鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/07/06 9:06:01|お気に入りの場所
釣りはできないけどもう一度行きたいな・・・

コロナに大雨雨雷
そして、土石流ヘルプ

7月に入ったばかりですが、
ろくな日がありません(>_<)

そこで、かつて自分が訪れた場所で、
素晴らしい、また行きたい―。
と、思った、お気に入りの場所を、
今日は、紹介したいと思います。

さて、直前の投稿で勉強会を紹介した、
『海辺の環境教育フォーラム』は、
昨年こそ、オンライン開催でしたが、

本来は、当地で開催したい―
と、手が挙がった土地で、
その都度、実行委員会が立ち上がり、
魅力的なフォーラムを、
各地で開催して来ました。

2010年に手を挙げたのは秋田県でした。
そして、開催したのは、世界自然遺産の、
白神山地だったのです。

この母なる白神で生まれた一滴の水が、
集まり流れて、海に注ぐ・・・。
その壮大な水の旅と、文化を学ぼう―(^_^)v
そんなコンセプトで、
秋田県の八峰町で開催されたのでした。

当所自分はフォーラムの2日目に、
船で日本海に出て、マダイ釣りを指南すると云う、
大役を仰せつかっていたのであります。が、

あいにく台風が接近したことで、
当日お天気は回復したのでありますが、
船はちょっと出せない―。と、
中止になってしまったんです。

それで急きょ、
ブナ林散策組に混ぜて戴く事になりました。

本来の仕事はキャンセルとなってしまった訳ですが、
でも、白神のブナ林を見られる機会は、
そうあるものではありません。
むしろ、喜んでしまったくらいです(^_^;)

ガイドさんは、元マタギのプロ中のプロで、
メッチャ、白神の森を堪能させて戴き、
身も心もリフレッシュできました。

一方、釣りの方は、
何人かの釣り好きな仲間と、宿の目の前にある、
小さな磯で竿を出してみたくらいで、
釣果もなく終わったのでした。

ところで、全てのスケジュールを無事に終えて、
フォーラム自体は大成功で終了(^^)/

大方の参加者は、ここで解散となった訳ですが、
自分を含めてコアなメンバーが数名残りました。

何故って、
明くる日に実行委員会の現地メンバーさんが、
白神山地の青森県側の景勝地である、
十二湖散策に連れて行ってくれると云うのです。

これは、乗らないわけには行きません(^_^)v
帰りのバスの予約もこの日の夜で、
能代駅まで送ってくれると云うのです。
ねっ、渡りに船って、こう言う事です!!

そしてフォーラムの翌日、
4人の仲間と実行委員会メンバーさんと5人で、
一路、十二湖散策へと向かったのでした。

実はこの4名、自分がもちろん筆頭ですが、
全員が釣りが大好き
当然、世界遺産の地で竿などは出せないのですが、

白神の魚が見られる・・・魚
どんな魚がいるんだろう・・・魚魚
イトウの養殖もやってるらしい・・・魚魚魚

と、大喜びでした。
一昨日に見たブナ林とは、また趣が違うのですが、
やっぱり森林浴は気持ちいいのですラブ

そして、日本最大の淡水魚として有名な、
イトウの養殖池も見せて戴きました。

魚偏に鬼と書くイトウですから、
その面構えは、やっぱり鬼の様に精悍で、
鬼の様にデカい!!

かの、開高健もモンゴルで釣り上げた、
幻の魚―。
モンゴルでの呼び名は、『タイメン』です。

釣りキチ三平では、野ネズミのルアーで、
釧路湿原で見事に釣り上げたあの魚ラブ
釣りなんてできなくっても、チョーシアワセハート

更に十二湖でもっとも美しいとされる、
青池にも行きました。

いやあ、本当に深い深いコバルトブルー
湖面にはブナの葉が落ちて、
なんとも荘厳な雰囲気で、一目惚れラブ

ガイドを買ってくれた現地の実行委員さんから、
「魚もいますよ、探してみて!!」と、
声を掛けて下さいました。

仲間は、
「あっ、いるいる、あそこ、あそこ・・・」と、
指を刺して教えてくれるんですが、
「えっ、えっ、どこどこ??」
自分は、どうしても見つけられなくって・・・

何度も聞いてしまったので、
「あーっ、ホントだ!!」と、
声をあげてみせたのですが・・・

実はワタクシ・・・
とうとう見つけられませんでしたぁ
ポカン

で、後で調べてみたところ、
青池には、ニジマスイワナが居るそうです。
いやあ、マジ見たかったなあ。

ほぼ半日、十二湖散策を満喫した我々は、
一路、能代駅へ―。

が、自分だけ高速バスで、
他のメンツは、電車でお帰り・・・。
ここで解散となりました。

自分は暗くなるまで、
レンタサイクルで能代市内をくるくる・・・自転車
地元のスーパーで、ご当地弁当を買いました。

夜行の高速バスで池袋に向けて出発。
翌朝、池袋から山梨へ戻って参りました。

ああ、でも釣り人の哀しい性で、
魚を見ると、やっぱ釣りて〜っ!!

10年経った今でも、恋い焦がれて居りますハート

左の写真は、
上から、母なるブナ林
そして、イトウと青池でございます。

コロナが明けたら、で〜ひ〜
行ってこーしスマイル







2021/07/05 9:06:01|レッツスタディー!!
深海の海ゴミについて学ぶ・・・
今日の投稿は、
海洋プラスティック汚染について、
学べる機会のご紹介をさせて下さい。

昨年の7月、自分も参加している、
『海辺の環境教育フォーラム』で、
初めて企画したオンラインイベント
『海辺ゼミ』―

大成功のうちに終了し、
その後、11月にオンラインによる、
『海辺の環境教育フォーラム2020』の開催に、
弾みが付きました。

各分科会は大いに盛り上がって、
今でも勉強会が不定期で開催されています。

そして今回、こんな勉強会が開催されます。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)で、
海洋プラスチックの研究に取り組んで居られる
中嶋亮太氏に、海洋プラスチック汚染の実態について、
お話しいただけることになりました。

JAMSTECと、云えば「深海」ですが、
深海における汚染の実態だけでなく、
私たち実践者が教育プログラムを実施する際に、
配慮したいことなどについて―
議論ができるかもしれません

実は7月24日が勉強会当日だったのですが、
会員の我々が申し込もうと思った際には、
​​​​​既に参加チケットが、
早々に満席となってしまったんです。
この問題への関心の高さが窺えますね。

そこで、事務局の方で協議した結果、
講師である中嶋さんのご厚意で、
期間と範囲を限定したうえで、
録画配信の視聴が可能となりました。

と、云う事で今回は、
自分も、この録画試聴会の方に、
参加させて戴く事に致しました。

オープン企画ですので、
配信をご希望の方は、
海辺ゼミ#3(録画配信) 「深海におけるプラスチック汚染の実態」 | Peatix
からお申し込みください。
後日、配信URLをPeatix経由でお知らせいたします。
チケット、残り僅かですよ!!

会場:YouTube
(URLはお申し込みいただいた皆さまにお知らせいたします。)
参加費:無料(要申込)

申込期限:2021年7月24日(土)23:59

視聴可能期間 2021年8月25日 まで

発表者:中嶋亮太氏
(海洋研究開発機構 地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター
海洋プラスチック動態研究グループ)

「深海におけるプラスチック汚染の実態」

毎年、大量のプラスチックごみが海洋へ流入を続けています。
しかし、海面に浮かぶプラスチックは、
氷山の一角に過ぎないことがわかってきました。

すでに海へ流入したプラスチックの大部分は、
深海に沈んでしまったと予想されています。

本講演では、深海環境におけるプラスチック汚染の実態・
生態系へのインパクトなどについて、
JAMSTECによる深海調査の結果もあわせてご紹介します。

深海は、水圧が高く、尚且つ酸素も殆ど無いので、
物質は分解されず元の形を留めている様です。

そんなお話しもきっとあると思います。
このゴミは、この先どうなっていくのでしょうか。

写真はJAMSTECが誇る しんかい6500です







2021/07/04 9:06:01|読み物
不定期連載 『バッスくんのなみだ』W 最終回
今年もまた、7月に大規模な豪雨災害です。
被災された皆様に、
心よりお見舞い申上げます。

特に熱海での土石流災害は、
唯々、恐怖でした。

あの辺りと、海沿いの道は何度か行った事もあり、
映像を見ているだけで足が震えました。
まだまだ予断が許されない状況でしょうが、
なんとか心を強く持って支援を待って下さい。

災害の翌朝に恐縮ではございますが、
今日の投稿は、オリジナル童話の続きです。

前回、コイのプーカはお祖父ちゃんから聞いた、
バッスくんのご先祖さん達が受けてきた仕打ちに、
深い悲しみを覚えました。

コイは雑食です。
お腹が減れば、他の生きものを食べてしまう事はある・・・
でも、日本で当たり前に棲んでいるコイは、
バッスくん達みたいに、人からいじめられない


お祖父ちゃんは、
そんな矛盾を心得ているから、
どんな生きもの達とも仲良くしなさい―。
そうプーカに伝えていたのです。

プーカとバッスくんとの友情は、
更に深まって、周りの生きもの達も、
次第にブラックバスへの恐怖感が、
なくなっていくのを感じていました。

そして、再び巡ってきた夏―
いつも様に、鯉池の畔に生える柳の木の下で、
セミの落下を待っていました・・・

『バッスくんのなみだ』は、今日が最終回です。
前回の締めくくりで、
バッスくんが、ある悲劇に襲われる―
って、予告しました。

一体、何があったのでしょう!?
想像が付いた人もいるかもしれませんね。

では、『バッスくんのなみだ』最終回をどうぞ・・・

あの日も二人で柳の下で、バッスくんと遊 んでいた。
出会った時と同じ暑い日で、
セミ が上でうるさく鳴いていた。

その時だ。
ポシ ャンってわずかに上で音がしたと同時に、
セ ミに似た影が見えて、水面でパシャパシャと
羽を動かすような音が聞こえた。

バッスくん は、あの日と同じように、
一気にセミに向か って行って、
ばっしゃん。バクッ。

「危ない」って、
叫んだ時には遅かった。
ルアーだ。

ぼくも一度、引っ掛かっちゃった 事がある。
バッスくんは必死にハリをはずそ うともがいたけど、
やがて諦めたように、動 きを止めて、
ぼくの視界から消えた。

「だめだよ。バッスくん、行かないで。」
それから十分くらい経っただろうか・・・

ゆら ゆらと力なく
バッスくんは、ぼくのところに 来た。

ずいぶん弱っていた。
手で握られたの か、ひどいやけどもしていた。

「プーカ、オレはもうダメみたいだ。
最後 にお礼を言わしてくれ。
友だちになってくれ てありがとうな。
 とっても楽しかったよ」。

目にいっぱい涙をためてぼくを見て笑った。
「ダメだよ。まだ大丈夫だよ」。

一生懸命に励ましたのに、
あの穏やかな笑顔 が忘れられないよ。
ぼくの方こそありがとう。


あの日からまた月日が経った。
ぼくは、か なり大きくなって、
ひげもずいぶんと立派に なった。

今日もあの柳の下で、
やんちゃなバスの 子どもたちが元気に遊んでいる。

「ルアーに気をつけなよ」。

「うん。プーカ兄ちゃんありがとう」。

ぼくとバッスくんの姿を見て、
この鯉池は 前よりもっと平和になった。

バスを見て逃げ る仲間もいなくなった。
バッスくんのこぼし た涙は、この鯉池に溶けて
みんなを元気にす る泡になった。

今日もセミがうるさく鳴いて いる。
命はこうやってつながっている。

           おしまい


さあ、いかがだったでしょうか。
バッスくんが飛びついたのは、ルアーでした。
プーカは、たたそれを見ている事しか、
できませんでした。

目の前で、友だちが苦しくてもがいています。
でも、声を掛ける事くらいしか、
できることはありませんでした。

自分は釣り人です。だから
自分が選んで使ったルアーに、バスが食いつけば、
これは、してやったりです。
きっと、笑顔になってる筈です。

バスの強い引きを感じながら、
そのやりとりを堪能するでしょう。

間違いなく・・・。

でも、その間に確実にバス(魚)は、
体力を消耗していきます。

更に取り込みの時に、
魚を素手でわしづかみなんかにしたら、
人の体温は、魚にとっては大やけどする温度です。

そんな時にリリース(再放流)をしても、
その先、釣った魚が生きながらえる可能性は、
極めて低いと思って下さい。

酸欠と、やけどで、
元には戻らず、バッスくんと同じ様に、
底に沈んで死んでしまうでしょう。

魚釣りと云う遊びは、そういう遊びです。
お前が言うなと言われても、敢えて言います。
魚にとっては、身勝手で、残酷で、
このうえなく野蛮な行為です。


だからこそ、バスに限らず、ギルにだって、
どんなに小さな雑魚にだって、
その命にちゃんと向き合って、
絶対に粗末に扱ってはいけないと思っています。

フライフィッシング然り、
ルアーフィッシングも然り、
キャッチ&リリースは、自然に優しい釣りだ・・・
なんて、あり得ません。


魚に「ありがとう」と、声を掛ける人を見ますが、
声を掛けるとしたら、「ごめんなさい」を、
先に云うべきでしょう。

只、魚に対してリスペクトの気持ちで、
声を掛けているのであれば、理解はできます。

そんな事もあって、
基本、自分は食べない魚は釣らない―。
様に心掛けてはいます。

でも、直ぐに海に行けなかったり、
コロナ禍で、遠くに行けない時には、
普通にフナやコイを釣りました。
ブルーギルも釣りましたね。

命の犠牲の上に命があるなら、
釣った魚の命を、感謝して戴いて、
少しでも供養になるのであれば救いです。
さりとてこれも欺瞞ですね。

そして、人間が食物連鎖に加わって居る事に、
気付く事ができれば、

生き物の繋がり―。にも、気付けますから・・・

全ての生きもの達が、
互いに繋がりあって、この地球で生きています。
幾つもの死が、幾つもの生を繋げています。

全ての命にリスペクトする気持ちで、
これからも、釣りを続けていこうと思っています。


さて、昨年のステイホーム期間に、
自分が書いた童話は、他にもあります。

また、機会を見つけて紹介できたらと思います。
​​​​​​『バッスくんのなみだ』を、
最後まで読んで下さった皆様に、
心から感謝申上げます。

ありがとうございました。




 







2021/07/03 21:34:00|その他
自分も住んでいた静岡の各地で・・・
今朝、起きてPCを開くと、事務所のある甲府市に、
土砂災害警戒情報が出ていました。
避難レベル3の警戒情報です。

自宅は離れた北杜市のため、
ネットの情報で様子を見ていたところ、
次第に雨が止み、日も刺して来ました。
警戒情報も解除され、
ほっとして事務所に向かったのが、お昼前でした。

そんな折、事務所のTVで各地の大雨被害の様子が、
映って居り、また7月に災害が・・・。
と、胸を痛めていたんです。

そして、何度も流れていたのが、
静岡県内での大雨の様子や、
氾濫の恐れがある河川の映像でした。
その中に何カ所も、
かつて自分が住んでいた場所が映りました。
全て、釣具店勤務時代の時です。

安倍川、藁科川・興津川も、氾濫の危険がある―
この3つの河川は、清水に住んで居た頃、
良く行った川です。

また、沼津市の黄瀬川で橋が折れ曲がり、
流されそうな映像を見たとき、足が震えました。
なぜなら、自分は正しくあの現場の直ぐ近くに、
住んでいた事があるからです。

静岡県内大雨、黄瀬川大橋が損傷 沼津市大岡で住宅1棟流される(あなたの静岡新聞) - Yahoo!ニュース

当然、あの折れた橋も、良く通っていました。
更に、原と云う場所での浸水被害の映像も、
良く行っていた場所ですから、驚きました。

そして、熱海の土石流災害です。
伊豆に釣りに行く際、何度か通った事がある道です。
土石流は海にまで到達しましたから、
海沿いの道も、何度も通っている場所です。

被害の大きさが、時間の経過と共に分かって来るにつれ、
恐怖が増して来ました。
とても他人事ではありません。

熱海の現場の付近では、停電も発生しているそうです。
暗いご自宅で、避難所で、
不安な夜を過ごされる事でしょう・・・

どうか、お気を強く持たれて、
支援を待って下さいね。

何の慰めにもなりはしないでしょうが、
不安な時、たき火の火を見ていると、
心が落ち着く事が多いと聞きます。

変哲もない1枚の写真ですが、
かつてキャンプに行った際に写したものです。

この火を見ながら少しでも、
心が安らいでくれれば嬉しいです。

パチパチと火が弾ける音や、
静けさと、火の明るさ、あたたかさ・・・
どうか感じて戴けると有り難いです。

これ以上、被害が大きくならないことを、
心から祈って居ります。

そして、暫く静岡方面への釣行は、
皆様も、お控え下さい・・・
 







2021/07/03 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
大雨の日に川の魚たちはどうしているか?

昨日から静岡県や伊豆諸島を中心に、
大雨が続いていますね。

本県も雨量が増えている地域もあり、
十分な警戒が必要です。

警報・注意報などが発令されている地域の皆様、
くれぐれもお気をつけ下さい。

ところで、この様な大雨の日、
川の魚たちはどうしているのだろう
・・・。
そう思った事はありませんか?

見るからに水かさが増えて、
濁流が音を立てて流れて居る状況下で、
小さな魚たちは、
どうやって難を逃れているのでしょうか?

もちろん、水量が増えすぎて、
流されてしまうケースもあるそうです。

一方で、事前に危険を察知し、
予防したり、非難したり、そういう行動を、
少なからずとっているそうです。

数年前に、某公共放送のラジオ番組で、
子どもが専門家に質問しちゃう、アレあるでしょ?
あの番組で、その質問が出た事がありました。

その答えと自分の釣りの経験から、
魚たちの多くは、実に早めに避難しています。

安全な隠れ場所として考え場所を場所を、
幾つか紹介しましょう。

先ずは川の中の大きくて重たい石です。
大きな岩の隙間に逃げ込んで、
水が引くのをじっと待っています。

しかも、体が安定するように、
砂や砂利、小石などを呑みこんで、
体を重くして耐えているケースです。

以前、大雨の後に、
当然安全な状況になっってからですが、
アユ釣りに行った事がありました。

サイズはレギュラーな感じだったのですが、
その割りに重たかったのです。
アユは通常、はらわたは抜きませんが、
食べる際に、胃の中に砂がたくさん入っていました。

続いては、川原に生えている植物の奥です。
水が増えても植物は流されず、
しなって横倒しになりながらも、
根はしっかりと張っている事が多いです。

その奥の方は水は緩やかなので、
こうした場所にも、多くの魚が逃げ込む様です。

また、こうした場合の魚の避難場所として、
人工のワンドや、横穴が掘ってあったりする、
魚道が整備されている河川もあります。

いずれの場合も、川の水量が収まるまでは、
一切の捕食も行わず、じっと待っている様です。

ここ数年、7月に豪雨災害が頻発しています。
そして、避難が間に合わず犠牲になってしまった、
そんな方も多かった様です。

自分だけは大丈夫―。
ここは絶対に大丈夫―。
こうした根拠のない自信(思い込み)の事
を、

「正常性バイアスの呪縛」と、云いますが、
絶対はあり得ません。

魚たちは誰に促されるでもなく、
おおよその場合、川の水が正常のうちに、
既に危険を察知して、避難行動を取るそうです。

大雨に対する避難情報は、
ここ数年、毎年の様に早めの避難を促す形に、
更新されています。


一方、余りに変りすぎて、
分からない・・・。
そんな状況も、増えているようです。

が、川の魚も生きものたちも、
本能に埋め込まれたセーフティーセンサーを、
フルに活用して、避難しています。

ですから、情報は確かに大事ですが、
自らのセーフティーセンサーを、
自ら磨いて、早めの行動を心掛けて下さい。

毎年、大雨の被害を目にする度に思います。
魚にできるんだから、人間はもっとできる―。

自分の命は、自分でしっかり守り、
それが守れたら、先ず家族の命を守り、
家族が守れたら、地域の命を守る―。

これこそ、自助共助・
そして、近助―。
声掛けと連携で、地域を守って下さい。

災害後、公助が届くまで時間が掛かります。
行政職員も被災者である―。
この認識を絶対に忘れてはいけません。

左の写真は、上がアユ―。
寿命も短い魚ですから、
種保存の目的の為、
大雨なんかで死んでたまるか!!
そんな気概も感じる面構えです。

下の写真は、アマゴです。
この魚は雨の時に良く動きますが、
それは雨に濡れた水生昆虫が、
食べやすくなるからです。

水量が増えるまでにたくさん食べて、
後は石裏で、じっと耐えています。
魚たちの知恵に驚かされますね(^_^)v