夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2023/10/17 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告15(サバイバルの日B)

皆様、おはようございます。

たいちょーが、
4班のリードのためパトロールから離れ、
代わりに大ちゃんが加わりました。

大越鼻までは順調だった4班でしたが、
一向にペースは上がらず、殆ど進んで居らず、
なんでも、ちょっとした不協和音もあったみたいです悲しい

このままだと、お風呂も入れないかもと、
早めに手を打った―。と、云う状況です。

そんな中、他の3つの班は、
割と順調に歩を進めていましたウォーキング

午前中に八丈富士を、ふれあい牧場まで登り、
午後からは、登龍峠と云う、
ハードコースを選んだ2班チョキ

さすがにヘロヘロだろうなぁ・・・

そんな心配は無用な感じでした嬉しい

特に、リーダーのたけちは、
既に地図が身体に入っている様で、
タイムマネージメントが群を抜いていました。

2班に給水するために、
先に展望台で待機中の事でした。

大ちゃんがたけちに電話ケータイを掛けました。

「あと、どれくらいで着きそう!?」

って、聴きました。すると即座に、

「あと、10分で着きます。」

と、
○分くらい とか、
○分ほど  とか、
曖昧じゃなく、10分だと言い切っていました。

そして、
驚いたのは、ホントにジャスト10分で、
展望台に着いたのです。

「たけち、やべーっ!!」

大ちゃんが、感嘆の声をあげました。

「マジで鳥肌たった・・・」

自身も、リーダー経験者ですから、
このタイムマネージメントに、
唯々、感激ラブしていましたョ。

でも、たけちがメンバーとして島に来た時、
リーダーが、全く同じ事をやってのけました。

たけちは、そのリーダーを手本にしたんです。
なので、
自分的には、なるほど納得でありましたムフフ

ところで、この日は何度か強い通り雨が降って、
その度に、カッパを着たり脱いだり・・・雨

また降る可能性があるので、
着たままで行ければいいのですが、
合間の日差しが尋常ではありません。

結局、脱ぐ羽目になるので、
大変だったと思います。

遅れていた4班も、たいちょーのリードで、
なんとかお風呂は間に合いそうです。

が、この日はビバーク地まで、
一緒に歩くことになりました。

差し入れもたっぷりラブ
八重根漁港を通る度に、スイカ

三原中では、トマト。

パッションフルーツを、
戴いた班もあった様ですよ。

さあ、ビバーク地までもう少し!!
全員で、頑張ろうびっくり

 







2023/10/16 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告14(サバイバルの日A)

皆様、おはようございます。

引き続き、サバイバル踏破のレポートですマイク

子ども達がBCから出発して、
指導者も、ほっとひと息・・・

束の間の静けさの中で、
朝食を作って食べました。

この日の朝食は、
牛乳パックDEホットドッグです。

パーコレータで煎れたコーヒーコーヒーをすすりながら、
これから始まる、パトロールの準備です。

間もなく、
サバイバル担当の大ちゃんの携帯ケータイが鳴りました。

「タイソ〜ン、にこから出廻りって交差点が、
  出て来たって云ってますよ〜!!」

早速、道間違いの様です。

にこが率いる1班は、
空港飛行機で朝食予定ですが、
出廻りは真逆の方向です。

電話ケータイを代わって、

「逆だよん。そのまま同じ道を戻れば大丈夫・・・」

やらかしたようですスマイル

交差点2つ分、逆戻りしましたが、
このくらいのロスは、どってことありません。
それより、早く気が付いて良かった良かった幸せ

のっけから、そんな事がありましたが、
指導者達は、3台のクルマに分乗して、
パトロールに出て行きました。

自分は、
たいちょー、トーマスと一緒です。

先ずは2班の朝食場所である、

八丈富士のふれあい牧場に、
給水用のジャグを先置きします。

クルマの中で色んな話しをしましたが、
自分が、スマフォを持っていないことで、
情報が取れずに申し訳ないと話すと、

「逆に、どんとしててくれたらいいですよグッド

と、嬉しい反応嬉しい

昨年からパトロールには、
チャットやSNSを使って、
今年は更に、無線まで使って、
いち早い情報収集に努めています。

なのに個人的な事情で、
いわゆる情報弱者たる自分は、
ひたすら申し訳なさを感じていたのです。

さて、富士山にジャグを置いたら、
次に向かったのは、大越鼻の灯台です。

4班が朝食をここで摂るので、
給水に向かいました。

ほぼ、予定通りの時間に灯台に到着OK
いいペースです。

暫く一緒に時間を過ごしていると、
今度は、
八丈富士から降りてくる2班で、トラブルよろよろ

なんでも、下山中の道の何処かで、
傘を落としたらしい―
との情報ダウンダウン

島内のあちこちで、
にわか雨が降っていたのでした。

なので、そのまま富士山へ逆戻り。
大きなカーブの所で発見しましたびっくり

途中で待っていた本人に傘を渡しました。
本当は、先に底土で朝食を摂っている、
3班を激励に行きたかったのですが、
やむなくスルー。

逆に、給水ポイントとなる「登龍峠」の展望台に、
ジャグを先に置いておこうと云う事になり、
一度BCへ戻って、命の水(麦茶)を補充して、
登龍峠へ向かいます。

3班に給水をして一度戻ろうかと云う時、
たいちょーの携帯ケータイが、鳴りました。

「なんか嫌な予感がする・・・」

と、たいちょーが電話に出て直ぐ、
明るい表情が曇ってしまいました。

なんでも、4班のペースが上がらず、
だいぶ遅れていると云う事―

だって、大越鼻いいペースだったじゃんポカン

もしかしたら、一緒に歩いて欲しい―泣く

と、大ちゃんからのコールケータイ

も一度、相談するから・・・

と、電話は一度は切れたものの、
結局、遅れを取り戻すべく、
たいちょーが、パトロール隊から一時離脱よろよろ

と、なってしまったのでした。

こんな風にサバイバル踏破は、
歩き始めたら、もう何が起るか分かりません。

従って、このレポートも、
なかなか進んでいきません悲しい

と、云う事で、
何卒ご容赦を・・・困った

写真は上から
1班 遅れを取り戻して空港へウォーキング(まだまだ平気、ガンバレ)

ふれあい牧場に置いたジャグ(愛情たっぷり入ってるよん!!)

4班 大越鼻灯台から太平洋を望む(ここまでは良かったのにねえ)

3班 登龍峠で我々を見つけて ダッシュ(若いって凄い!!)







2023/10/15 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告13(サバイバルの日@)

皆様、おはようございます。

やっと、この日のご報告まで辿り着きました困った

海洋道中のメインイベント、
『サバイバル踏破』ですグー

昨年は、『八丈チャレンジウォーク』
として、コースの短縮+時間短縮の、
コロナ対策を講じての実施でありました。

が、今年から、
島1周を基本とした、『サバイバル踏破』が、
満を持しての復活です嬉しい

4つの班が熟考を重ね、
意見を交わして作り上げたコースとプランを、
この2日間で、実践するのです!!

島1周は、およそ50q―
そんな距離、歩いた事がある子は、
きっと1人もいません。

自分がどうなってしまうのか、
全く予想もつかないと思います悩み

この2日間は、自分と向き合い、
仲間と向き合い、成長した自分を、
きっと見つけてくれるでしょう。

毎年、この日の朝は、胸がアツくなります。
どうか無事に戻れよ―
と、心の中で祈りながら、各班を送り出します。

今日は、4つの班のスタートの様子に、
それぞれのコースを加え、
写真と共に、レポートしますマイク

写真1枚目 
1班の出発式 
コースは、
BC 〜八丈空港(朝食)〜八重根漁港(昼食)
 〜大坂トンネル 〜 三原小中 〜 旧末吉小
が、1日目の行程です。

ビバークは、旧末吉小で、お風呂は『みはらしの湯』

1班は、1周コースではなく、
明日、登龍峠・八丈富士にアタックする難関コースです。

写真2枚目
2班の出発式
コースは、
BC 〜八丈富士アタック(朝食)〜底土 
〜登龍峠アタック(昼食)〜 末吉公民館
が、1日目の行程です。

ビバークは、末吉公民館で、お風呂は『みはらしの湯』
1班のビバークと向かい合わせです。

で、気が付かれたと思いますが、
1班・2班は、同じコースを逆に辿っています。

これには、実は訳があるんですよ

1班のリーダー(にこ)と、
2班のリーダー(たけち)は、
中学校の時、同じ班で、この難関コースに挑み、
見事に踏破した経験者なんです。

その時のリーダーの思いを体感したくて、
敢えてこのコースを選んだんですよ。

本当に、
「どんだけ〜っ」ムンク
なんですよ。

写真3枚目
3班出発式
コースは、 
BC 〜底土(朝食)〜登龍峠アタック 
〜 名古の展望台(昼食)〜三原小中
が、1日目の行程です。

ビバークは、三原中学校。
お風呂は、先に三原中に着いてから『ふれあいの湯』
と云う、先に登龍峠に挑み1周を目指します。

写真4枚目
4班出発式
コースは、 
BC 〜 大越鼻灯台(朝食)〜南原千畳岩
〜八重根漁港(昼食)〜大坂トンネル  
 〜ふれあいの湯(入浴)〜中ノ郷室内運動場
が、1日目の行程です。

ビバークは、中ノ郷室内運動場です。
4班は、先に海側を歩き、翌日 登龍峠を越えて、
BCに戻る1周コース。

実は、3班のリーダー(ひで)と、
4班のリーダー(いづ)にも、中学の時の体験で、
苦い思い出があるんです。

ひでは、
スノーケリングが克服できずにホームシックとなり、

いづは、
脚を痛めて、サバイバル踏破リタイヤ

と、云う、不完全燃焼の海洋道中でした。

サバイバル踏破は、こうしたリーダー達の、
それぞれの思いを成就させる儀式―

そんな意味も込められているのです。

だからこそ、毎年、色んな事が起きます。
でも全て子ども達と一緒に乗り越えて、
凄い充実した表情で戻って来ます。

どうか、全員が無事にBCに戻って来ますように・・・

全班の見送りを終えて、
さあ、指導者達も、長い1日が始まります。


 







2023/10/13 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告12(交流の日B)

皆様、おはようございます。

今日は、13日の金曜日でございますよムンク

ホッ○ーのお面を被って、
チェーンソーを持っているのは、誰でしょうスマイル

タイソン、ちゃう!!
ジェイソンやあ!!

届いてくれている方にだけ、
分かって戴ければ、充分です困った

ところで、
交流の日が正しく交流メインとなった今年、
麦雑炊でお腹いっぱいになった午後も更に続きます。

一緒に料理をして打ち解けた、
山梨っ子と、八丈っ子達ですが、鉄は熱いうち・・・

の、言葉の通り、
午後は班で共通の課題に取り組んで、
一緒にオブジェ作りです。

それはBCに落ちている物を使って、
「高く美しい」オブジェを作る事― です。

渡される道具は、5本の長さの異なる針金―
これだけです。

BCにある物とは云っても、
木を折ったり、
切ったりしてはいけません。

さあ、そんな条件で、
オブジェ作りが、スタートしましたョ。

どの班も、お互いに色んな意見を出し合って、
「高く美しいオブジェ」を、作っています。

実に楽しそうで、
そんな表情の方を見ながら、

「ああ、美しいなあ・・・」

同じ課題にみんなで取り組む大切さ、
色んな意見を認め合って、
なんとか活かそうとする創造性。

心の中で、

「これだよ。これ・・・」

って、大喜びしている自分がいました。

例年、なんだか中途半端に交流会を終えて、
午後はスノーケリング行くためにバタバタガッカリ

けれど、スノーケリングは、
昨日、充分楽しんだし、今日は交流を楽しもう!!

双方の子ども達に、
そんな意識が生まれていたと思います。

やがて・・・

出来上がりましたよぉ!!
4つの「高く美しいオブジェ」

で、それぞれの班のメンバーから、
「推しポイント」の、アピールタイムグッド

プレゼンが始まりました。

「おー」スマイル

とか、

「へぇ」自信まんまん

とか、

「わーっ」嬉しいとか、

「ふーん」自信まんまんとか、

拍手拍手とか、

笑顔幸せとか、

色んな姿を見ることができて、
今年の交流会は、大成功でしたぁ。

また、山梨で会おうね!!

約束しながら、お見送りラブ

オブジェは、そのまま暫く残す事にしましたチョキ

では、説明は敢えてしませんので、
各班の力作

「高く美しいオブジェ」

どうぞご覧下さい。

上から1班、2班、3班、4班

って、なってまーすグッド

さあ、
次回からは、いよいよメインイベント、
『サバイバル踏破』の、
2日間のレポートを始めます幸せ

 







2023/10/12 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告11(交流の日A)

皆様、おはようございます。

山梨の郷土料理と聴いて先ず思い浮かぶのは、
やっぱり『ほうとう』では、ないでしょうか。

似たお料理として、
大月近郊の「おつけだんご」や、
峡西地域の「みみ」も、ありますよね。

形は、それぞれ異なりますが、
味噌仕立てである事や、
お野菜がいっぱい入っている―
なんてところは、どっちも共通です。

今回の交流会で、
山梨に八丈の参加者が来た時には、
この「ほうとう」を、みんなで作ります。

一方、
八丈の郷土料理として、ご紹介を戴いたのが、
『麦雑炊』でした!!

ほうとうもそうですが、
今や、自宅では余り作りませんよね困った

こうした「ふるさとの味」が、
段々と、食卓にあがらないのは、淋しい事です。

この八丈の「麦雑炊」も、然りで、
なかなか普段の食事では、
食べなくなってしまっているようなのです。

が、今回、
強力な助っ人が、この八丈の食文化の紹介に、
力を貸して下さいました。

それは、BCある場所もその地域内なのですが、
地元、「三根婦人会」のお母さん達に、
サポートして戴きながら、麦雑炊を作ります。

各班に付いてくれたお母さん達も、
作り始める前に、

ロコ〜ッ!!

ノリノリなお母さん達です。

そして、一緒に調理しながら、
色んなお話しを、してくれたそうですよ

でも、島言葉がわかんなーい。
って、子もいて、
島言葉も、いっぱい教えてくれましたラブ

今でこそ普通にお米が食べられますが、
元々、島には田んぼがなく、
麦が主食だったそうです。

そし三根地域で昔から作っていた、
「里芋」と、合せて、かさ増しをしたのが、
「麦雑炊」だったそうです。

それに、ゴボウなどの根菜や、
香りのネギなどを入れて、
更には、家ごとに様々な具を入れて、
食べられていたそうです。

磯に貼付いている、
「ジンガサ」の様な貝だったり、
「アシタバ」だったり、
こんな点も、「おうちほうとう」が、最高!!
と、する「ほうとう」に、似ていますよね。

予め、麦はある程度、炊いて来て下さっていて、
具材とお水を合せて、少し煮込めばできあがり―
だそうです。

でもね。

完成して、食べてみたら、旨いんですよ。
実に味わい深くて、優しいお味で、
里芋のとろみと、
ゴボウが何と云っても香りを醸しだし、
いやあ、良く食べましたよ。

大概の子は、おかわりしてましたし、
4杯目!!なんて、子もいました。

自分も、余りに美味しくって、
3杯も、おかわりラブ

けど、具でかさ増しになってるので、
食べても食べても、減ってかないの・・・

婦人会のお母さん達のお陰で、
島の郷土料理、堪能しました!!

美味しかったです。
ごちそうさまでした。

食事の片付けが終わると共に、
お母さん達も帰られましたが、
食事の最中に、色んなお話しもできました。

で、また会いましょう!!の、願いと、
ごちそうさまでした。の、感謝の気持ちを込めて、
手を振って、お見送りしました。

そのお別れのあいさつの言葉が、
 コレです。

「あばよ〜い!!」