夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2020/12/05 10:00:00|活動報告
今年のKちゃん授業のおさらい 2 10月の授業1

今年のKちゃん授業のおさらいの続きです。
10月からは、甲府市内の幼稚園・保育園
そして、こども園様からのご依頼が続きました。

では、順番にご紹介します。
左の写真の上から

1枚目 10月27日 進徳幼稚園様 年少さん

年少さんは初めての試み。
この回からは、甲府市のゴミ減らし隊のお話しを、
先ず聴いて戴いてからの講演です。

2枚目 同日
絵本の内容も、ちょっと難しかったかも・・・
この日を境に伝え方を調整しました。

3枚目 10月28日 同園様 年中さん
たった1つ歳上なだけなのに、
いっぱいレスポンスがありました!!
これは、読み聞かせ前のクイズの模様(^o^)

4枚目 同日
絵本の文章を、もっと分かり易い言葉で伝えます







2020/12/03 10:00:00|活動報告
今年のKちゃん授業のおさらい 1

コロナ禍で様々な活動が停滞してしまった2020年も、
もう残り一ヶ月を切りました。

自分にとって、8月の海洋道中を筆頭に、
春から夏に至るまでの、殆どの仕事がキャンセルになり、
正に試練の年になりました。

が、第一波が落ち着き、
少しづつ経済活動が始まった7月の後半から、
止まっていた仕事に、ようやく光が見え始めました。

そして、過日このブログでも紹介させて戴いた通り、
8月3日に、駿台甲府中学校様。
そして、9月には同学園の小学校様でも、
甲府市の環境教育プログラムへ協力させて戴く中で、
自分がライフワークとしている、
絵本『イルカのKちゃん』を、教材とした、
Kちゃん授業が再開されました。

そして、秋以降も多くの幼稚園・保育園様から、
Kちゃん授業のご依頼を戴いている旨も、
お伝えさせて戴きました。

実は昨日も某保育園で授業させて戴いたのですが、
甲府市様の方から、
これまでの授業先で撮影された写真の、
提供を戴きましたので、
子どもたちのお顔が映っていない、
背後からの写真であれば、紹介してもOKです―。
との、許可を賜りました。

と、云う事で、本日から何回かに渡って、
今年のKちゃん授業で、お邪魔させて戴いた学校様、
幼稚園・保育園・こども園様を、
順を追って、写真と共におさらいしていこうと思います。

最初は、前記した通り、
8月・9月で開催を戴いた、駿台甲府の中・小学校様の、
授業の様子からご覧下さい。

因みに、写真と開催先の紹介にとどめ、
詳細については写真を見て戴いて、
内容や子ども達の様子を想像して戴けると幸甚です。

では、左の写真の上から1枚目

8月3日 駿台甲府中 1年生 校内多目的ホールにて
とても大きな会場でビックリでした!!

2枚目 同校 
講演が終わって、
生徒さんの代表からお礼の言葉を戴きました。

3枚目 
9月4日 駿台甲府小学校 4年生 教室にて
先に2組さんから授業を行いました。
武田信玄の功績から話しを展開していきました

4枚目 同校
続いて1組さんの授業の様子
この日は絵本ではなく、
DVDで実際のKちゃんの映像を見ました。


 







2020/11/11 11:11:11|活動報告
山口出張でのプログラムのご報告5 『身近な自然の楽しみ方』2

今日は、1がずらっと並ぶ日なので、
投稿時間の方も1並びにしてみましたよ(^_-)v

さて、山口県での活動も大詰めとなってきました。
10月25日のプログラムで、
もう一つのお楽しみは何だったかと云うと、

ドングリです。
ドングリを拾って、たき火で煎って食べてみよう―。
って、体験ですので、肝心な物を拾わないといけません。
充分に、観察する目が輝きだした参加者の皆さんに、
いよいよドングリを拾ってもらいましょう(*^_^*)

拾う場所は、
昨日の活動で、宝ものを見つけた場所にしました。
さすがに、どんなにちっちゃなドングリも、
逃さないくらい集中して拾ってくれます。
中には、まだ帽子を被ったドングリもありましたよ。

落ち葉の下に隠れてた、隠されてたドングリも発見!!
これって、多分リスさんが貯めたドングリだよね〜
日当たりの良い落ち葉の下でしたよ。

そうそう。
お父さん一緒に来てくれたお友達は、
ニットで作った、ドングリのお帽子かぶってましたよ〜
かわいかったなあ!!

若い緑色と日焼けした茶色が、
見事にグラデーションになったドングリや、

「大発見〜!!」と、自慢げに見せてくれたのは、
芽が出たドングリでした。いや、ホントに大発見だあ!!

中には、たき火に使う、
薪を、いっぱい拾ってくれたお友達もいました(^_^;)

持って来てくれたドングリ入れの袋が、
みるみる膨らんで来ました。豊作だったね。

いっぱい採れたから、そろそろ採るのは終わりにしよう。
最後に、最近うわさの熊さんのお話しをしました。
山にはご飯が少ないらしい。だから、
熊さんの事も、ちょっと考えてもらえるといいなあ・・・

お宮さんの境内に子どもの声がこだまして、
参加者全員で記念撮影。
「でも、まだ終わりじゃないからね〜」

ドングリって、どんな味がすんだろうね〜?
グランドに3台セットされたたき火台には、
既に良い具合に「置き」に、なったたき火がありました。

早速、煎って食べてみよう〜!!
パチンと皮が弾けたら、そろそろ食べ頃だよ。

最初は、クヌギとかコナラの味を試しましたが、
ウエッ、こっちはしぶーい(>_<)

続いて姿の良いドングリは、マテバシイのドングリ、
皮がホントにパチーンと弾けて、
芳ばしい香りもしてきます。

「どうですか?」
「うん、これは美味しい!!」
「ナッツみたいだね」
「おつまみになるかも!?」
大人はそんな話しで盛り上がってましたよ。

実際、マテバシイのドングリは美味しいんですよ〜。
たき火を囲んで、大人の皆さんとも会話が弾みましたよ。

ほんとに身近な自然で、
こんなに楽しい活動ができるなんて・・・
驚きも、嬉しさも、感じて下さった様ですよ。

山口からは遠く離れた場所から来た自分からしたら、
本当に魅力的で素敵な場所でした。

楽しかった2日間も、これでおしまい。
またいつか、これるといいなあ!!
 







2020/11/09 10:30:43|活動報告
山口出張でのプログラムのご報告4 『身近な自然の楽しみ方』1

山口出張での活動の報告を続けます。
森と川でいっぱい遊んだ昨日から一夜明け、
10月25日には、『身近な自然の楽しみ方』と、題して、
幅広い年齢層を対象にした、
自然体験プログラムの実践です。

当初は大人のみの参加で、
体験と講習の2本立ての企画だったそうですが、
主催者様の計らいで、
折角だから、こっちも子どもに体験して欲しい―。
と、云う事で、再企画されたと伺いました。

昨日は年齢制限があった事や、
川遊びも含んでいたため、募集の人気としては、
今日の企画の方が高かったそうです(^o^)/
参加者数は、29名にものぼりました。
嬉しい限りです!!

同じ時間(AM10時)に、プログラムはスタート。
昨日もそうだったのですが、
おおよその流れは描いていても、
実際の活動は、現場で判断してチョイスします。
遊ぶ場所も、昨日と同じお宮さんの境内です。
昨日と同じ事をしたのでは、面白くありません。

ですが、遊びに来た人は違えど、
やっぱり神様へのご挨拶は、欠かせません。
今日も鳥居の前で、
ご挨拶してから境内に入って行きました。

今日は、本殿周りではなく、
地域の人が集う「場」で、あったろう、
土俵のある場所に、先ずは案内しました。
が、既に土俵が使われた観は、ありません。

土俵があると云う事は、
かつて、お相撲が奉納されていたからなのでしょう。
こうした物も、地域の財産だと思っているので、
今日の参加者には、先ずここをみて欲しい―。
そう思ったのです。

「これからある生きものに変身するよ。」
「何になったか分かったら、
    お鼻に指を当てて教えてね〜!!」

あのアニメ映画を思い出し、
『タヌキ』の、ヒントを出していきます。

太鼓が得意―。
人を化かす―。
こんなヒントが、やっぱり決め手になったみたいです。

実は一昨日の下見で、
鳥居の近くにタヌキの糞らしき物を見つけたので、
そんな話しもしながら、
これからの活動のプロローグにしました。

今日は、自然に対する視点を色々変えてみよう―。
そんな意図を持っていたので、
お次の活動は、自然の中に意図的に入れた人工物を、
探してみよう―。って、云う活動にしました。

先ずは観察する。良く見る。
そんな目を養ってもらおうと思います。

実は13個の人工物を忍び込ませたのですが、
返ってくる答えは、殆ど9個未満で、
見落としているものが、最低4個はありました。

2回目のチャレンジで、ようやく初の正解者。
こんな風に生きものは、
自然の中に溶け込んでいきています。

ある者は、獲物を「狩り」するために、
またある者は、天敵から身を守るために、
周りの自然に巧みに溶け込んでしまいます。

29名中、正解者はなんと3名のみでした!!
ねっ。以外と分かんないものなんですよ。

答え合わせをやったら、
「えーっ」って、
結構、びっくりしてましたよね(笑)

造花のいがぐり分からなかった・・・
色えんぴつもあったんだあ・・・

さあ、これで観察する「目」は、養えたかな!?
「さあ皆さん、上を見て下さい。これ、何の樹ですか?」
「もみじ〜!!」
直ぐにちっちゃい子から、答えが返って来ました。
「そう。その通り〜!!」

折しも紅葉の時季、
その木の葉っぱも色づいていました。
同じ緑色の葉っぱなのに、比べてみると全然違うよね。
昨日は音を聞いて集中を高めましたが、
今日は代わりに色で、参加者の集中を高めます。

そして、皆さんの「色モード」が、
高まって来たところで、
カードを使った、
色の神経衰弱(色あわせ)に、チャレンジです。

そしたら、もう子ども達は、見つける見つける!!
色んな色を発見していきます。

遠くの色を見分ける天才―
わずかな色の違いを見つける名人―。
すごい、スゴい、すごいね〜!!

大人達は、カードの色に合わせようとしてるんだけど、
子ども達は、色の方が合って来るんですよね。

カードの色は、やっぱりその色で塗れた色。
でも、自然の色は、もっともっと複雑なんだよね〜(^_-)v
それに、もっともっとキレイ!!

さあ、ここからが今日のメインイベントだよ。
ここから先は、また次回に報告しますね〜(^_^;)
 







2020/11/07 7:07:07|活動報告
山口出張でのプログラムのご報告3 10月だって川遊び
10月24日のプログラムのメインは、
なんと言っても、
『川遊び』の、活動だったと思います。
きっと多くの方が、川遊びと言えば、
『夏』の、イメージなのではないでしょうか!?

自分も、最初にこのお話しを戴いた際には、
膝下くらいの浅瀬で石をめくって生きものを探す―
程度を予想していました。が、準備品を聞くと、
もっとワイルドな活動を想像する事ができ、
最近は着る機会が少なくなったウェットスーツと、
ウォーターシューズを持参して来ました。

FEELの社長さんは、子ども達がいけそうなら、
流れてもらってもOK!!
そう言ってもくれていましたので、
どうせやるなら、ワイルド大賛成!!
と、同調したのです。

もちろん、これを成立させるためには、
徹底したリスク管理が求められる訳ですが、
ウォータースポーツにも精通し、
アドベンチャーレーサーでもある彼を、
心から信頼しているので、
事故はおきない。起こさない。確信がありました。

自分も川の活動に必須な、
スイフトウォーターレスキュー(SRT−1)
の資格を持って居ります。

が、前々日に降った雨で、やや増水気味であり、
前日の下見では水位は下がっていたものの、
まだ少し未就学児にはチャレンジが必要だなあ・・・。
そんな水位でありました。

でも、当日は朝から晴天で、
更なる水位の減少も確認したので、
もうこの時点でGOを躊躇なく決めました。

ところで、活動の詳細については、
もう一つのブログ、
「鯛損のでっかい夢釣りあげよう」で、
紹介していますので、
ここではリスクマネージメントの観点で、
ふりかえってみようと思います。

前日の下見の際、
川原に降りる道が草で隠れていたので、
今日の活動前にカマで刈り取りました。
降りる際、怖かったらお尻をついて、
ゆっくり降りて来るように、
アドバイスもさせて戴きました。

そして、当然ですが、
全員ライフジャケットを着ます。
ライフジャケット(PFD)は、活動の大小に拘わらず、
川で遊ぶ場合は、必着のアイテムです。

この夏、水の事故が増えてしまった要因の一つは、
浅瀬だから・・・。
みたいな固定観念で活動してしまった事、
それに、リスクマネージメントがされた活動の機会が、
コロナ禍で無くなってしまった事も挙げられます。

参加者の皆さんには、
更にヘルメットをかぶって戴きました。
長靴の方には、スニーカーで川に入って、
長靴で帰る様にアドバイスさせてもらいました。

長靴も、中に水が入ってしまうとかえって危険なので、
川の活動では、履かないのがお約束なのです。

こういういでたちになると、
やはり親御さんに緊張が走るもので、
そんな緊張をほぐしたり、
もし転んでしまった際の対処を、
『セーフティートーク』で、和らげます。

「もし流れたら、
   立たないでラッコの形で流れようね!!」

足を着くと川底には、石が複雑に転がっていたり、
ゴミなんかもあったりで、
前向きに倒れると呼吸ができなくなります。

こうした足もとの危険の事を、罠になぞらえて、
『フットエントラップメント』と、呼びます。

もし流れたら、足を上げてラッコのカッコで流れます。
石があったら自分で蹴って流れれば、
緩やかな場所で確保ができるのです。

この姿勢を『セーフティーポジション』と、言います。

更に、スポッターと呼ばれる見張りを上流に置き、
下流側には、バックアップのスタッフを複数置きます。
情報のやりとりは、リバーサインで行って、
GOなのか、ステイなのか、ストップなのかを、
スタッフ全員で共有するのです。

そんな支援の中で遊べば、
子ども達はリスクを乗り越えようと頑張ってくれます。
今回も、川の途中で怖さが増して、
ぐずってしまった子もいました。
そしたら、安易にピックアップしないで、
本人の意志を尊重します。がんばれって励まして、
一緒に寄り添います。

こうした声掛けが、スタッフ間で徹底されていたので、
お母さんも、見守ってくれていました。
川を渡り切った時の笑顔は、素晴らしい笑顔でした。

いっぱい遊びましたが、やっぱり疲れも見えて来たので、
採った生きものをみんなで同定して、
予定よりちょっと早めに、
川遊びの活動を終了しました。

こうした活動を通じて、きっと一緒に来た、
お父さんも、お母さんも、どこまでできるか、
どこまでだったら大丈夫か、判断できたかと思います。

そして、改めて子ども達の無限の可能性にも、
気付いて下さったのではないでしょうか。

夏の分も取り返すくらいの水遊びで、
秋の川原は歓声で包まれていましたよ。

※何が採れたかは、鯛損の〜 ブログを見てね〜!!