夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2017/09/28 23:39:02|その他
海洋道中2017 番外編 KONちゃんとラフティング

海洋道中の指導者の中で、
水辺のプロフェッショナルと言えば、
カヌーイストであり、
ラフティングガイドでもある、
チーフカウンセラーのKONちゃんです。
彼の普段の風貌は、チョイ悪な感じで、
どちらかと云うと強面ですが、
サングラスの下の目は、
とっても優しいナイスガイです。

海洋道中では、
スノーケリングの指導を
担当して戴いていますが、
KONちゃんの仕事っぷりを見たい―。
と、云うリクエストがたくさんあったので、
KONちゃんからの提案で、
「じゃあ、一緒にラフティングしようよ!!」
って、事になりました。

指導者同士の打ち上げと、
更なる親睦を深める為に、
9月9日の土曜日に、彼の仕事場の一つである、
富士川にやって来ました。

自分とも親交がある、
「シャイニングフィールド」さんでの、
ラフティング&BBQで、
盛り上がる事になりました。

お誘いを戴いた時、
午前中に仕事があったので、
自分はBBQだけ参加する事にしていました。

で、仕事を終えて、現場に直行。
予定では13時にラフトスタートになっていたので、
到底間に合わないと思っていたからです。
が、13時半を回って現場に着くと、
まだスタートしていない模様です。

「遅れてるんでタイソンも乗る?」
って、KONちゃんからのアプローチ。
これでも、チョッとは水辺の活動家ではあるので、
誘われて、断る理由などありません。
ライフジャケットと、ウェットスーツは、
クルマに常時積んであるのです。

で、急きょ自分も、
ラフティングから参加する事になりました。
ガイドはもちろんKONちゃんです。
が、この日は、団体も入って居り、
社長もガイドに駆り出されていたので、
彼とも久々の再会になりました。

この日のツアーメンバーはと云うと、
ボランティアリーダー(VL)が2名、
あしくまと、おさが来てくれました。

指導者は、かりまーと、かよちんの女子2名と、
ホントは、水が苦手なはずのがっしーも参戦。
で、自分が新たに加わったので、
6名で1艇でのツアーとなりました。

BBQから、VLのかっちゃんと、
指導者のほりが来ることになっています。

自分以外は、全員ラフティングは初めてかなあ・・・
って、思っていたのですが、
実は、かよちんなどは、
水上でのラフティング&ハイドロも経験済み―
って事で、見かけによらずアクティブです。

かりまーは、と云うと、
彼女は山ガールで行動派なので、
女性指導者は、実はワイルドなんです(笑)

故に、水が苦手ながっしー、
果たして無事にツアーを乗り切れるのかっ!!

さあ、緊張のツアースタートです。
初っ端の難所の釜口を突破!!
「パドルあげて〜」
KONちゃんの、威勢の良い掛け声が響きました。

この後は、ガイドのKONちゃんが、
目いっぱい楽しませてくれました。

ウィリーもしたり、
全員でラフトボートに立って、
手をつないでバランス。
落ちてもノープロブレム!!
めっちゃ楽しく盛り上げてくれました。

しかも、森林インストラクターでもある
KONちゃんですから、
途中に、富士山をめぐるインプリも入ります。

幾つかある難関も、アクティブに、
スリリングに攻めてくれます。
「パドルあげて〜!!」
「イエーイ!!」
息もピッタリになって来ました。

圧巻は、ツアー後半の、
岩からの飛び降りタイムで、
最後を飾ったKONちゃんの、
アクロバティックな宙返りダイブ!!

しかも、最初に飛び降りた時に紛失した
あしくまのゴーグルのカバーを、
さりげなく拾って来る―。
って云う、心憎いパフォーマンスに、
一同、感激!!

で、こんなプロ中のプロと一緒に、
八丈に行けたんだ―。って、事に、
喜びを隠せない様子でした。

ゴールでは、ラフトボートを担いで、
河原をひょいひょいと走る姿に、
またまた感激!!

KONちゃんのお陰で、
本当に楽しいツアーになりました。
がっしーも満面の笑顔で、
水が苦手なんて嘘でしょ?
ってくらいに、喜んでいましたよ!(^^)!

日も暮れて、かっちゃんとほりも合流して、
BBQでは、おいしいお肉も、
お野菜も、富士宮やきそばも、たっぷり食べて、
このうえないシアワセでした。

自分も、KONちゃんの、
海洋道中では余り見えない一面を、
指導者仲間に、感じてもらう事ができて嬉しかったです。

自分は、この後は、みんなと別れて帰宅しましたが、
残った面々は、今度は場所を変えて、
KONちゃの元職場である、本栖湖のキャンプ場で、
キャンプして、明日は、SUPとカヤックを、
体験するんだって・・・

海洋道中が終わって、ほっと一息。
指導者達の、短い夏の思い出作りになりました。

ツアー中の写真を何枚か載せますが、
野暮な解説は不要でしょう!!

楽しかったあ!!!

 







2017/09/27 17:19:19|活動報告
八丈の子供達の体験

30周年を迎えた今年の海洋道中ですが、
八丈島の島外体験学習事業は、
翌年から始まったので、今年が29回目です。

互いの交流を重ね、
現在は、八ヶ岳でキャンプをして、
色んな体験を重ね、最終日には、
甲府の科学館の見学、
そして、多くの子が生まれて初めての
アイススケート体験。
最後に、山梨の秋の味覚ぶどう狩り体験をして、
船で島に戻る―。そんな日程で、
八丈島の子供達に、山梨を体感してもらっています。

ここ数年の中で、
今年の参加者は最も多くて、
中には、小6から中3まで、
パーフェクトで参加してくれた子もいます。

八丈島の事業の核は、正に「交流」で、あり、
海を越えた互いの絆を確認しあうのが、
この事業なのです。

今年も、ほぼ全日程で関われたので、
その体験の模様を、写真で紹介しますね。
彼らの面倒を見てくれるのも、山梨のVL5人です。

上から、
1枚目・・・
恒例の「渓流釣り体験」です。
実は、台風の影響で川原が流されてしまい、
八丈の体験に間に合うように工事してくれました。

2枚目・・・
今年は、釣った魚を自分で捌いて、
食べるのも体験しました。
海の魚と勝手が違うかな!?

3枚目・・・
芳ばしい香りが立ち込めます。
「早く焼けないかな・・・」

4枚目
今年も牧場体験をさせて戴きました。
命と向き合って、命の大切さを学びました。

この他にも、火起こし体験や、
前のレポートの通り、山梨の子供達との
交流を楽しみました。

来年、また八丈に行った時に、
声を掛けてくれたら嬉しいな!(^^)!







2017/09/27 7:30:25|活動報告
海洋道中2017 指導者たちの八丈

さて、今年の八丈島での体験を、
日を追ってレポートいたしましたが、
八丈島は、我々指導者の面々にとっても、
かけがえのない日々になります。

自分は、今回が15回目となった訳ですが、
もちろん、初めて八丈に来た指導者もいます。

それぞれの役割分担をこなしながら、
互いにフォローしあって、
全力で子供達を支えているのです。

30周年の今年は、
以前、指導者として関わったOBが5人も、
居ても立ってもいられずに、
お休みをやりくりして、
現地まで激励に来てくれました。

べースキャンプの設営に力を貸してくれて、
指導者のテントは、全部OBの皆さんが
設営してくれました。

OBも現役も、思いは一つ―。
「子供達にでっかい体験を!!」
と、この思いで繋がっています。

今年のサバイバル踏破では、
パン食を、アレルギーを誘発する恐れがあるので、
指導者全員で、ごはんを炊いて、
おにぎりを作って、子供達に届ける事にしました。

ある指導者は、
怪我で歩く事が困難になったVLの代わりに、
ほぼ一周、子供達と一緒に島を歩きました。

またある指導者は、
体調不良となり、継続が難しくなってしまった
参加者を保護者に引き渡すためだけに、
飛行機で、羽田と八丈島をとんぼ帰りしました。

そして、目まぐるしく変わる、
台風の進路を予想しながら、交通手段や、
無事に帰る方法を算段しました。

どの指導者も、体力も、気力も、
限界を超えて頑張ってくれました。

海洋道中は、指導者達のアツい思いも、
共有できる素晴らしい機会なのです。

八丈島と、山梨と、
互いの指導者の皆さま、
本当に本当にお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。

きっと子供達は、
指導者の頑張る姿を見て、
また指導者として、
この海洋道中に戻って来たい―。

そんな姿を重ねていると思いますよ。

写真は上から、

1枚目
OBの面々が作ってくれた「感謝」の、のれんです。
ホント、多くの人に支えられた30年です。

2枚目
サバイバル踏破の朝ごはん、
みんなでおにぎりを作りました。

3枚目
このモニュメントをずっとこれからも、
ここに掛け続けられますように・・・







2017/09/26 16:35:01|活動報告
海洋道中2017 事後研修と八丈の子供達との再会

8月20日。
高原の空気は、既に秋の気配です。
たくさんの思い出を刻んだ現地研修から、
10日が過ぎて、この日は、事後研修の日です。

会場となった八ヶ岳少年自然の家には、18日から、
八丈島の子供達がキャンプに訪れています。

多くの参加者たちは、
近くの「清里駅」まで、一緒に電車に乗ってきました。
きっと電車の中でも、
思い出話に花が咲いていたでしょう。

自然の家の入口に設けた受付に、
参加者達が、続々と集まって来ました。
「久しぶり〜」
「元気だったぁ」
日焼けの色も少し落ち着いて、
どことなく大人びて見えました。

事後研修のメインは、反省と、交流です。
現地研修で気付いた多くの課題を拾い上げ、
来年度以降に活かすのが目的です。

係ごとの反省でも、班ごとの反省でも、
しっかりふりかえりができていて、
後輩たちの為に「成果」を、
しっかり残そうと、とても有意義な反省会でした。

この後、予定では直ぐに交流会になる訳ですが、
八丈島の子供達が、山梨の仲間と一緒に食べようと、
「手打ちそば」を、毎年、打ってくれるのですが、
今年は、テントサイトの足場の状況が、
雨でぬかるんでしまった為に、
場所を講堂に移した事もあって、
遅れてしまっていました。

予定より、遅れてしまった訳ですが、
先ずは、交流会の食事会が始まりました。
島の特産物である、明日葉を、
そば粉に一緒に練りこんだ「明日葉そば」は、
とっても美味しかったです!!

そして、いよいよ午後は、
交流のメインイベントで、八丈の子と、
山梨の子が班ごとにオリエンテーリングをやって、
更に交流を深めましょう!!
って、云う事になりました。

各班を2つに分けて、別々にコースを回り、
総合得点が、最も高いチームが1番になります。
チームには、ボランティアリーダーと、
カウンセラーがそれぞれ同行する事になりましたが、

スタートの合図とともに各班ダッシュ!!
リーダーはまだしも、
指導者達にとって、いきなりダッシュはしんどくて、
足元は、鼻からバタバタでした(笑)

でも、食事会が押してしまったので、
オリエンテーリングは、
ショートバージョンとなりました。

それだけに、効率よく
得点を重ねなければなりません。
班の力量が試される形になりました。

制限時間いっぱいまで、
どの班もしっかり回っていて、
白熱した展開でした!!

締めくくりは、全員で交流会の閉会式です。
双方の団長さんのあいさつの後、
参加者の中から、双方の代表者が、
それぞれコメントを発表してくれたのですが、
どちらのコメントも、とても感動しました。

海を越え、山を越え、
でも同じ空の下で過ごした思い出と、友情は、
きっとこの先、何年たっても、
忘れられない「絆」に、なることでしょう。

「ずっと仲良くいようね!!」
「また絶対に会おうね!!」

八丈の子供達が作ってくれたアーチをくぐって、
山梨の子供達は、岐路につきました。

写真は上から1枚目

受付の風景です。

2枚目
反省会もしっかりできました!!

3枚目
八丈島の子供達から、お土産が手渡されました。
名産「黄八丈」の、ストラップだそうですよ(笑)

4枚目
最後は、再会を約束して記念撮影で締めくくりました







2017/09/20 1:28:29|活動報告
海洋道中2017 お別れの時―

橘丸の中で、リラックスした時間を過ごし、
夕日が沈む頃、船は、東京湾へと戻って来ました。

そして、8泊9日を共に過ごした仲間達とも、
お別れの時が近付いて来ます。
その前に、各班ごとに、最後のミーティングが、
船内の、あちこちで始まります。

デッキの上で、船室内で、
仲間との絆を確かめ合い、お世話になった、
VLと、カウンセラー、活動支援の、指導者へも、
子供達から、感謝のメッセージが贈られ、
指導者もまた、子供達に感謝と、
はなむけのメッセージを贈ります。

ヘッドカウンセラーになって、
この班の仲間に加われなくなってしまって、
その様子を、近くで見守ったり、
写真を撮ったりしながら、
各班のふりかえりに、胸を熱くしているのです。

1班は、船室内でふりかえりをしていて、
みんなで、まーりーを囲んで、
手紙を回し読んでいます。
きっと島であった色んなこと、
仲間への、感謝の言葉が、綴ってあったんでしょう。

2班も、船室内でVLのかっちゃんを囲んで、
本当に楽しそうに、笑顔に溢れていました。

5班も、船室内で、
たくみんと、ワイワイと最後の時間を
楽しんでいました。

3班と4班は、デッキの上でふりかえりです。
夜風がどちらの班にも、やさしく頬をなで、
全員で、全員のメッセージに、
耳を傾けて聴いていました。

どの班も、これから「現実」に、戻る、
愛おしい時間を、共有していました。

そして、橘丸は、
とうとう、竹芝桟橋に着岸しました。

解団式のフィナーレで、
やっぱり今年も、『愛のテーマ』を、
全員で肩を組んで歌いました。

これから先は、地域ごとにバスに分乗なので、
お別れの時―。

まるで、ジェットコースターの様な日々だったけれど、
やっぱり、終わってみれば、
全てが思い出、愛おしい日々・・・

現地研修の全ての日程が、
今年も無事に終えることができました。