それでは引き続き、前回紹介した小学校の、
2組さんでの授業についても、
報告させて戴きますね。
教室に入ると、担任の先生の他に教頭先生と、
もうお一人先生が見学にお見えになりました。
先生が増えると、なぜか緊張しちゃいますよね
ところで、
前回も書いた通り、
授業の進め方は同じなのに、
反応が見事に違っていたんです。
全体的には、1組さんよりやや大人しく感じました。
DVDの視聴が終わった後、
1組さんと同様に、Kちゃんとの出会いをお伝えしました。
その後で、担任の先生からも、
既に質問を準備してる子がいるんです・・・。
との、情報を戴いていたので、
いきなり、取り組もうとしている調べ学習の、
テーマを何にしたのか、聴いてみる事にしました。
Kちゃんの主なテーマは、
海ゴミによる生きものへの被害― ですが、
同じテーマで取り組もうとしている子がいました。
また
珊瑚の白化について、
調べようとしている子も居ました。
一方、具体的にどう進めていこうかと、
考えがまとまって居ないような印象も受けました。
そこで、自分がこれまで行って来た活動の数々や、
様々な人達と繋がって来た経緯についても伝えました。
当所、自分は正義感を振りかざして、
やらなきゃダメだって、ごり押ししたら、
活動が一向に広がらなかった失敗を伝えました。
でも、一緒にやろう、やらせて下さいと、
自分から、多くの出会いを求めた結果、
自然に繋がる事ができて、活動が広がった―
と、伝えました。
また、ゴミについても、
その見方や、考え方についても、
こんな風に考えてみれば・・・。と、
経験も交えて伝えました。
留意したのは、マクロな見解では無く、
どれだけ自分の身近な部分で考えてみるか―
と、云う事でした。
いわゆる、自分事でいいんじゃない
って、細やかな気付きの積み重ねが大切かもね。
と、アドバイスを送らせてもらいました。
こんな質問がありました。
プラスティックゴミで最も心配している事は何ですか?答えたのは、極めて個人的な見解です。自分の前職が釣具屋さんだった事を伝えたうえで、
自分は、お魚釣りが大好き。
釣った魚は、美味しく食べたい。
でも、そのお腹から、
プラスティックが出て来きたら嫌だなあ・・・こんな質問もありました。
どんなゴミが海には多いんですか?この質問には、こんな風に答えました。
きっと、様々なゴミの種類を教えてくれる・・・。
そう思ったと思いますが、
自分が伝えたのは、ゴミって何だろうね
って、
真逆の発想の転換を伝えました。「ゴミって云うのは、不要な物・汚い物だとすると、
海に流れ出た物の全てがゴミだとは限らないよ」。
「自分なんか、落ちてる釣具も使っちゃう。
だって、勿体ないじゃん」。
誰かにはゴミであっても、自分にとっては必要な物。
例えば拾った物で、あなたが何か工作したとして、
それを褒めてもらったり、私もやってみたい・・・
なんて云われたら、きっと嬉しい。
その時、
拾った物はゴミじゃ無くって、
宝ものにもなっちゃうかもよ。
でも、それでも確実にゴミは減る―。
いっぺんにやろうとすると気が遠くなっても、
ゴミがゴミでなくなれば、ゴミは減るよね。他の子達に、
分別したゴミを何処に持って行くの?
って、聴いてみたら、「○ッグに持ってく!!」と、
近くの大型スーパーに持って行くんだ。
と、答えてくれた子がいました。
「へ〜 どうして!?」って、訳を聞いたら、
「だってポイントが付くんだよ」。「わー、それっていいよね〜。
だってポイント貯まれば、欲しい物買えるし、
読みたかった本も買えるじゃん」それが、
『付加価値』で、あることを伝えると、
お得感があれば、ゴミ拾いだって楽しいよね。
この
付加価値については、
担任の先生も盛り上げて下さいました。
甲府市の○○のプールは、牛乳パックとの交換で、
「子供はタダになるんだよぉ!!」
この日も暑かったので、
この話しには、直ぐに食いつきましたね
最初は、ちょっぴり緊張していた様に見えた、
2組さんの子供達に、次第に笑顔が増えて来ました。
どちらのクラスも、授業時間はアッと云う間でした。
子供達は、13日にも別の講師の方から、
「太陽光エネルギー」の、講義も受けるそうです。
ああ、でも昨日は雨模様
大丈夫だったかなあ・・
今回のKちゃん授業は、どちらかと云うと変化球
でも、色んな切り口で伝えられるからこそ、
きっと、たくさんの機会を戴けているんですね
本当にありがとうございました。
2クラスとも無事に授業を終える事ができました。
子供達の笑顔が嬉しい授業でした
きっと、たくさん気付いてくれたと思います
「事後の質問も大歓迎です!!」って、伝えて来ました。
なので、質問がいっぱい届くといいなあ