夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2011/05/13 22:49:05|活動報告
バス釣りで、フィールド観察!!

奇跡が起こりました!!

今日は、今年度の最初の、専門学校での授業。
アウトドアスポーツ学科以外の、新入生12名と、
野生生物保全学科の2年生2名が一緒に活動する、
『フィールド観察』の、授業です。

自分は、もう一人のフィッシング担当の先生と一緒に、
そのうちの4回を担当することになりました。
内容は、長野県は野尻湖でのブラックバス釣りと、
産卵床の観察です。
その最初の授業が、今日だったのです。

さて、冒頭の「奇跡」と、云うのは、こういうことです(爆)
自分達が担当をする野外実習の機会が、
どういう訳だか、これまで快晴だったということが、
全くというくらいなかったのです。

雨は当たり前。秋の実習では台風直撃とか、強風とか、
水辺の講師が行く所、
嵐を呼ぶ、最強の雨男ペアと言われて居ります(泣)
しかも、昨日までは大雨で、今日も午前中は雨マーク。
また、やっちまったぁ!!と、
昨夜は暗い気持ちだったのですが、
奇跡、まさに今日は、奇跡の快晴となったと云う訳です。

先ず学校で自分の方から、
今日の授業の目的と、ブラックバス移入の経緯について、
講義させて戴いてから、いざ野尻湖へ出発。

野尻湖では、相方の先生が待っていてくれて、ここで合流。
この時季に、産卵床の観察がしやすいポイントへ移動。
バスフィッシングが始まりました。

時折、強い風が吹くこともありましたが、
まさに釣り日和(笑)

残念ながら、産卵床の着床は見られませんでしたが、
産卵の為に、川をさかのぼるワカサギの群れを多く発見!!
何名かは、晩ごはんのおかず用のワカサギや川エビを、
採ったりして盛り上がってます。

で、肝心の釣果とは、言いますと・・・

学校のブログで、ご確認下さい(笑)

http://i-nac.mydreams.jp/

実習中のスナップは、貼っておきますね!!







2011/04/03 9:55:33|活動報告
勝山小学校、4年生の皆さんへ

皆さん、こんにちは。
3月1日に、環境学習の授業に呼んでもらったタイソンです。
つい先日、みんながKちゃんのために書いてくれた、
感想文を、先生が送ってくれました。

Kちゃんの絵本の一場面を、
表紙にアップリケで飾ってくれました。
それを見ただけで、感激しちゃいました。

そして、一人ひとりの感想文を、
しっかり読ませてもらいました。
それを読んで、またまた感激!!
みんなの言葉がうれしくって、いっぱい涙が出ました。
本当に、本当に、ありがとうね。

Kちゃんの痛み、Kちゃんのお母さんの痛み、
そしてイルカだけじゃなくって、
この地球に生きている、たくさんの生きものたちのことも、
ちゃんと、心配してくれて、とってもうれしいです。

地球は人間だけのものじゃなくって、
みんながつながって生きている。
って、ことにも、しっかり気付いてくれたね。

そして、3月11日の大きな大きな地震で、
東北地方や、山梨県のすぐ近くの、
東京都や、千葉県や、茨城県でも大きな被害があって、

みんなは、一生懸命、募金活動もしてくれたんだってね。
先生がお手紙で教えてくれたよ。

これも、みんなが『思いやりの心』を、
いっぱい、いっぱい、持っているからだね。

みんなそれぞれ違うけど、
みんながみんな、大切な大切な仲間どうし。
だから、困った時には、
みんなで助け合わなきゃいけないね。

今回の授業では、
みんなから、タイソンさんの方が、
いっぱい、いっぱい教えてもらったよ。
新学期になって、いよいよみんなは5年生だね。
進級、おめでとう!!

勉強も少しむずかしくなるけど、がんばってね。
そして、上級生として、下級生のお友達とも、
元気いっぱい遊んでくださいね。

勝山小学校の周りでは、桜の花はもうちょっと先だね。
風邪をひかないように気を付けてね。

また、みんなに会える機会を楽しみにしています。

 勝山小学校 4年生のみなさんへ・・・。


              タイソンより。

追伸
先生方へ・・・
この度は、貴重な機会を賜り、本当にありがとうございました。
子供たちの気付きが、きっと未来を明るくしてくれるでしょう。
素直にのびのびと、みんなが成長してくれることを、
心よりお祈りしています。


※ 今回の記事は、手紙と云う形で紹介させて戴きました。
  個人的すぎるかもしれませんが、
  素直な御礼の気持ちで書きました。

  被災地にも多くの子供たちがいます。
  今、子供たちの笑顔が、
  災地の多くの大人の生きる支えになっていると聴きます。

  ひとりひとりができること。
  そして子供たちの未来に向かって、
  一緒に前に進んでいきましょう。

 







2011/02/12 22:00:13|活動報告
フィールド観察(授業でワカサギ釣り)

2月4日、自分が担当している今期最後の専門学校授業は、
校外へ飛び出して、学校にほど近い野尻湖で行われました。
学校は新潟にありますが、野尻湖は長野県。
県をまたいでのフィールド観察授業で、
ドーム船でのワカサギ釣りを授業で行いました。

参加した学生は、
野生生物学科の2年生と、アウトドアスポーツ学科以外の、
1年生を併せた20名ほどで、屋根付き暖房付きの、
ポカポカなドーム船に乗り込みました。

直前の新聞等での、釣果の推移を見る限り、
そこそこは、釣れると踏んでの釣行でしたが、
蓋を開けてみると、少し残念な釣果となってしまいました。

詳しい内容は、学校のブログを覗いてみてください・・・汗

http://i-nac.mydreams.jp/?itemid=4934

でも、学生達は、持ち前の探究心で自分なりの誘い方を実践。
中には、皆が一尾の釣果をあげることに苦しむ中、
コンスタントに釣り続けた学生も居ました。

特に左舷のトモ(船尾側)で釣っていた学生は、
一人気を吐き、ダントツの釣果でした。
それに比べ、講師4名(当然自分も)を含む右舷側では、
途中でパッタリとアタリも途絶えてしまったのです(涙)

女子も頑張って、なかなかの釣果です。
なんと、ヒメマスまで釣ってしまったのも女子。
おーい、男どもどないした〜ん!?

なぜか、過去の野尻湖授業でも、
自分たちが行くと、突然釣れなくなってしまい、
講師としては、トホホな限り。
べ、勉強し直します・・・泣

釣りは、観察に始まり、観察に終わる―。
釣果に結びつくヒントは、全て自然の中に存在しています。
色んな形のピースを、自然の中で繋げていく、
ジグソーパズルの様な活動です。

釣れなくって、最後まで粘り切れなかった学生も居ましたが、
そんな時に、周りの自然を良く観察することで、
もらえるピースがたくさんあることに、
気付いてくれたら嬉しいです。

でも、いつか絶対にリベンジしよな〜(爆)

また、前日の3日に行った、
水辺の環境学では、他の学生より一足先に、
「漁師」と、して社会に出た、同級生から、
漁師の仕事のあれこれや、
頑張っている話を聴き、刺激をもらいました。
この日は、総括の授業だったので、
彼の束の間の陣中見舞いが、とても嬉しく思えた授業でした。







2011/02/11 18:42:51|活動報告
水辺の環境教育学 その3(イルカのKちゃん)

出張中の専門学校の授業レポートの2回目は、
1月27日でした。
この日も、もちろん雪・・・。

前回の授業で、「エコフィッシングプログラム」に、
ついてはほぼ終了し、今回は、
海辺・水辺のゴミ問題について考える―。
と、云う事で、このブログでも何度も紹介させて戴いている、
『イルカのKちゃん』の、絵本を題材に使って、
考えてみることにしました。

先ず人間が出したゴミが、
尾びれに絡まって死んでしまう―。
と、云う悲しいストーリーの絵本を読んでもらいました。
その後で、実際のイルカの映像を見てもらいました。

この映像で、
野生のイルカが御蔵島に棲息していることを知り、
Kちゃんの映像を見ました。
特に、尾びれに釣り糸が食い込んでいるシーンは、
とても真剣な表情で、見入ってくれたことが嬉しかったです。

授業の後半は、ワークショップに移行。
海辺のゴミを減らし、無くしていくために思いつく方法を、
まとめてもらいました。

以前、幾つかの小学校で、Kちゃんの話をした時に、
寄せて下さった感想文についても見てもらい、
色んな意見を出し合いました。

そんな中で、ゴミが目立つ堤防などにゴミ箱を設置し、
それを管理する人間を、置いて監視する。
と、云う意見が出ました。

そして、その管理者について、
完全ボランティアで行うべきか、
有償のボランティアとすべきかで、
意見が分かれました。

継続をするためには、有償でなければいけない。
と、主張する者も居れば、
有償だと、志しが低く、さぼっても特に分からないので
やはり無償にすべき―。と、主張した者もいて、
様々な意見が交換されました。

真剣に海のゴミや、
水辺環境の保護について考えているなあ。
と、とても感心して聞いていました。

自分の気付かないところで、
多くの生きものたちも苦しめられている・・・。
そんなことに、はっきりと気付いた学生たちでした!!

写真は、
1枚目・・・真剣に話し合う学生達

2枚目・・・海辺のゴミを減らすには、何が必要なのだろう。
     話し合った結果の発表をしてもらいました。







2011/02/11 13:58:53|活動報告
水辺の環境教育学 その2(エコフィッシング・料理編)

出張中に、3回の専門学校での授業がありました。
雪深い、新潟県の妙高市に学校があるので、
2回とも大雪となり、どちらも移動が大変でしたが、
有意義な授業となりました。

1月20日の水辺の環境教育学の授業では、
『エコフィッシングプログラム』の、メインとなる、
魚の体の仕組みを知り、捌いて、食して、後片付けをする。
と、云う要素の4〜7を同時に体験する授業です。

真冬の日本海では、
なかなか釣った魚を捌くと云うのは難しいので、
釣ったつもりで、市場から購入して来た魚を調理しました。
予算内で用意した魚は、
この冬豊漁が続いている日本海定置の、寒ブリ!!
と、いきたいところでしたが、
チョッとサイズを落として、
2キロクラスのワラサを1尾、買って来ました。
2キロと云えば、60センチくらいはあるなかなかの型ですから、
魚を捌いた経験が少ない学生にとっては、なかなかの大物。

その他に、マダイの30センチクラスを2尾、
こちらも尾頭付きです。

作ったメニューは、と云うと、
ワラサで作る、ブリしゃぶ。ブリの照り焼きと、カマの塩焼き。
マダイはタイ飯にチャレンジです。

寿司屋さんでのアルバイト経験がある学生が一人いるので、
彼の指導で、男性陣にワラサを捌いてもらい、
女性陣には、やさしく鯛ご飯用に、
マダイを一尾づつ捌いてもらいました。

降りしきる大雪も、ものともせず、
外にテーブルを出して魚と格闘しました。
捌きながら、魚の内臓や各ひれやえらを観察し、
その役割や仕組みを知り、
その料理に適した捌き方を学びます。

2時間後、全て完成!!
その後、校内に居た他の学生や先生方にも振る舞い、
プチブリしゃぶ&鯛ご飯パーティーとなりました。
旺盛な食欲の学生達によって、
あっと云う間に平らげられました(笑)

「命の犠牲の上に、自分の命がある」
命を戴くという、「いただきます」の意味を感じながらも、
美味しくて、楽しい授業となりました。