夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2023/10/15 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告13(サバイバルの日@)

皆様、おはようございます。

やっと、この日のご報告まで辿り着きました困った

海洋道中のメインイベント、
『サバイバル踏破』ですグー

昨年は、『八丈チャレンジウォーク』
として、コースの短縮+時間短縮の、
コロナ対策を講じての実施でありました。

が、今年から、
島1周を基本とした、『サバイバル踏破』が、
満を持しての復活です嬉しい

4つの班が熟考を重ね、
意見を交わして作り上げたコースとプランを、
この2日間で、実践するのです!!

島1周は、およそ50q―
そんな距離、歩いた事がある子は、
きっと1人もいません。

自分がどうなってしまうのか、
全く予想もつかないと思います悩み

この2日間は、自分と向き合い、
仲間と向き合い、成長した自分を、
きっと見つけてくれるでしょう。

毎年、この日の朝は、胸がアツくなります。
どうか無事に戻れよ―
と、心の中で祈りながら、各班を送り出します。

今日は、4つの班のスタートの様子に、
それぞれのコースを加え、
写真と共に、レポートしますマイク

写真1枚目 
1班の出発式 
コースは、
BC 〜八丈空港(朝食)〜八重根漁港(昼食)
 〜大坂トンネル 〜 三原小中 〜 旧末吉小
が、1日目の行程です。

ビバークは、旧末吉小で、お風呂は『みはらしの湯』

1班は、1周コースではなく、
明日、登龍峠・八丈富士にアタックする難関コースです。

写真2枚目
2班の出発式
コースは、
BC 〜八丈富士アタック(朝食)〜底土 
〜登龍峠アタック(昼食)〜 末吉公民館
が、1日目の行程です。

ビバークは、末吉公民館で、お風呂は『みはらしの湯』
1班のビバークと向かい合わせです。

で、気が付かれたと思いますが、
1班・2班は、同じコースを逆に辿っています。

これには、実は訳があるんですよ

1班のリーダー(にこ)と、
2班のリーダー(たけち)は、
中学校の時、同じ班で、この難関コースに挑み、
見事に踏破した経験者なんです。

その時のリーダーの思いを体感したくて、
敢えてこのコースを選んだんですよ。

本当に、
「どんだけ〜っ」ムンク
なんですよ。

写真3枚目
3班出発式
コースは、 
BC 〜底土(朝食)〜登龍峠アタック 
〜 名古の展望台(昼食)〜三原小中
が、1日目の行程です。

ビバークは、三原中学校。
お風呂は、先に三原中に着いてから『ふれあいの湯』
と云う、先に登龍峠に挑み1周を目指します。

写真4枚目
4班出発式
コースは、 
BC 〜 大越鼻灯台(朝食)〜南原千畳岩
〜八重根漁港(昼食)〜大坂トンネル  
 〜ふれあいの湯(入浴)〜中ノ郷室内運動場
が、1日目の行程です。

ビバークは、中ノ郷室内運動場です。
4班は、先に海側を歩き、翌日 登龍峠を越えて、
BCに戻る1周コース。

実は、3班のリーダー(ひで)と、
4班のリーダー(いづ)にも、中学の時の体験で、
苦い思い出があるんです。

ひでは、
スノーケリングが克服できずにホームシックとなり、

いづは、
脚を痛めて、サバイバル踏破リタイヤ

と、云う、不完全燃焼の海洋道中でした。

サバイバル踏破は、こうしたリーダー達の、
それぞれの思いを成就させる儀式―

そんな意味も込められているのです。

だからこそ、毎年、色んな事が起きます。
でも全て子ども達と一緒に乗り越えて、
凄い充実した表情で戻って来ます。

どうか、全員が無事にBCに戻って来ますように・・・

全班の見送りを終えて、
さあ、指導者達も、長い1日が始まります。


 







2023/10/13 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告12(交流の日B)

皆様、おはようございます。

今日は、13日の金曜日でございますよムンク

ホッ○ーのお面を被って、
チェーンソーを持っているのは、誰でしょうスマイル

タイソン、ちゃう!!
ジェイソンやあ!!

届いてくれている方にだけ、
分かって戴ければ、充分です困った

ところで、
交流の日が正しく交流メインとなった今年、
麦雑炊でお腹いっぱいになった午後も更に続きます。

一緒に料理をして打ち解けた、
山梨っ子と、八丈っ子達ですが、鉄は熱いうち・・・

の、言葉の通り、
午後は班で共通の課題に取り組んで、
一緒にオブジェ作りです。

それはBCに落ちている物を使って、
「高く美しい」オブジェを作る事― です。

渡される道具は、5本の長さの異なる針金―
これだけです。

BCにある物とは云っても、
木を折ったり、
切ったりしてはいけません。

さあ、そんな条件で、
オブジェ作りが、スタートしましたョ。

どの班も、お互いに色んな意見を出し合って、
「高く美しいオブジェ」を、作っています。

実に楽しそうで、
そんな表情の方を見ながら、

「ああ、美しいなあ・・・」

同じ課題にみんなで取り組む大切さ、
色んな意見を認め合って、
なんとか活かそうとする創造性。

心の中で、

「これだよ。これ・・・」

って、大喜びしている自分がいました。

例年、なんだか中途半端に交流会を終えて、
午後はスノーケリング行くためにバタバタガッカリ

けれど、スノーケリングは、
昨日、充分楽しんだし、今日は交流を楽しもう!!

双方の子ども達に、
そんな意識が生まれていたと思います。

やがて・・・

出来上がりましたよぉ!!
4つの「高く美しいオブジェ」

で、それぞれの班のメンバーから、
「推しポイント」の、アピールタイムグッド

プレゼンが始まりました。

「おー」スマイル

とか、

「へぇ」自信まんまん

とか、

「わーっ」嬉しいとか、

「ふーん」自信まんまんとか、

拍手拍手とか、

笑顔幸せとか、

色んな姿を見ることができて、
今年の交流会は、大成功でしたぁ。

また、山梨で会おうね!!

約束しながら、お見送りラブ

オブジェは、そのまま暫く残す事にしましたチョキ

では、説明は敢えてしませんので、
各班の力作

「高く美しいオブジェ」

どうぞご覧下さい。

上から1班、2班、3班、4班

って、なってまーすグッド

さあ、
次回からは、いよいよメインイベント、
『サバイバル踏破』の、
2日間のレポートを始めます幸せ

 







2023/10/12 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告11(交流の日A)

皆様、おはようございます。

山梨の郷土料理と聴いて先ず思い浮かぶのは、
やっぱり『ほうとう』では、ないでしょうか。

似たお料理として、
大月近郊の「おつけだんご」や、
峡西地域の「みみ」も、ありますよね。

形は、それぞれ異なりますが、
味噌仕立てである事や、
お野菜がいっぱい入っている―
なんてところは、どっちも共通です。

今回の交流会で、
山梨に八丈の参加者が来た時には、
この「ほうとう」を、みんなで作ります。

一方、
八丈の郷土料理として、ご紹介を戴いたのが、
『麦雑炊』でした!!

ほうとうもそうですが、
今や、自宅では余り作りませんよね困った

こうした「ふるさとの味」が、
段々と、食卓にあがらないのは、淋しい事です。

この八丈の「麦雑炊」も、然りで、
なかなか普段の食事では、
食べなくなってしまっているようなのです。

が、今回、
強力な助っ人が、この八丈の食文化の紹介に、
力を貸して下さいました。

それは、BCある場所もその地域内なのですが、
地元、「三根婦人会」のお母さん達に、
サポートして戴きながら、麦雑炊を作ります。

各班に付いてくれたお母さん達も、
作り始める前に、

ロコ〜ッ!!

ノリノリなお母さん達です。

そして、一緒に調理しながら、
色んなお話しを、してくれたそうですよ

でも、島言葉がわかんなーい。
って、子もいて、
島言葉も、いっぱい教えてくれましたラブ

今でこそ普通にお米が食べられますが、
元々、島には田んぼがなく、
麦が主食だったそうです。

そし三根地域で昔から作っていた、
「里芋」と、合せて、かさ増しをしたのが、
「麦雑炊」だったそうです。

それに、ゴボウなどの根菜や、
香りのネギなどを入れて、
更には、家ごとに様々な具を入れて、
食べられていたそうです。

磯に貼付いている、
「ジンガサ」の様な貝だったり、
「アシタバ」だったり、
こんな点も、「おうちほうとう」が、最高!!
と、する「ほうとう」に、似ていますよね。

予め、麦はある程度、炊いて来て下さっていて、
具材とお水を合せて、少し煮込めばできあがり―
だそうです。

でもね。

完成して、食べてみたら、旨いんですよ。
実に味わい深くて、優しいお味で、
里芋のとろみと、
ゴボウが何と云っても香りを醸しだし、
いやあ、良く食べましたよ。

大概の子は、おかわりしてましたし、
4杯目!!なんて、子もいました。

自分も、余りに美味しくって、
3杯も、おかわりラブ

けど、具でかさ増しになってるので、
食べても食べても、減ってかないの・・・

婦人会のお母さん達のお陰で、
島の郷土料理、堪能しました!!

美味しかったです。
ごちそうさまでした。

食事の片付けが終わると共に、
お母さん達も帰られましたが、
食事の最中に、色んなお話しもできました。

で、また会いましょう!!の、願いと、
ごちそうさまでした。の、感謝の気持ちを込めて、
手を振って、お見送りしました。

そのお別れのあいさつの言葉が、
 コレです。

「あばよ〜い!!」


 







2023/10/11 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告10(交流の日@)

皆様、おはようございます。

今年の『やまなし少年海洋道中』のレポートも、
今日で10回目となりましたが、
その進みようと云ったら、
何と云う、カメの歩みでしょうか!?

10日分を書いてやっと、
プログラム2日分と、先発隊の記事のみですもんよろよろ

これは、先が思い遣られますが、
それだけ、紹介したいことがいっぱいである―。
と、寛大な心でお許し下さいませ困った

今日からは、海洋の日とひっくり返して、
4日目(8月5日)に行う事にした、
『交流の日』の、レポートですスマイル

日程を入れ替えた事情と、
早朝に釣り体験が復活した事は、既にお伝えしました。

なので、純粋にリニューアルした『交流の日』に、
どんな事を行ったのかを、お話ししまーすグッド

最も大きな変更点は、
『交流の日』が、正しく、
『交流(のみ)の日』に、変わった事です。

1日をフル活用して、
互いに培って来た交流の「絆」を、
更に強固にしていこうと云うのが目的です。

そこで今回、初めて取り入れたのが、
お互いの故郷の味である、
「郷土料理作り体験」を、
交換し合おうと云う活動です。

この体験については、次回詳しくお話ししますので、
今日は、顔合わせと、
『アイスブレーキング』の、様子をレポートします

『アイスブレーキング』と、云うのは、
ご存じの方が多いと思いますが、

緊張で、氷の様に固まった気持ちを、
一度ぶっ壊して、溶け合わす事を目的とした活動―
の、事です。

レクリエーションと、混同しがちですが、
目的が異なるので、同じ事をやったとしても、
意味合いが異なって来ます。

さあ、アイスブレーキングと云ったら、
やっぱり「たいちょー」の、出番です。

今年も、とっても素敵な活動を、
用意してくれましたョグッド

少し緊張気味な、八丈島の小中学生達を、
山梨の中学生が、大きな拍手で迎え入れました。

先ずは、開会式です。
山梨のレク係の司会進行で進みます。

その中で、全体で挨拶する機会を戴いたので、
昨日体験したばかりの、
「嬉しい再会」の、話しをさせてもらいました。

このお話しを書き出すと長くなるので、
これも、別の日に紹介する事にしますが、
長い交流の積み重ねで、
素敵な偶然が起きるのは、本当に奇跡ですよね嬉しい

さて、アイスブレーキングの最初の活動―
『ロコロコゲーム』
いやあ、これは楽しかったなあハート

ロコは、
ハワイ生まれハワイ育ちの人―
の、事だそうですが、

親指と小指を立てて、「ロコ」って云えば、
ハワイ式の挨拶でもあるみたいスマイル

そんな挨拶をたいちょーが、
ある保護者の方から事前研修会で受けたんだよ―

って、事から、コレを流行らそうスマイル

それ以来、ロコは我々の共通の挨拶となり、
島の仲間も巻き込んじゃえ!!
と、出会いのゲームに仕立ててくれましたグッド

ニックネームを伝え合って
ロコ!! 指先ちょんと合せて挨拶スマイル

好きな食べ物や、好きな事、好きな物・・・
を、教え合って、またロコ!!

自分も、ロコのポーズで仲間を探して、

「カモーンロコ!!」

で、あっと云う間に、みんなロコ仲間矢印左下

その他、更に気持ちを通わせるゲームを重ね、
さあ、これからお楽しみの、
「郷土料理タイム」に、突入でーす嬉しい

作るのは、『麦雑炊』です。

どんなお料理なのか、
島のお母さん達が指導して下さいますョチョキ










 







2023/10/10 10:00:00|活動報告
やまなし少年海洋道中2023のご報告9(海洋の日C)

皆様、おはようございます。

やっと秋らしい陽気になって来ましたね。
ですが、今日も記事は、
アツい夏のお話しですよスマイル

海洋の日と云えば、
やっぱり、『スノーケリング』
ですよねえ!!

例年、
食事からスノーケリング開始までの時間がタイトで、
この状況を、なんとか見直したくて、
ずっと働きかけて来ました。

昨年度から、
このスノーケリング体験をサポートして下さっている
フリーダイビングチームの皆さんも、
より質の高い体験をと、充分な食休みを取ってから、
開始する事に賛同して下さいました。

一方で、
事前情報として、体験場所にある珊瑚の、
白化が進んでしまった・・・

と、云う哀しい情報も伺っていました。
そこで、実際に海に入る前に、

急きょ、タイソンの海の環境講座を開催し、
海パン・ラッシュガード姿での、
インタープリテーションスマイル

この事については、
もう一つの当方のブログ、
『鯛損のでっかい夢釣りあげよう』の、
9月5日の記事で1回書かせて戴いたので、
今日は、ここまでムフフ


すっごく海に入りたかったのだけど、
今回ワタクシはサポート組で、
陸上監視役を務める事になりました​​​​​​ガッカリ

そしたらね。
なんとウミガメがいて、一緒に泳いだんだと嬉しい

うー、グヤジーよぉ
タイソンも、見たかったよぉよろよろ

珊瑚が着床している岩に付いた海藻を、

「はむっ。って、食べてたよ」

と、教えてくれました。

それに、やっぱり珊瑚の白化も、
進んでいた様です。

ショックじゃ・・・悲しい

陸の上から見ていると、
どの班も、凄く頑張ってるって言うか、
楽しんでいるのが、よ〜く分かります。

こんなに楽しめるのも、
万全のサポートがあってこそラブ

本当に、感謝しかありません。

八丈の海の現状を、
良い部分も、そうでない部分も、
しっかりと、自分の目で見て確かめたこと―。

単に、「綺麗だったぁ」とか、
「ウミガメ見たぁ」とか、だけじゃなく、

それぞれの、心と頭で、全身で、
感じてくれたことでしょう。