夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2023/08/13 10:00:00|活動報告
台風をすり抜けて・・・

皆様、おはようございます。
今日から、お盆(旧盆)に入ります。

ご先祖様をお迎えする準備は、
整っていますでしょうか拍手

一方で台風7号台風が、
やや西寄りにコースを変えて、
上陸しそうな進路を辿っています困った

このお盆休みは、列島を縦断しそうな、
嫌な予報も出て居ります。

皆様、折角のお休みで、
楽しみにしていたご予定も、
たくさんあるとは思いますが、

備えあれば憂い無し―

避難と、命を守る行動を、
最優先にして下さい。

実は、この台風7号となる熱帯低気圧が、
小笠原諸島近くの海に発生した頃、

海洋道中のメインである、
サバイバル踏破の真っ最中でした。

踏破2日目―
子ども達が懸命にゴールを目指して、
歩いている正にその時に、第一報が届きました。

確実に台風になる―。

多くの島の方からのアドバイスを賜り、
我々は、帰る決断を致しました。

そして、プログラムを1日削って、
今年のやまなし少年海洋道中は、
8月9日の夜、
無事に八丈島から帰還致しました。

先ずは、全員が無事に戻った事を、
この場を借りて、ご報告させて戴きます。

少しでも判断が遅れていたら、
おそらく、山梨に戻って来る事はできず、
島で、避難を余儀なくされていた事でしょう。

とは言え、プログラムを途中で切り上げるのは、
即ち、「体験」を、強制的に止めてしまう訳で、
断腸の思いでの決断でした。

毎年、海洋道中は、
台風とにらめっこです。

過去にも、
プログラムを削って早期帰還した事が幾度かあります。

帰りの船が八丈に到着出来ず、
延泊した年もありました。

特に、今年のボランティアリーダー達は、
参加者として八丈島に来た際に、

サバイバル踏破でゴール直後に撤収―

そんな非情な通告をした年でしたから、
なんとか、最後まで完遂させてあげたかった・・・

通常こうしたケースでは、
翌日の予定を全てカットして、
「閉村の日」として、
全員でテントを撤収するのがセオリーでした。

しかし今年は、
なんとか少しでも体験をさせてあげたい―

と、指導者達が決起して、
自分達で撤収作業を行う事を条件に、
翌日予定されていた、
班別に計画していた「自主企画」を、
実施する事にしたのです。

更には、
最終日のお楽しみであった、
お風呂と、お土産の時間『ふるさとタイム』も、
確保する事にしました。

2日間のプログラムを、
ギュッと濃縮して、『自主と閉村の日』として、
子ども達は、各班での活動を実施できたのです。

自分は、1班のカウンセラーの代役として、
サイクリングとカフェ体験に、
同行する事になりました。

他にもたくさん、
紹介したい活動はありますが、
それは後日、順を追って報告させて戴く事にして、

『自主の日』の、
一コマを、見てあげて下さい。

サバイバル踏破の疲れもある中でしたが、
その緊張から、解き放たれた楽しそうな、
光景を見て戴けたら嬉しいです。

終わりよければ全て善し―

激アツな指導者の面々の思いに感動し、
思わず自分も、目頭を抑え、胸が熱くなりました。

最高の指導者の皆さん、
本当に、本当にありがとうございました!!

写真は上から、

1枚目 
大人気のカフェの前でメニューに群がる子ども達幸せ

2枚目
何するか決まったかな?

3枚目
カフェを堪能した後に向かったのは・・・

4枚目
植物園でした。でも、見学は断念悲しい
けど、笑顔はサイコーグッド



 







2023/07/31 13:00:00|活動報告
1学期が終わりました!! 夏のおだんご編(水を学ぼう)3
皆様、こんにちは。
今日も、危険な暑さです。日中は、なるべく外出を避け、
涼しい部屋でお過ごし下さい。

さて、
押原小学校での、7月の最終授業は、
7月13日の木曜日でした。
雨が降るかも・・・。
そんな予報もありましたが、

曇天で湿度が高い、蒸し暑〜い日―。
やっぱり、屋外での活動は厳しいので、
室内授業で実施する事を決めました。

前回、『水を表現する』と、云うテーマの中で、
ことわざを調べて、水が生活や文化にまで、
繋がって居る存在である事に、皆、気付いてくれました。

表現の仕上げは、「創作」です。
水からイメージできる言葉を使って、繋げて、
「詩」を、創作するのです。

と、その前に、クイズの正解発表でーすびっくり

前回のイラスト(写真)は、
水に関係していることわざを現わしているが、
それは何ですか?

って、云う問題でしたねスマイル
早速、答え合わせをしましょうグッド

海で泳いでいる子どもが、
何やら溺れそうになってます。

けれど、頭の中には、
畳の上で泳ぐ練習をしてきたので、
慌てていますよね〜。

と、云う事で、お分かりですよねびっくり

『畳の上の水練』と、云うことわざでしたぁグッド

明日からは、
もう海の間近でのキャンプが始まりますが、

子ども達、
畳の上で、スノーケリングの練習―
してたりするのかなあ・・・

絶対に足が底に着かないから、
そんなのやっても無理ですよ〜

そんなことわざです。

さて、それはそれとして、創作ですよ。
みんなは、どんな詩を作ったかな。

グループで話し合って、
皆でまとめたカテゴライズを見ながら、
少しづつ、言葉を紡いでいきました。

やっぱり短いので、
創作は、自由詩よりも、定型詩が多めでした。
俳句や川柳。そして、短歌がちょびっと、
自由詩型は一班のみとなりました。

みんな、素敵な詩だったけれど、
こんな定型詩がありましたよ。

雨や雪
ウォーターマンがふってくる

水は、雨や雪、雹(ひょう)や霰(あられ)、
時に優しく、時に厳しく降って来ます。
その水の事を、『ウォーターマン』って、名前の
変身ヒーローに見立てたんだね幸せ

素晴らしいラブ

2限目のテーマは、『水を遊ぶ』
第一回、5年生クラス対抗
『水のオリンピック』を開催拍手

コインに水滴を、
どれくらい高く積み上げられるか―
を、競う『平均台』と、

水を張ったコップにクリップを入れて、
こぼさずに何個入れられるかを競う、
『棒高跳び』を実践。

只、棒高跳びはイメージしにくいと思って、
『玉入れ競争』に改名しちゃったスマイル

結果はドローチョキ
いい具合に一勝一敗となってお開きでした。

これは、表面張力を観察するために競技性を持たせた、
プロジェクトWETのアクティビティーでした

最後に、夏休みのバケツ稲の管理の事や、
夏休みの過ごし方なんかを、
水に関係することわざをつなげてメッセージ!!

失敗を恐れないで、何にでもチャレンジしよう―
広い世界を見て、感動しよう。

新学期に、また会おうね幸せ







2023/07/31 10:00:00|活動報告
1学期が終わりました!! 夏のおだんご編(水を学ぼう)2
皆様、おはようございます。
この猛烈な暑さは、もう少し続くみたい・・・困った

いよいよ、
明日から、八丈島です。
10日間は、音信不通となりますが、
もし、お問い合わせ等ございましたら、
メールフォームから、ご一報下さい。
八丈島から戻り次第に、連絡させて戴きます。

さて、押原小学校での7月の授業の様子について、
引き続き、ご報告させて戴きますね幸せ

7月の2回目の授業日は、6日の木曜日でした。
前回ほどではなかったものの、
この日も、暑かったぁ悲しい

前回、宿題として、
「水に関係していると思うことわざ」を、
最低3つ、見つけて来て―本
って、伝えていました。

今回のテーマは、
『水を表現する』です。

でっ、当日になって、
自分が見つけたことわざを、
白紙に書いてもらっておきました。

すると、
自分が予想していた以上に、
いーっぱい、ことわざが記してあります嬉しい

中には、
こんなに難しいの、何処で見つけたの?
って、5年生じゃまだ習わない様なことわざまで、
書いて来てくれた子もいれば、

一方で、良く使われることわざの、
意味までしっかり調べて来てくれた子もいて、
ちょっと興味深かったですねグッド

さて、一体どんな、ことわざがあったのかびっくり
一部を紹介しますね。

自分が予め用意しておいたことわざとは違う、
「水に関係していると思うことわざ」
皆さんは、いくつ知っていますかぁスマイル

驚いたのは、
『鏡面止水』って、普段、使います?
水の面が鏡の様に静かな様―
って意味ですが、なかなか使いませんよね。

とか、
『上手の手から水』うんうん。
じゃあ、同じ意味のことわざ知ってる?
って聴いたら、
『猿も木から落ちる』って云われて、
おー、ぐっじょぶグッド

水は森羅万象の全てに関わっているので、
その「水」は、
当然、人の暮らしや文化とも、深く繋がっています。

だから、水に関わることわざも、
世界中にもたくさんあるんですよね。

この活動も、プロジェクトWETのアクティビティー。
『雨降って地固まる』雨って、云います。

2学期になったら、覚えたことわざを使って、
自分達の地域の事を、語ってもらおうっとスマイル

こうした「ことわざ」も、
是非、普段から使って、
語彙力を高めてもらいたいなあ自信まんまん

みんなのことわざ解説してたら、
たちまち1時限、終わっちゃいました。
こういうの、学校の先生って、
ちゃんと計算できてるから、凄いですよね〜。

自分なんて、嬉しくなると、
時間管理が飛びそうになる・・・悲しい

まだまだ修行が足りませんわぁヘルプ

で、迎えた2時限目。
今度は、「水」からイメージできる、
色んな言葉を見つけよう。

と、声を掛けて、
グループで、できるだけたくさんの言葉を、
ポストイットに書いて、模造紙にペタペタ矢印左下

で、それをカテゴライズ。
次回、その言葉を使って、
「詩」を、書いてもらうよ〜チョキ

詩の形式は、何でもいいからね〜。
5年生の今は、どんな「水の言葉」を綴るのかな?

みんなの表現力が楽しみですスマイル

それでは、今回はここまで。
次回、1学期の最終授業の様子を報告しまーす!!

乞うご期待矢印左下矢印左下

さあ、皆さんに問題です。
写真のイラストをご覧下さい。

このイラストが現わしている、
『水に関係していることわざ」は、何でしょうかびっくり

さん、にい、いち・・・
正解は、次回にスマイル
 







2023/07/30 13:00:00|活動報告
今年もKちゃん授業が泳ぎ出しました(駿台甲府中にて)
皆様、こんにちは。
本日2回目の投稿です晴れ

相変わらず、今日も暑いよろよろ
予想最高気温が、なんと、
甲府で39℃くらいになるらしいですよ。

皆様、夏はご用心ですスマイル
って、きっとみんな、知らないよなあ・・・

さてさて、もう明後日には、
海洋道中が始まって、山梨に居なくなります。
拠って、行く前に活動報告を一気出し〜
に、するべく、お付き合い下さいませ困った

さて、
どうも報告の順番が後先になってしまったのですが、
去る、7月12日の水曜日に、
今年も、あの中学校でKちゃん授業をする事ができました。

あの中学校―
って、云うのは、駿台甲府中学校様です。

コロナ禍の真っ只中だった2020年度から、
毎年、1年生達に、
「環境を考える時間」として、
絵本『イルカのKちゃん』の、絵本の朗読と、
DVDの映像を見てもらいながら、
一緒に、海のゴミ問題や、SDGsの事など、
考える時間を提供させて戴いて居ります。

そして今年も夏がやって来て、
改めて、甲府市の環境教育プログラムの一環として、
Kちゃんと一緒に行って参りました。

で、今年は、先生方の異動もあったそうで、
原点に戻って、よりシンプルに、
イルカのKちゃんに起った悲劇を、見て、聴いて、
感じてもらう事にしたのです。

会場は、例年通りの大ホールスマイル
学校の施設とは思えないほどの広さと、
収容力もあって、豪華なのです。
そこに、180名を超える1年生達が集まりました。

拍手に迎えられて、先ずは自己紹介チョキ
そして早速、イルカの生態を知ってもらうために、
『御蔵島のイルカたち』の、映像を見ました。

その映像に、自分が解説を加えながら、
先ずは、イルカのレクチャーです。

20分ほどの映像の最後には、
尾びれに「何か」が、食い込んだ、
イルカの映像が映ります困った

そのイルカこそ、「Kちゃん」でした。
そして、実際のKちゃんの映像を見る前に、

自分とKちゃん、そして、
著者の田口周一さんと、そのお仲間の皆さんとの、
出会いのエピソードを伝えて、
絵本『イルカのKちゃん』を、朗読させてもらいました。

いっつも、何処でも、どんな年齢層でも、
その朗読中に笑いが出た事は、只の一度もないんです。
皆、真剣に、絵本の世界と、Kちゃんの痛みを、
共有してくれるのです。

そして、絵本からリアルな映像を改めて見た時、
人間が引き起こす功罪を、考えてくれます。

どうして、こういう事が起きてしまったのか―
なぜ、助けてあげられなかったのか―
海のゴミを減らす為に、何が出来るのか・・・

一通りの講演を終えて、
最後に、釣り糸の「強さ」を、
実際に引っ張って、感じてもらいました。

質疑応答では、
イルカ以外の海の生きものにも、
同様な例ってあるんですか?

逆に陸の生きものにも、
ゴミが影響を与える事があるんですか?

そんな質問もしてくれて、
彼らが、一生懸命に考えてくれて居る事が、
素直に嬉しい質問でした嬉しい

学校のHPにリンクを貼って置きましたので、
是非、当日の講演会の様子を、
チェックして戴けたら、有り難いです。

【1学年】環境について考える | 駿台甲府高校 (sundai-kofu.ed.jp)

そして、甲府市環境教育プログラムについては、

甲府市/甲府市環境教育プログラム (city.kofu.yamanashi.jp)

多くの学校で、施設で、Kちゃんの事を知って、
一緒に考えてもらえると嬉しいです。







2023/07/30 10:00:00|活動報告
1学期が終わりました!! 夏のおだんご編(水を学ぼう)
皆様、おはようございます。
いやあ、暑い怒る
暑すぎますよね〜泣き

どうか、くれぐれも無理をしないようにご自愛下さいネ。
そして、夏休みの子ども達も、
日中は危険なので、遊ぶときも水分補給と休憩を、
絶対にとって遊んでね晴れ

ところで、
押原小学校でのビオトープ授業では、
水資源が豊かな、自分達の地域の事を知ってもらうために、
「水を学ぶ」と、云う事も、体験と並行して進めています。

バケツに稲を育て始めた6月。
田植えを体験したのも6月。

そして、1学期の大詰めとなった7月は、
猛暑となってしまったので、
外での体験は、「危険」も、予想されたので、
室内で水について、色んな角度から学んでもらいました。

連続して3回。
それぞれについて、テーマを掲げての学びです。

6月最後の木曜日。この日も猛暑だったので、
予め先生からも、室内での授業がリクエストされました。

そして、授業のテーマ『その一」は、
『水を知る』って、ところから始めました。

その前に、子ども達が授業の中で撮りためて来た、
押杜と押杜川で見つけた、生きものの写真に、
相応しい「タイトル」を、付けてあげて―
って、タイソンからのリクエスト。

植物が多かったのだけど、
やっぱり、
子ども達のネーミングセンスは素晴らしかったですよグッド

気に入ったのは、
どーんと、アジサイの花を撮った写真に、
付けた名前は、『サマー』
一目瞭然の「夏の花」の、アジサイだけに、
そのタイトルが、ビシっとハマってました。

他にも素晴らしい「タイトル」が、
いっぱいあったのだけど、
とても全部は書き切れないので、
『サマー』を、紹介させてもらいました。

もう一つ、秀逸なネーミングセンスを発揮した男子児童は、
柳の葉が風にゆらいでいる写真に、
「葉っぱの滝」って、名付けました。
この滝って表現も、素晴らしいでしょラブ

さてさて、水についての学びは、
こんな事をしてみました。

まず、自分の手のひら(手形)を、
白紙に利き手じゃない手を置いて、
手形を書くところからスタートチョキ

次は、その手形のどの辺まで、
「人」って、水で満たされてるんだろう。

って、伝えて、
手形に色を塗ってもらいました。

全ての生きものは、『水』がないと生きられない―
ほぼ全部、色を付けてくれた子もいれば、
手のひらのみとか、指の関節のところまでとか、
この色分けも楽しかったです。

その後、簡単なプリント問題を出して、
「食べ物」に含まれた「水分量」を想像して、
食べ物と、その割合(%)の数値を結んで下さい―
って、小テスト。

ポテチの水分量は?
ドーナッツは?

メロンは?
トマトは?

因みに「人」の水分量は、
体重の8割から7割程度ですから、
40sの体重のお友達の水分量は、
3200ミリリットル。

なので、32s分は「水」なんだよね〜
って、そんな活動をして終了。

これは、「アクアボディー」って云う、
プロジェクトWETのアクティビティーでしたが、
結構、クイズにハマってくれましたよスマイル

で、次回のテーマは、
『水を表現する』って事で、
子ども達に、こんな宿題を出しました。

「水に関連しているな〜って思う、
 ことわざを調べて来てね〜」って、伝えると、

担任の先生からのご提案で、最低3つだと・・・
じゃあ、次の授業でチェックしよう―

で、翌週、みんなが調べて来てくれたことわざは、
また改めて、ご紹介しますので、
どうぞ、お楽しみに〜チョキ

って、事で、今日の写真は『サマー』

注:子ども達の写真とは違う写真です。