ついに寒波が到来して、 北海道や東北では、暴風雪がありましたね。 このまま一気に冬に突入となるのでしょうか!?
さて11月20日。妙高は冷たい雨の朝でした。 妙高山も雪化粧が濃くなった感じ(>_<) 自分の担当回としては今年最後の、 『水辺の環境教育学』の、授業となりました。
前回の水中昆虫編では、 良いお天気に誘われて、 お外で授業を行った事で色んな発見をして、 インプリ発表が間に合わないメンバーが3名。 と、云う事で、 このメンバーのインプリ発表からスタート。
2週間空いちゃっているので、 どうなるかチョッと心配しましたが、 なかなかどうして、3人ともしっかりできてましたョ。
どんな内容だったかも紹介したいのだけれど、 今回は『水生植物編』なので、 そちらのインプリの発表を優先させて戴きますね。
今回の発表のテーマは、 クラフト(工作など)体験を通じて、 「水生植物」の生態や、役割や、 他の生きものとの「繋がり」や、「関わり」に、 気付けるものにして欲しい―。 と、云う事です。
毎回、一人づつ発表してもらっていたのですが、 さすがにクラフトとなると、 全員発表しきれないと思い、学生が6名なので、 2チームに分けて取り組んでもらう事にしました。
それでは、早速準備開始!! それぞれ話しあっていましたが、 やっぱり、クラフトを考えるよりも先に、 プログラムとして捉えてしまっている観が見えました。
ですから、クラフトそのものではなくて、 アクティビティーを想像してしまっています。 仕方ない部分ではありますが、 学生達に共通した課題も見えて来ました 。
30分ほどの準備時間を経て、 さあ、発表のスタートです!!
一組目のクラフトは、 紙で魚に見立てた「駒」を、作る事でした。 時間が無いので、駒に浸かった紙は、 ノートのページを使ったのですが、
何をしようかと考えたかと云うと、 水草に産卵する魚がたくさん居る訳で、 その水草に辿りつくまでの様々な苦労を、 駒を指で弾いて進めながら疑似体験する―。 と、云うものでした。 アクティビティーそのものは、凄く楽しかったです。
続いてのクラフトは、 予め用意しておいた何種類かの「器」の中に、 ミニビオトープを作ってみよう―。 と、云うものでした。
花瓶や、コップや、お皿(今回はそれも紙製)に、 小さな「生態系」を、作っていきます。 そのパーツに水生植物や、水生昆虫の絵を、 思い思いに置いたり、貼ったりしていきます。 この活動も、とっても楽しいものでした(^−^)
二つの発表を見て、 それぞれに率直な感想を伝えました。
どっちも、プログラムとしたらとても面白い。 けれど今回のテーマはクラフトなので、結果よりも、 クラフトそのものを体験させてあげる事が大事。
だから、駒づくりだけ丁寧にさせてあげれば良いし、 ビオトープではなくって、小さなお庭作りだけ、 楽しませてあげることで、興味は広がっていくよ―。 って、事を伝えました。 只、短い準備時間で、 ここまで内容を盛り込んでくれた事は高評価です!!
授業の最後は、 最終の目的である「セルフガイド作り」に向けて、 編集部を立ち上げて、その方向性などについて、 編集会議をしてもらいました。 一体どんなセルフガイドができあがるのか、 とっても楽しみににしています(^◇^)/
この授業の次回は、外来生物編。 日本の水辺に住みついた多くの外来種について、 何が問題なのか。果たして駆除は正論なのか。 様々な視点から考えてもらう事になってます。
自分の担当は、年をまたいだ1月なので、 冬休みの間に、そのインプリについて考えておこう!! そう締めくくって来ました。
最終のインプリ発表は、ストーリーテラーによる インタープリテーションです!!
果たして彼らはどんなストーリーを語るのか!? 乞うご期待!!
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