山梨県剣道連盟は8月17日、小瀬武道館第一武道場で、令和7年度居合道講習会を開きました。県連盟に所属する居合道を学ぶ居合道教士八段から無段までの会員約50人が参加しました。今回、甲斐直心館からもふだん丹澤孝之居合道教士七段にご指導いただいている初段、無段の2人が参加しました。
これまで年2回行われていた講習会が、夏の年1回に集約されました。居合道範士八段で、前全日本剣道連盟居合道委員長の草間純市先生を講師に迎え、約6時間にわたり、居合道全般について分かりやすいご指導をいただきました。
草間講師は「智仁勇」「コンプライアンス」「段位審査の付与基準」などについて講話をされた後、居合道の基本について実技指導してくださり、「刀を抜くことは誰でもできるが、納めることの方が難しい」と、まず納刀を繰り返し稽古するようご指導いただきました。
制定居合の12本について、一本ずつ分かりやすい説明と要点を教えていただきながら参加者は技を抜きました。午後は段位別に技を抜き、一人一人に丁寧なご指導をいただきました。閉講式では草間範士から「まず形を覚えて、そして心のある形・技を表現できるようになってほしい」という趣旨のご助言をいただきました。誠にありがとうございました。