北杜市小淵沢町の元FRP防水屋です。 といぅのはおもて向き。 実態は、落語とバイクとシャンソンと やしきたかじんが 好きな道楽オヤジです。社会人落語家『酔亭化枝(よってけし)』としても活躍中。落語・講演・読み語り承ります♪ 脳梗塞を発症して防水屋を廃業後は、移動スーパー「とくし丸」を北杜市内で開業。地域の皆さんへ恩返し中。
 
2015/04/04 20:03:29|明日のために
松本市総合体育館

今年度より、『Seiji Ozawa Matsumoto Festival』に名称が新しく変わった、
『サイトウ・キネン・フェスティバル』。

過去2年間にわたってそのフェスにおいて、マエストロ・小澤征爾の指揮で歌わせていただいた
会場に、思いがけず12年ぶりに、足を踏み入れさせていただきました。

本日、息子の大学の入学式が、同じ会場で執り行われたのです。

歌わせていただいた、といっても、それは一般公募による企画。
『1000人合唱』という催しに、たまたまオーディションに受かって、一団員として出させて
いただいたのでした。
半年以上、松本まで練習に通い、1年目は『第九』を、2年目は『カルメン』と『ナブッコ』を、歌わせていただきました。

2時間半を超えるクラシックコンサート。
「おとうさんが歌ってるあいだ、ボク、オシッコがまんできたでしょっ!」
そう言って得意げやった当時6歳の息子の大学の入学式を、まさかこの同じ会場で迎えることになるとは、夢にも思っていませんでした。

12年前、ワタシは正面の特設ステージに立っていました。
そのステージを、もちろん形は違うけれどもその晴れの舞台を、きょうはいま、客席から見つめている。
初めて座った2階客席から、この奇跡に、心から感謝せずにはいられませんでした。

どんなに暮らしがたいへんでも、子どもがいてよかった。
素敵なめぐり合わせを、ほんとうにありがとう。









2015/03/22 17:46:43|趣味まんだら
『第六回あたらし寄席』ご案内!
またひとり、家族が家を離れてゆく春でございます。
そんなことやあんなこともあって、例年にも増して多忙な3月、拙ブログへお越しの皆さまには、たいへんご無礼をいたして申しわけございません。

そのさなか、本日も、市内長坂町にございます、N公民館へ落語でおじゃましてまいりました。
いつもサポートしてくれてるカミさんが、今回は仕事の都合で同行出来ず、かわりに下の息子に
手伝わせての会。
仕込みの際に打ち合わせた内容も、いざ本番ではまったく覆されていて、いつのまにか飲食ありの会に変更。
高座の前を、お給仕の方がなんども行きかう、たいへんスリルに満ちた、滑り出しとなりました。
それでもなんとか、わかりやすい「ネタ」の力にも助けられ、徐々にヒートアップ。
最後は大爆笑のうちに、楽しくつとめさせていただきました。
N公民館の皆さま、ほんとうにありがとうございました。

そんなわけで、いよいよ来週末でございますっ!

『第六回あたらし寄席』が、東京都文京区におきまして、今年も盛大に開催されます!!
ワタシの出番は、今年は早めの午前11時25分頃から!
と、いぅことは、自分の出番までドキドキして落ち着かず、他の演者の皆さんの噺を楽しめないといぅ、ひじょうにツラい仕打ちから、今年は解放されるのですっ!!

演目は、どなたもよくご存知の、前座噺をかけさせていただきたいと思っております。
ただ、高座を降りた瞬間、もしかすると会場中から、袋叩きに遭うかもしれません・・・
そんな「よってけし」爆死の瞬間を、どぉぞお見逃しなくっ!!
第1ブロックは、午前11時スタートです。


『第六回あたらし寄席』
日時/2015年3月29日(日)
場所/不忍通りふれあい館地下ホール(東京メトロ千代田線「根津駅」徒歩2分)
   東京都文京区根津2−20−7
   (03)3822−0040
開場/AM10:30
開演/AM11:00(全高座終演予定〜PM6:00)
木戸銭/無料!!(カンパは大歓迎ですよっww)

年度末は『あたらし寄席』で、ゆっくり心の温泉に
ひたってくださいねっ!









2015/03/05 21:01:05|明日のために
子どもを叱るとき


子どもを叱るとき、子どもが小学生の頃は、
見せかけの、指導の成功率は9勝1敗。
そらそぉや。
子どもらにとっては鬼より怖い、頑固オヤジです。

ところが実際は、なんぼ叱ったところで、
結果的には1勝9敗やった。

その子どもが大学生になって、
叱る回数は、悲しいかなちっとも減らんけど、
能書きとか、理屈とかだけは身につけよって、
見せかけまで、なんと1勝9敗。

ただ・・・

実際は、3勝7敗くらいになった。

なんやかんや言いながら、
ほんのわずかでも成長してゆく子どもらに、

思わず、涙腺が緩くなる父親は、
まだまだ甘いですな・・・










2015/02/26 19:18:35|変態な日常
『櫻さくら』

先日の落語会で、たいへんお世話になった地区の皆さんから、素敵な花束と一緒に、
じつはお酒も頂戴しておりました。
それがあまりに美味しいお酒だったため、ぜひ、拙ブログをご覧の皆さまにもご紹介させていただきたくなりました。

日頃より、辛口好みのワタシは、地元北杜市の蔵元「七賢」を好んで味わっておりますが、北杜市には、もちろんほかにも蔵元がございます。
なかでもその代表格といわれるのが、大泉町にございます、「谷櫻酒造」。

甲斐駒ケ岳の伏流水で育まれる「七賢」に対して、
こちら「谷櫻」は、八ヶ岳南麓の伏流水を用いて仕込まれます。
冷酒など、むしろ「七賢」よりも「谷櫻」のほうがなんとなく相性が良かったのですが、
それでもワタシにとって「谷櫻」は、わりと甘めのお酒という印象がありました。

ところが、このたび頂戴した『櫻さくら』は、ひとくち頂いて、おもわず唸りました。
「七賢」にすっかり慣れているワタシには、やはり少し甘いようにも感じられたのですが、それが意外にすっきりとして、芳醇な香りとともにのどごしも素晴らしく、いっぺんに気にいってしまいました。

日本酒度とか酸度によって、感じ方が変わるそうですが、そんな専門的なことはわかりません。
けど、灘の酒の本場・神戸で育ったオヤジですから、旨い酒にはびびっとくるんです!

あわせて、せっかく美味しい日本酒をいただいたのだから、ワタシに美味しく味わってほしいと、キビシイ家計をやり繰りしながらカミさんが、新鮮な魚の刺身をそっと添えてくれました。

折しも、地元の情報紙『なないろ』で、「谷櫻酒造」が特集されていました。
蔵元の本物を追及する情熱が、ひしひしと伝わってきました。
取材なさった方の、伝えようとしたのはこの味だったんですねっ。
ちなみに、とんねるずの木梨さんと安田成美さんの結婚式では、鏡開きで使われたそうですよ。

「谷櫻酒造」には、蔵人が精魂を込めた銘酒が、ほかにも数多くございます。
山梨の方もそうでない方も、機会があればぜひ一度、ご賞味くださると嬉しいです。










2015/02/22 10:27:00|趣味まんだら
楽しんでいただく、幸せ
昨日は、市内大泉町にございます、J公民館で開催されました「はつらつシルバーの集い」に
お邪魔してまいりました。
2月半ばにもかかわらず、ぽかぽかとたいへんあたたかい陽気の中、30名近くのお客さまに
お集まりいただくことができました。

じつは、このところ心痛む事件や事故が多く、また、横暴な現政権の行く末を憂いて、なかなか
落語を演じる気持ちになれなかったのですが、こちらの会は、昨年末からご依頼をいただいていたこともあって、せいいっぱいつとめさせていただこうと、心を奮い立たせて参りました。

おかげさまで、お世話役の方々の細やかなお心配りや、たいへんお元気ではつらつとなさった
シルバーの皆さんに、最初からぐいぐい調子に乗せていただいて、とても楽しくつとめさせていただくことが出来ました。
裏方を手伝ってくれていたカミさんも、こんなにどっかんどっかんウケるのは、久しぶりやね!と、あとでしみじみ申しておりました。

高座終了後、急遽設けていただいた質問コーナーでは、落語にたいへん造詣の深くていらっしゃるご婦人から、もったいないくらいのお褒めの言葉とともに、貴重なお叱りも頂戴し、もっともっとお客さまに心から楽しんでいただけるよう、ますます精進しなければと、身の引き締まる思いも
いたしました。

振り返ってみれば、元気づけていただいたのは、私たちふたりのほうでした。
J公民館にお集まりくださった皆さま、
これからも、ますますお元気に、楽しくお過ごしくださいますよう、心からお祈りしております。
ほんとうに、ありがとうございました。


写真は、高座の様子・いただいたお花は、玄関に飾らせていただきました