皆様おはようございます。
自分の世代だと、
やっぱり成人の日は1月15日でしょ・・・。
って云う感覚があって、
今日が祭日でないことに、まだ慣れてないのです
成人式と云えば、
自分には、ちょっとほろ苦い経験があったので、
余計に1月15日が記憶に焼き付いちゃってるのかも・・・
ところで、
夏休の、児童館を廻っての『Kちゃん授業』は、
今日の児童館様が最後になります。
そこで、今回については、
自分の感想も含めて、ご報告致しますね。
呼んで戴いたのは、
甲府市立朝日小学校の児童館様です。
実は、伝統も長い小学校でありながら、
これまで一度も、ご縁がなかったと云うか、
校内に立ち入った事が、只の一度もないんです。
甲府市内の小学校、たくさんありますよね。
母校でなかったとしても、地元の小学校って、
行く機会って、間々あるじゃないですか!?
なのに、人生50年以上もの歳月が経っていても、
生まれ育った市内で、
唯一、初めて訪れた学校さんだったんです。
そんな小学校の児童館に呼んで戴き、
しかも、朝日
小学校のホント直ぐ脇を、
相川が流れています。
この様な水辺環境があれば、
海とのつながりなども、連想しやすいでしょう。
皆さんも、横沢通りにあるホームセンター辺りから、
何気なく川をのぞき込んだ事、
きっと幾度となくあると思います。
鯉がたくさん泳いでますよね。
丁度、朝日小学校さんの辺りが、
緩やかに蛇行して、穏やかに流れていて、
相川で一番、魚が集まり易い場所だと思います。
児童館は校内にあって、
実施した日は、8月11日でした。
一度も訪れた事のない小学校さんであっても、
気持ちとしては全くいつも通りでした。
緊張感も普段と同じ。
気負ってもいないし、
かと云って、緊張していない訳でもない。
伝えたいメッセージは同じなので・・・
が、いざ始まってみると、
いつも通りにいかない状況がありました。
なんだろうなあ・・・
子供たちが
大人しいって
訳ではなく、
「大人」だったんです。
もしかすると、海ゴミなどについての知識は、
学校の授業で、既に勉強済みだったかもしれません。
水辺環境が近くにあるので、
川と海が繋がってるなんて事は周知の事実―
知識的な部分の話題には、
またか―
みたいな表情が見えていました。
川にゴミを捨てちゃいけないなんて事、
そんな事は当たり前の事ですから、
お前も、そんな話しをするのか―
と、意図を見透かしているかの様な、
そんな表情に見えたのです。
あくまでも、自分の主観ですよ。
本当にそうだったかは、
子供達にしか分かりません。
彼ら彼女らの興味や関心が、
今、どんな所にあるのか―
その感覚を掴むまで、時間が要りました。
なので、いつも以上に色んな話しをしました。
で、やっと笑顔が見えて来たのは、
回転寿司のネタの話し―
でした。
近くにある回転寿司のチェーン店を思い浮かべて、
「みんなは何が好き!?」
って、切り出したら、前のめりにノッて来ました
自分がKちゃん授業で伝えたいメッセージのひとつに、
見ているものと見えているものは違うかもしれない―
と、云うものがあります。
回転寿司のネタも、
頭に描いているネタの生きものと、
実際に食べてる生きものが違うって事が、
少なからずあるのです。
例えば、
サーモンはサーモンであって
「鮭」ではない―
エンガワは、
ヒラメのものとは限らない―
要するに
物事の本質をしっかり見ていこう―
と、云うメッセージです。
が、講演中にこの事を直接に云う事はありません。
気付きが促せるように努めるのが、
ファシリテーターである自分の役目です。
ティーチャーであってはならないと思っています。
決して自分の価値観を押しつけてはならない―
これは、環境教育に最も大切な事です。
子供達の好きなネタを聞いているうちに、
笑顔が増えて来ました。
Kちゃんのお話しと余りにかけ離れた話題だったので、
面白かったんだと思います。
そこで、前記の
「鯉」の話しをしました。
相川にたくさん泳いで居る鯉は、
どこから来たんだろう―
そんな話しをしました。
もちろん、相川生まれ相川育ちの鯉もいるでしょう。
ですが、大半の鯉は、放流された
「鯉」です。
じゃあ、どう云う目的で放流されるのか―
その理由を考えてみよう―
その問題提起に、子供達の目が輝き始めました。
そこで、答えを敢えて伝えずに、
それが分かると面白いと思うよ。
とだけ伝えて、授業を終えました。
時間切れです
もう少し時間があったら、
きっと子供達は、自分達なりの熟考した答えを、
導いた事でしょう
授業の後で自ら駆け寄って、
お礼を言いに来てくれた子がたくさんいました。
もう、これで満足
この日の晩ご飯は、
話題にした回転寿司屋さんにしました