今年上半期の殆どのお仕事が、 このコロナ禍でなくなってしまって居りました。 行けなくなってしまった、 八丈島の過去のトピックを連ね、 ブログの体裁をなんとか保って来ました。
一時は『廃業』さえも、頭をよぎる中で、 懸命にもがいていました。 そんな中にあって、 ようやく8月から仕事が戻って来ました。 開催者の都合で、 このブログの更新もできないで居りましたが、 先日、開催者様から成果物が届きましたので、 戻って来た活動の報告をさせて戴きますね。
ブログの更新が滞っている間にも、 閲覧戴いていた皆様に、改めて感謝を申し上げます。 本当にありがとうございました。
さて、やっぱり最初に戻って来たのは、 長く一緒に活動している、 『イルカのKちゃん』との、環境講演会でした。 しかも、昨年度には実現ができなかった、 中学生を対象とした講演会を、 させて戴く機会を得たのです。
そんな貴重な機会を戴いたのは、 県内でも小中高の一貫校として、進学率も高い、 駿台甲府中学校様です。
甲府市が主催する、 「環境教育プログラム」の、一環として、 8月2日に、同校にある大きな多目的ホールにて、 1年生の「理科」の、授業として、 講演会をさせて戴きました。
実は、この講演会の直前に彼らは、 プラスティックについて学習をしたばかりで、 更に学びを深めたいとの、 学校側の意向も反映しました。
その前に、余りの会場の広さに圧倒されてしまい、 いつも以上に緊張してしまいました。 しかも、授業の運営を生徒さんが行ってくれて、 進行の司会から、当方の世話までして戴き、 更に緊張していました。
が、こうした折角の機会、 精一杯お伝えしようと、気合いも入りました(^o^)
冒頭で自己紹介をさせて戴き、 先ずはKちゃんの絵本の読み聞かせから入りました。 絵は、大きなスクリーンに投影しました。
その内容に、次第に引き込まれていく様子が、 壇上にも伝わって来て、 メモを取ってくれている、生徒さんもいました。
朗読後、少し感想を拾いながら、 「実は、実際の映像もあるんだよ」と、伝え、 小学校等ではできなかったKちゃんのDVDもお見せし、 その痩せ細っていく姿に、 涙を浮かべてくれた生徒さんも、 いらっしゃった様です。
様です―。と、云うのは、会場が広くて、 その場では気付けなかったのですが、 成果物(写真)として戴いた感想文の中に、 気持ちの大きな動きがあった事が書かれて居り、 改めて、Kちゃんの持つ強いパワーを感じたのです。
そしてKちゃんを苦しめた物が、 プラスティック製の釣り糸であった事に着目し、 自分が釣り人であり、 釣り具を売っていた者でもあるので、
実際に釣り糸を使って、強度の実験をしてみました。 これも、講演会でさせて戴いたのは、 本当に久しぶりのことでした。
相手が中学生だと云う事もあって、 よりリアルに、釣り糸の強さや素材について、 実感して欲しい思いもあったので、 敢えて、この実験も含めてさせて戴いた事を、 本当に有り難く感じました。
そして、海洋プラスティックゴミについて、 生徒さん達と、意見を交える機会も戴けました。 彼らは、とても真剣に考え、 しかも、きちんと自身の意志をもって、 問題提起も、実際に自分達ができることも、 更にはもっと広く、 表に向かって呼びかけていくことについても、 堂々と意見を述べてくれて感動してしまいました。
伝えることが主体であった講演会に、 意見を交わし合う時間まで盛り込めた事は、 自分にとっても、非常に意義深いものでした。
授業の後、副校長先生より、 授業の感想を賜り、 生徒さんがあれほど集中して聴いていた、 講演会はこれまでなかった―。 との、お褒めの言葉も賜り、 是非、来年も・・・。と、 リピートのお言葉まで戴き、本当に嬉しかったです。
今、学校から届いた、彼らの感想文を、 一人一人、読ませて戴いて居ります。 さすがに中学生です。 字も丁寧に書かれているものが殆どで、 彼らの気持ちの動きや意志が溢れています。 イラストを添えて下さったものもありました。
副校長先生は、この講演会を、 「種蒔き―」と、評して下さいました。 彼らの心に、 一つ一つの種を蒔いていてくれたと・・・。
そして、この講演会が更に、 同校の小学校にも波のように広がっていきました。
小学校の授業については、また後日お知らせ致します。 本当にありがとうございました。
尚、この講演会の模様は、 駿台甲府中さんのホームページにも、紹介戴きました。
お詫び:写真が不鮮明で申し訳ありません。
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