おはようございます。
オミクロン株の出現で、
一昨日、外国人の入国を原則禁止する―
そんな水際対策を発表した同じ日に、
早速、国内で初の感染者が判明―
と、云うニュースがたちまち駆け巡りました。
そして昨日、新たな感染者も発表されました。
こうなると、
もう分かってたんじゃねぇの
疑いたくなってしまいますが、
とにかく感染が拡大しないことを祈るばかりです。
ところで、某生命保険会社が調べた
子どもの名前のランキングが発表されました。
結果、男の子で最も多い名前として、
植物の蓮(ハス)を意味する
「蓮(れん)」が、
1位だったそうです
確かに良い名前ですよね。
実は、この
「蓮」の字は、
単に花の名前の意味だけではないそうです。
その
花言葉から、
命名にうってつけな理由があるそうです。
蓮は、泥の汚い水の上でも、
大きくて美しい花を見事に咲かせます。
その花言葉は、
「清らかな心」「神聖」だそうです。
そして、
「汚れている環境でも、それに染まらずに清く生きる」
汚れなき者の象徴の様な存在である―
そんな理由で、人名漢字として人気が高まったそうです。
ところで、
水面に美しい花を咲かせている蓮の下の水は、
おおよそ水の動きが殆どない
池や
沼で、
確かに
水質以前に、綺麗な水の色ではありません。泥が交ざっているので、
「汚い」と、表現されても仕方ありません。
そして、池や沼の水の中は、
見えないだけに、
何がいるかって分かりにくい環境です。
そして蓮池の下にいる魚として、
良く知られているのが、上の写真の魚です。
何と云うお魚なのか分かりますか
この魚こそ、
『ライギョ(雷魚)』です
結構、コワイ顔した魚ですよね。
ナマズと並んで、
ルアー釣りで人気の高い魚です。
が、一方で
「外来種」として、
疎まれている魚でもあります。
原産国は、朝鮮半島から中国方面ですが、
日本に移入された経緯は、
諸説あって詳細は分からないようです。
が、
ライギョは、既に自分が子どもの頃には、
近所の川で釣れた事が度々ありました。
昭和40年代の事です。
自分は、
フナ釣りの仕掛けにたまたま食ってしまって、
ひとのしで切られる―
そんな経験がありますが、ルアーが普通にある今でも、
未だ釣った事はありません。
って、ライギョ釣りに行った事がないので、
釣れなくて当然なのですが・・・
では何故
蓮の花が咲いている池や沼には、
ライギョが潜んでいるのでしょう答えは簡単です。
エサになる生きものが居たり、
蓮池を利用するからです。
おそらく
イチバンのごちそうは、
カエルだと思います。
蓮のある池にはいっぱい居ますよね。
それから、
アメリカザリガニなんかも食いますし、
蓮の葉っぱに止まったトンボだとか、
そう云う昆虫も食べます。
時には鴨などの水鳥のヒナとか、
ネズミ・ヘビなんかも食べる様です。
蓮の池から、
顔を半分出して、
ギロギロと周囲を見渡しながら、
じっと獲物を探していますどうも、これは獰猛と云うのではなく、
臆病で警戒心が強いからこその、
ライギョの狩りの方法の様です。
コイやフナの稚魚も好物だと思います。
只、良く云われる在来種の絶滅―
の、様な事にはなっていません。
蓮の池って、なんか不思議な感じですよね。
怖い感じは全くないけれど、
なんだか、どこか異空間の様な感じがします。
蓮の花が綺麗な池や沼があったら、
きっとこの下には、コワイ顔したヤツが、
居るんだよなあ・・・
でも、それも自然なんだよなあ・・・
って、考えてもらえると有り難いです。
こうした外来魚も含めて、
その場所の生態系が保たれています。
生きものに優劣をつけることは間違っています。
全ての生きものは、一つの命の犠牲により、
繋がっています。
安易な駆除は論外の愚行だと、
自分は思っています。