夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2014/03/30 22:01:35|提供できるプログラム
テレビ出演で紹介したプログラム詳細1(ペットボトルでワカサギ竿)

いよいよ甲府にも桜前線がやって来た様です。
記録的な大雪に見舞われた2月、
春は来るのか―
なんて、辛い気持ちになった方も、
きっと多いかと思いますが、
今年の桜の花が、そんな方達への、
希望の花になって欲しいですね。


さて、実は3月20日の木曜日に
釣りビジョンさんと云う、釣りの専門チャンネルの
番組に出演させて戴き、
当方の、釣りを通じての環境教育の取り組みや、
活動について、生放送でお話しさせて戴きました。

1週間が経って、その放送の一部が、
動画になって、同社のHPで紹介されて居ります。
その中で、ペットボトルを使って作った、
ワカサギ釣り用の竿を紹介した動画の再生回数が、
思いのほか伸びて居ります。
嬉しい限りです。ありがとうございました。

バックナンバーから動画が見られますので、
リンク一覧からご覧いただき、参考にして下さい。

そこで、興味がある方が多いのでは?
と、感じ、この活動の主旨と、
詳細を、詳しくお伝えしたいと思い、
記事をアップさせて戴きました。

もし、興味を持って戴けましたら、
喜んでサポートさせて戴きますので、
宜しくお願い致します。

1 主旨と目的
このプログラムは、身近な素材を使って、
ご家庭のゴミの削減と、リサイクルを始めとした、
3R活動に、楽しみながら取り組める
プログラムとして考案したものです。

ペットボトルが様々な商品に、
リサイクルされている事は、ご存知だと思いますが、
なかなか身近に感じられない為、
実感が湧かない―。と、
感じていらっしゃる事と思います。

ですが、このプログラムは、
ほとんどご家庭にある素材で完成し、しかも、
実際にワカサギが釣れ、
その釣果を味わう事も、もちろん可能です。

ご家族で、学校で、地域の子どもクラブや、
学童保育等の現場でも、
活用できるプログラムだと思います。

2 教育的効果

一方、竿を作る為に、
安易にペットボトルの飲料を買ってしまったのでは、
目的は達成できないですし、結果、
ゴミを増やしてしまう事も考えられます。

ですから、ここで使うペットボトルは、
ご家庭や、職場などで「ゴミ」として、
廃棄される物を利用致します。

竿のみではなく、余った部分を
エサ入れ等に加工したりして、
できるだけ使い切る事―。
が、大事です。

可能な限り、コストなどかけずに、
全く違う用途の「道具」に、
自身でリサイクルする事で、
3Rをより身近に実践する、
きかっけとして活用できます。

また、さほど難しい行程はないので、
工作が苦手な子どもさんでも、
気軽に、自由に、作る事が可能です。

刃物は使う事になりますが、
その正しい使い方や、管理の仕方についても、
しっかりお伝えする事で、
「作る楽しさ」を、涵養できます。

3 手順

1)ご家庭にあるペットボトルを選ぶ

2)おおよその完成の形をイメージして、
 竿の形にペットボトルを切り取る。
(マジック等で、下書きしてOK)

3)おおよそのガイドの位置を決め、
  ガイドを、粘着テープ等で借り止めする
 
※ガイドとは、竿に取り付ける糸通しの事です。
  動画では、買った物を利用しました。
  ハリガネ等で作る事も可能ですが、
  どちらかと云うと、
  こちらの方がコストがかかりません
  ワカサギ用のガイドは、釣り具店で購入可能です。

4) ガイドの位置が決まったら、
  ショック吸収用のクッションばねを、取り付ける
 (切り出したペットボトルの端材を利用)

5)糸巻き用のフックを取り付ける

6) 最後に糸巻きとガイドを、しっかりと固定する

7)好みでシール等で、デコレーションする

オプション
端材(ペットボトルの底の部分など)を使って、
ワカサギ用のエサを入れも作成可能

写真は完成形です。







2014/02/16 20:08:04|活動報告
専門学校の授業2013 総括U 『水辺環境教育学』でワールドカフェを仕切る

今回の大雪では、先週にも増して、
各地で大きな被害が起こっています。
スリップによる交通事故や、
雪崩も相次いでいるようです。
無用な外出はしない様、心掛けてくださいね。
自分は、今日も雪かきで、もうヘトヘトです(>_<)

さて、専門学校の今年度の総括授業の2回目は、
『水辺の環境教育学』で、締めくくります。
1月31日の記事で紹介して居りました通り、

自身が水辺・海辺での、
環境教育のテーマとしたい「キーワード」を、
一人ひとりが、コーディネーターになって、
ワールドカフェと云う、
コミュニケーションワークの手法を使って仕切る―。
そんな取り組みをしました。

ワールドカフェと云うのは、
名の通り、カフェの様なリラックスした雰囲気で、
模造紙上に、話題に出てきたワードや、
時には、イラストとか、関連しているワードに、
矢印を引っ張ったりして、ビジュアル的な力も使って、
ディスカッションを活性化させると云う手法です。

学生達は、過去にやった事がある様な、ない様な・・・
ともあれ、ルールを伝えてから、
それぞれのカフェをオープンしました。

順番は、キーワードを書いた紙を、一度、
エコバッグに四つに折ってたたんで戻し、
そこから、相棒の先生が一枚づつ、
くじの様に取り出した順番としました。

どれも興味深いテーマでしたが、
場を仕切ると云うのは、なかなか難しい事です。

くどくなってはいけなしし、かと言って、
相手の発言を待っていて、
話題が広がらなかったり、

効果的な働きかけや介入をしながら、
誘導にならない様に、発言を促していく・・・。

ワールドカフェの利点は、
自由に絵や、言葉を書き込んでいけるので、
何かそのワードに引っ掛かれば、
ビジュアルの力で、楽しく話せると云う利点があります。

最初は、なんとなく―。だけど、
次第に、笑顔が出たり、ツッ込んでみたり、
会話が弾んで来ました。

「正義感」や、
「命と命のつながり」とか、
シンプルな様で、とても難しいテーマですよね。

環境教育には、正解と云うのはなく、
アイディアと知恵を集めて、
参加者がより良い方向へ進んでいく事を、
フォローしていく教育です。

正義感って、善と悪―。
そういう構図を描きやすいのです。
でも、その気持ちもなければ、
てんで勝手な判断を助長させてしまうだけでしょう。

話題の中では、
アン○ンマンの話しも、盛り上がっていました。

命のつながり、食物連鎖、
タコさん、イカさん・・・

オープン時間は、各10分ほどでしたが、
色んな事が、ぐるぐる頭の中を駆け巡った、
ワールドカフェだったと思います。

最後に、学生達に作文を指示しました。
テーマは、「水辺・海辺でしか伝えられない事―」
後期9回の授業で、色んな事を考え、体験もして、
彼らが感じた、水辺・海辺での、
環境教育の可能性とは・・・

後日、仕上がった作文が、手元に届きました。
どの作文も、非常によく考えて書かれていました。

その内容に、新しい可能性が、
更に広がった気がしました。

写真は上から、
1枚目
アン○ンマン登場!!
正義の味方なのに、お話しの中では
誰ひとり死んだりはしないよね!?

2枚目
ふむふむ。このカフェで話されている話題は?

3枚目
命と命のつながりは、水族館の様な、
イラストが次々と・・・笑







2014/02/15 22:05:02|活動報告
専門学校の授業2013 総括『水辺環境学』で壁新聞作成

なんとも二週続けての大雪です(>_<)
甲府はなんと1b14aで、観測史上初なんだとか!?
皆さま、雪かき作業は、
無理せず、気を付けてやってくださいね。

当事務所の周りも、一面の銀世界で、
雪かき疲れで、腰が痛ぁい(>_<)

さて、こんな雪は、
いつも当方が講師に行っている妙高の専門学校では、
普通の光景なのですが、
この冬は、学校の周りよりも、こっちの方が、
豪雪地帯の様な感じです。

さて、当方が担当する授業も、
1月いっぱいで終了となりました。

そこで、総括として行った授業を、
学科別に紹介させて戴きますね。

先ずは、『水辺環境学』から・・・。
この授業では、野生生物の保全に関わる者として、
知っておきたい、
知らなければいけない、
特に水辺や、海辺で保全活動に関わる際の、
諸問題や、規則とか、法律とか、
漁業者の方々との関わり方とか、

相棒の先生と、9回に渡って講義して来ました。
そうして学び、気付いた事の中から、
学生ひとり一人が、特に興味を持った事にスポットを当て

一人一記事を担当して、
壁新聞を作ってもらい、それを総括の授業で、
披露、発表してもらいました。

水辺や海辺の環境には、
非常に複雑な、様々な問題があるのですが、

どの学生も、非常に丁寧にしっかりと、
取材や、裏付けも行っていて、かなり優秀な、
「水辺新聞」が、完成しました。

国内移入種(外来種)問題
淡水域での釣りと、漁業権について
水辺で行う環境学習と、その取り組みについて
そして、再び再燃した、イルカ漁の是非について
と、どれも興味深い内容で、
記事も説得力や、伝える力の強いものでした。

少し大人しめの、学生達でしたが、
ちゃんと、我々の意図も理解して学べていて、
非常に手応えのある、総括授業となりました。

新聞はおそらく
学校のロビーに掲示してあることでしょう!!

多くの学生や、来校されたお客様方にも、
見てもらいたいですね!!

写真は上から
1枚目 壁新聞の全容です

2枚目 Kくんが取り組んだのは、
   水辺(川)での環境学習とその取り組み

3枚目 S田くんは、イワナを例にとった、
 国内移入と交雑などについて







2014/01/31 9:46:24|活動報告
水辺の環境教育学(海辺での環境教育を発信するために)

この冬は寒いです(>_<)
でも、お陰様で山梨も、
自分が非常勤で講師に行っている、
豪雪地帯の妙高の専門学校の周辺も、
雪が少なくて、交通障害もなく助かっています。

さて、年が明けて、
専門学校での担当授業も、大詰めを迎えました。
『水辺の環境教育学』では、
2回に渡って、海辺で環境教育や、自然体験活動など、
実践していくために、何に気を付け、何をテーマとし、
どの様に実践していくかを、
ディスカッションワークや、
プレゼンテーションを行いながら、考えていく―。
そんな授業を進めています。

1月16日の授業では、
先の記事でも紹介しています『イルカのKちゃん』を、
教材に使い、どの様に伝えていくかを、
みんなで協議しました。

確かに可哀そうなお話しだし、
人間が自然に与えているインパクトを印象付けるには、
効果が高い教材ではある・・・

でも、当事者ではない者が、
この話を伝えようとした時、
感情に寄り添い過ぎると、
必ず偏重が起きるのではないか・・・

とか、
こういう事例は、イルカに限った事ではないから、
事実を、他の事象も含めて、
過不足なく伝えないといけないのではないか・・・

さすがに、こうした分野を目指す学生達です。
きちんと、後に起きるであろう反応や、
アクションについても、配慮ができていて感心しました。

善悪で語るのではなく、
事の真実に、それぞれが感じたことを大切にして、
どの様に考え、自身の行動に責任を持てる様にするかを、
支援する立場で考えないといけない・・・
ディスカッションは、そんな話題で進行していました。

続いて、翌週23日の授業では、
学生ひとりひとりに、
自身で、海辺で実践するとして、
どんなプログラムを提供するか、したいかを、
パワーポイントを使って、
プレゼンテーションしてもらいました。

かならず、持ち時間15分を使い切る様に伝えて、
的確なプレゼンを行う事を目的としましたが、
やはり、スライド作成がメインとなってしまっていて、
スライドを話してしまうとネタも切れる・・・

これからの学生達ですから、仕方無い部分はありますが、
テーマを明確にしてあれば、論点はぶれない筈です。
アレンジや、提案や、間の取り方など
伝え方の工夫が必要となるでしょう。

その後で、全員で各自のプレゼンを評価し合い、
海辺での環境教育の可能性を語り会いました。

最後の授業では、
各自がコーディネーターになって、
ワールドカフェと云う、
コミュニケーションワークの手法を使って、
自身がテーマとしたい「キーワード」を、
ディスカッションのテーマとして場を仕切る―。
そんな授業で、締めくくる予定です。

非常に学ぶ意欲の高い学生達です。
きっと、可能性を更に引き出す授業となることでしょう!!

写真は上から、
1枚目 Kちゃんの話を正しく伝えていくには・・・

2枚目 問題点をピックアップしてゾーンニングしました

3枚目 私が考える「海辺での環境教育」とは・・・
    15分って、長いな(*_*; ※学生のホンネ

4枚目 みんなで、可能性を語り合いました。







2013/12/14 11:48:05|その他
もう一つのイルカのKちゃん(サイドストーリー)

昨夜、雪が降りました。
強い風にあおられて、
積もる事はありませんでしたが、
寒い寒い朝でした。

今年も、残り半月となりました。
皆様にとって、素敵な一年でしたでしょうか・・・

さて、先の記事でも紹介させて戴いた、
御蔵島でドルフィンスイムのガイドをしている、
ドルフィンクラブのメンバーの皆さんが中心となった、
ファンイベントが、12月7日の土曜日に、
盛大に開催されました。

自分もお土産を持って、
皆さんにお会いする為に馳せ参じました。

丁度、お昼を過ぎた頃に会場に着いたのですが、
溢れんばかりのお客様・・・
直ぐに、自分に気づいて下さったのですが、
ゲストの対応に追われていらっしゃったので、
挨拶だけ交わして、じっくり会場を見せて戴きました。

そして、自分が吸い寄せられる様に向かったのが、
イルカのKちゃんの原画展でした。

そこには、絵本になった原画が全て展示してあって、
これを見て、初めてこのお話しを知ったと云う、
お客さんも、きっといらっしゃった事でしょう。

ガラス張りの会場には、
やわらかな、陽射しが優しく差し込んで、
Kちゃんが、キラキラ輝いて見えました。

そこに、一緒に展示されていた、
あるものに、自分は目を奪われて、
ずっと、見入っていました。

それは、『イルカのKちゃん』が、
絵本になる前の、原作となった、
元絵の数々と、膨大なスケッチでした。

絵本になった物語より、
もっと「思い」が、詰まったサイドストーリーが、
そこには描かれていました。

主人公の少年とKちゃんが出会うシーン
冬になって、荒れた海の事を想うシーン
やせ細ったKちゃんに何もできなかった悔しさ・・・

全てに少年の表情が、描かれていました。
それぞれ、みんな違う表情で、
心の揺れ動きが、細かく描きこまれていました。

絵本となって世に出たお話しは、
思いをぎゅーっと、凝縮して、
起こった事実を、ありのままに伝えていました。

一方、サイドストーリーには、
見守って来た人たちの、
全ての心の移り変わりや、
伝えようとする決意や、
様々な思いに溢れていたのです。

こんなに溢れんばかりの思いが、
Kちゃんに寄せられていた事、
それを思うと、
私も胸の震えを抑える事ができませんでした

そして、後追いであっても、
Kちゃんの事を伝えさせている人間のひとりとして、
その責任の重さを、ひしひしと感じました。

絵本では少年の表情は、描かれていません。
だからこそ読み手は、
その時の少年の思いに寄り添う事で、
表情を、思い描いて読む事ができます。

原作は、表情が描かれているからこそ、
よりダイレクトに、私の胸に響いて来ました。

Kちゃんの事は、
この時、会場に来ていた、
専門学校の学生さん達も、色んな所で伝えています。
彼らとも、たくさん情報交換をして、
長く、長く、伝えていく事や、
教えるのではない、伝える事の大事さを、
アドバイスもさせて戴いたりもしました。

初めて、自分もこの原作を見せて戴いて、
更なるパワーを、Kちゃんからもらった気がしました。

会場では、イルカと星空がコラボした、
映像ショーも行われていて、
自分も、宇宙に居る様な浮遊感に身をゆだねていました。
素敵な映像でした。

夜の部にもいたかったですが、
とっても、あったかい気持ちになって、
会場を後にしました。

夜の部や、ライブの盛り上がりは、
まるごと御蔵島ツアーの
フェイスブックと、たまちゃんの日記からどうぞ。

リンクを貼っておきますね(笑)

とーっても、素敵な時間をありがとうございました。

写真は上から、

1枚目 大勢のお客さんで賑わう会場

2枚目 原作の出会いのシーン

3枚目 冬のシーンにはKちゃんの雪だるまが・・・

4枚目 出会いのシーンのスケッチ
    別のページも、スケッチでいっぱいです