新聞、雑誌等に書いたもの、どっかでしゃべったこと、書き下ろし……の置き場です。 主に文学・歴史関係が多くなるはずですが、何にでも好奇心旺盛なので、どこまで脱線するか?!。 モノによっては長いのもありますが、興味のあるところから御覧下さい。
 
2011/03/19 20:19:13|出版「猫町文庫」
樋口一葉記念館、無事!!
 東京台東区の樋口一葉記念館の協力会のHさんから電話がある。
遠方から電話があると、被害はなかったか聞きあうことが、このところの習慣になっている。
若干の展示のずれなどはあったものの、大きな被害はなかったという。
まずまず幸い。

 去年、私が刊行し、同館のミュージアム・ショップにも置いてもらっていた「樋口一葉を歩く・山梨編」の年度末の精算をしたいと言われる。
ボランティアさん方の学習資料にもお使いいただいた。
ありがたいことだ。
ボランティアさん方が山梨の関係地を見に来たとき、ガイドしてくれるかというので、都合がつけば喜んでする、とお答えしておいた。

 一葉日記の見直し、校正も、なにしろ分量が多いのと、自分のせいでやや滞っている。
あわて得る仕事ではないとはいえ、人生の整理期、仕事を止まってしまったらいけないだろう。
明治24年からの一葉日記には濃尾大地震の記述も出てくる。
仲のいい友人の江崎まき子(旧姓乙骨)が、岐阜に嫁いでいて、情報が入らないことに、一葉は泣きの涙で数日を過ごしている。
120年後の今も、情報の混乱ぶり、ひどいデバイド(格差)は余り変わらない。

 花巻の宮沢賢治記念館、石川啄木記念館、山形分だが上山の斎藤茂吉記念館、高村光太郎山荘などどうなっているだろうか。
もちろん、各地の県立図書館、その参加の市町村立図書館は。
図書館、博物館、美術館、ホールなどの指定管理者による運営などが進めば、金銭的なコスト削減でそういう管理体制をとっているところが多いのだから、今回のような想定外の甚大な災害に対するリカバリーは可能なのかどうか、とても案じられることである。
このような文化施設、社会教育施設もライフラインだということを、頭の隅っこに。







2011/03/19 0:42:37|その他
停電の夜に
 人工の照明のない久々の暗闇。
表に出たら、思いがけないほど明るい月夜と星空。
これを体で受け止めたのも久々だ。

 それにしても、上空から観た福島第一原発。
どこかで見た光景だった。
多国籍軍の空爆後のイラクのがれきの山。
生きている間に、このような光景を、国内で、平和利用の名の下に目の当たりにするとは思わなかった。
「安全神話」はやはり「神話」に過ぎなかったのだろう。

 神が人に与えたもうた、いや、人が手にした三番目の火。
三番目が、モーゼもプロメテウスも想像だにしなかった、最も呵責のないものだった。
現場の者たちは、その火に生身をさらし、日に夜をついで奮闘してくれている。
悪魔のような火を相手に。
私は彼らの無事と事態の鎮静を祈ることしかできない。

 いつか、明るい月光を安らかな気持ちで身に浴びたいものである。
人の手に余るエネルギーもスピードもボリュームは、もう要らない。







2011/03/17 10:11:35|出版「猫町文庫」
更新!! 出版猫町文庫サイト
新刊書の刊行に伴い、出版猫町文庫サイトを更新しました。







2011/03/17 9:07:13|本・読書・図書館
出ました!! 「図書館が元気になれば学校が変わる」
 都留文科大学で私の講座の受講者の一部と私とのコラボでこしらえた本ができた。
その名も、
「図書館が元気になれば学校が変わる」
質素な体裁だが、A5横組み264ページという充実ぶりだと自画自賛しておく。
関係者にお配りするほか、主に大学の講義で使うが、一部、書店販売、通信販売する。
ご関心の向きはご連絡、ご覧のほどを。
出版猫町文庫のプレハブは身動きがならん。
それにしても、佐川急便さん、よくぞ届けてくだすった。
内容は次の通り。

目 次
 はじめに
 学び
図書館を使って学ぶことの意味 高校と大学の「学び」 系統主義・経験主義 「調べ学習」と図書館 教師として生きること 子ども主体の「学び」 範読 ディベート 教科学習に図書館(図書館メディア)を関連づける学習
〔参考〕二つの学習観/調べ学習サポート用紙/参考資料の種類と特性
学校図書館像
環境 雰囲気 「総合的な学習の時間」・ゆとりの時間 図書館を活用した学習 地域格差 学校図書館の「情報化」 学校図書館と公共図書館との連携 学校全体での取り組み 中高でも絵本を オリエンテーション・図書館だより 蔵書構成・選書
〔参考〕学校図書館メディア・リテラシー育成指導/教科学習に図書館(図書館メディア)を関連づける学習/情報・メディアを活用する学び方指導体系表(2004,全国学校図書館協議会)/学校図書館図書標準(平成5)
 図書館のひと
図書館のひと 司書教諭の資質・役割 司書のイメージ 司書、司書教諭、教師 「静かにしなさい」 「室」か「館」か
〔参考〕学校図書館スタッフの業務/学司書教諭による教師支援/Joan Robinson,of the Ilsley Library in Middlebury,Vermont. 
 本との出会い
本を読まない子 本との出会い 多読か精読か 図書館利用の習慣 読書推進活動 アニマシオン 先生が本を読む必要性 読書感想文 ノンフィクション・ジャンルの読書について 絵本というもの 本(資料)の探し方 「セレンディピティ」、電子書籍 ケータイ小説
〔参考〕本が好きになる25のゲーム(モンセラット・サルト)/ノンフィクションのオススメ本リスト
 子どもの読書推進
読み語り 「読書」に繋がる読み語りを 「朝読」 図書館の利用指導 多読奨励の是非
 情報リテラシーを育てる、インターネット、科目「情報」など
情報リテラシー 科目「情報」 インターネット 情報教育・環境
〔参考〕「情報活用能力」の3観点8要素と具体的な学習活動/情報検索の種類/ネットワーク系情報の特徴と問題点
 法律
法律 著作権
(最終課題)学校図書館を活発に学習利用するための改善案

学校図書館に活気を
子どもの自立支援の場としての学校図書館 
学校図書館と公共図書館との連携
図書館が元気になれば学校が変わる
図書館教育研究会アンケート結果

子どもの読書活動推進について─中高生、そして、大人になっても本が読み続けられるために
講演(要旨)山梨の文学風土〜児童生徒の読書活動推進におけるローカリティ〜
自分創りとしての読書 子どもが読むべき本のリストはあった方がいい 『カラマゾフの兄弟』を読んだ兄弟 大人は、私の『あの時』の1冊」を語れ 「朝読」「音読」は読書か? 感想文はいやです 1人1冊文庫本 国語の成績を上げるには 講演会・小寺啓章氏「子どもがよい物語をもつこと」 子どもに本を手渡せるひと V・L・バートン『ちいさいおうち』 何が残るかというと…… 附属小学校の図書館 倫理の時間の必読書リスト 全集カムバック

図書券はうれしい 旅先の本 「風呂読」 本をいただく、差し上げる 読めればいいミステリーや歴史小説を読むのは「読書」ではない 
ひとまずのエピローグ…… 文大生のブックトーク展 ブックトーク集編集中 「ブックトーク」W完成!!

甲府発の『新体詩歌』大ヒット!
樋口家の旧蔵書目録─必然だった樋口一葉の「奇蹟の十四か月」への素養

ネット社会の「書くこと」「読むこと」 ネット時代だからこそ「書く」「読む」力を 今こそ「読む」「書く」ことを大事に パワーポイントには気をつけろ 「三上」

「文学」なんていらない? 図書館の遠隔利用 国民読書年で電子書籍元年だって!

本はなくなってしまうのか? 電子「書籍」と書籍 「自炊」について ホームページが消えた!!

〔巻末資料〕学校図書館関係年表(附子ども読書振興関係年表)/ppt資料 福岡哲司編「図書館が元気になれば学校が変わる」/ユネスコ学習権宣言(1985.3,第4回国際成人教育会議)/ユネスコ学校図書館宣言−すべての者の教育と学習のための学校図書館(1999.11,第30回ユネスコ総会)/学校図書館憲章(1991.5,全国学校図書館協議会)/子どもの読書活動の推進に関する法律(平成13)/子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画の概要(平成14.8.2)/「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」について(通知)(平成14.8.9)/子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(第二次)の概要(平成14.8.2)
〔参考文献〕







2011/03/16 14:34:30|その他
初心に帰ろう
 なんとなく毎日が浮足立っている。
何時電気が消えるか、何時ぐらぐらっとくるか、車は動くか、食いものはあるか。。。。色々なことが不安である。

 私の場合、一日おきにしてもらっている人工透析が、滞りはしないか、その結果、危機的状況を迎えないかという不安がこれに加わる。
体の中に欠陥だらけの原発を抱えているようなものだ、と自分でも思う。

 こと、こういうことになってみると、障がい者手帳をもらった身の上というのは、情けないほど弱い立場であるなあと考え込んでしまう。
報道を見ていても、居ても立っても居られないし、腹の立つことばかりなのだけれど、自分には何にもできないという情けなさ。

 若いころから、旅のスタイルでも、遊びでも、衣食住でも、シンプル・イズ・ビューティフルと思っていた自分だが、どこかでバブリィになっていたところもあるかもしれない。
お上にお願いされたりするからではないけれど、体の許す範囲で、初心に帰り、生活のサイズをできるだけ小さくしなければ。

 それにしても、病身で、次第に歳をとってゆく身というのは、無駄の多いものだ。