夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2023/10/12 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告11(交流の日A)

皆様、おはようございます。

山梨の郷土料理と聴いて先ず思い浮かぶのは、
やっぱり『ほうとう』では、ないでしょうか。

似たお料理として、
大月近郊の「おつけだんご」や、
峡西地域の「みみ」も、ありますよね。

形は、それぞれ異なりますが、
味噌仕立てである事や、
お野菜がいっぱい入っている―
なんてところは、どっちも共通です。

今回の交流会で、
山梨に八丈の参加者が来た時には、
この「ほうとう」を、みんなで作ります。

一方、
八丈の郷土料理として、ご紹介を戴いたのが、
『麦雑炊』でした!!

ほうとうもそうですが、
今や、自宅では余り作りませんよね困った

こうした「ふるさとの味」が、
段々と、食卓にあがらないのは、淋しい事です。

この八丈の「麦雑炊」も、然りで、
なかなか普段の食事では、
食べなくなってしまっているようなのです。

が、今回、
強力な助っ人が、この八丈の食文化の紹介に、
力を貸して下さいました。

それは、BCある場所もその地域内なのですが、
地元、「三根婦人会」のお母さん達に、
サポートして戴きながら、麦雑炊を作ります。

各班に付いてくれたお母さん達も、
作り始める前に、

ロコ〜ッ!!

ノリノリなお母さん達です。

そして、一緒に調理しながら、
色んなお話しを、してくれたそうですよ

でも、島言葉がわかんなーい。
って、子もいて、
島言葉も、いっぱい教えてくれましたラブ

今でこそ普通にお米が食べられますが、
元々、島には田んぼがなく、
麦が主食だったそうです。

そし三根地域で昔から作っていた、
「里芋」と、合せて、かさ増しをしたのが、
「麦雑炊」だったそうです。

それに、ゴボウなどの根菜や、
香りのネギなどを入れて、
更には、家ごとに様々な具を入れて、
食べられていたそうです。

磯に貼付いている、
「ジンガサ」の様な貝だったり、
「アシタバ」だったり、
こんな点も、「おうちほうとう」が、最高!!
と、する「ほうとう」に、似ていますよね。

予め、麦はある程度、炊いて来て下さっていて、
具材とお水を合せて、少し煮込めばできあがり―
だそうです。

でもね。

完成して、食べてみたら、旨いんですよ。
実に味わい深くて、優しいお味で、
里芋のとろみと、
ゴボウが何と云っても香りを醸しだし、
いやあ、良く食べましたよ。

大概の子は、おかわりしてましたし、
4杯目!!なんて、子もいました。

自分も、余りに美味しくって、
3杯も、おかわりラブ

けど、具でかさ増しになってるので、
食べても食べても、減ってかないの・・・

婦人会のお母さん達のお陰で、
島の郷土料理、堪能しました!!

美味しかったです。
ごちそうさまでした。

食事の片付けが終わると共に、
お母さん達も帰られましたが、
食事の最中に、色んなお話しもできました。

で、また会いましょう!!の、願いと、
ごちそうさまでした。の、感謝の気持ちを込めて、
手を振って、お見送りしました。

そのお別れのあいさつの言葉が、
 コレです。

「あばよ〜い!!」


 







2023/10/11 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告10(交流の日@)

皆様、おはようございます。

今年の『やまなし少年海洋道中』のレポートも、
今日で10回目となりましたが、
その進みようと云ったら、
何と云う、カメの歩みでしょうか!?

10日分を書いてやっと、
プログラム2日分と、先発隊の記事のみですもんよろよろ

これは、先が思い遣られますが、
それだけ、紹介したいことがいっぱいである―。
と、寛大な心でお許し下さいませ困った

今日からは、海洋の日とひっくり返して、
4日目(8月5日)に行う事にした、
『交流の日』の、レポートですスマイル

日程を入れ替えた事情と、
早朝に釣り体験が復活した事は、既にお伝えしました。

なので、純粋にリニューアルした『交流の日』に、
どんな事を行ったのかを、お話ししまーすグッド

最も大きな変更点は、
『交流の日』が、正しく、
『交流(のみ)の日』に、変わった事です。

1日をフル活用して、
互いに培って来た交流の「絆」を、
更に強固にしていこうと云うのが目的です。

そこで今回、初めて取り入れたのが、
お互いの故郷の味である、
「郷土料理作り体験」を、
交換し合おうと云う活動です。

この体験については、次回詳しくお話ししますので、
今日は、顔合わせと、
『アイスブレーキング』の、様子をレポートします

『アイスブレーキング』と、云うのは、
ご存じの方が多いと思いますが、

緊張で、氷の様に固まった気持ちを、
一度ぶっ壊して、溶け合わす事を目的とした活動―
の、事です。

レクリエーションと、混同しがちですが、
目的が異なるので、同じ事をやったとしても、
意味合いが異なって来ます。

さあ、アイスブレーキングと云ったら、
やっぱり「たいちょー」の、出番です。

今年も、とっても素敵な活動を、
用意してくれましたョグッド

少し緊張気味な、八丈島の小中学生達を、
山梨の中学生が、大きな拍手で迎え入れました。

先ずは、開会式です。
山梨のレク係の司会進行で進みます。

その中で、全体で挨拶する機会を戴いたので、
昨日体験したばかりの、
「嬉しい再会」の、話しをさせてもらいました。

このお話しを書き出すと長くなるので、
これも、別の日に紹介する事にしますが、
長い交流の積み重ねで、
素敵な偶然が起きるのは、本当に奇跡ですよね嬉しい

さて、アイスブレーキングの最初の活動―
『ロコロコゲーム』
いやあ、これは楽しかったなあハート

ロコは、
ハワイ生まれハワイ育ちの人―
の、事だそうですが、

親指と小指を立てて、「ロコ」って云えば、
ハワイ式の挨拶でもあるみたいスマイル

そんな挨拶をたいちょーが、
ある保護者の方から事前研修会で受けたんだよ―

って、事から、コレを流行らそうスマイル

それ以来、ロコは我々の共通の挨拶となり、
島の仲間も巻き込んじゃえ!!
と、出会いのゲームに仕立ててくれましたグッド

ニックネームを伝え合って
ロコ!! 指先ちょんと合せて挨拶スマイル

好きな食べ物や、好きな事、好きな物・・・
を、教え合って、またロコ!!

自分も、ロコのポーズで仲間を探して、

「カモーンロコ!!」

で、あっと云う間に、みんなロコ仲間矢印左下

その他、更に気持ちを通わせるゲームを重ね、
さあ、これからお楽しみの、
「郷土料理タイム」に、突入でーす嬉しい

作るのは、『麦雑炊』です。

どんなお料理なのか、
島のお母さん達が指導して下さいますョチョキ










 







2023/10/10 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告9(海洋の日C)

皆様、おはようございます。

やっと秋らしい陽気になって来ましたね。
ですが、今日も記事は、
アツい夏のお話しですよスマイル

海洋の日と云えば、
やっぱり、『スノーケリング』
ですよねえ!!

例年、
食事からスノーケリング開始までの時間がタイトで、
この状況を、なんとか見直したくて、
ずっと働きかけて来ました。

昨年度から、
このスノーケリング体験をサポートして下さっている
フリーダイビングチームの皆さんも、
より質の高い体験をと、充分な食休みを取ってから、
開始する事に賛同して下さいました。

一方で、
事前情報として、体験場所にある珊瑚の、
白化が進んでしまった・・・

と、云う哀しい情報も伺っていました。
そこで、実際に海に入る前に、

急きょ、タイソンの海の環境講座を開催し、
海パン・ラッシュガード姿での、
インタープリテーションスマイル

この事については、
もう一つの当方のブログ、
『鯛損のでっかい夢釣りあげよう』の、
9月5日の記事で1回書かせて戴いたので、
今日は、ここまでムフフ


すっごく海に入りたかったのだけど、
今回ワタクシはサポート組で、
陸上監視役を務める事になりました​​​​​​ガッカリ

そしたらね。
なんとウミガメがいて、一緒に泳いだんだと嬉しい

うー、グヤジーよぉ
タイソンも、見たかったよぉよろよろ

珊瑚が着床している岩に付いた海藻を、

「はむっ。って、食べてたよ」

と、教えてくれました。

それに、やっぱり珊瑚の白化も、
進んでいた様です。

ショックじゃ・・・悲しい

陸の上から見ていると、
どの班も、凄く頑張ってるって言うか、
楽しんでいるのが、よ〜く分かります。

こんなに楽しめるのも、
万全のサポートがあってこそラブ

本当に、感謝しかありません。

八丈の海の現状を、
良い部分も、そうでない部分も、
しっかりと、自分の目で見て確かめたこと―。

単に、「綺麗だったぁ」とか、
「ウミガメ見たぁ」とか、だけじゃなく、

それぞれの、心と頭で、全身で、
感じてくれたことでしょう。

 







2023/10/09 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告8(海洋の日B)

皆様、おはようございます。
引き続き、今年の海洋道中のレポートですマイク

に、してもラグビーW杯、
日本、惜しかったですねえ。

いやあ、アルゼンチンつおい!!
決勝Tも、日本の分まで頑張って欲しいグー

ところで今日はスポーツの日、
連休中、午前のまったり時間ではありますが、
今日のお昼ご飯、何にしますぅびっくり

海洋の日は、
お楽しみ企画が満載なのでありますが、
この日ごちそうになる、
お昼ご飯は、正に神です。

恒例になっていて―
と、云う事もあるのでしょうが、

そのメニューが凄すぎて、
美味しすぎて、神なのです。

そして、この豪華なお昼ご飯を、
毎年ご用意して下さっているのが、
漁協の婦人部の皆様方です。

平たく云うと、
島のお母さん達―
が、腕によりを掛けて作って下さります。

以前は、作って下さるばかりか、
その場に来て下さって、
子ども達に、とびっきりの笑顔と、
最高のお料理で、もてなして下さっていました。

が、コロナ禍となり、
「おもてなし」が、
できなくなってしまいました。

お母さん達にお会いできないのが、
直接お礼を言えないのが、
とっても淋しいのではありますが、

しっかり「胃袋」を、つかまれているので、
もう、この日のお昼ご飯を自分は、
勝手に「女神様のランチ」と、呼んでいます。

もはや、この「海洋の日」の、
欠かせないプログラムなのです。

で、今年もまあ,凄く豪華でしたよ〜!!

子ども達も、指導者達も、
食べる食べる・・・美味しい

と、云う事で、
その献立を、左の写真で紹介しますねグッド

昨年は、個別に「島寿司」の、お弁当でしたが、
今年は、みんなで食べられる様に、
オードブルにして提供して下さいました。

では、先ずは1枚目は、
島の恵が豪勢に盛り付けられたオードブルの写真

どーん!!

どうです。いいでしょラブ

で、このオードブルの容器の上に、
お品書きを、添えて下さっていました。

では、上の写真で、お品書きにある
それぞれの、お料理を紹介しますねレストラン

先ず、写真の右下と左上の対角にある、
さつま揚げスタイルのお料理が、

『トビウオのすり身揚げ』です。

続いて、右上と左下にある、
唐揚げスタイルのお料理が、

『メジマグロの竜田揚げ』です。

メジマグロと云うのは、
マグロの種類ではなく、マグロの若魚の事です!!

それから、
すり身揚げと、竜田揚げの間で、

「餃子だぞ!!」

って、主張してくれているお料理が、

『手作りツナの揚げ餃子』です。

最後に、控え目ながら、

「ここにいますよ〜」

て、微笑んでくれているお料理が、

『手作りツナのサラダ』です。

そして下の写真は、
ムロアジのくさやと、メカブ(海藻のくき)を、
混ぜご飯にしてから握ってくれた、

『おにぎり』と、

4枚目の食事風景の写真で、
テーブルの上に置いてあるバンズこそ、

もう、がっちりと胃袋をつかまれた傑作ハート

『ムロアジのメンチカツバーガー』

で、あります嬉しい

これが、ホントうまいんだあラブ

お野菜も、
ちゃあんと添えて下さっていますし、

デザートには、
今年もスイカがたっぷり。

いやあ、今年も、
大、大、大満足ですラブ

ごちそうさまでしたぁ。

初めて食べた八丈の恵に、
子ども達も、絶対に胃袋をつかまれましたねスマイル
 







2023/10/08 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告7(海洋の日A)

皆様、おはようございます。
自宅の周りの田んぼの稲も、
だいぶ刈り取られて、新米が楽しみです。

新米の炊きたてのご飯、最高ですよねラブ
そのおかずに一品選ぶとしたら、
あなたは、どんなおかずを選びますか?

魚喰いの自分は、
できたら、焼きたての干物なんか欲しいなあ・・・
なんて、思うのですが、
同じ干物でも、なかなか山梨では食べられないのは、
なんと云っても、「くさや」です。

焼きたては、
炊きたご飯に、メッチャ合う「ごはんのお供」ですが、
何しろ、独特な匂いがあります。

なので、こっちで焼いたら、
もしかすると、異臭騒ぎになってしまうかも!?

でも、優秀な発酵食品でもありますから、
納豆がお好きな方なら、きっと大好きになりますョ

おそらく、海洋道中参加者も、
「くさや」が、
どんな風に作られるのか、
そして、どんな味がするのか、
はたまた、その匂いってどんなんだろ・・・

と、興味と恐怖が半々かもしれませんが、
海洋の日のリポート第2弾は、
島の主要産業、「くさや」工場の見学&体験です。
ちょっと前置きが長すぎたかな・・・困った

クルージングで波の飛沫を浴びて、
すっかり身体は海になった参加者達。

お次は、くさやの体験となります。
お世話になる工場は、神湊漁港から歩いて5分、
何度もお世話になっている工場です。

先ずは、パンフレットを配って下さって、
「くさや」に、ついてのレクチャーを受けました。

くさやは、「くさや汁」に、
魚を漬け込んで作る干物である事。

従って、
どんな魚でも「くさや汁」に漬け込めば、
「くさや」である事。

「くさや汁」は、元々は海水であった事。
魚を漬け込む事を繰り返していたら、
やがて「くさや菌」が生まれ、
今も熟成が進んでいる事・・・etc

などのお話しを、
社長様が直々にして下さいました。

そして、2グループに分かれて、

くさやの試食美味しい

と、

原料となる「ムロアジ」を捌く体験魚

を、させて戴く事になりました。

先ずは、試食組―
最初は、おっかなびっくりで手を伸ばし、
口に入れるのを、躊躇している様子

まあ、そりゃそうだよね目を見張る

って、事で、ワタクシめが先ずは食べて見せて、
「うまい!!グッド」を、ひと言。

で、何人かが恐る恐る口に入れて噛みしめると、
「あー、美味しい、美味しい!!」桜

仕込んだ訳ではないけど、サクラ効果はてきめんスマイル

そしたら、食べる食べる・・・
そのまま食べたり、マヨネーズを付けたり、
極めつけは、クリームチーズを付けて食す―。

チーズも発酵食品ですから、
実に相性がいいのですよんグッド

後の班も、反応は・・・?

おんなじでしたぁスマイル

一方は、捌く組魚

くさやは通常、腹開きです。

先ずは、
専用の機械であっと云う間に「腹開き」にして、

包丁で、ハラワタを抜き取ります。
その包丁の使い方や、
内臓の処理について学びます。

最後に、「くさや汁」の、味見です。
指先をチョッとだけ付けて、その指を舐めますが、

「しょっぱーい!!」
これって『しょっつる』や、『いしる』などの、
「魚醤」と、同じです。

このくさや汁の抗菌作用と云ったら、
キズさえ治してしまうくらいの効能があるのですョ。

従って、化粧品などにも使われているんです自信まんまん

その証拠は、従業員の特にお母さん達の、
手の艶を見れば、一目瞭然です。
だって、スベスベですからっ!!

甲州弁で云うと、
すべっこい事、このうえなしだっつこん!!

と、云う事で、捌いて、食べて、
「くさや」の、初体験が終わりました。

実はね、お土産にくさやを買った子が、
割と多かったんですよ幸せ

大成功OK

さあ、次回は、
最高の海ご飯のリポートですマイク

「チョー、まいうー」美味しい