鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/05/02 9:06:01|釣り用語の解説
ノッコミって何?
釣り人さん同士の会話を聴いていると、
時々、「ん」と、思う時ってありませんか?
釣りには、色んな専門用語があって、
意味が分からないと、まるで外国語を聴いてるような、
そんな錯覚に陥る時がありますよね。

釣りをより多くの皆さんに理解して戴いて、
科学的な見地を加えていくには、
この分かりにくい「釣り用語」を、
誰でも分かる辞典風に、解説するのって、
大事だよなあ・・・。って、思いました。

そこで、その第一弾として、
この釣り用語『ノッコミ』に、ついて解説します。

この言葉の響きから、どんな事をイメージしますか?
何となく「勢い」を、感じませんでしょうか。
「ノッコミ」は「飲み込み」を、
言い換えたものでしょうが、こうする事で、

どんどん飲み込む様に釣れる―
って、イメージが湧いたら正解です。
魚が飲み込むが如くエサを食べる時って、
どんな時でしょうか?

そう。産卵を控えて、卵に栄養を蓄えたい時です。
この時季は、魚の警戒感も薄れ、
エサが目の前にあれば、本能的に食べてしまいます。
なので、より釣れる確率が高くなる訳で、
釣り人さんは、こぞって「ノッコミ」が、大好きです。
そして、このノッコミ時季の特徴は、
より大きなサイズが釣れるの時季でもあるのです。

魚種によって、この産卵期(ノッコミの時季)は、
異なりますが、おおよそ春先から初夏にかけてが、
多くのお魚の産卵期で、特に鯛の仲間は、
秋に深場で体力維持をしていた個体が、
春のノッコミ期に備えて、浅場に移動して来るのです。

こうした移動の事も含めて、「ノッコミ」と呼びます。
4月中旬から5月頃にかけては、
マダイのノッコミの最盛期で、沖は大船団です。

一方、湾口付近に居る事の多いクロダイは、
マダイより少し早い、3月下旬から4月いっぱいくらいが、
「ノッコミ」に、当たります。

写真は、2年前に清水で釣った、
ダンゴ釣りでの釣果です。
大きい魚で45センチありましたよ。

どうですか。この釣れる時季のノッコミと、
魚の食欲の関係、それに移動のメカニズム、
科学的にどのように説明すれば、
エビデンスになり得るでしょうかね。

お知恵を貸して下さいませ!!







2020/05/01 9:06:01|トピック
『やまめ床』とあまご
文豪、井伏鱒二は、こよなく釣りを愛した文人です。
そして、嬉しい事にこの山梨に何度も足を運び、
釣りを楽しんでいた事で知られています。

彼が山梨に足繁く通ったのには、幾つも理由があった様です。
大きかったのは俳人として名高い、
飯田蛇笏と、彼の子息である龍太。
そして、甲府に疎開していた太宰治や芥川龍之介など、
錚々たる面々で、釣りを通じて親交があったそうです。

井伏の随筆『川釣り』には、
山梨の川の名前がたくさん出て来ます。
その中の一つに、『信玄の隠し湯』として有名な、
温泉街を流れる川に何度も通い、その町で、
やまめ釣りの名人と呼ばれる理髪店の店主と出会います。

そして、井伏はその理髪店に「やまめ床」と名付け、
店主との交流を深めたのだそうです。

ところで、この床屋さんがある町を流れている川は、
富士川の支流です。富士川は、日本三大急流の一つですが、
静岡県の富士宮市・富士市を抜け、駿河湾に注ぐ川です。

富士川でおおよそ釣れるのは、
おそらく、「やまめ」ではなくて、
「あまご」だっただろうと想像できます。

では、どうして「あまご床」では、
なかったんでしょうか?

山梨では、秩父山系を抜けて、
東京湾・相模湾に注ぐ川では、
おおよそ「やまめ」が棲息し、釣れています。

そして、境界エリアなので、共存しています。
見た目では、同じ様なパーマークのある、
そっくりさんの魚ですから、
どちらも「やまめ」で、一貫して呼ばれていました。

あまごは、パーマークの周りに鮮やかな朱点が、
散りばめられているのが特徴です。
が、パッと見た目には、そう変わりません。

今では、しっかり「やまめ」と「あまご」は、
分類されて放流もされていますが、
文化的な視点で捉えるならば、
もちろん異論は多くあるでしょうが、
個人的には、どちらでもいいなあって、感じて居ます。

それよりも、こんなに高名な文人が、
山梨と山梨の川を、こよなく愛してくれて、
多くの川で、無心に釣り糸を垂れていたって云う、
事実が嬉しくてたまりません。

きっと、写真で見る一見怖そうなお顔も、
釣っている時は、満面の笑顔だったのかなって、
川のきらめきの向こうに、思いを馳せるのも素敵です。

この大型連休、興味を持って下さる方がいらっしゃったら、
井伏の『川釣り』を、是非読んでみて下さい。

山梨の方なら、知ってるあの川・この川が、
たくさん出て来ます。

釣ってるお魚も、釣り方も色々で面白いですよ。







2020/04/30 9:06:01|レッツスタディー!!
これ、な〜んだ!?
分かりにくい写真で、ごめんなさい。
実はコレ、川底の石を撮影したものです。

少しでも分かりやすくなる様に、
露出を絞って、少し暗くしてみましたが、
石の表面に、幾つも筋が入っているのが見えますか?

確認できた人に、ここで問題です。
この石に刻まれた筋の正体を考えて下さい―。
って、云う問題です。

川で釣りをされる方なら、
おおよそ、「はは〜ん!!」と、
察しが付くとは思いますが、
そう。アレですよ!!
今日で4月も終わりですが、
5月になれば、コレがあのお魚がのぼる川には、
そこかしこに見られる様になる筈です。

ですが、今日はキッズの皆さんに考えて欲しい!!
この筋の正体は、な〜んだ!?

こすった感じに付いてますよね。
それと、右側に緑色したものが見えてますよね。

「もう、分かったかな!?」







2020/04/29 14:43:44|トピック
海洋汚染の始まり(マイクロプラスティック川から海へ)
写真は、全国どこにでも見られる様な都市河川です。
水門の周りには、多くのゴミが集まって来ています。
このゴミの中には、
プラスティック製の物も、数多くあるのです。

内陸の地域で暮らしていると、
このゴミがやがて何処に流れ着くのかを、
想像しにくくなってしまうものです。

こうしたプラスティックのゴミが、
割れたり、壊れたり、流れや日光に照らされ続けると、
小さな破片となって、川に流れ出て、
どんどん小さくなりながら、
やがて海に流れ込むのです。

そう。これが今、深刻な環境問題となっている、
マイクロプラスティックによる、
海洋汚染の一因となっている、
川からの流出の一つの証拠だと言えるでしょう。

そして、一見すると、汚れた水の中にも、
実は多くの魚たちが棲んでいます。
コイやフナ、モツゴ、ドジョウ・・・etc
そんな魚たちの住処も、こうしたゴミで汚されています。

釣り場にこの様に多くのゴミがあっても、
魚さえ釣れれば、平気ですか?
汚れた釣り場で釣れた魚を、可哀そうって、
思いませんか?

海洋汚染を辿って行くと、
この様な川に辿り着き、更に辿ると、
それぞれの家庭に辿り着くのです。

それは、釣り人ならずとも、
一人一人の意識で変えられる筈―。

こうした足元の自然から、
見直していきたいですね。
いつか街中の川でも、
気持ちよく魚釣りができるようにしたいですね。








2020/04/29 9:06:01|お魚紹介
イラっとしないでね!!
今日は、チョッと癒し系のお魚の紹介です。
この写真のお魚ちゃん、
何ともほっこりしたお顔ですよね〜

ステイホームも長くなれば、
やっぱり、大人も子供も、少なからずストレスは溜まります。
チョッとした家族の言動や、
お家の事、手伝ってくれない・・・・
って云う、イライラで、ついつい口撃しちゃったり、
言いたくない事、言ってしまいますよね。

と、云う訳で、どうかイラっとする前に、
このお魚ちゃんの顔を見て、
「まっ、いいかっ」って、やり過ごしてくれたら、
いいなあって思って、紹介します。

実は、このお魚ちゃん、
正式和名を「イラ」と、言います。

結構、大きくなるお魚さんで、写真の子は、
40センチくらいの個体ですが、
体の色もカラフルですよね。

主に割と浅場の岩礁地帯に棲息していますが、
釣れる大きさや場所によって、
姿・形がチョッと変わったりするので、
磯釣りの時、知らずに結構釣れてるかもしれませんよ。
写真のイラは2011年の秋に、
改正ソーラス条約の規制で、普段は入る事ができない、
静岡市清水区にある「日の出埠頭」を、
釣り人のために一日解放した時に釣れたものです。

この一日開放は、
定期的に続いているので、機会があったら、
事前に調べて釣りに行ってみて下さい。
普段は入れない場所なので、
毎回、色んな魚が釣れるみたいですよ。

ベラの仲間なので、口から細い前歯が、
突き出しているのも特徴です。

図鑑には、味は美味しくない―。
と、書いてあるのが多いのですが、

身質がやわらかく水分が多いので、
塩焼きなどには確かに不向きですね。

こう云うお魚は、皮を曳いてから、
味噌漬け・粕漬け・塩麹漬けなどにしてあげると、
美味しく戴けますよ。是非、お試しあれ!!

それより今日は、イラっとしないで、
ほっこり、まったり過ごしましょう。

まだ先は、長い!!
かもよ〜(^u^)/