| 1月7日の甲斐直心館の通常朝稽古には、米国で剣道の腕を磨いている38歳の山村修先生がお見えになりました。
甲府市出身であり、甲運小で少し剣道を習った経験はあるものの、米国で本格的に剣道を始めたという経歴の持ち主です。甲府東高では有野先生の後輩に当たりますが、剣道部には入らなかったそうです。
ノースカロライナ州では各大学に剣道クラブがあり、山村先生が稽古をされているところでは常時20人くらいの一般と、3人ほどの少年が稽古をされているようです。
米国の証券関係の企業にお務めで、すでに米国滞在が20年となり、人生の半分以上は米国生活だそうです。私は20代の頃、米国を2度旅し、ウオールストリートを歩きまわり、今は「グラウンドゼロ」となってしまったあの双子のビルにも足を運んだことがあります。そんな話もできて、懐かしい思いもこみ上げてきました。ご両親が甲斐市にお住まいを移した縁や、このブログをご覧になり、甲斐直心館に足を運んでくださいました。
甲斐直心館の館生のうち中学生の多くが中学校の部活動東京遠征に出掛けたこともあり、参加者は小中高校生、先生方を含めて13人でした。塾の試験があるとかで、途中で切り上げた中学3年生もいました。
山村先生も参加してくれたせっかくの機会ですから、木刀による剣道基本技稽古法と日本剣道形を行いました。
蓑輪勝館長の白州正心館では基本技を竹刀剣道でも実践することがよくあります。基本技稽古法のこれだけ多彩な技を実戦で応用できたら、技の幅も広がるでしょう。
「剣道は面に始まり面に終わる」といわれますが、だからといって面打ちだけ学んだから十分、というわけにはいきません。
私が中学生のころ、「胴は打ってはいけない」という指導をされる先生がいらっしゃいましたが、剣道の打突部位が面、小手、胴、突きとあるわけですから、まんべんなく打突できるようにしていくことが大切です。
その証拠に、少年に奨励している基本技稽古法の基本1には、胴打ちはもちろん突きも入っており、基本4には面体当たり引き胴、基本5には抜き胴、基本8には面返し胴、基本9には胴打ち落とし面と、実に多くの胴打ちも登場しています。
米国ではまだあまり基本技稽古法は普及していないのかもしれませんが、木刀を使って刃筋も意識しながら剣道の技を覚えていくことは大切なことだと思っています。
日本剣道形も実践しました。
面着けからは20分ほどしかありませんでした。全員での回り稽古で、2往復の切り返し、小手打ち、胴打ち、短時間の地稽古、掛かり稽古、2往復の切り返し、正面打ちで締めました。
山村先生には1時間きっかりの稽古で物足りなかったかもしれません。米国では、剣道と共に居合道を学ばれている方も少なくないようです。個人的にはここのところ居合道の稽古があまりできていませんので、米国の武道愛好者に負けないように居合道にもより真剣に取り組んでいきたいと感じました。
よく指摘されることですが、剣道だけを学んでいると左手が浮いた位置での「当てっこ」の打ち方になりやすく、居合道を同時に学ぶと、左手の収まりがよくなっていくといわれます。居合道を学び始めてからこのことに気付き、館生たちにも左手の位置を細かく指導しています。
稽古前の午前6時20分、北村先生が鷹野道場にお見えになった時に道場内の温度計を見ると、ちょうど零度でした。寒いことは寒いのですが、昔に比べたらこの時期の道場としては寒いうちに入りません。寒い時にいかに早く体を温め、動けるようにしていくかを工夫する機会を増やすと寒稽古の効果が実感できるようになります。
稽古後は七草粥をいただきました。今年の正月はあまり暴飲暴食することもなかったので、体調もまずまずですが、お粥のおいしさがだんだん分かるようになってきました。
本日夕方の自主強化稽古は予定しておりません。土曜出勤のため、申し訳ありません。
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