みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
2024/01/17 21:27:00|稽古日誌
1.17 甲斐直心館水曜通常稽古!


 令和6年1月17日は、平成7年1月17日の阪神大震災から29年でした。その後も東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など大きな地震が続いています。山梨は地震も少なく比較的安全ではないかと考えられている一方、静穏期にあるため次に危ない地域の一つに挙げられる、という指摘もあります。「災害は忘れた頃にやってくる」という言葉からも、静穏期は危険な兆候の一つでもあるのでしょう。備えは大切です。
 
 1月17日の甲斐直心館水曜通常稽古を玉幡中学校体育館、武道場で行いました。体調不良者も一定数おり、参加者は41人とやや少なめでした。

 中2中村さんの号令で正座。準備体操、3種類の素振りをして、4グループに分かれて稽古をしました。

 小学生高学年を主体とするグループはこの日は8人。基本打ちとともに実戦的な稽古を多く取り入れました。稽古前に稽古内容の説明をしてから稽古をしました。
 

 
 切り返しの後はシーソー面(交互面、添い面)を稽古しました。面打ちの後に必要以上に竹刀を振り上げる動作、右に踏み出して抜ける動作が目立つため、元立ちがまっすぐ速く下がることで面打ち後の無駄な動作をしないように意識する稽古です。元立ちも気が抜けないため、双方に効果の高い稽古です。

 面体当たり追い面、面体当たりー元立ちが引き胴など推進力を高める稽古を続けました。

 すり足で表からの面擦り上げ面、裏からの擦り上げ面を稽古し、各自の竹刀の擦り上げ位置を確認しました。跳ね足の癖が目立つ館生は、すり足で面を打つと、左足の引きつけが弱いことがよく分かります。実戦の擦り上げ面を稽古しました。最初は近間で始める館生もいましたが、やや遠間から始めた方が擦り上げやすいことに気づいた館生もいました。百錬自得です。

 刃筋を意識した胴打ちができるよう、体の正面で右胴ー左胴ー右胴の3連続打ちを稽古した後、面に対する応じ胴を稽古しました。面返し胴の場合、面打ちを擦り上げるようにして一拍子で返す手の内が必要です。

 稽古した技を遣う地稽古を4回行い、指導者元立ちで掛かり稽古、切り返しで稽古を締めました。面つけから45分間でしたが、試合でも主力になるグループでしたので、まだ体力は余っているということでした。さらに強度を上げていきます。




 

 この日1月17日の山梨日日新聞に甲斐直心館創立15周年記念少年剣道錬成大会の結果、11月5日の本部審査会の合格者氏名が載っていること、また、先日の日本剣道少年団研修会の関東大会で体験・実践発表に中学生山梨県代表として臨んだ館生の小川倉史さんが最優秀賞に輝き、3月の全国大会に出場することになったことを報告しました。


 次回の稽古は20日(土)の朝稽古です。中学生は6時開始、小学生以下は7時すぎ開始となります。一般稽古は都合により予定していません。

 21日(日)は午前9時30分から正午まで、竜王東小体育館で、文化庁から委託を受けている伝統文化親子教室事業「甲斐市親子剣道教室」の成果発表会・修了式を行います。日本剣道形の演武のほか、毎年、白熱した試合が見られる親子剣道試合なども予定しています。本年度の教室に一度でも参加した人はぜひ発表会に参加して、有終の美を飾ってください。

 

 







1.14 関東地区体験・実践発表で館生が最優秀賞!

 第46回日本剣道少年団研修会【関東地区大会】体験・実践発表会が1月14日、埼玉県北本市の解脱錬心館研修センターで開かれ、関東7県の小学生、中学生の代表計14人が出場しました。

 剣道を通して学んだことや社会奉仕活動などについてそれぞれの体験・実践内容を発表した結果、中学生の部に山梨県代表として出場した甲斐直心館館生の小川倉史さん(双葉中1年)が最優秀賞に選ばれ、3月10日に東京武道館で開かれる日本剣道少年団研修会に関東地区代表として出場することになりました。おめでとうございます。

 甲斐直心館からは何度か関東地区大会に山梨県代表として出場させていただきましたが、最優秀賞は過去最高成績です。おめでとうございます。全国大会でのご健闘もお祈りします。

 小川さんは「次のステージに向けて」と題し、栃木県の祖父が剣道八段を目指す剣士であることと、伝統文化甲斐市剣道教室への参加をきっかけに剣道を始めたことを話しました。「直心(じきしん)」や「一眼二足三胆四力(いちがんにそくさんたんしりき)」という言葉から学んだことや感じたこと、剣道を通じて自分の成長を実感したこと、故障から剣道への意欲を失いかけていたところからの県予選を経て全国道場少年剣道大会に出場して日本武道館で試合ができたことの喜びなどを、落ち着いて発表しました。県予選、そして前日の館内壮行会での発表をさらに磨き上げた感じの、聴く者が胸が熱くなるような発表内容だったと思います。栃木県から祖父の相澤教士七段も応援に駆けつけていただき、本人もゆったりとした気持ちで発表できたのではないでしょうか。

 山梨県剣道道場連盟の天野雄次会長からも発表前に激励、終了後に祝福の言葉をいただき感謝に堪えません。7人の中学生の中では唯一の1年生であり、精神的にもむしろ伸び伸びと臨むことができたのかもしれません。

 甲斐直心館からの代表は毎年のように代わっていますが、特定の館生だけでなく、複数の子どもたちが、剣道を通じて自分の考えを持ち、吸収したことを自分の言葉で表現できていることに、指導者のひとりとして大きな喜びを感じます。

 成績は次の通りです。

【中学生の部】
▷最優秀賞 小川倉史(山梨・甲斐直心館)
      =「次のステージに向けて」
▷優秀賞 岡谷瑚太郎(埼玉・解脱錬心館)
▷優良賞 井上咲良(千葉・元武館)
▷敢闘賞 雨谷星七(茨城・いばらき少年剣友会)
▷敢闘賞 岩佐果林(神奈川・思斉館瀧澤道場)
▷敢闘賞 今井歩未(群馬・群馬県武道館剣道教室)
▷敢闘賞 安納夕貴(栃木・河内剣道クラブ)

【小学生の部】
▷最優秀賞 古澤悠多(埼玉・四誠館)
      =「日々是剣道」 
▷優秀賞 菊地智大(栃木・養心舘)
▷優良賞 谷口月姫夏(茨城・俊水舘道場)
▷敢闘賞 町田光琉(群馬・高崎魁洸館長井道場)
▷敢闘賞 今井宏総(千葉・真砂剣友会)
▷敢闘賞 加川琥弥太(神奈川・敬武館)
▷敢闘賞 坂本朋輝(山梨・都留剣道スポーツ少年団)
(以上敬称略)
 

 

 







1.13 伝統文化甲斐市親子剣道教室 16回目!

 1月13日、伝統文化親子剣道教室の16回目教室を甲斐直心館道場で開きました。今年初めての開催で、年越し開催は数年ぶりです。この日は2歳以上の幼児、小中学生、保護者、指導者33人が参加しました。

 号令は中2勝村さん。正座、準備体操の後、握る運動・開く運動各100回。子どもたちがしっかり号令を掛けることができました。

 剣道6、7級審査要領にある足さばき、正面素振り、左右面素振り、跳躍面素振りを行いました。列ごとにこまめに発表もしました。

 足さばきなど細かな体の動かし方を学ぶため、コロナ禍で余り行わなかった稽古を取り入れました。ジグザグ送り足と足裏タッチを行いました。30人余りのジグザグ送り足は通り抜ける人と人の幅も狭く、足さばきが細かく大変でしたが、3周しましたが楽しく行えました。


 足裏タッチは、以前は甲斐直心館の稽古でも毎回行っていましたが、コロナ禍以降は行っていませんでした。朝稽古での子どもたちの動きを見ていて、こういうトレーニングの必要性を強く感じたため、取り入れてみました。送り足、踏み込み足の稽古とともに何度も行いました。






 この日はほとんどの子どもたちが面や胴垂までを着けました。切り返し、面打ちを行った後、指導者元立ちで面の打ち込み、打ち込み稽古を行いました。この教室だけで剣道を習っている子どもも、驚くほど上手になってきています。みんなの前で面打ちも披露してもらいました。
 


 
 大人、子どもたちで地稽古も行い、初心者基本打ち、切り返しで16回目の教室を締めくくりました。








 
 子どもたちや保護者の方から感想発表がありました。来年度、甲斐直心館にも参加したいという希望も数人からいただいています。ありがたいことです。

 次回はいよいよ成果発表会です。1月21日(日)午前9時30分から正午まで、竜王東小体育館で令和5年度の教室発表会を行います。多くの方の参加を期待しています。


 







2024/01/13 12:29:00|稽古日誌
1.13 甲斐直心館道場一般稽古会!

 甲斐直心館道場の今年初めての一般稽古会を1月13日、道場で行いました。中学生、小学生以下朝稽古の後に行いました。参加者は6人でした。2月の本部審査会で受審者も含まれます。

 日本剣道形を40分ほどの時間をかけて行いました。木刀だけでなく、刀を使っての日本剣道形の稽古もしました。
 面着け後は切り返し、面打ち、小手体当たり、小手面打ち、面に対する応じ胴を行い、地稽古を一周し、受審者の立ち合いをを行いました。
 
 参加者はそれぞれテーマを持って稽古に臨み、稽古後にそれぞれが感想を話し、振り返りました。剣道の稽古ではこの振り返りが非常に重要だと感じます。

 







2024/01/13 12:28:00|稽古日誌
1.13 甲斐直心館朝稽古(小学生以下)!

 甲斐直心館朝稽古(小学生以下)を1月13日、行いました。
14日の道場連盟体験発表に参加する小川倉史選手の発表と壮行会も行いました。

 参加者は27人。小6保坂さんの号令で正座。素振り14種類280本を行い、稽古をしました。