みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
1月21日(日)伝統文化甲斐市親子剣道教室発表会です
 
 1月21日(日)は午前9時半から正午まで、伝統文化甲斐市親子剣道教室の成果発表会を竜王東小体育館で行います。

 本年度、教室に参加した人は積極的に参加してください。日本剣道形演武、親子剣道試合、楽しい催しを予定しています。


 







2024/01/20 10:15:00|稽古日誌
1.20 甲斐直心館土曜朝稽古(小学生以下の部)!


 1月21日午前7時10分からの甲斐直心館朝稽古(小学生以下)には中学生1人を含め29人が参加しました。午前5時30分現在の道場内室温は8度、湿度55%でしたが、中学生の稽古を終えて第2部が始まる頃には室温10度、湿度65%に上昇していました。

 伝統文化親子教室に参加している竜王地区の年少男児が、甲斐直心館にも参加したいとの希望で、この日の朝稽古に体験入門してくれました。早起きをして参加して、とても素晴らしいと思います。

 小6雨宮さんの号令で正座。この日は「先生、剣道の理念を覚えてきました!」という小4男子がいましたので、みんなの前で発表してもらいました。言葉は難しいですが、「剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である」という高邁(こうまい)な理念は、剣道人にとって誇りだと館長は思っています。「一眼二足三胆四力(いちがんにそくさんたんしりき)」のお話もしました。

 14種類の素振り280本を行いました。中学生の部に引き続いての参加者は少なくとも560本を振ったことになります。
 



 先週に引き続き、竹刀、木刀を持たずに、足さばきをたっぷり行いました。速い送り足は滑らかになってきましたが、「いち、に、さん」で踏み込み+送り足+送り足の連続送り足では、踏み込みがまだ十分にできていない館生の方が多いです。館長が玉幡保育園の剣道教室で1年間教えてきた卒園児で、その後甲斐直心館に入った歴代館生は、全員が踏み込み足が強いのが共通しています。初心者が足さばきを重点的に学ぶ重要性を強く感じさせられます。




 面着け後は30分間。面を着けた順に切り返しを行いました。
早い子どもと遅い子どもでは切り返し3回以上の大きな差が出ています。上達するには面着けを正確に早くすることが大切です。3〜4人ずつのグループに分かれ、切り返し、2人元立ちでの面の打ち込み10本を繰り返し行いました。


 指導者・一般元立ちで掛かり稽古を行い、地稽古をしました。また、面を着けたばかりの初心者6人が、上級生元立ちで基本打ちを10本行い、稽古を締めました。幅広い学年が一緒に稽古をする機会は大切で、子どもたちも楽しそうです。












 体験入門してくれた年少児を皮切りに、多くの館生が感想発表しました。


 1月21日(日)は午前9時半から、伝統文化甲斐市親子剣道教室の成果発表会を竜王東小体育館で行います。本年度、教室に参加した人は積極的に参加してください。日本剣道形演武、親子剣道試合などを予定しています。

 また、次週1月27日(土)の朝稽古は、甲斐市ジュニアリーダー研修会があるため、午前6時から7時までの1時間、合同朝稽古として行います。小学生以下は無理して参加する必要はありません。

 2月4日の本部審査会は、今回から2階観覧席での親御さんの見学も可能となります。

 







2024/01/20 10:14:00|稽古日誌
1.20 甲斐直心館土曜朝稽古(中学生の部)!

 1月21日の甲斐直心館土曜朝稽古(中学生の部)には小学生も含め11人が参加しました。午前5時30分現在の道場内室温は8度、湿度55%でした。大雪予報も出る中、曇り空で気温はいつもより高めです。

 号令は中3伊藤さん。正座の後、14種類の素振り280本を行いました。

 日本剣道形を15分ほど行いました。できるだけ太刀の形7本まで打てるように覚えていきましょう。小学生は打太刀、仕太刀の関係性も覚えていきましょう。


 面着け後は20分間。切り返し、面打ち、小手体当たり、小手面打ち、相面、地稽古、相掛かりを、行い、切り返しで稽古を締めました。

 この日は学校があるから、と最初の30分間だけ参加した館生もいました。30分だけでも冬の朝6時からの朝稽古に参加する心意気。素晴らしいと思います。

 21日は午前9時30分から、竜王東小学校体育館で伝統文化甲斐市親子教室の成果発表会を開きます。本年度、1回でも教室に参加した方はぜひ参加して有終の美を飾ってください。毎年1回の成果を発表する場です。

 







2024/01/17 21:27:00|稽古日誌
1.17 甲斐直心館水曜通常稽古!


 令和6年1月17日は、平成7年1月17日の阪神大震災から29年でした。その後も東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など大きな地震が続いています。山梨は地震も少なく比較的安全ではないかと考えられている一方、静穏期にあるため次に危ない地域の一つに挙げられる、という指摘もあります。「災害は忘れた頃にやってくる」という言葉からも、静穏期は危険な兆候の一つでもあるのでしょう。備えは大切です。
 
 1月17日の甲斐直心館水曜通常稽古を玉幡中学校体育館、武道場で行いました。体調不良者も一定数おり、参加者は41人とやや少なめでした。

 中2中村さんの号令で正座。準備体操、3種類の素振りをして、4グループに分かれて稽古をしました。

 小学生高学年を主体とするグループはこの日は8人。基本打ちとともに実戦的な稽古を多く取り入れました。稽古前に稽古内容の説明をしてから稽古をしました。
 

 
 切り返しの後はシーソー面(交互面、添い面)を稽古しました。面打ちの後に必要以上に竹刀を振り上げる動作、右に踏み出して抜ける動作が目立つため、元立ちがまっすぐ速く下がることで面打ち後の無駄な動作をしないように意識する稽古です。元立ちも気が抜けないため、双方に効果の高い稽古です。

 面体当たり追い面、面体当たりー元立ちが引き胴など推進力を高める稽古を続けました。

 すり足で表からの面擦り上げ面、裏からの擦り上げ面を稽古し、各自の竹刀の擦り上げ位置を確認しました。跳ね足の癖が目立つ館生は、すり足で面を打つと、左足の引きつけが弱いことがよく分かります。実戦の擦り上げ面を稽古しました。最初は近間で始める館生もいましたが、やや遠間から始めた方が擦り上げやすいことに気づいた館生もいました。百錬自得です。

 刃筋を意識した胴打ちができるよう、体の正面で右胴ー左胴ー右胴の3連続打ちを稽古した後、面に対する応じ胴を稽古しました。面返し胴の場合、面打ちを擦り上げるようにして一拍子で返す手の内が必要です。

 稽古した技を遣う地稽古を4回行い、指導者元立ちで掛かり稽古、切り返しで稽古を締めました。面つけから45分間でしたが、試合でも主力になるグループでしたので、まだ体力は余っているということでした。さらに強度を上げていきます。




 

 この日1月17日の山梨日日新聞に甲斐直心館創立15周年記念少年剣道錬成大会の結果、11月5日の本部審査会の合格者氏名が載っていること、また、先日の日本剣道少年団研修会の関東大会で体験・実践発表に中学生山梨県代表として臨んだ館生の小川倉史さんが最優秀賞に輝き、3月の全国大会に出場することになったことを報告しました。


 次回の稽古は20日(土)の朝稽古です。中学生は6時開始、小学生以下は7時すぎ開始となります。一般稽古は都合により予定していません。

 21日(日)は午前9時30分から正午まで、竜王東小体育館で、文化庁から委託を受けている伝統文化親子教室事業「甲斐市親子剣道教室」の成果発表会・修了式を行います。日本剣道形の演武のほか、毎年、白熱した試合が見られる親子剣道試合なども予定しています。本年度の教室に一度でも参加した人はぜひ発表会に参加して、有終の美を飾ってください。

 

 







1.14 関東地区体験・実践発表で館生が最優秀賞!

 第46回日本剣道少年団研修会【関東地区大会】体験・実践発表会が1月14日、埼玉県北本市の解脱錬心館研修センターで開かれ、関東7県の小学生、中学生の代表計14人が出場しました。

 剣道を通して学んだことや社会奉仕活動などについてそれぞれの体験・実践内容を発表した結果、中学生の部に山梨県代表として出場した甲斐直心館館生の小川倉史さん(双葉中1年)が最優秀賞に選ばれ、3月10日に東京武道館で開かれる日本剣道少年団研修会に関東地区代表として出場することになりました。おめでとうございます。

 甲斐直心館からは何度か関東地区大会に山梨県代表として出場させていただきましたが、最優秀賞は過去最高成績です。おめでとうございます。全国大会でのご健闘もお祈りします。

 小川さんは「次のステージに向けて」と題し、栃木県の祖父が剣道八段を目指す剣士であることと、伝統文化甲斐市剣道教室への参加をきっかけに剣道を始めたことを話しました。「直心(じきしん)」や「一眼二足三胆四力(いちがんにそくさんたんしりき)」という言葉から学んだことや感じたこと、剣道を通じて自分の成長を実感したこと、故障から剣道への意欲を失いかけていたところからの県予選を経て全国道場少年剣道大会に出場して日本武道館で試合ができたことの喜びなどを、落ち着いて発表しました。県予選、そして前日の館内壮行会での発表をさらに磨き上げた感じの、聴く者が胸が熱くなるような発表内容だったと思います。栃木県から祖父の相澤教士七段も応援に駆けつけていただき、本人もゆったりとした気持ちで発表できたのではないでしょうか。

 山梨県剣道道場連盟の天野雄次会長からも発表前に激励、終了後に祝福の言葉をいただき感謝に堪えません。7人の中学生の中では唯一の1年生であり、精神的にもむしろ伸び伸びと臨むことができたのかもしれません。

 甲斐直心館からの代表は毎年のように代わっていますが、特定の館生だけでなく、複数の子どもたちが、剣道を通じて自分の考えを持ち、吸収したことを自分の言葉で表現できていることに、指導者のひとりとして大きな喜びを感じます。

 成績は次の通りです。

【中学生の部】
▷最優秀賞 小川倉史(山梨・甲斐直心館)
      =「次のステージに向けて」
▷優秀賞 岡谷瑚太郎(埼玉・解脱錬心館)
▷優良賞 井上咲良(千葉・元武館)
▷敢闘賞 雨谷星七(茨城・いばらき少年剣友会)
▷敢闘賞 岩佐果林(神奈川・思斉館瀧澤道場)
▷敢闘賞 今井歩未(群馬・群馬県武道館剣道教室)
▷敢闘賞 安納夕貴(栃木・河内剣道クラブ)

【小学生の部】
▷最優秀賞 古澤悠多(埼玉・四誠館)
      =「日々是剣道」 
▷優秀賞 菊地智大(栃木・養心舘)
▷優良賞 谷口月姫夏(茨城・俊水舘道場)
▷敢闘賞 町田光琉(群馬・高崎魁洸館長井道場)
▷敢闘賞 今井宏総(千葉・真砂剣友会)
▷敢闘賞 加川琥弥太(神奈川・敬武館)
▷敢闘賞 坂本朋輝(山梨・都留剣道スポーツ少年団)
(以上敬称略)