いよいよ今日で3月が終わります。 明日から新年度が始まり、そして、 何と言っても、消費税が8%に引き上げられます。 私達の生活は、増税でどの様に変わるのでしょうか? この財源が、きちんと社会保障政策に役立てられる様に、 しっかりと見極めていきましょうね。
さて、昨日はテレビ出演させて戴いた際に、 紹介した「ペットボトルのワカサギ竿」の、 プログラムの詳細をお伝え致しました。
引き続き今日は、同じ番組内で紹介した 「クニマスのワークショップ」に、ついて、 詳細をお伝えさせて戴きます。
実は、この活動については、 昨年の1月に、西湖のすぐ近くにある、 小学校さんで開催したワークショップを、 当ブログでも、一度ご報告致しました。
生物の「適応」に、ついて考え、 クニマスが何故、西湖で生き残れたか―。 それを探るヒントとして、 西湖に適応し得るであろう、空想の魚を、 自由に描いてもらいました。
これからの保護・保全を、 どうするのか、どうしたら良いのか、 どの様に考えるのか・・・。 等々を子ども達に問題提起する事で、 更なる「学び」へ、発展する事を願って、 取り組んでもらいました。
このワークショップの為に、 当方が描いた魚が、クワルビーで、 テレビでも、クワルビーの事を話しました。 が、このワークショップの、 本質までは、お伝えできませんでした。
一方先日の報道では、 西湖に生息しているクニマスの総数を、 7501尾と算出した―。 そんな記事が掲載されていました。
その記事には、昨年釣り人によって、 釣られたヒメマスとクニマスの総数から、 クニマスの分布の確率を算出し、 この7501尾としたとも書かれていたと思います。
7501尾を、多いと考えるか、 または、少ないと感じたのか、 おそらく人によって、感想はバラバラだと思います。
個人的な意見としては、多い、少ないの前に、 「釣れた―」 それを、敢えて書いている事に興味が湧きました。
クニマスが発見された後、 もちろん保護区は設定されましたが、 実際に釣れていると云う事実を公表していることが、 保護・保全に大きな方向性を示している様な そんな気がするのです。
話をワークショップに戻しますね。 このクニマスワークショップは、 単に「適応」について、知ると云うものではありません。
適応できた理由を仮説を立てて説明する事が、 より西湖の環境について知ったり、考えたり、 詳しく調べたりと、子供達が、 自らの意志でアクションを起こし、 地域の財産を、どの様にして守っていくか―。 そういう支援を継続していく事が、 大切だろうと思っています。
また、本来の生息地であった田沢湖の事、 移入の歴史や背景の事、 様々な発展が期待できると考えています。
そして、それは全国規模でも、 意識をシェア―できたり、クニマス以外でも、 絶滅の危機に瀕している動植物の保全の事にまでも、 意識が及んでいくだろうと考えています。
子ども達の自発的な学びの支援こそ、 このワークショップの肝だと思います。
どうぞ、山梨県内に限らず、 興味を持って下さった方がいらっしゃいましたら、 気軽にお問い合わせ下さい。
日本の水辺から、 日本の未来を、共に考えていきましょう!!
写真は上から
1枚目 先日新聞に掲載されたクニマスの記事
2枚目 珍魚「クワルビー」
3・4枚目 S小学校でのワークショップの模様 |