皆様、おはようごいざいます。
いやちゃう。こんばんは。でした。
いつも同じ書き出しだから、間違ってしもた・・・汗
『海辺の環境教育フォーラム2024INふくしま』
2日目の様子の続きでございます。
が、さすがに1週間以上も経ってしまうと、
リアルタイムもどき―
には、無理がアリ過ぎです
なので、普通に事後報告に、
しますね・・・
前回は、パネルディスカッションの後、
あなごめしをお昼に食べた・・・
って、ところまでお話ししました。
で、午後からは・・・
と、申しますと、
これが充実しまくりの貴重な時間でした。
何が貴重かって、
そりゃあ、海フォの最大の特徴は、
なんと云っても、たくさんの「志」を、一にする、
海仲間たち―
との、出会いとコラボレーションです。
ここでは、敢えて「海人(うみんちゅ)」って、
表現したいと思います。
午後イチの活動は、フォーラムの目玉企画である、
分科会です。
第2分科会を選んだ―
って、事は既にお伝えしてありますね
この第2分科会は、
災害大国ニッポンにあって、
この先もなくなることのない自然災害と、
向き合わなければいけないことは必須です。
そんな状況に対し、
海辺の環境教育ができることは何か―
果たすべき役割は何か―
東日本大震災から13 年たった、この福島の地と、
年の始めに大地震が発生した能登。
2つの地域から学び、
自然の恵みと、災害の、
両方を意識した教育とはどのようなものかを、
語り合おうと云う主旨の分科会です。
ゲストスピーカーとして、
福島と、能登から3組の代表をお迎えしました。
先ずは、震災後から防災教育に取り組んでいる、
アクアマリンふくしまの、
リーダースタッフであるMさん。
震災後に必須となった「放射線教育」に、
取り組む団体の代表であるSさん。
そして、未だ災害の傷が広がっている奥能登から、
環境教育施設のスタッフの方お二人と、
通っていた中学校で取り組んでいた防災教育と、
その成果を、在校生のUさん(3年生)が、
発表してくださいました。
驚いたのは、かつてあった災害を契機に、
1月の震災以前から、防災教育に取り組んでいた―
と、云う事でした。
それ故に、先の能登半島地震の際には、
中学生達が、学校が避難所になる事が分かっていて、
自ら避難所開設に取り組んだり、
ケアが必要な方々のお手伝いをしたりなど、
正に地域の担い手として、
活躍したと云う事を知りました。
そして、地域の伝統的なお祭りに掲げる
「友旗」作りにも取り組んで掲げ、
地域の方々の生きる支えになっている事を、
実感して、感動してしまいました。
その中学校も、過疎の波に押され、
来年4月からは統合されてしまうそうです。
でも、防災活動は続けてね。
と、分科会参加者から、エールを送りました。
一方、水族館での防災教育は、
全国から来館される、
教育(修学)旅行に活用されていながらも、
その取り組みには、大きな格差もあるそうです。
こんな淋しい実例も、お聴きしました。
先生方にとっては、来館は旅行の1ピース。
全て施設に丸投げの姿勢で、
事前学習もないわ、おまけに代金を値切ったり、
そんな学校もあるのだそうです。
更に来館しても、制限時間厳守がマストで、
学ぶ意欲が殆ど感じられない学校も・・・
と、この差に愕然とし、正直、
誰の為の学びかと、憤りも感じました。
やはり、「災害」と、云うのは、
実際の体験を伴わなければ、
災害から学ぶのは、
まだ対岸の火事の様です
もちろんしっかり、
学ぶ姿勢で来館する学校も多いのも、事実だと、
お話ししてくださいました。
そんな貴重なお話しばかりだったので、
議論を深めたり、意見を交わし合う時間は、
短くなってしまったのだけれど、
本当に、この分科会に参加できて満足でした。
そんな訳で、写真も撮らずに集中していたので、
分科会の様子は、皆さんでイメージしてみてください。
能登の方々から戴いたのは、
「勇気」と、「継続の力」でした。
豪雨災害をも、必ず乗り越えて、
能登は、絶対に再生します。
その一助になる取り組みを、
考えてみたいと思いました。
この分科会の後の活動については、
また、次回に報告します。
写真は、開催中の企画展の様子です。
「旅する深海魚展」、なかなか興味深かったですよ