鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2022/01/07 9:06:01|トピック
やっぱり大事なエビデンスと個体調査
おはようございます。

今日は七草
そして、人日(じんじつ)の節句の当日です。

かつては、この人日の節句に供された食事の事を、
(人日の)節会(せちえ)の料理と云い、
これが「おせち料理」になったと云う説が有望です。

一方、七草はおせちで疲れた胃を休め、
腸を整えるために、
春の七草を粥にいれて食す風習ですよね。
ちょっとややこしいかもしれませんね困った


ところで、三が日が明けると、
各地の市場では初競りが行われます。

そして例年、
某寿司チェーン店の社長が、

いったい幾らで一番マグロを落札するんだろびっくり

と、その落札額が大きなニュースになっていますよね。
でも、今年はさほどこの話題は盛り上がりませんでした

専らオミクロン株の急激な感染拡大が、
ニュースになっていますよね。

じゃあ一体今年は、幾らで誰が落札したんだろ
って、気になりませんか?

実は、今年の一番マグロを落札したのは、
あの有名な、社長ではなかったんです。

しかも、決して安くはありませんが、
例年と比べると、えっ、どうして悩み

って、耳を疑いたくなる様な、
落札額だった様です。

さて、気になるその落札額は―びっくり

キロ8万円、1本買いで1688万円だったそうです。
因みにそのマグロの目方は、211キロだとの事。

因みにコロナ禍で競り値が下がった昨年が、
1本2084万円だったそうですから、
更に2割ほど安くなったと云う事になります。

すしざんまいの初競り「ライバル」が、「1番マグロ」にこだわらない理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

この競り値を高いと感じるか、
安いと感じるかは、人それぞれでしょうが、

自分はやっと妥当な価格になったのではない
と、感じています。

おそらく、年頭のご祝儀を付けての価格ですから、
まあ大体1本、大間の釣りの本まぐろ(クロマグロ)で、
1000万円と踏んで、ご祝儀を乗せて入札したかと思います。

正直、「億」を超える競り値の方が異常だったと思います。
確かに、希少種とされるクロマグロの、
200〜300キロ級ですから、安かろう筈はありません。

おそらく、有名なあの社長が、
相応額以上に高額で入札をして、
マグロの値をつり上げていたので、

敢えてマグロの専門家は、競るのを止めた
と云うのが、ホントのところだと思います。

もっと云うと、
本当に「億」の価値があったかどうかを問われれば、
専門家はきっと首を横に振った筈―

「話題」「利」の、どっちを取るかで、
話題を取った寿司店が買った―
そして、「高嶺の花」と、
付加価値が付いた―。

それをマスコミも煽って、
世間が、一喜一憂していたんだと思います。

ところで、
近年、相模湾等でジギングによるマグロゲームが、
人気となっている事は、ご存じかと思います。

このブームの中で、
クロマグロが資源保護の観点で、
釣り禁止の対象となった事を、ご存じでしょうかびっくり

では、その釣り禁止は、
クロマグロの現状の個体数を、
きちんと示したうえでの禁止であったか―びっくり

と、云うと、必ずしもそうではなかった――。
と、云う見方があります。

何年か前、「地中海クロマグロ」の、
資源保護のため、国際的なルールの基で、
日本が漁獲できる量は、大きく減らされました。

殊、この海域での個体数を考慮すると、
その判断は、厳しくはあったものの、
仕方がない側面は確実にありました。

一方、日本沿岸のクロマグロの個体数はどうかというと、

よく分かっていない

特に釣り人は知らない

でも、多くはいないだろう

だから釣りは禁止で、個体数を調整する
と、云うのが表向きな見解だったと思います。

が、実はかなり回復している
と、云うのが、どうやら実情に近いとされています。

問題意識のある釣り人は、
正確ではなくとも、増えて居る実感はあると思います。

が、禁止と言われれば、
釣り人もやはり危機感を共有して、
協力はします。これは当たり前です。

が、問題だと感じるのは、
行政側(水産庁)にも、

科学的な根拠に基づいた個体数の把握

と云う、客観的なデータがない
もしくは、少ない―

要するにエビデンスがない

これが、最大の問題だと思います。

釣り人は
基本、釣れたらそれで嬉しい嬉しい訳で、

正直、全体の個体数の現状を、
知る必要性を感じていません。

だから、禁止と言われれば、禁止だし、
解禁と言われれば、「さあ釣ろう」と、
単純に判断をする訳です。

ですが、この様な状況は、
自分は決して好ましい状況だとは思えません。

漁業者にとっても、釣り人にとっても、
お互いにゆがんだ関係になってしまうからです。

漁業は、やはり正確なエビデンスの元で、
操業されなければならない
と思うのです。

それが、サスティナブルな漁業に繋がります。
SDGsが叫ばれる今、
漁業も持続可能である事が求められています。

釣りは遊びですから、
禁止なる事は仕方がない事で、

釣り人は、それには従うしかありませんし、
資源保護には喜んで協力したい立場です。

でも逆に個体数が、
増えすぎると魚価は下がりますよね。
これだと、クロマグロの付加価値は消滅します。

要は、マグロが増えることは市場の原理からすると、
現状の価格と反比例してしまうので、
漁業者にとっての利益は目減りする事になります。

それは嬉しい一方で、
収入面では現状より少なくなる事が予想されます。

そうならない様に、
釣り人がある程度のマグロを釣って、
最終の漁獲高を調整する事
は、
きっと可能なんだろうと思いますし、
釣り人は、喜んで協力するでしょう。

正確な個体数を知るために
手っ取り早いのは、
釣り人が実際に釣った魚にタグを打って、
再放流することで、移動の範囲をつかみ、
総体的な個体数を把握する事でしょう。

今こそ、漁業者はきちんとエビデンスを示し、
正しい数値を開示して欲しいところです。

そうしないと、より国際的にも、
日本の漁業が厳しい立場に追い込まれてしまう―
そんな気がしてなりません。

そして釣り人も
持ってる様々なデータを頭にしまっておかずに

日本の漁業のために
エビデンスとして示して欲しい
です。

釣り人は、「遊漁者」という、
ある意味、
漁業者だと位置づけられている訳ですから・・・

云いたい事がちゃんと伝わっているかな・・・

誤解されないか、ちょっと不安ではありますが、
日本人にとってマグロは大事な海洋資源だと、
云いたい訳ですグー

多くの釣り人は善人です。
日本の魚や漁業を守るためなら、
協力は絶対に惜しまないと思います。







2022/01/06 9:06:01|その他
戴いた年賀状に書いて下さった言葉
おはようございます。

お仕事始まった方が多いと思います。
が、また週末は3連休ですね。

でも、そろそろお正月気分お酒からは、
脱して下さいョウィンク

今日は、戴いた年賀状に書いて下さった一文に、
凄く勇気をもらった―
そんな話しをさせて下さい。

その方は、今は茨城県に住んで居られますが、
自分が出会った時には、
本県のある企業に勤務されていました。

で、自分がこの仕事を始めた直後、
コミュニケーション能力を高めたいと痛感し、
ある心理学の講座を受けに行きました。

その講座に偶然一緒に参加されていて、
以降、交流が続いている、
自分より少し人生の先輩の男性です。

自分が魚釣りが好きだと云う事は、
兼ねてからお話ししてあり、
渓流釣りの話しに花が咲いたり、

その講座で出会った他の仲間も一緒に、
旅行にも行った―
そんなお付き合いです。

定年退職され、地元に戻らてからは、
年賀状でお互いの近況などを伝え合っていたんです。

が、このお正月は、
自分がコロナ禍で仕事が激減したため、
年賀状を書き渋り、

元旦に賀状をお届けする事を、
躊躇してしまったんです。
戴いたら、返事を書こうと・・・

でも、ちゃんと元旦に、
その方からの年賀状が届いたのです。

そこに、こんな言葉が記されていました。

今は根魚だけど、今年は回遊魚になれるかな!?

と、そんな一行の手書きのメッセージでした。

その方が、
海釣りもする―

って、聞いた事がなかったので、
読んだ瞬間は、なんだ海釣りも始めたんだ―
と、軽く読んでしまったのです。

が、良く考えてみると、
これは今の自分に宛ててくれた、
非常に思い遣りのこもったひと言ではないか―

と、感激し、賀状が遅れたお詫びも込めて、
直ぐにお返事を書きました。

『根魚』とは、
きっと私の事だと思います。

昨年のお正月にも、仕事が激減し厳しい―よろよろ
そんな事を賀状に書いた記憶があります。

今は、根(海底にある岩礁の事)にいるんだろうけれども、

今年こそは、
回遊魚(カツオやマグロ、ブリなど)になって、
力強く泳ぎ出せよ―

と、きっとそういうメッセージなのです。

ユーモアセンスも抜群の方ですから、
きっとさりげなく、

今沈んでる私に、

沈んでる場合じゃないぞ、頑張れ!!

と、激励して下さったのでしょう。
コロナ禍を恨んでくすぶらず、
走りながら考えろ

マグロもカツオもブリも、
泳ぎをやめれば死んでしまいます。

一方、根魚はしぶとくはあるけれど、
ずっと底に居て、泳ぐ事をしません。

そう云う生き方もあるんだろうけど、
それを選べば、世界は広がらない―

その方は自分を見て、

根性があるヤツ―グー

と、云う事は理解して下さっている。

でも、お前はそれを承知で会社を辞めたんだろ!?
ならば泳ぎ続けなきゃダメなんじゃないか―怒り

きっとそんな叱咤激励が込められた一文なのです。

自分は返事の賀状に書き添えたのは、
根魚を卒業して「青物」になります
と、宣言しました。

だから今年は、止まる事を選びません。
失敗を恐れず、泳ぎ続ける覚悟です。

一行にこんなに力をもらったのは初めてです。

そこで、今日はカツオを添付の写真にしました。
もうすぐ、初鰹が黒潮に乗って北上を始めます。

目に青葉の頃には、
自分も若葉の如く再起できるように、
泳ぎ始めます拳

只、根魚の味の良さだけは、
残しておきたいですけどねウィンク

コロナなんかに負けてたまるかっびっくり





 







2022/01/05 9:06:01|読み物
不定期連載 第三弾 『じいじの糸電話』 Y
おはようございます。

冬だから当たり前ですが、
年が明けてから、特に寒いですねよろよろ

当方の自宅辺りでは、北風が吹き付ける、
「八ヶ岳おろし」が、ビュービューです。

が、冷えたら冷えただけ、
期待が持てる釣り―
それがワカサギの穴釣りですね。

さあ、年明け最初の読み物は、
『じいじの糸電話』の、6回目です。

クリスマスにお母さんから、
「あったかい服」を、買ってもらったちいちゃん。
お正月休みに、じいじと交わした約束を実行します。

それでは、第6話のはじまりです。

空気がキーンとはりつめたような、
さむいさむい朝でした。

じいじのうんてんする車の中でずっと眠っていたので、
どこに自分が来たのかまったく分かりません。

まだお星さまが出ていますが、
ちょっとだけ明るくなって来ました。

とにかくとってもさむくて、
はやくお日さまが出て来てくれないかなって思って、
じいじの後ろからついていきました。


「ちぃちゃん、じいじとちぃちゃん、
    いまどんな場所にいると思う?」


「うーん、わかんない・・・」

まだちょっぴり眠そうです。
そろそろお日さまが顔を出してくれてもいい頃ですが、
山がじゃまして見えません。

でも、だんだん明るくなって来ると、
ちぃちゃんにも、
どんな場所に自分がいるのかが分かって来ました。


「わあじいじ、氷だよ。氷の上にいるよ」。

毛糸の目だし帽から見えてるじいじの細い目が、
やさしく笑ってちぃちゃんを見てくれています。

だいすきな、じいじの笑顔でした。


「すごいでしょ。ここは、みずうみの上なんだよ」


じいじとちいちゃんが付いたのは、
山の中のとある湖―
湖面はしっかり凍っていますピカピカピカピカ

日の出直後が、イチバン寒い時間帯ですから、
防寒はしっかりしないとねチョキ

オジサマの冬装備には、
目出し帽は欠かせません。

きっと、防寒着の下には、
ラクダのももひきかな幸せ

さあ、これからどんな事が始まるのか
ワクワクが止まらないちいちゃんでしたハート







2022/01/04 9:06:01|釣り用語の解説
タタキ・タルマセ・キキアワセってわかる!?
おはようございます。

皆様は、今日から仕事始めでしょうか。
引き続き、ワーケーションの方もいるのかな?

働きながらバケーション
だからワーケーション
う〜ん、言い得て妙じゃスマイル

コロナ禍は、新しい働き方に光りを充てました。
いつか釣りをしながら仕事する
つりケーションなんてのも、
できるといいですね〜嬉しい

でも、完全に仕事の方が、
集中できなくなっちゃいますよねウィンク
やっぱり、無理か・・・

集中と云えば、
このお魚の釣りは、色んな意味で集中が必要です。

その釣りとは、
カワハギ釣りでございます。

ボーッとしてたら、
アッと云う間にエサが無くなってしまいます。
だから、常に集中、集中の連続ですよチョキ

先ず、エサ付けに集中―
使うのは、おおよそがアサリの剥き身です。
これが、なかなかムズい困った

大雑把に付けちゃうと、
エサだけ取られてアタリなし―
なので、集中して小さく、しっかり付けて下さいネ

で、最も集中を要するのは、
食わせるためのテクニックグッド

と、云う事で、
覚えて欲しい3つの言葉―

それが、
タタキ・タルマセ・キキアワセ
で、ございます。

この3つを状況に合わせて駆使しながら、
カワハギちゃんをゲットするんです。

では、どういう意味なのか解説しましょう。

先ずは、タタキです。
タタキは、「叩き」と表記すると分かり易い―
叩くのは、海底です。

カワハギの仕掛けは、「胴突き仕掛け」
仕掛けの一番下にオモリが付いた、
枝バリ式の仕掛けの事です。

なので、
タタキは、着底したら底を叩く様に竿をトントン・・・
好奇心が旺盛のカワハギは動く物に敏感です。

しかも、ホバリングもできるので、
この細かいタタキの動きにも負けずに、
エサを食う事ができるのです。

エサを揺らして、
イライラさせる事で食い気を誘うのです。

イメージはこんな感じ・・・
オモリを海底に着けたままの状態で、
竿先を小刻みに上下に揺らします。

10〜20回くらい揺らしたら、
ピタッと動きを止める。

これを繰り返します。
止まった瞬間にパクッ
これでアワセます。

続いては、タルマセです。
これも漢字で書いてみます。
「弛ませ」です。

タルマセは、余計に糸を出して仕掛けを弛ませる。
弛んだ糸にはカワハギは下向きになって、
エサを食べられます。

着底させる。弛ませる。
その分を間を置いて張る―

ここでパクッ
そこをアワセます。

そして最後は、キキアワセです。
この釣りが基本形―

着底する。糸の弛み(糸ふけ)を取る。
糸ふけを取ると云うのは、
弛んでいる部分をリールで巻き取る事です。

糸ふけがが取れたら
そっとオモリを底から離してみる
この動作を「アタリを聞く」と、云います。

アタリを聞いた
そしたら食ったパクッ
そこをアワセます。

活性が高い時は、
これだけで食って来ます。

その時の状況で、
釣り方を、どんどん変えてチョイスして
その日の食いパターンを早く掴んだ人が、
その日のカワハギマスターです。

なので、書き順は常に変わっていきますよ。
と、云う事で、

タタキ・タルマセ・キキアワセ・・・
呪文の様に繰り返せば、
あなたも肝パンのカワハギに出会えます

一度肝醤油の刺身を味わったら、
もうこの釣りから、あなたは離れられません。

つりケーションどころじゃないよお・・・ラブ

皆様、今年も楽しい釣りを致しましょう!!

あ〜、カワハギの刺身、食いて〜ヨダレ

お仕事、頑張ってびっくり

 







2022/01/03 9:06:01|その他
かまぼこの板でアート(小田原プチ旅行などいかが!?)

おはようございます。

新しい年が明けて3日目の朝です。
今日も、箱根駅伝が楽しみですね。

さて、昨日は小田原の名物「かまぼこ」の、
意外な原料のお魚を紹介させて戴きました。

この「かまぼこ」に、
ぴったりと寄り添う相棒と云えば・・・

その通り、
「かまぼこ板」ですよね。

昔からかまぼこ好きな自分としては、
かまぼこを切った後で、
板に残っているかまぼこの薄い座布団の部分まで、
味わいたいのです。

ケチくさい話しですが、
その座布団も包丁で綺麗に削ぎ落とします。
これ、美味しいんだあラブ

が、どうしても「板」は、残ってしまいますよね。
板は木製ですから、
食べ終わってお役御免で捨ててしまうのは、
何となく板に申し訳ない―
そんな気持ちになりませんか。

でも、この木製の板を活かすアートが、
実はあるんです
それが、「かまぼこ板絵」です。

左の上の写真がその板絵です。
どうですかびっくり

凄いクォリティーが高いですよね。
でも、この様な芸術性が高いものもありますし、
地域の子ども達が自由に板絵を描いて発表する―
そんな機会があるのも、小田原の特徴です。

以前、老舗かまぼこ店内にあるギャラリーで、
見たことがあるのですが、
それはそれは、素敵な作品ばかりでした。

前に妻と二人で行って、
結構な長い時間、見てましたね〜

かまぼこを買いに行ったのに、
板絵の方にハマっちゃった・・・困った

今もあるかどうか分かりませんが、
釣り好きさんには、
近くに割と有名な釣れる堤防もありますし、
お魚が美味しい食堂もあります美味しい

2枚目の写真が、その堤防です。
駐車料が要るそうです。

駅伝が終わったら、
小田原に旅してみると楽しいと思いますよ。

それにきっと、もうすぐ梅の花も咲いてきます。
一足早い春を楽しめますョグッド