さあ、例年この時間には、 自分は八丈島に居ます。 が、今年はなぜか、自宅に居るのです。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、 中止となってしまった、 「やまなし少年海洋道中」―。ですが、 本来なら、今年で33回目を迎える筈でした。
そこで今日から、海洋道中の日程に合わせて、 過去の開催の中から、様々な子ども達の様子や、 島の風景などを厳選して、 『海洋道中アーカイブス』として、 紹介していきたいと思います。
ほぼ毎年、本隊が山梨から出発する日は8月1日―。 なので、8泊9日にも及ぶ、このキャンプを、 日程を追って、順にお伝えしていきますね。
写真は全て過去のもので、 開催年も違う写真も載せたりしますが、 印象的なエピソードがあった年の紹介には、
できる限り、同じ年の写真を使っていこうと思います。
それでは、8月1日の『出発の日』。 この日の午後、子ども達は大きな荷物を抱えて、 県庁に集まって来ます。
この時には、まだ肌の色も白い子が多く、 うまく乗り切れるのか、不安な顔も多くあります。
班ごとに集合したら、「出発式」です。 団長のあいさつの後、 子ども達の代表が、決意表明をします。
そして、バスに乗り込むのです。 見送りの父兄の皆さんに別れを告げて、 先ず目指すのは、東京竹芝桟橋です。
ここでは、乗船前の最後のミーティングをしたり、 夕食を摂ったりしながら、 乗船までの時間を過ごします。 午後10時―。乗船開始。
我々を八丈へと連れて行ってくれるのは、 大型客船「橘(たちばな)丸」です。
自分がイチバン最初に行った時に乗った船は、 「かめりあ丸」でした。 更に、その前には、 「ストレッチア丸」の、時代も・・・
この船の3回もの移り変わる間も、 この乗船風景は変わりません。 凄い歴史ですよね。
ドーン!! ドラの音と共に、10時半出航―。 東京ベイブリッジをくぐり、お台場、羽田と、 夜の東京湾を滑るように進んでいくと、
やがて灯りがなくなり漆黒の海へ・・・ さあ、明日の朝、いよいよ八丈です。 海洋道中が始まります!!
写真は全て昨年のもの。上から、
1枚目 県庁での出発式の模様です
2枚目 竹芝桟橋での乗船前の班別ミーティング。 緑の帽子は5班です。
3枚目 海洋道中3代目となる「橘丸」の勇姿!!
4枚目 お台場辺りの夜景― この灯りが見えなくなると消灯時間になります。 |