昨夜、雪が降りました。 強い風にあおられて、 積もる事はありませんでしたが、 寒い寒い朝でした。
今年も、残り半月となりました。 皆様にとって、素敵な一年でしたでしょうか・・・
さて、先の記事でも紹介させて戴いた、 御蔵島でドルフィンスイムのガイドをしている、 ドルフィンクラブのメンバーの皆さんが中心となった、 ファンイベントが、12月7日の土曜日に、 盛大に開催されました。
自分もお土産を持って、 皆さんにお会いする為に馳せ参じました。
丁度、お昼を過ぎた頃に会場に着いたのですが、 溢れんばかりのお客様・・・ 直ぐに、自分に気づいて下さったのですが、 ゲストの対応に追われていらっしゃったので、 挨拶だけ交わして、じっくり会場を見せて戴きました。
そして、自分が吸い寄せられる様に向かったのが、 イルカのKちゃんの原画展でした。
そこには、絵本になった原画が全て展示してあって、 これを見て、初めてこのお話しを知ったと云う、 お客さんも、きっといらっしゃった事でしょう。
ガラス張りの会場には、 やわらかな、陽射しが優しく差し込んで、 Kちゃんが、キラキラ輝いて見えました。
そこに、一緒に展示されていた、 あるものに、自分は目を奪われて、 ずっと、見入っていました。
それは、『イルカのKちゃん』が、 絵本になる前の、原作となった、 元絵の数々と、膨大なスケッチでした。
絵本になった物語より、 もっと「思い」が、詰まったサイドストーリーが、 そこには描かれていました。
主人公の少年とKちゃんが出会うシーン 冬になって、荒れた海の事を想うシーン やせ細ったKちゃんに何もできなかった悔しさ・・・
全てに少年の表情が、描かれていました。 それぞれ、みんな違う表情で、 心の揺れ動きが、細かく描きこまれていました。
絵本となって世に出たお話しは、 思いをぎゅーっと、凝縮して、 起こった事実を、ありのままに伝えていました。
一方、サイドストーリーには、 見守って来た人たちの、 全ての心の移り変わりや、 伝えようとする決意や、 様々な思いに溢れていたのです。
こんなに溢れんばかりの思いが、 Kちゃんに寄せられていた事、 それを思うと、 私も胸の震えを抑える事ができませんでした
そして、後追いであっても、 Kちゃんの事を伝えさせている人間のひとりとして、 その責任の重さを、ひしひしと感じました。
絵本では少年の表情は、描かれていません。 だからこそ読み手は、 その時の少年の思いに寄り添う事で、 表情を、思い描いて読む事ができます。
原作は、表情が描かれているからこそ、 よりダイレクトに、私の胸に響いて来ました。
Kちゃんの事は、 この時、会場に来ていた、 専門学校の学生さん達も、色んな所で伝えています。 彼らとも、たくさん情報交換をして、 長く、長く、伝えていく事や、 教えるのではない、伝える事の大事さを、 アドバイスもさせて戴いたりもしました。
初めて、自分もこの原作を見せて戴いて、 更なるパワーを、Kちゃんからもらった気がしました。
会場では、イルカと星空がコラボした、 映像ショーも行われていて、 自分も、宇宙に居る様な浮遊感に身をゆだねていました。 素敵な映像でした。
夜の部にもいたかったですが、 とっても、あったかい気持ちになって、 会場を後にしました。
夜の部や、ライブの盛り上がりは、 まるごと御蔵島ツアーの フェイスブックと、たまちゃんの日記からどうぞ。
リンクを貼っておきますね(笑)
とーっても、素敵な時間をありがとうございました。
写真は上から、
1枚目 大勢のお客さんで賑わう会場
2枚目 原作の出会いのシーン
3枚目 冬のシーンにはKちゃんの雪だるまが・・・
4枚目 出会いのシーンのスケッチ 別のページも、スケッチでいっぱいです |