 「?」が「??」となって「???」となって、半ば憤りに近くなって、「時々こういうことが強行されるよな」と思う。 それは地デジ化という件だ。 電波が足りなくなるとか、情報が多く送れるようになるとか、様々に言われるけれども、こんなこと、国民の、誰が、いつ、頼みました? それとも、私が知らないだけで、誰かが強くお願いしていたの? これが本当に必要だという詳しい説明もなく、来年7月には今のテレビは見えなくなります、と一方的な通告という印象である。 これはいつから広報していたとかの問題ではない。 きれいに映るんだからいいではないか、という問題でもない。 「一方的」という問題だ。
いつの間にか、我が家のボロテレビの右上には、「アナログ」と文字を入れるし、画面の上下には、「これは見られなくなるから、はやくなんとかしろ」的な文字が勝手に入る。 誰が、いつ、うちのテレビに、こういう文字を入れていいと言いました? 電波ジャック、表現の規制なんて、いとも簡単ということですな。
以前にも同じような憤慨をしたことがあって、それは公文書の版型のことだ。 ある時から、急に、書類はB5、B4の紙型を止めて、国際基準のA3、A4でやりなさいときたもんだ。 そうして、公文書から公的な刷りものはすべてこれに則るようになった。 したがって、美濃紙以来の伝統ある、日本の美しいB4版型を基準とした版型の体系をかなぐり捨て、文書も、したがってコピーもA4系列に、雪崩を打つように変わっていった。
その時にも、地デジにも感じたことだが、結局、どこかからの圧力で、国民に金絞り出させようってことだろ、内需拡大ってことだろ、と思わざるを得ない。 でも、一時しのぎのこれが、本当に経済活性化に役立つんですか?
いっそ、こういう風潮にはいっさい与しません、テレビも見ません、とやればいいのだが、それをやると、今や、情報やアメニティの谷間に落ちたように、あらゆることが不平等と自己責任を問われる仕組みだ。
結果、従順で貧しいこの国の国民は、電気屋に飛んでゆき、「エコポイントがつくうちに、ナントカ」とあわてて、テレビを買い換えることになる。 何か変で悔しいが、我が家も例外ではない。
前政府が、ガソリンを一時的に値下げして、また、元に戻すという、国民を愚弄するにもはなはだしいやり方をした時、暴動が起きるんじゃないか、と思ったけれど、何もなかった。 自分も起こさないのだから、これは遠吠えみたいなものだが、こういう、気づかないうちに「長いものには巻かれろ」的な卑屈な思考や行動パターンをとっていて、天皇制や戦争犯罪といった大情況にばかり食ってかかってもまったく仕方あるまいと思うのだ。 大情況の変化にも、これじゃ、下手に協力することはあっても、歯止めをかけるなんてことは、できやしない。
なんか中国や北朝鮮ばかり呆れていれば済むという問題ではなさそうだ。
お調子もんのメディアなんてとっくにあてにならないし……。
まったく、何か変で、悔しい!! |