夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2017/02/03 10:00:00|活動報告
「水辺の環境教育学」プロジェクトWETの体験!!

今日は節分ですね。
豆まきのご準備はできていますか?
今夜はたくさんのご家庭で、
「鬼は〜外、福は〜内」の、歓声が響く事でしょう。
ところで、魔除けのための「柊」と、「めざし」も、
節分には付き物ですね(笑)


さて、水辺の環境教育学の授業を進めながら、
学生たちは、ワークショップ形式での、
学びの楽しさや展開性に大いに興味を持った様です。

なので、今回は「水辺」から、少しだけ離れて、
「水」そのものについて学ぶ、
体験型のパッケージプログラムである、
プロジェクトWETのアクティビティーを、
幾つか体験してみましょう―。
と、云うことになり、
1週間空いたタイミングで小道具や、
教材の準備を進めて、
テンポよくアクティビティー体験を進めてみました。

最初にやってみたのは
『雨降って地固まる』で、水は人の言葉でも、
様々な形で語られるものであることや、世界各国にも、
水についての色んな言葉があることに気付きます・・・

互いに伏せられたことわざについてのイラストと、
そのことわざが何かでペアリングを行いました。

お次は、そのペアー同士で水の分子になってもらって、
旅をしていく『驚異の旅』で、
地球上に様々な「形」に、姿を変えていく、
水の「めぐり(循環)」を、体感してもらいました。

続いて水の凝固や凝結を、
楽しみながら「観察」できる、
『水のオリンピック』を、開催!!

1円玉の上にスポイトで水を乗っけていく、
チーム対抗の競技は、大盛り上がり!!
1円玉の上には、こんもり凝結した水の玉―。
そう。これこそ、「表面張力」の、なせる技です!(^^)!
イチバン成績が下だったチームは、
チューチュートレインを踊る―。って云う、
罰ゲームも設けたので、集中力も凄かったなあ!!

そして最後は、開発による自然の復元が、
いかに難しいかを考えることができる、
『ハンプティーダンプティー』を、やってみました。

学生が持って来てくれた、
雄大なカナダの自然の写真(カレンダー)を使って、
「オーロラの見える風景」
「広大な氷河」
「カナダの野生動物(グリズリーなど)の姿」

そんな美しい写真をランダムに切り離し、
再び繋ぎ合わせると、最初の景色と何が違う?
開発について感じたことを、それぞれシェアしました。

次回の2月9日で、『水辺の環境教育学』の、
授業は、終わりになります。そこで、
WETと同じパッケージ型プログラムである、
『プロジェクトワイルド』を、
既に学生たちは学んでいるので、
その中のアクティビティーを駆使して、
プログラムを作ってみよう―。
と、いう事になりました。

次回の、報告を楽しみにしていて下さいね〜!!

写真は上から

1枚目
「驚異の旅」で使う水のサイコロ

2枚目
「ハンプティーダンプティ―」
切り離された「自然」を、復元していますが、


3枚目
元の「美しい自然」には、戻りません。
開発と自然環境は、相入れない関係があるようですね。








2017/02/01 7:00:00|活動報告
「水辺の環境教育学」イルカのKちゃんを読み解く

2017年最初の専門学校の授業は、
1月12日の木曜日でした。

実はこの日、妙高は「暴風雪」の予報が出ていて、
無事に移動ができるのか、
無事に授業ができるのか、
ビクビクしながら妙高に向かいました。

ですが、そんな予報であったにも拘らず、
雪も風も大したことはなく、
時折、お日様も顔をのぞかせてくれるような、
そんなお天気でありました。

今回の授業では、
自分が折に触れて、色んな機会を得て伝えている
『イルカのKちゃん』の、絵本と、
Kちゃんの映像が納められたDVDを使って、
環境教育の実践を目指す学生たちと一緒に、
このお話の、どこをどう切り取って、
環境教育のソースにするのか―。

間違って伝わってしまうといけない事は何か―
環境教育の実践者として、
注意、配慮しなければならない事があるか―。
など、絵本を充分に読み解きながら、
互いに学び合う―。そんな授業にしてみました。

先ずはおさらいとして、
学生の代表に、読み聞かせ(朗読)をしてもらい、
続いて映像を見て、改めてKちゃんについて、
「人が出したゴミに絡まって死んでしまった・・・」
その事実を、全員で共有しました。併せて、
自分がこれまでKちゃんの授業をやって戴いた、
幾つかの学校の生徒さんや保護者の方々からの、
お手紙や、感想の数々を読んでもらいました。

多様な気付きに驚きながらも、
やはり、「かわいそう」とか、
「人間のせいで・・・」と、云う感想が多く、
「これがもしイルカじゃなくて、
  人間に余り都合のよくない生き物だったら、
 同じ感想になるのだろうか?」とか、
「少し、ネガティブ(自虐的)に、
  自分を責めている子が多いかもしれない」などと、
そんな風に感じた学生も多くて、
指導者として大切な眼も持ち合わせていて、
担当講師としては、嬉しい限りでした。

確かに、このお話は、かわいそうで、
人間が悪いのに決まっているわけですが、
この様な状況を打開できるのもまた人間しかなく、
人間だからこそ、色んな知恵や、改善策を見つけて、
解決できるように、このお話を通じて、
理解することの方が大切です。

それぞれが、思いやりの心を持って生きることを、
受講者が、それぞれ感じ取ってくれたら、
それで良いのではないか―

こう生きましょう―。とか、
環境のためにこうしましょう―。とか、
伝える側の意図や意識で、
同じ価値観に引き込まない事が求められますね。

幾つかのワークを重ねてみて、
新ためて、伝え方は一つではないことも、
多様な気付きがあってこその、
環境教育なんだろうなぁ・・・。
と、そんな風に感じた、今回の授業でした。


写真は上から

1枚目(ワーク1)
このお話しで「伝えたい」ことのキーワードと、
「伝わって欲しくない」ネガティブなキーワードを、
ポストイットに書きだす。

2枚目(ワーク2)
それについてグループで意見を交わし、


3枚目(ワーク3)
それぞれを分類し、整理します。


4枚目(ワーク4)
交わした意見と分類を検証した結果を、
グループごとに発表しました。








2016/12/31 9:00:00|活動報告
フィールド観察(専門学校での授業)冬の水辺を見つめる

今日はいよいよ大晦日ですね。
2016年は、あなたにとって、
どんな一年だったでしょうか・・・

今年最後の投稿は、
専門学校での年内最後の、
フィールド観察授業のご報告です。

毎年、冬の水辺の観察として取り組んでいる、
ふるさとの川に長い長い旅を終えて戻って来る、
鮭の遡上の観察から、母川回帰能力や、
鮭の資源としての保全について学んだり、

冬の風物詩として知られる
ワカサギ釣りをしながら、その釣りと、
ワカサギについて学びを深める授業にしています。

鮭の遡上を観察したのは、
学校から小一時間程度で行ける桑取川です。
漁協さんにご協力を賜って、
鮭の漁と、採卵、受精の、
一連の行程を見せて戴いて居ります。

毎年、その姿を見るまでは、
無事に帰ってこれたかが、心配でなりません。
が、今年も、多くの鮭たちが、
母なる川へ、「命を繋ぐ―」
ただ、それだけの為に戻って来ていました。

受講してくれるのは1年生なので、
やはり大型の鮭が大挙して川に押し寄せている、
そんな姿を見るのは初めてなので、
さっきまで眠たそうだった学生も、
バチっと目覚めて、一気にボルテージがあがります。

鮭と云う魚が命を繋いでいく為に、
人がどう関わり、種の保存と資源確保を、
どの様な手段を使って保全しているのか・・・
しっかり学べたと思います。

この授業の詳しい内容については、
以前にもお伝えしていますので、
昨年の記事を読みなおしてみて下さいネ!!

お次は、ワカサギ釣り授業についてです。
毎年、妙高から諏訪湖に遠征して、
ドーム船から釣りを楽しんで居ります。
が、それだけでは、単なる
「釣り」に、なってしまうので、

ワカサギの習性や、
全国の湖沼に放流された経緯についても学びます。

先ずワカサギを漢字で書くと「公魚」と、
書くのですが、その訳をご存知でしょうか?

公は公儀と云う意味で、即ちお上に献上した魚―
で、「公魚」と、なりました。
献上したのは、今の茨城県にあった藩が、
霞ヶ浦で獲れたワカサギを献上しました。

更には、ワカサギは本来、
海と川とを行き来する魚であることや、
年魚(ねんぎょ)と呼ばれる寿命が1年であること、
身体のつくりや食生についても学びます。

が、この日の諏訪湖のワカサギちゃんの、
活性は低くて、つ、つ、釣れない・・・泣

学生達は、夕食のおかずゲットのつもりで、
気合も入っていたので、釣れないのは想定外!!
チョッと気合抜けした内容になってしまいました(涙)

目標の一束(100尾)には、遠く及ばず残念でしたが、
ワカサギの事だけは、覚えていてくれよ
トホホでした。

さて、今年もたくさんの記事を、
アップさせて戴きました。

温かいコメントの数々や、
徐々に確実に伸びているアクセスの数を見る度に、
力づけられ、勇気づけて戴きました。
本当にありがとうございました。

どうか、新しい年が、
皆様にとって、幸多き年でありますよう、
心からお祈りして居ります。

これからも、引き続き宜しくお願い致します。









2016/12/30 23:30:30|その他
釣ったつもりでお魚料理3(専門学校での授業)料理の写真

それでは、学生達が料理してくれた、
お魚たちを写真で、紹介しまーす!!

上から
一品目 お造り
イカ刺し(この後、更にアジのなめろうも)


二品目 汁もの

具だくさんマイワシのつみれ汁

三品目 煮物

カレイの煮付け
かしら(頭)が右側にあるのが惜しいなあ・・・

四品目
鯛めし(既に鯛は身をほぐしてあります)


いかがでしょう!?
とっても美味しかったですよ(*^_^*)/

ごちそうさまでした!!







2016/12/30 22:30:00|その他
釣ったつもりでお魚料理2(専門学校での授業)いよいよ本番

さてさて、「釣ったつもりでお魚料理」授業の、
本番の朝がやって来ました。
前入りした自分は、
日本海の鮮魚が揃う店として知られる、
新井の鮮魚センターで、
お魚を目利きしての買い出しです。

先週決まったメニューを作るために、
イチバン鮮度の良いお魚を選びます。

先ず目に留まったは、
ぷりぷり太ったマイワシでした。

お次は、日本海でよく獲れる宗八カレイ、
スルメいかは、ピカピカに黒光りしています。

それから、真アジは、
焼き物となめろう用に買いました。

そして自分は、先生方にも食べて戴こうと、
佐渡産のキジハタ(30センチ)を購入しました。

魚を揃えて、昨夜のうちに買いだした、
調味料や、お野菜と一緒に、
いざ、学生たちが待つ学校へと向かいました。

午後からいよいよ本番です。
先ずは、きときとの魚たちを学生に見せて、
それぞれのグループに分けました。

さあ、調理開始です。
いつもなら、捌き方のレクチャーもしていましたが、
料理が趣味だ―。って、いう学生も居たので、
今回は、工程を見守る事にしました。

なれないながらも、
イワシは手開きにしてからミンチ状にしたり、
カレイも割と上手にはらわたを抜いていました。

小ぶりのマダイは、鯛茶と鯛めしに用に、
イカもゴロもちゃんと使う様です。

なので、自分は先生方用の、
キジハタのお造りと、アラ炊きを作らせてもらいました。

段々と、各グループの料理が出来上がってきます。
試食のタイミングも合わすべく、
色々と工夫もしていて、やるじゃんって感じ!(^^)!

やっぱり人数が多いと、
色々と協力しあったりするので、
昨年度よりも完成が早かったですよ!!

午後4時頃、作り終えたお料理たちを、
学校のロビーのテーブルに並べて、
お待ちかねの試食ターイム!!

お互いの料理をシェアしあったり、
他の学科の学生も加わったりして、
あっという間に「完食!!」

いやあ、美味しかったです!!
今年も大成功な、お魚料理の授業でした。

写真は上から

1枚目
つみれ汁の仕込み風景です

2枚目
おっ、これはうまそうだぞ(つみれ汁 完成間近)

3枚目
配膳の風景です。美味しそうに並べよう!!

4枚目
いただきまーす!!