今回の大雪では、先週にも増して、 各地で大きな被害が起こっています。 スリップによる交通事故や、 雪崩も相次いでいるようです。 無用な外出はしない様、心掛けてくださいね。 自分は、今日も雪かきで、もうヘトヘトです(>_<)
さて、専門学校の今年度の総括授業の2回目は、 『水辺の環境教育学』で、締めくくります。 1月31日の記事で紹介して居りました通り、
自身が水辺・海辺での、 環境教育のテーマとしたい「キーワード」を、 一人ひとりが、コーディネーターになって、 ワールドカフェと云う、 コミュニケーションワークの手法を使って仕切る―。 そんな取り組みをしました。
ワールドカフェと云うのは、 名の通り、カフェの様なリラックスした雰囲気で、 模造紙上に、話題に出てきたワードや、 時には、イラストとか、関連しているワードに、 矢印を引っ張ったりして、ビジュアル的な力も使って、 ディスカッションを活性化させると云う手法です。
学生達は、過去にやった事がある様な、ない様な・・・ ともあれ、ルールを伝えてから、 それぞれのカフェをオープンしました。
順番は、キーワードを書いた紙を、一度、 エコバッグに四つに折ってたたんで戻し、 そこから、相棒の先生が一枚づつ、 くじの様に取り出した順番としました。
どれも興味深いテーマでしたが、 場を仕切ると云うのは、なかなか難しい事です。
くどくなってはいけなしし、かと言って、 相手の発言を待っていて、 話題が広がらなかったり、
効果的な働きかけや介入をしながら、 誘導にならない様に、発言を促していく・・・。
ワールドカフェの利点は、 自由に絵や、言葉を書き込んでいけるので、 何かそのワードに引っ掛かれば、 ビジュアルの力で、楽しく話せると云う利点があります。
最初は、なんとなく―。だけど、 次第に、笑顔が出たり、ツッ込んでみたり、 会話が弾んで来ました。
「正義感」や、 「命と命のつながり」とか、 シンプルな様で、とても難しいテーマですよね。
環境教育には、正解と云うのはなく、 アイディアと知恵を集めて、 参加者がより良い方向へ進んでいく事を、 フォローしていく教育です。
正義感って、善と悪―。 そういう構図を描きやすいのです。 でも、その気持ちもなければ、 てんで勝手な判断を助長させてしまうだけでしょう。
話題の中では、 アン○ンマンの話しも、盛り上がっていました。
命のつながり、食物連鎖、 タコさん、イカさん・・・
オープン時間は、各10分ほどでしたが、 色んな事が、ぐるぐる頭の中を駆け巡った、 ワールドカフェだったと思います。
最後に、学生達に作文を指示しました。 テーマは、「水辺・海辺でしか伝えられない事―」 後期9回の授業で、色んな事を考え、体験もして、 彼らが感じた、水辺・海辺での、 環境教育の可能性とは・・・
後日、仕上がった作文が、手元に届きました。 どの作文も、非常によく考えて書かれていました。
その内容に、新しい可能性が、 更に広がった気がしました。
写真は上から、 1枚目 アン○ンマン登場!! 正義の味方なのに、お話しの中では 誰ひとり死んだりはしないよね!?
2枚目 ふむふむ。このカフェで話されている話題は?
3枚目 命と命のつながりは、水族館の様な、 イラストが次々と・・・笑 |