知り合いの元大学教授から「これを読んでみるといいよ」と『奇跡のリンゴ』(幻冬舎刊)という単行本を1カ月ほど前にいただきました。今年の冬は青森から「このままではリンゴの山と川ができてしまう」という切実なチラシが届き、知り合いの剣道の先生方とリンゴを何箱も購入したために、興味がわくタイトルでした。
NHKの『プロフェッショナル』にも出演した木村秋則さんについての本で、不可能といわれた無農薬りんご栽培に取り組んだ話です。詳しいことは書けませんが、ぜひ多くの人に読んでいただきたい内容です。
私に本をくださった先生は「読もう」と決めたら、同じものを必ず2、3冊買うのだそうです。1冊は繰り返し読み、あとは大切に取っておくということでしょうか。または、私にくださったように、良書を人に勧めるためでしょうか。いずれにしろ本が大好きな先生であることは間違いありません。海外の風習などについてもとても詳しい方です。
その先生は還暦(かんれき)を過ぎて、剣道を始めたお一人です。身近には、年齢を重ねてから「一度やってみたかった」と剣道を始める人が増えているような気がします。
あれだけ多くの欧米人やアジアの人々が剣道に魅せられているのだから、ましてや日本人なら剣道に興味を持たない人の方が珍しいのではないでしょうか。
「山梨県民は身近にある富士山のありがたみ、素晴らしさがまだまだ分かっていない」と県外の知り合いからよく指摘を受けます。それと同じで、剣道も日本古来の身近にあるものだから、なかなかその良さに気付かないことがあるのかもしれません。 |