今年度の海洋道中で、 大きな大きな存在が、「けじめ」との事で、 この事業から、勇退される事となりました。
この海洋道中が、八丈島で初めて行われたのは、 昭和63年。そして、現在は平成26年―。 そこから実に四半世紀の時を経て、 27年間ずっと、この事業を支えて下さったN氏が、 有終の美を飾られました。
自分が関わらせて戴いて、今回が12年目ですから、 まだまだN氏の半分にも満たないのです。 初めて自分が指導者として八丈に来る事になった年、
まだ、野外体験指導者としては、 駆け出しのひよっこだった自分を、 厳しく、そして温かく育てて下さいました。
子供たちとの関わり方、距離感、指導のノウハウ・・・ 自分は、全てN氏を見本にして頑張って来ました。 少しずつ自分も、 独自性を持って仕事ができる様になってくると、 今度は見守りつつ、鍛えて下さいました。
N氏から学んだ事は限りなく、 今の自分の糧となりました。
先発隊で一日早く八丈に入った夜 かつての島の担当者の殆どの方々が、 ベースキャンプに来て、N氏との旧交を深めていました。
島でもN氏を知らない方はいないと思います。 それくらい、八丈との絆を強固にして下さった、 最大の功労者なのです。
そして、今年の海洋道中の最後の日。 乗船前に、感謝のセレモニーが行われました。
八丈の花である、 大きなストレッチアの花束が、 やはり、島の最大の功労者である、 O様から、N氏に贈られました。
そして、子供たちにも餞の言葉をかけて下さいました。
初めて八丈に来た時の船は、「ストレッチア丸・・・」 そして、今年から新造船「橘丸」に、なったのも、 ひとつの時代の象徴かもしれません。
27年間の、この月日の重さを、 これからもずっと、大事に、大事に重ねていく・・・ それが、ご恩に報いるための、 最大の責任であると感じています。
本当に、本当に、27年間ありがとうございました。 心からの感謝を込めて・・・ 次のステージへ向かって・・・
写真は上から 前担当のYさんから、 八丈島民代表として感謝の言葉がありました。
この事業の最大の功労者である、 初代の島の担当者様のo様の奥様から、 見事なストレッチアの花束を・・・
そして、子供たちへ餞の言葉を掛けて戴き、
抜ける様な空の下で、参加者全員で記念撮影 八丈富士もくっきり見えて、 N氏に感謝してくれている様に見えました。 |