新聞、雑誌等に書いたもの、どっかでしゃべったこと、書き下ろし……の置き場です。 主に文学・歴史関係が多くなるはずですが、何にでも好奇心旺盛なので、どこまで脱線するか?!。 モノによっては長いのもありますが、興味のあるところから御覧下さい。
 
2010/12/10 14:51:24|出版「猫町文庫」
雑誌「猫町文庫」1月初旬刊行へ!
雑誌「猫町文庫」の校正の最終段階になっている。
入稿、校正(1〜3校)のペースが、なかなか全執筆者で揃わず、ここまで来てしまった。
まことに悔しいことだが、仕上がりは年明け早々となる。
維持会員から会費をいただいているのだから、ここに書く者もアマチュア同人誌的な意識は捨て、きちんとしなければならないと思う。

ただ、ボリュームは158ページ。
相当読み応えがある。
再度、第2集の内容を自慢しておこう。

「三つの希望」スズキシン一

《エッセイ》
「映画『俺たちの世界』以前・以後」中島良
「『生』の魅力─美術をめぐる雑感」石川博
「ギターと歩む」@相川達也

《小説》
「黒沼の舟」三神弘
「ルネの贈り物」和田ゆりえ
「仲人屋」水木亮
「人生相談」水木亮
「核シェルター‡シナリオスクール」朱鴉更紗

「ラノベ掲載に寄せて」猫町文庫編集部

《エッセイ》
「清さん、君の名は」磯部敦
「太宰文学研究家・長篠康一郎のこと」@〜出会いから腰越事件まで〜橘田茂樹
「子どもの読書活動推進について−中高生、そして、大人になっても、本が読み続けられるために」福岡哲司

《資料紹介・翻訳》
「深沢七郎への旅」A作家以前・〔追想1〕〔追想2〕太田孝/注・福岡哲司
「ミハイル・ブルガーコフ宛パーヴェル・ポポフ書簡集」(1)解説/訳・石原公道
「中村星湖文壇回想集A詩人独歩と語る」中村星湖/注・福岡哲司
「李朝の陶磁」浅川伯教/解説・飯野正仁

「あの街この人(セゴビア・スペイン)」「新刊旧刊」「ああ、ロマン文庫!」「本の一気通巻:歴史の中の芸能と差別@」「資料展など」「『猫町古本市』に街なかの〈縁先〉を見た」 「文芸誌『猫町文庫』のご案内」

表紙:スズキシン一/扉:韮崎市・水上写真館

現在、予約受付中だし、維持会への参加も募集中だ。
詳細は文芸「猫町文庫」のHPをご覧いただきたい。

福岡にご連絡いただいても、もちろん、結構です。







2010/12/09 14:45:24|甲斐の夜ばなし
浅利与市、戯れ心を悔いる
 源平の合戦に手柄を立てた浅利与市義浅は弓の名手として知られておりますが、とりわけ遠矢の達人でございました。

 ある日、与市が小高い丘の上の矢場から眼下の一丁畑を見下ろしますと、一羽の白鷺が餌をついばんでいるのが目に入りました。
与市はたわむれ心を起こして、鷺に狙いを定めて弓をきりりと引き絞りました。
果たして矢は見事に命中、鷺は畑にぱたりと倒れました。
すぐさま勢子に獲物を取りにやらせると、一丁畑では白い野良着に白手ぬぐいの頬かぶりをした一人の早乙女が息絶えているではありませんか。
それも股間の大事なところを射抜かれて……。

 見誤りだったのか、娘は鷺の化身だったのか定かではありませんが、与市は己の戯れ心をたいそう悔やんで、その地へ女陰の形をした石を祀って早乙女の無念を懇ろに慰めたそうです。

 それからというもの、思う娘を射止めたいと思う若者は、この女陰石に棒をつっこんだりくすぐったりして祈ると願いがかなうと言われたということです。(中央市)

写真は山梨県中央市大鳥居のシルクの里公園







2010/12/09 14:33:24|深沢七郎
深沢七郎を偲ぶ宴
暮れの恒例となっている「深沢七郎を偲ぶ宴・エレクトリック楢山節」(第七回)が開かれる。 時:12月29日(水)午後6時半会場、7時開宴会場:甲府桜座  甲府市中央1-1-7 055-233-2031 内容:三上寛×戌井昭人対談、三上寛ライブ会費:前売3,000円、当日3,500円 七郎の残した注文ギター「漣」〈一昨年のこの会で三上はチューニングにてこずったが、どうにか1曲弾いた)に今年もチャレンジするようだ。また、首尾よく音が出るか出ないか、はらはらさせられるだろう。 三上は深沢が放浪を終えて埼玉に定住する頃の「ミュージック」上の知人。一昨年、この会で、私も三上と対談して、七郎が甲府柳町の本陣家の親族である話をして、驚かせた。 戌井はパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」主宰で、筑摩の選集「深沢七郎コレクション」の撰者でもある。







2010/12/08 19:36:31|グルメ
洋食みしな
いつも人通りの多い二年坂。
時間によっては、「みしな」も入れずに諦めることもある。
でも、ここのオニオンスープも、ビーフシチューも、しめのお茶漬もたまには食べたいjじゃないか。

親父さんは亡くなった。

いろんなところで紹介されるし、あんまり混んでほしくないけれど。
小さい店だからなー。
地元のひいきも、さぞ不便をしていることだろう。

イノダ珈琲の後でも、前でも。

洋食みしな







2010/12/08 19:20:05|樋口一葉
一葉を考えるためのフレーズ(8) 一葉の第一印象
一葉を読んでみて、彼女の短い生涯、その心の有り様を見るとき、どうあっても見過ごしてはいけない、
と私が考えるフレーズを抜き出してみました。

 三指(みつゆび)で畏(かしこま)つてろくろく顔も上(あげ)ず、昔の御殿女中がお使者に来たやうな有様で、万に一つも生意気と思はれますまいか、夫(それ)のみ心を砕かれるやうでありました(半井桃水「一葉女史」四十年六月・中央公論)

図版:下村為山筆「一葉像」