第70回全日本剣道選手権山梨県予選が7月16日、小瀬武道館で行われ、中田圭紀五段(26)=甲府支部、甲府刑務所刑務官=が初優勝しました。中田五段は11月3日に日本武道館で開かれる全日本選手権に山梨県代表として出場します。
県予選には38人が出場。決勝は昨年度の予選2位だった中田五段と雨宮広大錬士六段=甲府支部、山梨県警=の間で行われ、中田選手が開始早々の15秒に面を先取したものの、雨宮錬士六段も18秒後に面を取り返し、一本一本の勝負に。互いに激しい攻防の末3分33秒、中田五段が連続打ちからの面を決め、初優勝しました。
▷準決勝
雨宮E(甲府支部・県警)メー 坂本C(中央支部・国士舘大)
中田D(甲府支部・県警)メー 依田E(甲府支部・県警)
▷決勝
中田Dメメーメ 雨宮E
【審判長】山口明生教士八段
【決勝】▷主審 坂田秀晴教士八段▷副審 鷹野裕之教士七段、平子順一教士七段
◎昨年2位の悔しさバネに悲願
○…県予選3度目出場で、昨年予選2位と涙をのんだ26歳、中田圭紀五段=甲府刑務所刑務官=が雪辱を果たし、初優勝を果たした。
決勝戦の相手は同予選初出場時に対戦して敗れた雨宮広大錬士六段だった。この日、2回戦から登場した中田五段は、準決勝の依田祐介六段(県警)との試合にも競り勝ち、相手に一本も許さないまま決勝に進出した。
決勝では開始と同時に小手を狙うなど果敢に攻め、15秒で面を先取。ここから雨宮六段が反撃に転じ33秒、連続打ちから面を決めて一本一本に戻したものの、激しい攻防の末に、3分33秒、中田五段が連続打ちから面を決め、勝負は決した。
刑務官だった父親(三千夫教士七段)の転勤に伴い、小学1年の時に静岡の沼津桜華剣道少年団で剣道を始めた。その後は東京の府中刑務所、昭島中央剣友会で稽古を続け、高校の時に山梨県内に戻って来たのに伴い甲府商高に入学。3年の時にはインターハイ団体にも出場した。
中大を経て、甲府刑務所に入り、2019年10月には東京武道館で開かれた第51回全国官公庁剣道大会の男子個人で準優勝を果たすなど、力強さと速さを兼ね備えた剣道には定評がある。
「4日に1回は夜勤があるなど、週に3回稽古ができればよい方で、稽古は十分ではなかった。昨年は決勝で負け、今回の決勝の相手は以前負けていた雨宮先生だったので、思い切り行くことだけを考えていた。優勝できてうれしい。ただ、今のままでは全日本選手権でも勝ち上がれないと思うので、11月の大会までにしっかり稽古を積んで臨みたい」と全日本選手権までの道程を語った。
にほんブログ村
人気ブログランキングへ