本日、中学生女子が入団してくれました。22人目となります。とても素晴らしい剣道をする選手なので、甲斐直心館にさらに心地よい風を吹かせてくれると期待しています。よろしくお願いします。
さて、本日の稽古では身長180�aを超える大型中学生も出稽古に来てくれました。その体を生かして県大会でも頑張ってください。
講評でも複数の先生から話が出ていましたが、「剣道が楽しいゾ」という気持ちが伝わってくる、とても素晴らしい声が出るようになってきました。仕事の都合で、遅れて道場に入る時でも心がわくわくします。そしてみんなきちんとあいさつができるようになってきましたね。
三井久先生の基本の足捌(さば)きの稽古(けいこ)は反転にポイントを置いたものでした。踏み出す方向に右足を向けると同時に、けり足である肝心の左足(特に左ひざ)を相手に素早く向けることが大切です。これは中堅剣士講習会でも福本修二先生が最も強調されていたことです。
剣道具を着けての稽古では切り返しを中心にした基本打ちのみでしたが、コテをバグッと打てたり、ポンッと音が出るように打てるようになってきました。有野先生からは胴も上からしっかり手首を返して前で打つように指導を受けましたね。
以前、全日本剣道選手権で優勝経験のある先生が山梨で講習してくださったときに「元立ちをしている間に気を抜いていたら稽古時間は半分になってしまう」という話をしてくださったことがあります。元立ちの心の持ち方の大切さを言ったものです。甲斐直心館ではできるだけ指導者が元立ちを務め、子どもたちが適切な間合いを覚えてもらうようにしています。まだ初心者同士では間合いが分からないので、指導者が誘導していきます。
また、子どものうちに「打たせる」という動作を安易に自分の体に覚え込ませてしまうと、試合など大事な場面で思わず体が反応して打たせてしまうことがあります。テニスで相手をその気にさせるためのヒッティングパートナーを務めると、一線の選手に戻れない、という話を聞いたことがあります。相手の打ちやすいところにボールを返してやることで、選手本人に調子がよいと思わせて試合本番に向けて上昇ムードで向かわせる役ですが、これは剣道の場合は上手の人がやるべきだと考えます。
初心者、小中学生が安易に構えを解いて打たせる動作をすることは打つ方にもあまり良い稽古にならないものです。「木刀による剣道基本技稽古法」も実に緊張感のある打たせ方をしていますね。みんなで剣道を楽しく研究していきましょう。 |