| 10月3日の甲斐直心館鷹野道場での土曜朝稽古には小中学生の館生10人、指導者・一般5人の計15人が参加しました。竜王地区をはじめ多くの小学校の運動会と重なったため、参加者はいつもの3分の1ほどでしたが、少ない分だけ館生にとっては「先生方からいつも以上にアドバイスをもらえた」「あしさばきができていないことが分かった」などとそれぞれに何か収穫のあった稽古になったようです。
朝5時40分に道場を開けた時には室温は20度でした。4分の1ほどの範囲を雑巾掛けし終わったところで5時55分、中3中村団長が到着し、早速、雑巾掛けに取り掛かりました。
時間までに館生10人が到着しました。道場が広々使えましたので、足さばきを確認した後、久しぶりに12種類の素振りを20本ずつ、うち跳躍素振りのみ100本行いました。左右面の大素振りも取り入れましたので、正確には13種類。跳躍素振りの足さばきだけ60回ほど稽古し、やり直した素振りもありましたので、340本+40本ほど、計380本ほどの素振りを行いました。稽古では安易に構えを解かないことを求めました。
礼に始まって礼に終わる剣道は、やはり安易に構えを解いてはいけません。それは試合であっても審査であっても「やめ」が掛かって開始線に戻る時も同じことなのです。先日の予備審査会の時に自分自身はそれを意識しました。そして先日の大阪の岸本先生が来県されての稽古会の時にも参加者に同じ指摘がされていました。まさに自分の実感は確かなものになりました。
1列で前進の足さばき、後退の足さばき、前進の正面素振りを丹念に行い、足さばきを磨きました。6人ほどの館生に模範の素振りをしてもらいました。福岡の故松原範士から教えていただいた足さばきの際の足の裏の向きについての留意点なども少し伝えました。
15分間、木刀による剣道基本技稽古法、日本剣道形を行いました。正しい木刀の持ち方、振り上げた時の剣先の位置などを特に意識してもらいました。
面着け後は30分間。小3望月さんは初めて面を着けましたが、初めてとは思えない、しっかり腰の入った踏み込み面、踏み込み小手を打てていました。やはり基本動作に時間をかけてきたこと、小手を着けて打ち込み稽古の段階を踏んできたことが良かったのでしょう。徐々に面を着ける時間を延ばしていきたいと思います。
切り返しをした後、指導者も一緒になって面打ち、小手打ちを行いました。小人数だったこともあって、いつもの面打ちに加えて相手の竹刀を押さえたり、制してから打つことに挑戦してみました。大人でもなかなかうまくいかないことなので、小学生には難しいのでは、という一部指摘はありましたが、早い段階からこういう竹刀の運用を取り入れているところはもちろんあります。竹刀や足の攻めによって元立ちが反応して空いた面または小手を打つことも工夫してみました。
相手の竹刀の上を自分の竹刀を滑らすように入り、正中線をとることで、出小手などを打たれることが少なくなることもあります。また、相面でも自分の竹刀で相手の竹刀の枕の起こりを押さえたり、相手の竹刀に自分の竹刀をこすりつけるようにすることで正中線を一瞬にして取り、比較的楽に相面を制する方法なども研究してみました。
この後、実際に30〜40秒の地稽古を3回ほど行いました。ただ打つのではなく、打つ前の一工夫、攻めようという意識が少し見えた地稽古でした。全般に内容は非常によく、中でも初めて面を着けた低学年女子は積極的に基本に忠実な技を出していましたし、中2松本君も素晴らしい先の技を繰り出していました。
女子指導者2人と1分間の地稽古をしました。無駄な動きがないように心掛け、相手の剣先を軽く押さえるなどで相面を制することを何度か体感してみました。非常に有効な技だと感じました。
締めは全員で円くなって跳躍素振り50本でした。
指導者からは攻めを生かした稽古をすることの大切さ、また稽古中に着装が乱れる館生が実に少なかったことで意識の高さを褒める意見などがありました。館生10人の稽古会は甲斐直心館が立ち上がって間もないころのことを思い出しました。指導者の目も行き届くし、たまにはこういう規模での稽古も大切です。
館生全員に一言ずつ感想発表してもらいました。やはり「いつも以上に先生方からアドバイスをいただけてよかった」という意見が多く、それぞれの剣道を見つめながらの有意義な稽古になったようでした。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ |
|