鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2022/03/29 9:06:01|ニッポンの釣り
春雨じゃ濡れて釣ろう・・・
おはようございます。

先週末は、西日本では春の嵐―台風
当県では、しっとり春の雨―雨

やはりもう、余り寒さは感じませんでした。

さて、しとしとと降る春の雨なら、

春雨じゃ濡れて参ろう・・・

などと、風流ぶりたいところでありますが、
わざわざ濡れて帰ることはないですよね。

ですが、
渓流釣りを予定していた朝が、
しとしと雨だった・・・

こんな時、あなたはちょいショックで、
釣りを諦めちゃったりしますかびっくり

問題は風ビュービューでないって事ですが、
しとしと雨だったら、
迷わず自分は、GOサインです車

しとしと雨くらい、

絶好の渓流釣り日和はない―グッド

って、くらいです幸せ

春雨じゃ、濡れて釣ろう・・・自信まんまん

って、なっちゃいますよね。
ワクワクしますラブ

もちろん、前日も雨で、
土砂濁りが予想されたら行きませんが、

釣行日の朝だけがこんなお天気だったら、
釣りに行かないと、損をしますよ〜グッド

特に、アマゴヤマメなら最高です。

それでは、何故かって、本題に入ります。

寒さが既に遠のいてしまっていれば、
渓魚は朝方、夕方に、
活発に捕食活動
をします。

この時間帯は、
モーニングライズイブニングライズ
と、言われるくらい、水生昆虫の羽化に乗して、
水生昆虫を荒食いする時間帯です。

この時間帯って、薄暗い―
または、薄明るい―
って、時間帯ですよね。

陽が高くなる晴れにつれて、羽化活動は停止し、
渓魚たちも、捕食活動を一旦、お休みします。

が、しとしと雨で雲くもりっていれば、
ずっと、朝や夕方と変わらない明るさであるし、

羽化した水生昆虫は、
高く飛べずに、水面付近で舞う様に飛びます

そんな感じですから、
魚の方も、ずっと口を使います。

基本、魚には満腹中枢はありませんから、
捕食さえできれば、ずっとその活動は続くので、
釣れる時間帯が長いのです。

即ち、釣り易いのが、
そんな雨の日なんですね。

日差しが少ないですから、
人の影が川面に映る事も少なくなるので、
魚の警戒感も薄れて、釣れちゃうって算段です。

エサは、川虫がイチバン1
続いて、少し水が濁っていたらキジで決まりスマイル

アマゴなどは、
当て字では「雨子」って書くくらい、
雨と相性が良い魚です。

故に、

春雨じゃ、濡れて釣ろう・・・

でも、濡れてしまうと、体温は下がりますから、
レインウェアーは、ちゃんと着てやって下さいネチョキ

 







2022/03/28 9:06:01|ニッポンの釣り
コイの泡月とコイ釣り
おはようございます。

25日の投稿は、マブナで、
レッツスタディーの投稿でした。

そして今日は、マブナの相棒というか、
いなきゃいけないマブダチっていうか、

そんな関連性のコイと
コイ釣りについて、お話ししようと思っています。

その前に皆さん、
『鯉の泡月(アワヅキ)』って、ご存じですかびっくり

仮にその場所にコイの姿が見えなくっても、
泡月が出ていれば、確実にコイは居る―
と、見当が付く、コイからのサインなんです。

そして、
コイがおおよそポイントのどの辺りに居るか―

と、云うバロメーターにもなり、
泡月から想像できるコイ釣りのヒントは、
本当にたくさんあるのです。

ところで、近年のコイ釣りは、
「カープフィッシング」として、
確立した釣りのジャンルになっています。

以前からの、「吸い込み針仕掛け」に限らず、
『ボイリー』の、普及により、
一気にメジャーな釣りになって来ました。

特に河川よりも湖沼で、
大物を狙う傾向が強くなって来ました。

県内でも、
富士五湖もそうですが、四尾連湖、千代田湖など、
県外からも、コイ釣り人がやって来る様になりました。

アタリを取るのも、以前だったら鈴が鳴って・・・
じゃなく、アラーム音がなったり、

車に居ながらして、アタリが見えたり分かったりなど、
ハイテク化している状況が見られます。

ではどうして、大物のコイを狙うために、
わざわざ越県までして、訪れる人がいるのでしょうびっくり

裏を返せば、当県から他県へ、
海釣りじゃなく、コイを釣りに行かれる人もいます。

それは、コイは釣れる確率が非常に高い魚―
だからだと思います。

実は、コイは一日の行動範囲や行動パターンが
ほぼ、ルーティーン化されている魚なのです。

捕食する時間、場所、遊泳ルート・・・

これらがほぼ一緒なので、
情報が集まりさえすれば
必ずそのポイントに、巨ゴイはやって来ます

群れで動くときには、
必ず群れの中で最大の個体が先頭で動き、
他のコイはそれに追従します。

なので、真っ先に釣れるのが、

群れの中の、

最もデカいヤツ

と、云う事になります。

それが釣れてしまうと、
他の魚は散ってしまいますから、
より大物のみを、
釣り上げられる確率が高い訳です。

その釣るための情報の一つが、
前記の「泡月」です。

コイは捕食する際に、
口の中にエサの周りにある泥も、
堆積した落ち葉や、ゴミの様な物まで、
凄い吸引力で吸い込みます

この時、エサ以外の物は、
エラから外に放出するのです。
固形物は、咽頭歯で砕いて食べます。

空気を含んでいますから、
当然そこに泡が立ちます。

泡は丸くてお月さんみたいで、
ポコポコと水面に月が浮かぶのです。
これが「泡月」です。

この泡が沖の方に出てるのか、
岸に近い所なのか、中州の周辺なのか、
ポイントによって様々なのですが、

数日通って居れば
どんなルートで泡月が出ているか―
その場所の、コイの行動が予測できるんです。

それこそ、今はSNSがあるので、
どこそこの湖の、あのワンドの あの辺りで、
たくさん泡月が出てる―

とか、

狙うんだったら、朝だとか、
あそこは 昼だ、夕方だとか、
情報を共有すれば、釣るのは難しくありません。

只、それが「主」級のバカでかい個体だったりすると、

バラす確率も高いよ―

バラした事拡散されて、
より、大物をバラした湖沼として、
伝説化されちゃうんですよね困った

とまあ、こんな風に、
コイ釣り人同士のネットワークが幾つも自然発生し、
コイ釣りがよりアツくなっているんですね。

まあ、でも水面にポコポコ浮かぶお月様―月
これはこれで、風流ですよグッド



 







2022/03/27 9:06:01|お魚紹介
いさなってなーんだ!?
おはようございます。

突然ですが、皆さんに質問です。

「いさな」って、何の事かご存じですかびっくり

これを漢字で書くと
「勇魚」って、書くんだけれど、

実は、クジラの事です。
ですから、お魚紹介ではないのでしょうが、
敢えて今日は、お魚として扱います。

日本における捕鯨の歴史は本当に古くって、
既に縄文時代の遺跡から、
鯨類の骨などが見つかっています。

ですから、その時から捕鯨自体は始まっていた―
と、考えられます。

一方、
奈良時代には、捕鯨を意味する
「いさなとり」が、枕詞で使われています。

ではクジラの事を、
どうして「いさな」って、呼ぶのでしょうかびっくり

当然ですが奈良時代の日本で、
クジラが哺乳類だなんて
もちろん、誰も考えても居ませんでした

バカデカい魚

と、云う認識です。

魚でありながら、
銛で突いても、大勢で掛かっても、
なかなか仕留められない、

勇ましい魚

が、仕留めることができれば、
人々を飢えから救い、全てを余すところなく、
利用できる神の魚

そんな思いで、
「勇魚」と、名付けたのではないでしょうか・・・

江戸時代になると、
「くじら組」と、呼ばれた捕鯨軍団が結成され、
各地で競い合って、クジラを獲った様です。

和歌山県の「太地」
山口県の「仙崎」

有名なクジラの街は、
今も漁と文化を継承し続けています。

その土地土地には、
必ず仕留めたクジラ達を弔うための、
クジラ塚や、クジラ墓が設けられました。

商業捕鯨が禁止された際には、
度重なる妨害に遭った事は、
皆さんも、良くご存じの事でしょう。

現在、
日本は再び商業捕鯨が再開されています

哺乳類であり、
稀少な海洋生物でもあるクジラを漁り続ける事は、
国際的には批判を受けても然るべし

だとは思います。
一方で、我が国にとって、この捕鯨の文化と、
「勇魚」としての、信仰に近い関わり方
日本の今後、とるべき態度や方向性など、

単に「文化」と、
ひとくくりにしてしまうのではなく、
エビデンスも示して、
きちんと国際社会へ訴えるべきだと思います。

写真は2019年に訪れた、
山口県長門市仙崎にある、
クジラのモニュメントです。
 







2022/03/26 9:06:01|トピック
珍プレー「肉体的援助」は釣りでもアウトですよ!!
おはようございます。

早速ですが、
昨日のセンバツ野球で、「珍プレー」が起りました。

学院高校を破って2回戦を戦っていた、
木更津総合高校VS金光大阪高校の試合です。

8回表の攻撃で、
ノーアウト1・2塁のチャンス―
次のバッターがバスターエンドランで、
打った打球は、三遊間を抜けるレフト前ヒット―

この時の二塁ランナーが、
サードベースをオーバーランしたところで足を滑らせました。

慌てて帰塁したところ、
サードベースコーチャーに『肉体的援助』が、
あったとして、ランナーアウトになってしまいました。

これは、
サードコーチャーの手がランナーに触れた事で、
帰塁を援助した行為
と見なされた訳です。

これは、ベースコーチャーが、
特に気をつけなければいけない事なのです。

自分は高校野球時代、
自ら望んで、サードベースコーチャーになりました。

この時に、人一倍ルールブックを読んで、
ケーススタディーで経験を積んで覚えて行きました。
この『肉体的援助』も、知ってはいました。

が、一度、アウトにはならなかったものの、
ヤラかしてしまった、しょっぱい思い出があります。

あれは、3年の春の関東大会県予選の3回戦でした。
相手は、F・K口湖高校でした。

味方の4番がホームランを打ったんです。
負けていて、なんとか点が欲しいと思っていたので、
オーバーフェンスに喜んで、
チョッと興奮してしまったんです。

バッターランナーが3塁ベースを廻ったところで、
あろうことか、ハイタッチしちゃったんです。

しかもコーチャースボックスから、
出てしまってもいました。

公認のルールでは、
オーバーフェンスした時点で、
ボールデッドになるので、何のお咎めはない筈―

野球規則6.01(a)(8)

一塁または三塁にいるベースコーチが、
走者に触れたり支えたりすることで、
走者の帰塁や離塁を肉体的に援助したと、
審判員が認めた場合、
審判員は援助を受けた走者にインターフェア(守備妨害)
を宣告し、その走者をアウトにしてボールデッドにする


ですが、
アマチュア野球(高校野球含む)の試合では、
ローカルルールとして、
こうしたハイタッチも、肉体的援助になってしまう―
ケースがあるんです。

アピールプレーもなかったので、
本塁打は認められた訳ですが、
いやあ、監督さんにメッチャ怒られました。

いやあ、あのしょっぱい経験を、
思い出してしまったプレーでした。

木更津総合高校は、
2試合続けてのタイブレークになって、
残念ながら、
今度は死球押し出してサヨナラ負け―
悔しい結果になってしまいましたね。

あの1プレーが影響してしまったかもしれません。

ところで、この『肉体的援助』ですが、
野球しない方にとっては、
ちょっと、えっちな言葉だと勘違いされそうです。

でも、だからこそ、
こうした援助は、社会的にもアウトですよNG

特に、釣りでは割と起こり得る事案です。

最近は、女性のアングラーも増えていますし、
夏などは、結構な軽装で釣りをされている方も、
時折、散見する様になって来ました。

こんな時に、
たまたまその女性の竿に、
大物が掛かったとしましょう―

必死に引きに耐えている女性アングラー
声援を送るならともかく、
稀に、後ろに回って、一緒に竿を持って、

やりとりしよう―

なんて、
ヨコシマな釣り人さんもいらっしゃるよろよろ

もちろん本人から、

助けてください―

と、頼まれれば、代わって竿を取って、
やりとりの代行をする―

くらいなら、許されますが、
手と竿を一緒に握ったら、アウトですよ怒る

特に別の竿を・・・エロ目
してしまったら、即刻 逮捕です。

春になって、暖かくもなって、
釣り場も賑わい、華やぐ季節かもしれません。

でも、釣りにもルールがあります
マナーはもっと大事です。

釣り人よ、紳士たれびっくり

 







2022/03/25 9:06:01|レッツスタディー!!
どうして甲府の河川にマブナが居なくなったのか!?
おはようございます。

以前、このブログで、

甲府市内のとある場所でマブナを釣った

と、云う釣果報告をさせて戴きました。

その後、暫く経ってから、
このブログを読んで下さった方から、
コメントを戴いたのです。

甲府市内のあちこちの河川で、
マブナを探しているんだけれど、

全く見かけない困った

良く釣る事ができましたね

と、そんなコメントでした。
ありがとうございました。

そして自分は、

偶然そこで見つけたんです

と、お答えしました。
本当に偶然で、

らしき姿を見た

と、云う一点で、釣りをしてみたら、
コイに混じって、マブナが釣れたんだと・・・

そして、その方が様子を見に行った、
甲府市内の河川の名前もお聴きしました。

それが、たまたまなのでしょうが、
ことごとく、自分と同じ川を見に行かれていて、

やっぱり、居ませんでしたよねえ・・・怒る

と、そんなやりとりをさせて戴いたのです。

実は、自分がマブナを釣ったのは、
正式に云うと、川と云うよりは、水路なんです。

周辺の畑に水を供給するための水路で、
水不足になりそうなら、
そこからポンプアップする
そんな目的のものです。

水路の周りには、
特にブドウ畑が多くて、
その畑に水を供給しているのでしょう。

一方、その水路に水を供給している、
河川の本流には、

自分も必死に探しましたが、
コイはたくさん居るのですが、
マブナは全く見つかりません

昔、自分が実際に、
マブナを釣った経験のある川であっても、
その姿が見つからないのです。

正直、甲府市内の河川には既に、

マブナは棲息していない

と、断じて良いと考えて居ります。

そこで、
今日はこの課題でレッツスタディーです。

甲府の川にマブナが居なくなってしまったのは
一体、どうしてなのでしょうびっくり

そして、自分がマブナを釣った場所は、
どうしてマブナが居たのでしょうポカン

水路に居るなら、本流にいてもいいですよねびっくり

なのに、どうして居ないのでしょう―びっくり

マブナの繁殖の仕方とその様子を想像してみると、
だんだん答えが見えて来ると思います。

そして、甲府市内の河川のあちこちで、
毎年の様に、何かが行われていますよね。

コイは放流すれば、ある程度は居着くのですが、
マブナはそんな訳にはいきません

って、云うのがヒントになります。

甲府もサクラ桜の開花宣言があって、
おそらく、今週中には満開近くになるでしょう。

そんな頃、通常マブナたちは動き出します。

川へ行って見て来るのも良し

図鑑やネットで調べてみるのも良し

自分で調べて、考えてみることで、
不思議なマブナの生態について、
学んで戴けたら、嬉しいです。

今度、お天気が良い晴れ暖かい日に、
またあの場所へ、
マブナ釣りに行ってみようかな幸せ