夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2024/12/09 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2024のご報告31(サバイバルの日2日目D にこが見せたかった景色)

皆様、おはようございます。

昨日は、甲府で行われたトレイルランニングレースの、
ボランティアをさせて戴きました。

なんでも参加者が過去最高だそうで、
800人を越えるランナーが、
冬の甲府の野山を駆け抜けました。

一応、応急手当もできるので、
救護ボランティアです。

選手の皆さんの頑張りを間近で見て、
息づかいを感じて、

時々、「ありがとうございます」・「お疲れ様です」
って、声を掛けて戴くのが、本当に嬉しいですね。
選手の皆様、本当にお疲れ様でした!!

どんな活動であっても、
懸命に頑張る姿って云うのは、熱く、
胸を打ちます。感動します嬉しい

と、云う事で、
感動のお裾分け(押し売りじゃないよ)として、
ゴール間近となった、
今年のサバイバル踏破の報告を続けます。

各班のゴールは、また別にお伝えしますが、
今日は、2日目に登龍・富士山Wアタックした、
にこが引っ張る2班の、
富士山チャレンジの報告ですグッド

にこは、過酷だと分かっていながら、
敢えて今年も、去年と同じこのコースを選びました。

しかも、メンタルに不安があるメンバーも居て、
悩みながらも、やはり今年も、
このコースを、どうしても歩きたかったのです。

彼女から、直接聴いた訳ではありませんが、
きっと、その決意の裏側には、
子どもたちに見て欲しい、見せたい、
感じさせてあげたい「景色」が、
あったんだと思います。

富士山アタック富士山には、
一度ピックアップしていた○すも合流し、
全員で、ふれあい牧場を目指します。

が、登山口から少し上がった辺りで、
ずっと頑張っていた、
○み、○のすけも、足の痛みを訴え、

仲間を鼓舞し続けて来た、
班長の○ゅんも、副班長の○おも、

他のメンバー達も、
さすがに口数が少なくなりました。

けれど、時間は無情に過ぎていきます怒る

頑張りたくても、頑張れない、
富士山への道は、繰り返しても、
繰り返しても、先が見えないつづら折りです。

まだ大丈夫、一歩づつ一歩づつ・・・
にこも、きっと辛かったと思います。

けれど、中学生の時に見たあの景色は、
みんなで一緒に感じたあの感激は、
同じ道を歩かなければ、別の風景―
にしかならないことを、知っています。

「もうすぐだよ」

「大丈夫?」

にこの呼びかけに、背中を押されて、
途中でカウンセラーのおうじも合流して、
みんなであの場所へ・・・

○すも、懸命に歩いています。
みんなで、みんなで、

そして、視界が開けて、
眼下には、昨日歩いて来た、
厳しい道が、道のりが見えて来ました。

でも、ふれあい牧場までは、もう少し・・・

ふれあい牧場に辿り着くと、
にこは、歩いて来た道を、
○すに、教えてあげていました(2枚目)

ここからは、
皆様にも、左の写真を見て戴いて、
にこがメンバー達に、見せたかった「景色」を、
感じて欲しいと思います。

「絶景」だけでは、言い尽くせない、
この「景色」を、想像してみてください。

○ゅんと、○おは、ジャンプして、
一度、チキュウから離れました(3枚目)

俯瞰で、その景色、見えたんだと思います幸せ

ふれあい牧場では、
2班全員で、万感のチェキ!!(4枚目)

さあ、最後のゴールに向かって、
また全員で歩きだそうウォーキング(1枚目)



 







2024/12/08 10:00:00|活動報告
Kちゃんを愛する方たちと共に(まるごと御蔵島ツアー20周年記念パーティー)

皆様、おはようございます。

既にご存じだと思いますが、
歌手で女優の、中山美穂さんが、
54歳の若さで、急逝されました。

彼女の在りし日の、数々のヒット曲や、
ドラマや映画で輝いていた、
女優としてのお姿を思い出し、

一ファンとして、
心からご冥福をお祈りしています。
寂しいですね・・・

さて、重ねて来たキャリアが、
中山さんの様に、志し半ばで、
突然、ついえてしまったりする事はありますが、

信じた仕事を、地道に積み重ねる事で、
そのキャリアが「人」を、つくり、

そこに「人」が、集まり、
その方の人生を、より豊に、
より強固に彩っていきます。

昨日、12月7日の土曜日、
私が尊敬して止まない二人が、
御蔵島でずっと続けて来られた、
ある活動が、20周年の節目を迎えました拍手

そして、有り難くも、
その記念のパーティーに呼んで戴き、

そのお二人と、
お二人を慕ってたくさんの仲間が集まった、
お祝いの場に参加させて戴いたのです。

その活動と云うのは、
野生のイルカにまつわる活動です。

当方が、このブログで度々お話ししている、
絵本『イルカのKちゃん』の作者、
田口周一さんと、

田口さんのパートナーとして、
ずっと寄り添って支えてこられた、
たまちゃんが、御蔵島で始めた、
『まるごと御蔵島ツアー』が、
ついに20周年となり、

東京竹芝の大きなホールで、
パーティーが、盛大に挙行されたのです。

とにかく、会場が凄かった目を見張る
でっかいスクリーンには、
イルカが勇壮に泳ぐ映像が映し出されました。

そのお祝いの席で、
「タイソンさんが続けてくださった、
 Kちゃんの活動も紹介して欲しい―」

と、そんな光栄な役目を賜ったのです。
いやあ、本当に嬉しかったです。
もう二つ返事で受けさせて戴きました。

しかも、自分だけではなく、
実際のKちゃんを間近で見て、感じ、
絵本として世に送り出した、
当時の有志の方々も招かれて、

「イルカのKちゃんコーナー」を、
共に、盛り上げさせて戴いたんです!!

来場された皆さんに、
海のない山梨からひろがっている、
やさしい活動のひろがりを、
知って戴く事―

そして、
戴いたたくさんの感想文や絵の数々を、
見て、読んで、感じて戴きたくって、
精一杯に伝えて来ました。

たくさんの来場者の皆さんが、
Kちゃんコーナーに、
立ち寄ってくださって、
とっても幸せな時間でした。

パーティーは2部制で、
自分は仕事の都合で、
1部しか参加が叶いませんでしたが、

またKちゃんに、
素敵な場所に連れて行ってもらいました。

Kちゃん、ありがとう!!

また、Kちゃんコーナーに寄って下さった、
多くの皆様にも、ありがとうございました!!

そして、たまちゃん、田口さん、
20周年、本当に本当におめでとうございます嬉しい












 







2024/12/03 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2024のご報告30(サバイバルの日2日目C 今年もこの場所で・・・)

皆様、おはようございます。

サバイバル踏破も、ついに大詰めです。
前回まで、今年の最後の難所だった、
登龍峠についてお話ししました。

が、2班以外は、
この後はもうゴールまでまっしぐら―

なので、ちょっとだけ、
時計の針を巻き戻しましょうスマイル

昨年度の報告の中で、
「足跡―」と、題して、
ある絶景の地の売店跡の壁に、
メッセージを書き残した―

って、報告をさせて戴きました。

そして、「足跡」と、云う字を、

「あしあと」って、読むか?

又は、「そくせき」って、読むか?

あなたなら、どっちですか?
って、云う投稿でした。

良かったら、ここでも時計を巻き戻して、
改めて読んでみて下さいませ幸せ

この絶景の場所は、
名古(なご)の展望台です。

名月の景勝地として有名で、
八丈八景の一つに数えられています。

1枚目の写真が、
その展望台から見える景色ですが、

どうですか?
素晴らしい抜け感でしょラブ

眼下に見えるのは、洞輪沢(ぼらわざわ)です。
そして、この景色を眺めるベスポジに、

かつて昭和天皇がご来島された折りに、
お立ちになったその場所が、
モニュメントとなっています。

その背後にあった売店の壁に、
いつからか、
旅人がメッセージを記すようになったのです。

実は今年も、
3班と、4班が、漏れなく訪れていましたグッド

幾多の旅人が残した言葉に目を遣り、
昨年ここに来た先輩のメッセージも見つけ、
(写真2枚目)

やっぱり、
って云うか、当然、ここに「足跡」を記しました。

今年は、どんな言葉を書いたのかな?

そしてもしあなたがここに来たとしたら、
何て書こうか、絶景を見ながら、
考えてみてください。

きっと、素直な言葉が、気持ちが、
すっと書けると思いますョ幸せ

 







2024/12/02 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2024のご報告29(サバイバルの日2日目B定点撮影 登龍展望台にて)

皆様、おはようございます。

師走の入りは、
穏やかなお天気です幸せ

けれど、
どうも週末から寒くなるらしいですよ困った

さて、
先の投稿で、『それぞれの登龍』として、
4つ班の様子をお伝えしました。

今日も同じ登龍峠の話題ですが、

子どもたちが必ず立ち寄り、
ご飯を食べたり、休憩したり、
の、絶景ポイントこそ、「登龍展望台」です。

実は、ここが峠の頂上ではないのですが、
おおよそこの景色を見れば、
正にてっぺんだと認識するかもしれません。

登龍峠のてっぺんは、
もう少し、末吉側にあります。

なので、
今年は全班が、先に峠越えをした事になります。

ここから見える景色は圧巻で、
眼下に底土港を望み、

八丈富士の全景と、
背後には、八丈小島も見えますラブ

底土から続く海岸線を、
BCがある場所の、もっと先まで、
ず〜っと確認できます。

この場所に辿り着くまでに、
苦労して、苦労して、歩いて来るので、

きっと子どもたちは、
永遠にこの絶景を憶えていることでしょう。

否、八丈島に来たら、観光客も、そうでない人も、
この場所を外すことはあり得ません。

そこで、
その絶景を、皆様にも見て戴きたい―嬉しい

そこで、
全班同じ場所(定点)で撮影カメラしたスナップを、
貼らせて戴きました。

上から、1班、2班、3班、4班
と、なっていますチョキ

子どもたちの背景に広がる絶景を、
是非あなたも、実際に見に行ってみてください。

ハマりますよスマイル







2024/12/01 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2024のご報告28(サバイバルの日2日目A それぞれの登龍)

皆様、おはようございます。
ついに今日から師走ですよ。

さて、昨日こんなニュースがあったこと、
ご存じでしょうか?

秋田県で、
なんと熊がスーパーマーケットに入り込み、
従業員が、襲われて怪我をした―
って、ニュースです。

最近、街に出没する熊が増えて居ます。

確かに怖い事ですが、
これは熊のせいではなく、
野生動物との適切な距離を無視して来た、
結果ではないかと思うのです。

それでは、
サバイバル踏破2日目の様子について、
報告を続けましょう。

今年度は、4つの班の全てが、
末吉側から難所の登龍峠にアタックする―
と、お話ししました。

では、底土側から登るのと、
末吉側から登るのでは、
果たしてどっちがキツいでしょうか・・・?

これは、
おそらく歩いてみないと実感できません。

が、毎年のパトロールから感じるのは、

どっちもキツい―

と、云うのが正解ではないかと思います。

底土側は、距離は少し短いですが、
その分急坂で、
カーブも急なワインディングロード

一方の末吉側は、
カーブは多少は緩やかなれど、
とにかく長い登りが永遠と続く苦難坂―
そんな形容が分かり易いかなあと思います。

ただ、展望台まで辿り着けば、
そこからBCが見えるので、
残りの距離が想像できて、
勇気が湧いて来るのが、
末吉側アタックの特徴でしょう。

が、にこの2班は、
登って下って、更に富士山へ登ります。

なので、BCを目に入れてしまうと、
逆に心が折れるかも・・・
そんな懸念がつきまといます。

それを見込んで、
ビバーク地を早めに発った2班でした。
展望台までは、順調だったと思います。

なので、絶景に見惚れるのではなく、
給水と食事を早めに済ませて、
先を急がねばなりません。

が、絶景は、時に魔物となり、
ここにもっと居たい・・・
と、足が必然的に止まってしまうのです。

にこには、
メンバーにもっと見て欲しい景色があるので、
ここで時間を使いたくないのが本音でしょう。

逆に、ビバーク地が一緒だった1班は、
心にもだいぶゆとりがあって、
登龍超えればゴール―
それがハッキリ見える登り坂です。

同じ道を歩くのに、
メンタルは真逆―

これが思いが交錯する、
峠道たる所以でしょう。

末吉でたっぷり休んでから、
余裕の出発でした。

3班は、
今日も声掛け合い、歌を歌いながら、
笑顔で峠に差し掛かりました。

「ザックの肩ベルトが食い込んで痛い・・・」

メンタルが、少し心配な○クが、
時々足を止めても、全員で待ち、
時には、代わりに荷物を持ってあげ、
声掛け励まし歩いています。

だから○クも、懸命に歩きます。
さすがにキツくて笑顔ではないけれど、
黙々と歩を進めています。

頑張れ・・・

歩くしかない感じかもしれません。

でも、自分だけじゃない。

仲間がいる・・・
それは何よりも力になるのです。

一方4班で、
登龍越えの引率となったのが、たけちゃんです。

いづは、朝イチでややオーバーワークとなり、
末吉で、一旦離脱しました。

最後に一緒にゴールできるように、
無理は禁物です。

どんな状況だろうと、
子どもたちは、
いづと一緒のゴールしか考えていません。

特に男子は時にはっちゃけて、
周りが見えなくなっていましたが、
次第に互いを思い遣る気持ちも出て来ました。

峠の途中に鎮座する、
「龍」の前で、ひと休み―

きっと、龍は4班の変化を、
ちゃんと見ていらっしゃるよ!!

4つの班の、
それぞれの「思い」が、峠で交差する、
今年の登龍アタックです。