8月2日の朝5時頃、大きな船内放送で、 「間もなく三宅島に・・・」と、 冷房の効いた船室で、ふいに起こされます。
勿論、八丈はまだ先ですが、 おおよその参加者が起きてしまいます。 Tシャツだけでは寒すぎるので、 外に出てみよう―。考えることは一緒です。
が、まだまだ、黒潮洗う真っ只中、 最初は、トビウオが見れた!! なんて、はしゃいでいますが、 山梨の子にとって、ここから先は未体験。
次第に顔が青ざめて来て、 一人、また一人と、ふらふらと船室に戻って行きます。 その通り、船酔いです。
今は、八丈が見えてからの朝の集いですが、 以前は、6時からでした。 なので、この集いに出られる参加者は、 あんまりいなかったなあ・・・
さて、海洋道中2日目は「開村の日」 いよいよ八丈島へ上陸して、 テントの設営を行い、キャンプの無事を祈って、 火を燃やし、開村式を行うのです。
我々が、心の拠り所にしている、 海洋道中『愛のテーマ』と、云う歌があります。 その歌は、島での体験が日程とリンクするように、 歌われていくのでありますが、
その歌詞の2日目は、
やっと着いた底土港 船酔いフラフラまだ揺れている・・・♪♪
猛暑の中のテントアップ 苦労したけど愛しのマイホーム♪♪
と、歌われ、おおよそ暑い最中での、 テント設営となるのでありますが、
2009年の2日目は、忘れもしない、 どしゃ降り雨のテントアップとなったのです。 いやあ、ホントに凄い雨だったので、 2009年8月2日の「開村の日」を、 今日はご紹介しましょう。
予定通り、朝9時過ぎに、 当時の「かめりあ丸」は、底土港に着岸しました。 歓迎の式で島の方から、 「もうすぐ雨が降ってくると思うので・・・」と、 お話しがあったのです。が、まだこの時点では、 八丈富士もくっきり見えていたので、 テントアップは普通に出来るだろう。 誰もが、そう思っていました。
そして、朝食を摂って、 徒歩で垂戸のベースキャンプ(以下BC)に向かう途中、 いきなり降って来ました。 スコールのような激しい雨です。
只、こういう雨は、直ぐにやむことが多いので、 BCに着けばまた晴れる・・・
なんて思ったのが甘かった・・・ 雨は激しさを増すばかりで、 一向にやむ気配がありません。
こりゃあ、暫く待機か避難かな? BCに着くともうびっしょりでした。が、 ここで非情の通告がもたらされました。
予定通りテントアップする―。 で、降り続く大雨の中で、 テントアップが始まったのでした。
とにかく早く屋根を作らねば・・・ 指導者達も早く雨宿りしたい一心で、 一緒にテントを懸命に建てました。
この年は雨が多かったのでありますが、 まさかいきなり初日に、洗礼を受けるとは!!
でも、これこそアウトドア。 これこそ、なかなか出来ないでっかい体験です(^o^)
現地では大人も子どもも、 共に体験するからこそ、絆も深まっていくのです。
いやあ、それにしても、 あの、雨は凄かったなあ!!
写真は全て2009年のもの。上から、
1枚目 あっという間にBCは水浸し(>_<)
2枚目 なんとか屋根は付いたけど、ビショビショです
3枚目 夕食にも、どうにかありつきました
4枚目 夜はボンファイヤーを囲んでの開村式でした |