みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
2025/08/10 14:02:00|稽古日誌
8.10 甲斐直心館一般稽古会!

 甲斐直心館の一般稽古会を8月10日(日)10時から1時間、道場で開いたところ、6人が参加して日本剣道形、基本稽古、回り稽古に取り組みました。曇り空で室温32度、湿度67%と、比較的涼しい午前の稽古でした。

 日本剣道形では互いに修正点を指摘し合い、稽古をしました。

 秋の剣道七段審査を初受審される先生がいらっしゃいましたので、回り稽古は礼から1分半の互格稽古とし、それぞれ5回ずつ行いました。当然のことながら、1分(六段審査)とは違うし、2分(八段審査)とも違う時間だということを実感します。

 
 







2025/08/10 14:01:00|稽古日誌
8.10 甲斐直心館小中合同日曜朝稽古!

 甲斐直心館の小中合同朝稽古を8月10日(日)朝8時から道場で行いました。土曜は諸行事があったため、土曜朝稽古を一日ずらして、時間もいつもより2時間遅い8時からとし、幼児から中学生まで合同で行いました。1時間半というまとまった稽古時間が取れるのも貴重です。

 曇り時々雨の天気で、朝7時20分現在の道場室温は27度、湿度66%と気温はやや低めでした。道場の雑巾がけを到着した順に行いました。

 中3鶴田さんの号令で正座。久々に小学生も14種類の素振り280本に取り組みました。素振りの大切さを理解して、真剣に取り組む人は着実に上達していきます。素振りそのものも見違えるようになっていきます。

  日本剣道形、木刀による剣道基本技稽古法に分かれて稽古をしました。それぞれ分かったつもりになっている部分も、実際には表現できていない部分も多いので、素直な気持ちで稽古に取り組むことが大切です。先生方のご指導のほか、ところどころ演武も交えて学びました。

 





 面着け後は二往復の切り返しをした後、3〜4人一組になって一往復の切り返し、面の打ち込み5本、連続技3種類、引き面の後の追い面などのパターン稽古に取り組み、それぞれの技の稽古の前にはイメージがつかみやすいように、小学生がお手本となる演武をしてみせました。実際によい技を見てから取り組むと、技に対する理解度が一気に高まります。
 

 指導者・一般5人が元立ちになり、掛かり稽古を行いました。10分もたたないうちに掛かり手が半減していました。さらに上を目指すのであれば、剣道で大切な打ち込み・掛かり稽古で練る必要があります。
 

 小学4年生以上、同3年生以下の2グループに分かれて30秒一本勝負を行いました。勝ち残りで、引き分けなら掛かり手が残る方式で行いました。小学生が中学生に勝つ場面もありました。短い時間だからこそ、自信を持った技が出せるかどうかが結果を分けていきます。






 先生方から、試合後の助言をいただいたことを今後の稽古、試合などに生かしてほしいところです。
 



 本年度これまで甲斐直心館には中学生1人、小学生1人、幼児1人が入門しました。甲斐直心館から竹刀を贈呈しました。
 
 







2025/08/06 22:14:00|稽古日誌
8.6 甲斐直心館水曜通常稽古!

 甲斐直心館の水曜通常稽古を8月6日、玉幡中学校で行いました。33人が参加しました。開始時の道場内の室温37度、湿度35%、厳重注意の状況で昼の暑さは抜けていません。広島原爆投下から80年のこの日も朝から暑い日となりました。こまめに水分補給をし、熱中症に注意しながら稽古を進めました。

 中2雨宮さんの号令で正座。準備体操、素振りをした後、各年代に分かれて稽古をしました。


 4〜6年生グループは指導者3人、館生12人の参加でした。小手を着けて竹刀を構え、前進・後退の送り足、前進の正面素振り、踏み込み足−送り足などの空間打突を行い、久々に6人ずつ2組をつくり、竹刀の連続打ちを行いました。竹刀の中結(なかゆい)を目標に打ち込みました。間合を瞬時に測ることができないと竹刀の物打ち(ものうち)で目標をとらえることができません。ここでも課題がみつかる館生が複数いました。
 



 面着け後は切り返しの後、指導者2人が元立ちになり、打ち込み稽古、そして掛かり稽古をしました。振りかぶるとき、近い間合からでも左足を前に出す二足一刀の打ち方が癖になってしまっている人は、右足前で構えたその場から打ち出せるような癖をつけてください。

 給水休憩後は30秒一本勝負を回り稽古で10回ほど行いました。初太刀一本に懸ける気持ちをどこまで高められるかです。剣道の打つ機会は「三つの許さぬところ」といわれる機会です。三つの許さぬところは、人によって表現は違うことがありますが、一般的には「起こり(出ばな)」「居着いたところ」「技を受け止めたところ」などが挙げられます。「起こり」、「居着いたところ」も、すべて先(せん)をとって攻めることから始まります。ただ闇雲に打っていけばよいというものではありません。また、何もせず待っていればよいというものでもありません。切り返しをして稽古を締めました。
 





 さらに反省点などを確認して、低学年の希望者も含め跳躍面素振り100本を畳の上で行いました。
 

 8月3日の本部審査会には級位のみ5人が受審して全員が合格しました。合格者に証書を伝達しました。おめでとうございます。
 

 8月9日(土)の朝稽古は10日(日)に時間なども変更して行います。40度前後の暑さは異常です。くれぐれも体調管理をしっかりして暑中稽古を楽しみましょう。
 







8.3 山梨県剣道連盟本部審査会!

 山梨県剣道連盟の本部審査会が8月3日、富士北麓体育館で開かれ、約290人が剣道の段級位、居合道の級位を受審しました。甲斐直心館からは剣道級位を受審した5人全員が合格しました。橘田先生が引率してくださいました。

 中学生以上は1級合格の次は3カ月後から初段が受審可能です(13歳以上)。剣道初段はまず学科審査を受審し、立ち合い2回、日本剣道形(初段は三本目まで)とハードルが上がります。3カ月はあっという間にたってしまいます。週1回稽古の人にとっては10回ほどしか稽古の機会はありません。普段から審査も意識した稽古をしていく必要があります。

 甲斐直心館の合格者は次の通りです。
【剣道1級】足達和哉(一般)
【剣道1級】保坂(中2)
【剣道2級】近藤大(小5)飯嶋(小4)
【剣道5級】近藤雅(小2)







8.2 伝統文化甲斐市親子剣道教室4回目!


 文化庁委託伝統文化親子教室事業の甲斐市親子剣道教室の4回目教室を8月2日、甲斐市篠原の甲斐直心館道場で開きました。この日の参加は幼児、小中学生、保護者、指導者の計30人でした。甲府の最高気温は39度超。17時過ぎての道場内も36度という状況でしたので、水分補給をしながらの教室でしたが参加者は元気に臨みました。

 ラダーを使った足さばきの稽古を教室前から行いました。準備体操のあと、握る運動・開く運動をそれぞれの号令で100回ずつ、片足立ち60秒を行いました。この片足立ち60秒の効果は大きなものがあります。

 前進後退左右の足さばきを行った後、送り足や三挙動の正面素振りをしました。

 ラダーの稽古をして、最後に必ず右足が前になった状態から面打ちをしました。俊敏な動きができる参加者がどんどん増えていきます。

 3グループに分かれ、打ち込み竹刀に向かって面打ち、小手面打ち、小手面胴打ちを行い、一人一人が発表しました。大きな気合いが出る参加者も増えてきています。子どもたちの着実な成長と、また保護者の方の上達も目覚ましく、今回も感動する場面が何度もありました。

 面着け後は大人6人元立ちで面の打ち込み、小手面の打ち込みをしました。驚くほど上手に打てる子どもも増えてきています。

 保護者が感想発表をしました。

 次回は8月23日(土)17:00〜18:30に5回目を開催します。剣道をやってみたい、興味があるという方はお気軽に連絡をして参加してください。23日に初参加の予定の方もいます。

 




 
 本年度、テキストとして2種類の書籍を各20冊購入しました。一冊は大泉書店「マンガでよくわかる少年剣道」(「東松舘道場」3代目舘長 榎本松雄・監修)、もう一冊は「剣道用具マニュアル」(著作・イラスト 石渡康二先生)です。どちらも初心者にも分かりやすい内容ですが、奥深い内容も入っていて、非常に勉強になります。