新聞、雑誌等に書いたもの、どっかでしゃべったこと、書き下ろし……の置き場です。 主に文学・歴史関係が多くなるはずですが、何にでも好奇心旺盛なので、どこまで脱線するか?!。 モノによっては長いのもありますが、興味のあるところから御覧下さい。
 
2010/11/05 21:23:51|甲府
甲府文芸講座が始まっていた!
新しい視点で 甲府再発見!
平成22年度甲府文芸講座


再発見、甲府の瞽女(ごぜ)文化
今日に伝わる民俗芸能
流行り唄の流れる界隈、芝居小屋の熱気
「大入り 喝采 甲府の芸能」


第2回講座
11月27日(土)13:30〜16:00

甲府市立図書館視聴覚ホール
>「瞽女(ごぜ)文化と甲府
講師 ジェラルド グローマー
(山梨大学教授)

 瞽女唄の紹介歌


第3回講座
12月18日(土)13:30〜16:00

甲府市立図書館視聴覚ホール
<町場>の芸能 ―若松座・桜座ほか
講師 福岡哲司
(都留文科大学講師 出版猫町文庫主宰)

 神事芸能から舞台・寄席芸能へ
  太神楽師 鏡味仙三



第4回講座
1月22日(土)13:30〜16:00

甲府市立図書館視聴覚ホール
農民の唄と踊り
講師 水木 亮
(劇作家)

実演 「どっこいしょ節」


■主催 甲府市教育委員会  ■主管 甲府市生涯教育推進プロジェクト実行委員会
お問い合わせ 甲府市教育委員会 文化振興課 TEL 055-223-7324


ふるってご参加を!
もちろん無料、パンフレットのお土産付き!!?







2010/11/05 19:01:39|グルメ
都留でのお昼

都留文大に講義に行く日は、いつも、どこで昼食を摂ろうかと考える。
我ながら、「食」へのこの執念には呆れる。

ここのところ、ほぼ二択になっている。
桂高校のそばの「やまもとうどん店」か、富士急行線都留市駅近くの「飲食房まあと」だ。

前者は富士吉田風の腰の強いうどんで、スープが塩辛くなく、小麦粉がいいのか、麺そのものがうまい。

後者は生もののレベルが高い。
特にお任せ寿司ランチのマグロのレベルはハンパではない。
おそらくマグロの一本買いをしているから、こういうこともできるのだろう。
握りのほかに、ミニのうどんがつく。
うどんは温冷を選べる。
食後にコーヒーも出るが、悪いけど、これはおいしくない。
飲まなくても別にいやな顔はされない(だろうと思う)。

大学の近くの寿司屋もレベルが高いが、学生が弁当式のランチを摂っていたりするので、多少、気兼ねだ。

「やまもとうどん」については日を改めて。







2010/11/04 15:54:47|ことばグルメ
土橋治重「恵林寺異聞」
恵林寺異聞

土橋治重


恵林寺の奥深い松の木の下で
武田信玄は眠っていた
セミがしきりに鳴き
静けさが立ちとまり
また歩いて行った
その後姿は
ちんばの山本勘介によく似ていた
ついさっき
寺の前のバス停で
わりときれいな若い女が降りたが
勘介はその女性を探しに行ったのだろう
お館(やかた)様の長い眠りのあとの
重い目覚めに
さわやかな側室をすすめるために
しかし 静けさだけが戻ってきて
考えこむ
死んだものは死にっきりだが
夢は希望にそってよみがえってくる
と 騎馬隊の足音が群れてきて
また遠ざかって行った
信玄の夢は
騎馬隊の要求を満たして
飽きることがない
飽きないのも死ぬことだ
そのとき
勘介の片目をのがれた若い女が
ぼくの前にあらわれた
「東京からいらっしやったのですか」
「そうです」
ぼくは東京から
信玄の墓を見にきたのだが
側室候補の女性に会えて
イメージが豊かになって嬉しい
この甲州女の顔は丸い
いままで信玄と愛情を交わした
信州女の顔はみな長いのに
何故だろう?
地形に通じあっているからだ
静けさもぼくの考えに同調して
はじめて信玄の墓の台に
腰をおろした
セミの声に
ヒグラシの声がまじってきた
異相の軍師山本勘介は
いったい笛吹川のどのあたりを
探しまわっているのだろう
未来の側室がここにいるとも知らずに
キツツキの戦法は
ふたたぴこの甲州女によって
破られたのだろうか

(土曜美術社出版販売『土橋治重詩全集』平7)







2010/11/04 15:16:43|山梨
久々増富の湯
病気で寝込む前からだから、「増富の湯」もほとんど3年ぶりになる。

たまには瑞牆山(みずがきやま)の神々しくも峨々たる姿を拝んでさばさばしたいのと、県境の紅葉の具合を眺めたくもあった。

黒森の方から信州の川上まで車を走らせてみたが、紅葉はいま一つ。
黄葉が目立つ。
銀杏ではない黄葉も悪くはない。
ことに山壁にそそり立つ針葉樹の黄葉もいい。
梢越しの青空が際立つ。

増富の湯で「摘草定食」というのを食べる。
何だかわからぬ草のてんぷらと真っ黒のそばに五穀米。
まずからず、また、うまからず(笑)。
ネーミングの良さにつられてしまった。

とはいえ、久々のような気がする好天気。
「おごじょの湯」も快適だった。

写真左から黒森からの瑞牆山、摘草定食、塩川ダム公園付近







2010/11/03 19:30:22|MY FAVORITE THINGS
旧友オリンパスペンEE

市内の雑貨屋。
特に昭和の雑貨類が多い。
ふと店に入って目に入ったのがオリンパスペンEE!

思わず懐かしさに、
「これいくらで出しているの?」
と聞くと、
「いくらでもいいんだけれど、2000円くらいかな」
「そんな値段でいいの?」
「でも、ふたが開かないよ。カメラ屋でも駄目だったんだから」
「どうして? そんなことってある? いじってみていい?」
……
「ほら開くじゃない」
「どうして開けられたんです?」
「だって、昔、40年も前に自分が愛用していたカメラだもの。そういえば、これは裏ぶたを引っ張り出してはずすんだ。大方のカメラみたいにちょうつがいじゃないから」
「そうなんだー。それにしても、よく開いたなー」
「開くよー。2000円でいいんだね、その値でもらうよ」
親父の気の変わらないうちに店を出た。

私が持った2代目のカメラがこれだった。
1代目は、たしか「フジペット」と言った。
オリンパスペンEEは、学生時代にユースホステルなんかに泊って旅をするときにはかならず連れていた。
ハーフサイズだから、36枚撮りのフィルムで72枚撮れた。
撮るときにはいいが、現像料がかかってしょうがなかった。

懐かしい旧友に再会した。
今でも撮れるのかどうか、試してみない。
撮れなくともいい、と思っている。