皆様おはようございます。
海洋道中の最大の山場にして、
多くの子ども達が、
しっかりと記憶に留める最大のプログラム―
それは、
何と云っても
『サバイバル踏破』です。
5つの班が、八丈島をビバークしながら一周する―
その最中で、泣いたり、歌ったり、励まし合ったり・・・
そんな姿を、島の多くの方々が応援してくれるのです。
が、コロナ禍での再開で、
やはり、一番ネックになってしまったのも、
当たり前ですが、
『サバイバル踏破』でした。
マスクの必着が求められる中、
炎天下でマスクで歩いたら危険だぞ―
そんな当然の指摘を、実行委員会で戴きました。
全くの同感で、感染と命を天秤にはかけられません。
とは云え、
『サバイバル踏破』を、キャンセルにしたら、
海洋道中の魅力が無くなってしまう―
歩くために何をしなければならないか―
どうしたら、踏破を継続できるのか―
感染症の専門の先生方にも相談し、
事務局とも、
その手段や方策について意見を交わしました。
そして、専門家の先生方も、
これなら・・・。と、OKして下さった案が、
島一周はNG。
2日目の帰着は、遅くても午後2時までとする
(厳守)歩いている最中、
互いに距離があればマスクを外してOK
但し、会話する際は、マスク必着とする。
と、云う方針が示されたのです。
そこで早速コースを検討。
2日目の帰着を考えると、
通常は使わない中心部の道路を使い、
全体の距離をショートカットするコースが妥当です。
踏破の質を保つために、
登龍峠か、大坂トンネルの胸突き八丁の坂の、
どちらかを歩かせたい事―
大事なのは、子ども達とリーダーのみで、
貴重な時間を共に過ごす事―。
なので、ビバークは絶対
当所、自分が提案したのは、
2班づつ、登龍峠と大坂トンネルコースに分ける案。
登龍組は、旧末吉小でビバーク。
大坂トンネル組は、樫立か中ノ郷でビバーク。
と、云う案でした。
そして、
「踏破」と、云う見た目もキツい表現を避け、
「ウォーク」と、しましょうと申し合わせました。
「サバイバル」も、過酷なイメージがあるので、
そこは、
「チャレンジ」に変えて、
『八丈チャレンジウォーク』と、したのです。
指導者会が招集されて、
更に協議を重ねました。なぜなら、踏破の担当指導者は、
何を隠そう、
大学時代にリーダーで島一周をやり遂げた本人。
2回リーダーを経験したので二周した訳です。
なので、本音は一周させたいのです。
この気持ちは、痛いほど分かります
そして、できれば全班が違うコース―
違うビバーク地を選び、
互いに思い遣ってゴールさせたい
そこで、担当の「思い」を、最優先して、
帰着時間を厳守する事―
と、
どこか
1つの班は、
遠くても大坂+登龍の両方を攻めて欲しい―
この呼びかけにリーダーの方からも、
歩きたいと手が挙がります
なぜなら今年のリーダー達も、
全員が島一周を体験しているからです。
双方のアツい思いが響き合って、
リーダー研修会で皆で協議した結果、
原案はまとまりました。
大坂+登龍の両方攻めは「オレオ」
島の真ん中を突き抜けて、
中ノ郷まで脚をのばす事にしたのは「きーちゃん」
担当が推す永郷道路を歩き、
大越鼻の灯台に行く事にしたのは「なーちゃん」
でも、時間的に南原には行かない事にしました。
最後ひとつ南原を歩き、
これで4班合せて一周のイメージにしよう―
そう決めたのは「よし」
後は、班が決まった子ども達と協議をして、
ビバーク地と、コースを最終決定する事にしました。
事前研修会で班が決まって、
それぞれが考えて来たコース案を話し合って、
最終決定したコースは、以下の通りです。
1班 リーダー なーちゃん
垂戸BC 〜 永郷道路 〜 大越鼻灯台 〜八重根漁港
〜大坂トンネル 〜ふれあいの湯〜旧樫立小でビバーク
復路は、大賀郷を抜けて、ほたる水路の見学〜BC
2班 リーダー オレオ
垂戸BC 〜 空港道路 〜 八重根漁港 〜大坂トンネル
〜中ノ郷経由〜旧末吉小でビバーク お風呂は見晴らしの湯
復路は、登龍峠を末吉側からアタックしてBCを目指す
3班 リーダー きーちゃん
垂戸BC 〜 空港道路 〜植物園見学〜八重根漁港
〜大坂トンネル〜中ノ郷屋内運動場でビバーク
お風呂は、やすらぎの湯+足湯きらめき
復路は、来た道を戻ってBC
4班 リーダー よし
垂戸BC〜空港道路〜南原千畳岩 〜 八重根漁港
〜大坂トンネル〜ふれあいの湯〜三原小中でビバーク
復路は、来た道を戻って植物園見学〜BC
と、決定しました。
後は本番を迎えるのみだったのですが、
コロナの暗い影は、
次第に我々にも及んで来てしまったのです。
これが、八丈チャレンジウォークの実施前の、
各班のプランZEROでした。
が、どんなウォークになったかは、
次回からにしましょう。
写真は、
登龍峠の展望台・大坂トンネルの夕景―
大越鼻灯台・南原千畳岩―
の、美しい眺望です。