昨日、誘われて高根剣道スポーツ少年団にちょっとお邪魔しました。壮大な八ケ岳を背景にいただく「高根武道場」で、30人を超える小中学生が、元気いっぱいの稽古をしていました。
素振りから見学しましたが、しっかりと手首の返った伸び伸びとした振りに感心しました。剣道具を着けての面打ちでも、中段の構えから、ほとんど無駄な動きや癖のない素直な基本打ちが心地よい音を響かせていました。
私と同い年の小清水先生をはじめ、40代、30代を中心とした多くの先生方がうまく連携しながら子どもの指導を分担している様子がよく分かりました。子どもたちはみんな礼儀正しく、生き生きとした表情をしているのが印象的でした。
高根武道場は以前は柔道場だった部分の床を張り替えたことで、剣道場が2面取れる素晴らしい施設でしたが、築40年ほど経過しているとのことで、真冬には氷点下13度の中で稽古したことや、雪の日には雨漏りならぬ、道場の床の中央一列に雪が積もることもあるそうです。苦難を乗り越えて今日(こんにち)があるのでしょう。
最近、仕事で何度か北杜市を訪ねましたが、プライベートで訪れてみると、あらためて北杜の風土の爽(さわ)やかさや、北杜は人間が心の穏やかさを得られる地域だということを感じさせられます。高根武道場の周囲の田んぼには家族総出の田植えの光景が広がっていました。
私の母の実家が北杜市長坂にあり、幼いころ日野春駅で降りて長い坂道を歩いて通ったことがありました。周囲の田んぼの中で蛙の卵を見つけたりした思い出も鮮明に残っています。八ケ岳と甲斐駒ケ岳はあの空の広さとともに、北巨摩の原風景として、私の体の中に刷り込まれています。 |