32年前、天野祐吉さんが編集長をされていた『広告批評』1982年6月号に掲載されたものです。 コピーは糸井重里さん、デザインは浅葉克己さん。
32年前と言えば、まさにワタシが陸上自衛隊に所属していた時期。 こんな反戦広告が作られてたんですね。
もちろんワタシだって、戦争がしたくて自衛隊に入ったわけやありません。 万が一戦争が始まったら、もし出撃命令が下されたら、 「ぜったい脱走する」って、考えてました。
・・・だって、『とにかく死ぬのヤだもんね』 糸井重里さんが考えた、もうひとつのコピー。
ほんまそのとおり。
だけど。 いまは違う。
ワタシはもぉ戦場でも、クソの役にも立たんくらいトシくってしもたから、徴兵されることも無いやろけど、ウチの息子たちや、これからの若者たち、よぉく考えてください。
わざわざおせっかいに、他国の戦争に参加することになった自衛隊に、知らない国で殺されるかもしれない自衛隊に、誰がこの先喜んで入隊しますか?
つまり、戦争に加わることがデキても、どんどん兵力が落ちてゆくのです。 すると、浅はかな、きかんぼうの総理大臣はどぉするか? 徴兵制度を復活させるしか、道は無いのです。
大事に育てた息子たちを、子どものいない総理に殺されてたまるかっ!!
昨日から、ウチの車の後部にこのポスター、貼ってます。 きょう、軽トラにも貼ったった。 理屈をこねるつもりはありません。 とにかく、ひとりでも多くの人の目にとまり、 ひとりでも多くの人に、考えてもらいたい。 なにより、ぜったいに、忘れ去らないでいただきたいのです、狂った独裁者の暴挙を。
こんな車をころがしてれば、世のなか賛同者ばかりではありません。 あおられることもあるでしょう。 からまれることもあるかも知れません。 それくらいの覚悟は出来てます。
そんなことよりこの二日間、看板背負って走ってて、気がついたことがありました。 ひとつは、たいていの後続車が、めっちゃ車間距離、開けてくれるよぉになったことなんですが、 もぉひとつは、意見の違う連中の、言いがかりのつけ入るすきが無いように気をつけてたら、知らん間に、めっちゃ安全運転になってましたっ(笑)。
・・・ただひとつ心配なのは、この車で仕事に行きますんで、得意先からクレームがつくこと。
めっちゃ考えたんですが、誠心誠意、真心こめて仕事はさせていただいてます。 技術ももちろん、最高品質のものを提供するように、日頃から心がけています。
ワタシの売ってるのは、技術です。魂まで売ってるわけやない。 こぉ言うと中には、「お客さまの満足」はどぉするねんっ!?って言われる方もいらっしゃる。
ごめんなさい。 もちろん、誠心誠意、意図を説明させていただきますが、それでもご理解いただけないお客さまのお仕事は、キャンセルしていただいてかまいません。
目先の仕事も大切ですが、それよりも、ウチの子どもたちを含め、未来を担う若者たちの行く末のほうが、ワタシには、もっと大切なんです。
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