北杜市小淵沢町の元FRP防水屋です。 といぅのはおもて向き。 実態は、落語とバイクとシャンソンと やしきたかじんが 好きな道楽オヤジです。社会人落語家『酔亭化枝(よってけし)』としても活躍中。落語・講演・読み語り承ります♪ 脳梗塞を発症して防水屋を廃業後は、移動スーパー「とくし丸」を北杜市内で開業。地域の皆さんへ恩返し中。
 
2014/08/20 23:00:36|変態な日常
夏休みの想い出・その2
くどいよぉですが、ワタシのではありません。
お次はどアホの息子です。
この春、高1になって、夢や希望や部活動に邁進するんかと思いきや、
ボォ―――っと魚の腐ったよぉな目ぇをして、そこらをウロウロ徘徊してる夏休み。
あんまり目に余ったんで、いっぱつドヤしつけたりました。

そしたら急に、旅に出たいと言いだして。
日本海を見に、小淵沢の自宅から、歩いていくんやと・・・。

そら確かにワタシも遠い昔、「旅人になりたい」と言って、今のカミさんをとりこにした男です(爆)。
アカンとは言わんけど、それにしても準備が足りな過ぎるやろっ!!
それでも今のコイツには、なんでもえぇ、夢中になれるもんが必要やと思い直し、急遽、計画作成のサポートはしてやりました。

ただ、その計画を実行するのは本人です。
カミさんはもぉ、めっちゃ心配でおろおろしてたけど、ここは父親の仕事です。
想定される様々な危険に対するレクチャーと、道中のフォローは引き受けました。

そして本番。
初日と最終日だけは晴れましたが、5泊6日の道中、あとはほぼ雨。
とくに終盤、息子の歩く地域に、連日大雨警報が発令され、それでなくても山道なんで、土砂崩れやら落雷やら、ルート脇を流れる河川の増水やら、正直、気が気ではありませんでした。
有事の際にはいつでも出動できるよう、毎日無事に息子が宿に着くまでは、大好きなアルコールの液体も我慢。

それもこれも、息子はなんとか自力で乗り越え、いよいよ最終日。
新潟・糸魚川海岸をゴールに設定してたんですが、いちお親なんで、息子のゴールくらいは見届けたろと、先回りして待ちかまえました。

来た来た来よった、アホの息子!
よぉ頑張った。
見た目はあんまり変わってないけど、きっと中身は成長したことでしょう。
カミさんと2人でこしらえた小旗を振って、延べ行程約200kmの徒歩の旅は、無事にゴールを迎えました。

じつはこの日、息子の歩いた道を、ワタシ、バイクでトレースしながら新潟に向かったんです。
「こんなとこ歩いたんか」「あっぶねぇ、どうやって歩いてんっ!?」
何度もそんな思いをかみしめながら、時折、胸が熱くなりながら、しょぉがないから途中でアイスクリームで冷やしたりして、先回りしたのでした。

無事に旅をコンプリートさせた息子の第一声、「泳ぎてぇっ!!」
ワタシ、「んじゃ、泳げば」

もちろん水着なんかありませんから、服を脱ぎ捨て下は短パンで、豪快に日本海へダイビング!
と、思ったら、「しょっぺぇっ!!」
あたりまえやん。海ですから。

散々大騒ぎしながら、旅の疲れをぜんぶ海で、洗い流してるよぉでした。

ささやかでもまったくかまわない。
今回の旅が、彼の自信につながることを、心から期待しています。


写真は、出発時と、ゴールの様子。










2014/08/19 23:59:38|変態な日常
夏休みの想い出・その1
もちろんワタシのではございませんよっ。
夏だろぉが冬だろぉが、働くときは働くのです(キッパリ)。

まず初めは、アホの娘。

台風17号が直撃しよぉというさなか、その高知へわざわざ出かけて行くという大暴挙。
所属する大学のよさこいチームで、「第61回よさこい祭り」に出場するためやったんですが、それでも親のスネかじって学校へ通わせてもらってる身。
「えぇかげんにせぇっ!!」っと、一時は引きずってでも連れて帰ろぉと思ったんですが、先発隊の受け入れ態勢や、常宿のホテルの対応を確認して、最終的には黙認することになりました。

案の定、まともに高知を台風が襲い、前夜祭は中止。
ところが本祭は、まだ台風の名残りの消えないなか、可能な限りのセッティングで開催!

130名を超える、若い集団の熱意が天に届いたんでしょうね・・・。
なんと本人たちいわく、関東のチームとしてだか、学生チームとしてだか、初の快挙となる、『審査員特別賞』に輝きよりましたっ!!
おかげで後夜祭でも踊る機会を与えていただき、完全燃焼出来たそうです。

以下、その時の映像です。
ぜひ、お楽しみいただけたら幸いです。









2014/08/02 0:44:37|変態な日常
真夏の夜のおばけ話

なんだかここんとこいっぱいいっぱいで、事前告知させていただけなかったんですが、
今夜は、地元の短大の会場をお借りして、「おばけ話の会」に出演させていただきました。
ご一緒させていただいたのはもちろん、日頃から大変お世話になっております、
児童書作家の「杉山亮」さん!
いつもがっつり怪談をやってくださるので、こちらはイロモノで笑っていただければ良いといぅ、怖がりのワタシにとっては、とってもありがたいポジショニングなのですっ。

いつもお借りしている図書館が耐震工事に入ったため、初めての会場で不安だった集客も、ふたを開けてみたら半数は小学生のお子さんという、80名近いお客さまにお集まりいただき、さらには会場にお借りした短大の学生さんたちもたくさん聴きに来てくださって、とっても良い雰囲気の中で演じることが出来ました。

今回のネタは「ろくろ首」。
お客さまの前でかけさせていただくのは、2回目です。しかも覚えてからまだ2週間ほどしかたってないといぅ・・・(爆)。
「小三治師匠で聴いたことあるよ♡」といぅ、杉山さんの愛のプレッシャーを励みに、何とかがんばりましたっ(汗)。

やっぱ、子どもたちって素晴らしいですねっ。
子どもたちのおかげで、どんどんリズムに乗せていただいて、最初は反応薄かったような気がしたオトナの皆さんも、サゲではほんとうに素敵な笑顔をプレゼントしてくださいました!

責任重大な杉山さんの前座、今回はきっちり果たせたかなっ!?と、ちょっとホッとしております。

おはこびいただいたお客さま、会場を快く提供してくださった帝京学園短大の皆さま、主催の北杜市小淵沢図書館の皆さま、ほんとうに、ありがとうございましたっ!









2014/07/19 17:51:49|趣味まんだら
5日間でネタおろし(泣)
きょうは、知的障がいをもつ方々の自立支援をなさっている、福祉施設にお邪魔してまいりました。

こちらへ呼んでいただくのは、今年で3年目になります。
様々な個性をお持ちの利用者さんがいらっしゃるので、1年目は、ネタ選びから時間配分も含めた
構成まで、職員の方々にアドバイスをいただきながらも、手探りの高座でドキドキしながらつとめさせていただきました。
けど、3年目ともなりますと、生来のずうずうしさが頭をもたげて、ちょっと欲が出てまいります。
もっと利用者さんにウケたいなっ!ネタも、季節感のあるものでお楽しみいただきたいなっ!なんて思うよぉになった。

これがあとあとワタシの首を絞めることになるとも知らずに・・・。

さらに。
この梅雨時の微妙な時期、本業との兼ね合いもあって、ぜんぶはご報告できなかったんですが(汗)、ここひと月の間に五つほど高座のご依頼をいただいていたため、そちらの準備も周到に整えないといけません。
そんなこんなで、本日かけるネタが決まったのがなんと四日前の火曜日。それも新ネタのネタおろしです。
ほとんど徹夜で台本を起こし、自分で喋って録音して、時間の限り聴き倒しながら、ぎりぎり本番に間に合わせたといぅ、絶体絶命の状況でございました・・・(大汗)。

マクラべつで約16分ちょっとの噺やったんですが、たった5日間でネタおろしまでやったのは
もちろん生まれて初めて。もぉ、こんな怖い思いは二度としたくありませんっ(泣)。
ワタシって、つくづくドMなんやろかっ!?と、情けないやら呆れるやら・・・

出来のほぉは、いかがだったんでしょうか?
もちろん笑ってくださった方、おもしろかったよ!とお声をかけてくださった方もたくさんおいでやったんですが、ワタシとしてはもぉ、なんとかオチまでたどりつかなければっ!と、すこし余裕が無かったよぉに思い、ずいぶん反省をいたしました。
会のあとのお茶の時間でも、ツーショット写真を撮ってくださった利用者さんも何人もいらして、どうにか最低限のつとめだけは、果たせたように思います。

『白州いずみの家』の皆さん、楽しい時間をご一緒させていただいて、
ほんとうにありがとうございましたっ!!


写真は、
左/時には音楽ホールにもなる、音響効果の素晴らしい会場
右/利用者さんが、ひとつひとつ心をこめて手作りしてくださった、たいへん丈夫で素敵な
  マットやクッションと、ルバーブジャム(お手製のヘラもついてます!)。
  落語会のお礼にプレゼントしてくださいました!もちろん販売もなさってますので、
  ご覧いただいてる方も、よろしかったらぜひ御購入くださいねっ!!

※お問い合わせは 白州いずみの家HP  まで!










2014/07/16 4:56:29|変態な日常
50歳
去る14日、無事に50回目の誕生日を迎えることが出来ました。

人は10年ごとの節目に、その10年間の歩みの審判が下る。
ずっとそう信じて生きてきたワタシにとって、50年の節目は、たいへん緊張する瞬間でした。
過去には実際、大きな試練にみまわれた節目もありましたから、とにかく何事も無く、静かに過ぎてほしいと、心から願っていました。

もちろんいつも通りに現場で汗を流し、よけいなイベントは一切設けず、夜、いつも通り
家族と一緒に過ごしました。
唯一いつもと違ったのは、お祝いの酒。
蔵開きの利き酒でしか味わったことの無かった、七賢の『中屋伊兵衛』を奢ったこと。
50年の、節目ですもんね。
カミさんとふたりで、かるく一本空けてしまいました。

息子たちも顔をそろえ、離れて暮らす娘からも電話がありました。
カミさんの妹からはお祝いの品が届き、赤坂で洋菓子店を営む義姉夫婦に至っては、前日わざわざ東京から、誕生日の近い息子とワタシのために、ケーキや貴重な地ビールまで届けに来てくれました。

家族の前で、小さな抱負を述べたあとお開き。

最愛のカミさんがそばにいて、子どもたちがそばにいる。
なんでもないことの幸せを心からかみしめ、それがなによりも嬉しかった、
50回目の誕生日でした。

みんな、ありがとう。