、お天気で、
毎回変わっちゃうから、ストックは多くあった方が、
アドバンテージが高いってわけ!!

このプログラム、東日本大震災の翌年、
福島県のアクアマリンふくしまで開催した、
「こども海の日」って、云うイベントで、
水族館に遊びに来てくれた、地元キッズ達に大好評!!

最後に、実際にカワハギの前で揺らして、
効果も確認しましたよ!!

結構、夢中になっちゃうので、
時間を忘れて作ってみてはいかがですか?

ところで、どうして集寄が効くのかは、
前にレッツスタディーで皆さんに考えてもらっている、
カワハギさんの口や習性と関係しているよ〜!!
作ってみたら、気が付くかも!?







2020/05/03 16:09:00|お魚紹介
世界一小さな対象魚(ターゲット) たなごころを知る
世界中を見渡しても、
日本ほど、多種多様な魚を釣る国はありません。

島国であり、豊かな水と、
多様な生物相があってこそですが、
それにしても、魚一種に対しても、
何通りもの釣り方や、仕掛けがあって、
これこそが日本が誇る、世界に類を見ない、
釣り大国である所以ではないでしょうか。

外国では、おおよそ大きな魚を釣る事―。
が、フィッシャーマンの誇りであり、
腕自慢の証しなのでしょうが、

季節を愛で、魚と戯れ、
道具に凝り、粋を味わう―。
こんな価値観こそ、日本の釣り文化の神髄です。

その中で、より小さい魚を釣る事を目的にしたのが、
現在、世界一小さな釣りの対象魚とされる、
「タナゴ釣り」では、ないでしょうか。

タナゴは、日本の田園風景が広がる所では、
昔は、あちこちで見られました。
短い竿と浮木には漆を塗り、薪絵まで施すと云った、
いわゆる「旦那衆」の、贅を尽くした遊びでありました。

時代が進むと大衆も楽しむ様になりましたが、
その釣りには風情が感じられ、
ゆっくりとした時間の流れも感じます。

対象が小さいですから、
当然、道具も、仕掛けも、小さくて繊細です。
小さな小さな針に、
玉虫(イラガの幼虫)の腸を、
針に巻き付ける様にして付けます。

浮木には、カヤの茎を短く切って色付けし、
それを幾つか道糸にくくって、その回転などで、
魚信(アタリ)を捉えて釣るのです。

自分がこのタナゴ釣りに興味を持ったのは、
釣りのバイブルにしていたあの漫画に出ていた、
とっても素敵な物語を読んだからでした。

そのタイトルは、「小さなビッグゲーム」
前記した通り、外国の人は、
大きな魚を釣るのが好きです。

この漫画の主人公は、ひとりの釣りの天才少年です。
ある時、一人の外国人が、「日本の天才釣りBOY」に、
会うために、はるばるカナダからやって来ます。
彼の名前はジャック。
背が高くて、胸板も肩幅も広いタフガイです。
でも、40代くらいのオジサンです。

噂を聴き付けたジャックは主人公に、

「早くBIGFISHを釣りに行こう」
と、しきりに誘うのですが、
主人公は、日本には「小さなビッグゲームがあるんだ」と、
逆にジャックを誘うのです。

ジャックは、「小さなビッグゲーム」が、
気になって仕方ありません。
一体、どんな大きい魚が釣れるのか!?
と、ワクワクして主人公の誘いを受けるのです。

主人公は、そのビッグゲームの場に、
ジャックと一緒に参戦しますが、
その釣りが、「タナゴ釣り」です。
勝手が分からないジャックは困惑し、
なかなか釣れないし、主人公が釣りあげるのは、
小さな小さな、何の変哲もない魚―。

ホワイ、ジャパニーズ、ピーポー!!

参加の大人も適わぬテクニックで、
数をどんどん伸ばしていきます。
そして、100匹を釣ると、主人公はこんな事を始めます。

大きな大きなジャックの手のひらの上に、
一尾づつ、その小さなタナゴを並べていきました。

そして100匹のタナゴが、
見事にジャックの手のひらの上に乗ったのです。

「ジャック、オラ、外国人のあんたに、
  これを教えてやりたかったんダニ」と、笑うのです。
そして、万丈一致で「たなごころ賞」は、
主人公とジャックが受ける事になり、ジャック大感激!!
日本の釣りの奥深さに触れ、小さなビッグゲームの、
本当の意味を察するのです。

素敵過ぎます。カッコ良すぎます。
この後、すっかり仲良くなった二人は、
今度はジャックが主人公を、
本当のビッグゲームに後で誘う事になるのです。

このビッグゲームこそ、
カナダの「サーモンダービー」です。

世界を繋いだ、日本の小さなビッグゲーム。
是非、このGWの期間に触れてみてはいかがですか?

そう。この主人公の名前は、「サンペイBOY」
もう。分かったでしょ(^u^)/

ちなみに、左の写真は「タイリクバラタナゴ」
外来種です。一方、左の写真が「タナゴ」固有種で、
手のひらのうえに乗せて、その小ささを愛でるのが、
「たなごころ」です。









2020/05/03 9:06:01|お魚紹介
カジカは鳴かないよ!!
五月に入ったと思ったら、いきなり真夏の様な暑さです。
こんな時にいちばん怖いのは、熱中症です。
まだ身体が暑さになれていませんので、
どうか皆さん、水分補給をしっかりやって、
脱水には充分過ぎるくらい気を付けて下さい。

緊急事態宣言も、どうやら延長の様子。
うんざりするのも当り前ではありますが、
暑さにも、コロナにも、どうか負けないで!!

気休めにもならないかもしれませんが、
気分だけでも、
皆さんを真夏の涼しい水辺にお連れしたくて、
こんなお魚を、今日は紹介させて下さい。

写真のお魚を、皆さんご存知でしょうか?
カジカです。日本固有の魚ですが、
実は近年、大幅に数が減少して居て、
絶滅の危惧も一部のエリアでは、叫ばれています。
清らかな流れでないと、なかなか棲息できない為、
多くの川で、見られなくなってしまったのです。

見た目は、ずんぐりしていて、
チョッとユーモラスな姿ですが、この魚の釣りは、
夏の川の風物詩としても知られています。

今はほとんど見られなくなってしまいましたが、
真夏の夜、カンテラの灯りを照らしながら、
灯りに驚いて動くカジカを、短い竿と仕掛けで、
引っかける様にして釣る光景が、
日本各地にありました。

普段は、石の下でひっそりと暮らしていますが、
肉食性で水生昆虫や、小魚も食べます。
食味も美味しいので、釣る人もたくさん居たのです。

そして、夏の川と言えば、
もう一つ「音」として、欠かせないのが、
「コロコロコロ・・・」と、美声で鳴く、
カジカガエルの鳴き声です。

せせらぎの音と共鳴して、
郷愁を感じさせる響きなのです。

さて、カジカの名前がどっちにも付いていますね。
実は、カジカガエルって、
保護色で、周りの石に溶け込んでしまうため、
見つけるのは、至難の技です。

時に、川底の方から音が聞こえて来る様な感じもあり、
川底には、同じく保護色の、このカジカが居る訳です。
なので昔は、このカジカが鳴いているって、
思われていた様です。

でも、カジカは鳴きませんよ。
どっちの名前が先に付いたのか、
自分には分からないのですが、
日本の夏の川の、希少なW主役なのです。

今年の夏、もし川でキャンプができるようになったら、
カジカガエルの声が、皆さんの心には、
どんな風に、響くでしょうか・・・。

このカジカが何処で捕れたかは、秘密にしますね!!