令和最初の『水辺のアクティビティー実習』も、 いよいよ最終日となりました。
朝ご飯は、 昨夜ゲットしたガザミを割って、 カニみそいっぱいの「かに汁」で、 お腹を満たしました。
テントを撤収して、 2泊を過ごしたキャンプ場を、 「来た時よりも美しく」お返しするのがルール。
学生達もテキパキと動いて、 たき火の後始末、水場の掃除と手分けして働きました。 最終日は、海に注ぐ川で最後の釣りに臨むのです!!
目的地は『桑取川(くわどりがわ)』。 このブログを読んで下さっている方には、 きっと聞き覚え、 見覚えある場所ですよね(*^_^*)v
そうです。毎年の秋、 サケの遡上を観察させて戴いている、 日本海に注ぐ地元の川です。 漁協の方達にも、とてもお世話になっている川です。
通常、内水面の漁業は、 第五種共同漁業権によって管理されて居り、 釣り人は、増殖義務の資金的一部を担うため、 『入漁料』を、支払って、 川で釣りをさせて戴いて居ります。
また、河川によって漁業権対象魚種は異なり、 桑取川のメインはサケの漁業権であり、 または、春のイサザ(シロウオ)の漁業権です。
ですが、夏はアユが遡上し、 希少となったカジカなども棲息することら、 こうした魚種についても、 第五種共同漁業権で管理されています。
ですから、当然、我々が釣りをするには、 入漁料が必要となる訳ですが、実は桑取川は、 サケ・イサザ以外の魚種の採捕には、 年券と呼ばれる鑑札のみであることから、 漁協さんにご協力を賜り、 管理者立ち合いの元、「日釣り」の形で、 釣りをさせて戴きました。
サケの遡上を観察した場所から、 10分ほど上流に案内して戴き、 チャレンジしたのは、ピストン釣り!!
短竿に糸とハリと小さなオモリだけ付けて、 川虫をエサにして、竿を下流に向かって、 ピストンするように動かすから、ピストン釣りです。
が、この釣り方は、別の呼び名で、 ご存知の方も多い事でしょう。
雪解け水が注ぐ川は、 5月の後半と云えども、 キーンと肌を刺す冷たさです。
石をめくると、 ヒラタカゲロウの幼虫が多く見つかりました。 これをエサにしてチャレンジ!!
でも、なかなか釣れてくれません。 このポイントで小一時間粘りましたが、 残念ながら釣果を得る事はできませんでした。
お昼は、漁協の事務所を貸して戴き、 涼しい川風を感じながらランチタイム!! 魚は釣れなくても、実に贅沢な時間です。
そして、最後のひと踏ん張りで、 サケの遡上を見た、事務所前で再度ピストン!!
アユが群れになって、キラキラ通り過ぎます。 川底の石にはハミ跡がいっぱいです。
アユは、川を上る過程で、 石に付いた藻類しか食べなくなるため、 石にナイフでこすった様な模様が出来るのです。
そして、ついに黙々と頑張っていた、 Fくんが、カジカを釣り上げました。
この実習の前まで、 チョッと水辺が苦手だったそうですが、 すっかり開眼!! この日、唯一の釣果となって、 みんなも大喜びでした。
最後は、川原で4日間お疲れ様の記念撮影!! とても充実していた、実習となりました。
去年は、キャンプを見送りましたが、 やっぱり、キャンプは楽しいよね(*^_^*)
この体験を、キャンプディレクター1級の、 試験に向けて、活かしてもらえたと思います。
ああ、美味しかった〜!!
写真は上から 1枚目 ピストン釣りを黙々と頑張るFくんに、
2枚目 ついにカジカが釣れました!!
3枚目 お疲れちゃんでした〜!! |