夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2011/08/17 12:19:07|活動報告
やまなし少年海洋道中2011 レポート3(サバイバル編)

海洋道中のプログラムの中で、
やはり最高のメインイベントは、サバイバル踏破だ。
各班が、重いリュックを背負って、
1泊2日で、八丈島を一周するのだ。

このプログラムを経て、
子供たちは、協力することの大切さを覚え、
仲間がいることの素晴らしさに気付き、
その仲間と一緒に、やり遂げることの歓びを知る。

指導者も、同じ気持ちで子供たちを支え、
パトロールしながら島を回る。
最も過酷なのに、最も子供たちの記憶に強烈に残る、
素晴らしいプログラムだ。

今年は、登龍峠から南回りで踏破する
1班、5班を追いかけることになった。

1班は、オール男子で朝から元気バリバリ。
長い道のりをもろともせず、ずんずん進んだ。
驚異的なスピードで、難所の登龍峠も難なく制覇。

一方、5班は、身体の小さい子も居たりで、
最も長い距離を歩かなければいけないのに、
なかなかペースが上がらない。
昼食を摂る予定の中之郷へはまだ遠く、
末吉手前で、脚が止まっていた。

予定を変更して、末吉で食事する様にアドバイス。
ビバーク地の横間ヶ浦へ、日没までに辿り着けるのか・・・。
とにかく、お昼を食べたらピッチをあげてと伝え、
またパトロールへ戻った。


そして、自分達も昼食を済ませ、
真っ先に5班のケアーに向かう。
あのペースなら、まだ中之郷辺りか・・・。
でも、末吉手前まで戻っても見つからない。
どうした!? まさか・・・。

一抹の不安を抱えて、唯一の楽しみである、
「ふれあいの湯」へ、向かう。
ここまで来ているのか!!

居た。5班が居るではないか!!

あの遅れを一気に取り戻して、
ビバーク地の直前まで来たのだ。

彼らの頑張りは凄い!!
聴けば、お昼の後は黙々と歩き続けたんだそうだ。
それにしても、一気のまくりに、
担当カウンセラーの自分の胸も熱くなった。
ふれあいの湯には、1・3・4班も来ていた。

しかも5班は、大坂トンネルの夕景に合わせて
時間調整をする余裕もあった。

逆光なかで、横間ヶ浦を上から見下ろしていた。
彼らの顔を沈みかけた夕陽が、眩しく照らしていた。

こんな風に、サバイバル踏破は、
自分達指導者にとっても感動なのだ。

5班全てが全員で、島を歩き切った。
島の人たちも、気軽に声をかけてくれたり、
頑張る子供たちに、豪華な差し入れまで惜しげなく下さる。

このプログラムの重さと、凄さを、毎年味わっている。

今日のレポートは、
チョッとドキュメンタリーチックに書いてみました。

写真は、上から

BCの朝焼け
最高の朝陽が、彼らの出発を見送ってくれます。

2枚目
うっすらともやがかかる登龍峠を、5班が歩いていました。

3枚目
末吉をハイペースで通過した1班
余裕の給水風景です。さすが、あっぱれ日本男子!!

4枚目

大坂トンネルを過ぎて絶景の夕陽。
今夜は、あそこに泊るんだと、横間ヶ浦を見下ろします。







2011/08/16 21:43:58|活動報告
やまなし少年海洋道中2011 レポート2(フィッシング編)

多くの子供たちが楽しみにしていたフィッシングの機会は、
8泊9日の期間中で、後にも先にも7日目のみ。
しかも、前日までは島一周を徒歩で踏破するサバイバル。
楽しみではあっても、子供たちにとっては厳しいスケジュール。
そして、疲れた身体にムチ打つ様に、
早朝の釣りの集合時間は、何と4時30分。
しかも、遅刻したら置いて行かれます。試練です!!

それでも、自分が4時過ぎに準備を始めると、
希望者が続々と竿を持って集まって来ました。
2名、自分の意思で取りやめたものの、
13名が早朝釣りに参加してくれました。

美しい朝陽の中を、徒歩で神湊(かみなと)港まで向かいます。
エサやクーラーなどは、子供たちが手分けして運びました。
実は、昨年は釣果無しの丸ボーズ。
場所も変えていないので、二の舞だけは避けたいところです。

5時。実釣スタート!!
いきなりオジサンが釣れて、
ワァーと、歓声があがりました。
し、しかし・・・
幸先は良かったのですが、うーん、釣れない(涙)

バラシが数回あったものの、
早朝の釣果は、オジサン一尾。
けど、写真の通り良い型だったので、
その場で、お刺身にして全員で食べてみました。
「ウ、ウマイ!!」
甘くてコリコリして、釣りたてを堪能しました。

ビックリしたのは、
何とウミガメがサビキの仕掛けに掛って、
そのお姿を見せてくれたことです。
余りにビックリして、ナイフを海に落としちゃった(泣)


さてさて、この日は自主活動で、
フィッシングを選択した子供も居ます。
こちらの方は、まあまあの釣果がありました。

唯一、参加してくれた女子が、
オジサンをゲット(決して、不純な行為ではありません)
オジサンと云う、お魚の名前なのです。

続いては、ハリセンボン。
島ではアバサーとして珍重されますが、
キャンプでなかなか調理できないのでリリース。

カゴ釣りをやっていた釣りキチ男子は、
ハコフグと、スズメダイ。食べれるとこないね(汗)

で、最もメジャーなムロアジも釣れました。
極めつけは、
なかなか釣れずに諦めかけていた、海釣り初めての子に、
30aクラスのショゴ(カンパチの幼魚)が食らい付き、
見事ゲットで、してやったりの笑顔!!
けど、この後は絡んだ仕掛けを、
自分が外すハメに・・・涙

だから、その写真が無いんだよね〜!!

釣れたムロアジ、オジサンは、
釣り場で捌いて食べました。
魚の命を戴いたこと。
これこそ、いただきますの真意。
子供たちは、命の味を噛みしめてくれたと思います。

午後2時半にストップフィッシング。
『量よりも質』。

今年のフィッシングは、釣れた獲物も、
釣れたタイミングも、とてもグッドで、
粘って粘って、最後にムロアジ釣れた子や、
珍客もあり、思わぬ高級魚もあり、
楽しいフィッシングの機会となりました。

その夜、ショゴは釣った子が自ら塩焼きに調理して、
みんなにふるまわれました。
美味しかったよ。
ごちそうさまでした。







2011/08/15 10:46:25|その他
やまなし少年海洋道中2011 レポート1(活動編)

さあ、今年も夏のメインイベント、
やまなし少年海洋道中の、
八丈島での現地研修が、無事に終わりました。

今年も、でっかい体験が満載!!
参加した中学生たちは、身も心も大きく成長して
八丈島から戻って参りました。
当然、私たち指導者も、子供たちの成長を見守りながら、
一緒に成長できた8泊9日でした。

それでは、早速レポート開始〜!!
第一弾は、活動編ということで、
日々行われた活動の中から、彼らをよりたくましくさせた
活動を、写真と一緒に報告です。

写真の上から・・・
8月2日 八丈島上陸。
休む間もなく、ベースキャンプを張った垂戸のキャンプ場に、
マイホームとなるテントを設営!!
この日は、猛暑。汗だくになってのテントアップでした。
いやあ、マジで暑かったっス(泣)

8月3日 交流の日
この日も朝から強い日差しが照りつけました。
午前中は、八丈島の小中学生と一緒に交流会。
楽しいゲームで盛り上がりました。
向こうに見えるのは八丈島の青い海―。
積極的に声を掛けてくれた山梨の仲間たちに、
すぐに打ち解けた様子。偉いぞ!!
今度は、八丈の子供たちが山梨にやって来ます。
こっちも、楽しみ〜!!

8月5日 サバイバル1日目

ふるさと村での昼食風景。
ラ、ラーメン食いたい・・・。
女子も鍋からラーメンを食べる。なかなか無いよネ!!
でも、うまそうやったなあ。
分けてくれなかったしぃ(爆)

8月6日 サバイバル2日目

仲間みんなに迎えられて5班、ラストで生還!!
走破距離は、イチバン。良く頑張ったぞ。

今年は、サバイバルで
海岸に近かった横間ヶ浦では、
もしもの地震・津波からの避難誘導のケアで、
指導者も、距離を置いて同じ場所でビバーク。

担当だったので、満天の星空の下で、
自分も子供たちを見守りながら休ませてもらいました。

そりゃ、すげー星だったさぁ!! 感激でした。

第一弾、活動編はこれにておしまい。
第二段は、自分の最大出番である、フィッシング編。
どうぞ、お楽しみに〜!!







2011/07/02 10:34:41|活動報告
フィールド観察授業(上越関川で、ガサガサ調査)

いよいよ7月がスタートしました。
節電の夏が、いよいよ始まりますよ。
さて、1日は国際自然環境アウトドア専門学校で、
自分達の担当授業の、前期最後となる、
フィールド観察授業がありました。

向かったのは、学校から20分ほどの関川の河川敷です。
地域を流れるこの川に、どんな生きものがいるか、
繋がりや多様性を考えてもらえる様に、
漁協さんに許可を戴いて、ガサガサ調査をさせて戴きました。

活動場所に着き、川に入る前に注意事項を確認し、
それぞれ入念にストレッチをやってもらった後に、
いざ川へ突入!!
昨夜の雷雨で、若干増水気味でした。
只、お天気は良かったので、
案の定、学生達のテンションがあがり、ザップーン(爆)
この時の動画が、学校のブログにUPされています。

http://ameblo.jp/i-nac/entry-10940315530.html

少し苦労もしましたが、
トビゲラ、カゲロウ、カワゲラなどの川虫類や、
大きなヤゴも結構採れたり、観察も興味深々!!

それにしても、思いもしなかったスペシャルゲストが、
捕獲されました。多くの地域で絶滅が危惧されている、
ナマズ科の魚、『アカザ』を、ゲットしちゃいましたぁ。

正直、自分も野生のこれを見たのは初めてでしたし、
採った自分が、いちばんビックリしてしまいました。

清流の指標魚類である、カジカの繁殖も確認できました。
人の暮らしのすぐ脇で、
脈々と命を繋いでいる川の生きものたち。
今後も観察し続けていきたいですね。

学校のブログでのレポートも、是非ご覧くださいね!!

写真は・・・

1枚目  結構な水量もなんのその、採取風景

2枚目  採った生きもの観察中。その中に〜

3枚目  このカワイイのがアカザちゃんです(ヒゲは4対8本)

4枚目  こちらは、カジカくん(赤ちゃんも採れました)







2011/06/04 20:05:01|活動報告
水辺のアクティビティー実習 アルバム3(海洋生物編 U)

続いて、海洋生物編の第2段
主に、弁天島周辺で採取できました。

1枚目
イトマキヒトデほか
採取方法・・・磯遊び(直接手で採取)

2枚目
バフンウニ
採取方法・・・同上

3枚目
ムラサキウニ
採取方法・・・同上

4枚目
マツバ貝ほか
採取方法・・・同上

磯遊びで、他に採取できた生きもの魚

フナムシ・アカクラゲ・イソギンチャク
ヨウジウオ・キュウセンベラ・ギンポの仲間など

番外編(プランクトン)

ケンミジンコの類
クラゲの幼生・カニの幼生(メガロパ)など