| 甲斐直心館の水曜通常稽古を8月6日、玉幡中学校で行いました。33人が参加しました。開始時の道場内の室温37度、湿度35%、厳重注意の状況で昼の暑さは抜けていません。広島原爆投下から80年のこの日も朝から暑い日となりました。こまめに水分補給をし、熱中症に注意しながら稽古を進めました。
中2雨宮さんの号令で正座。準備体操、素振りをした後、各年代に分かれて稽古をしました。 4〜6年生グループは指導者3人、館生12人の参加でした。小手を着けて竹刀を構え、前進・後退の送り足、前進の正面素振り、踏み込み足−送り足などの空間打突を行い、久々に6人ずつ2組をつくり、竹刀の連続打ちを行いました。竹刀の中結(なかゆい)を目標に打ち込みました。間合を瞬時に測ることができないと竹刀の物打ち(ものうち)で目標をとらえることができません。ここでも課題がみつかる館生が複数いました。 面着け後は切り返しの後、指導者2人が元立ちになり、打ち込み稽古、そして掛かり稽古をしました。振りかぶるとき、近い間合からでも左足を前に出す二足一刀の打ち方が癖になってしまっている人は、右足前で構えたその場から打ち出せるような癖をつけてください。 給水休憩後は30秒一本勝負を回り稽古で10回ほど行いました。初太刀一本に懸ける気持ちをどこまで高められるかです。剣道の打つ機会は「三つの許さぬところ」といわれる機会です。三つの許さぬところは、人によって表現は違うことがありますが、一般的には「起こり(出ばな)」「居着いたところ」「技を受け止めたところ」などが挙げられます。「起こり」、「居着いたところ」も、すべて先(せん)をとって攻めることから始まります。ただ闇雲に打っていけばよいというものではありません。また、何もせず待っていればよいというものでもありません。切り返しをして稽古を締めました。 さらに反省点などを確認して、低学年の希望者も含め跳躍面素振り100本を畳の上で行いました。 8月3日の本部審査会には級位のみ5人が受審して全員が合格しました。合格者に証書を伝達しました。おめでとうございます。 8月9日(土)の朝稽古は10日(日)に時間なども変更して行います。40度前後の暑さは異常です。くれぐれも体調管理をしっかりして暑中稽古を楽しみましょう。 |
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