夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2018/10/08 17:09:37|活動報告
八丈島外体験学習派遣団4日目 またいつか山梨に!!
キャンプ最終日の朝は、
やっぱり、予報通りに雨模様・・・

そんな中、八丈の子ども達は、
テントサイトの最後の片付けです。
4日間お世話になったテントサイトを、
「来た時よりも美しく―」
やっぱり、これはキャンパーの、
鉄の掟ですよね。

朝食の後、施設のロビーで、
「お別れの会」が、始まって、
団長さんと、子ども達の代表から、
施設のスタッフの皆さんと、
自分も含んだ、山梨の指導者の全員に向かって、
感謝の言葉を伝えてくれました。

そして、山梨の指導者を代表して、Nさんから、
「お陰様で・・・」って、言葉を使って、
自分達も頑張ったけれど、その「陰」には、
支えてくれている人が必ずいるんだよ・・・
って、感謝する事の大切さを伝えました。

お互いのお陰で、八丈島と山梨が、
育んで来た「絆」と、「信頼」が、あればこそ、
お陰様で永い間、素晴らしい交流ができています。
これで、今年のメンバーとはお別れだけど、
またみんなのお陰で、違う仲間が交流できます。

バスが出るまで残った時間を惜しむように、
VLと子ども達はおしゃべりをしていました。
何人かの子どもの帽子に、
自分もメッセージや、似顔絵を書かせてもらいました。

いつもなら、VL達は彼らを追いかけて、
甲府市内での体験まで付き合わせてもらうのですが、
今日は本当に、これでお別れ・・・

全体で記念写真を撮った後、
子ども達は、待っていたバスに乗り込みました。

この頃には雨もあがって、
雲の間から、子ども達を見送る様な朝の陽射しが、
射し込んで居ました。

「バイ、バイありがとうね〜!!」
車窓に手を振って、応えます。

また、いつか山梨に・・・
八丈の子ども達に、
どれくらい山梨を味わえてもらえたかな・・・
寒さの洗礼もあったね。
でも、どの活動も一生懸命に頑張ったよね。

「行っちゃったね・・・」
バスが出ていった駐車場で、みんなで見つめ合って、
どことなく淋しそうな、
でも、とても充実した顔で、笑い合いました。

「ありがとう。お疲れ様!!」
これで、今年も無事に、全ての活動が終わりました。

今年も最後まで、台風には悩まされたけど、
でも、やっぱり終わってみたら、どっちも最高の夏―
5人のVL達の表情も、やり切った達成感に満ちていました。

さあ、このレポートで、
今年の山梨と八丈の、でっかい体験は、終わりにします。

最後にもう一つだけ、
どちらの子ども達にも、ありったけの愛を注いでくれた、
5人のリーダー達と、
お互いの体験事業を支えてくれた全ての方達への、
お礼のレポートを加えて、終了したいと思います。

最後は、渾身の感謝を込めて書きますので、
チョッとだけお時間下さいね。

やっぱり、夏はいいね!!







2018/10/04 14:19:35|活動報告
八丈島外体験学習派遣団3日目 山梨最後の夜 キャンプファイヤー
交流会の余韻が残る中、
八丈の子ども達は、もうひと踏ん張りです。

例年、この日の晩ご飯は、スペシャルヴッフェで、
各班でお楽しみメニューを作って、
全員で味わうのでありますが、

明日のお昼には飛行機に乗らなきゃならないので、
今回は、施設の晩ご飯を戴きました。
でも、食事係がとてもよく動いてくれて、
ほぼ定刻通りに食事が終わりました。

ここで、島の担当者から、明日の予定を聞きました。
サイトに戻ったら、
明日に向けて荷物のパッキングと、
テントサイトのお掃除をしないといけません。
それに、どうも明日は雨模様・・・
なので、みんなで協力して頑張ろう!!
と、云う事でテントサイトに戻りました。

子ども達が掃除やパッキングを頑張る中、
VLと、Nさんと、自分は、
最後の夜のお楽しみ企画である、
キャンプファイヤーの準備に取り掛かりました。

ファイヤーを盛り上げるマスターは、
VLの5人です。昨年は、いきなりやって、
グダグダになってしまいましたが、
今年は、チョッと気合いが入っていました。

実は、山梨の指導者のNさんは、
キャンプファイヤーのマスターとしては、
全国に知られるレジェンドなので、
Nさんに場の盛り上げ方も聴きながら、
あれやこれやと、演出を考えて居りました。

ファイヤーの点火は、
営火長がトーチで点火するのではなく、
魔法のひと声で点火するって云う、
マジックファイヤーで行う事にしました。
なんとニクロム線を使って、
遠隔操作で着火させるのであります!!

でも、そのタイミングまで、
どんな風に盛り上げていこうか・・・
Nさんも、自分もアドバイスしながら、
どうやら、演出も決まった様ですョ!!

ひとまず片付けを中断して、
灯りを全て落としました。

キャンプ初日に、子ども達が起こした火を、
ともし続けたランタンを手に、
団長さん先頭に営火の周りを、ぐるっと囲みました。

マスターリーダーのあしくまが、
イントロダクションを担当しました。

夜の静けさの中で、
「みんなで火の精を呼ぼう!!」って、声を掛けると、
「オーイ」沁み入る様な声で森に向かって呼びます。
すると、「オーイ」森から応える声が、
返って来ました。「さあ、もう一度みんなで呼ぶよ」
「オーイ」子ども達の声が重なって、森に響くと、
「オーイ!!」声が段々近づいて来ます。
ザっ、ザっ、と、足踏みならす音―。
「もう一回大きく!!」
あしくまが、声を大きくしました。

火の精の役は、ありちゃんとあや。
もう来てくれたみたいだよ。
「せーので、火を着けてみよう!!」
「せーの!!」まだ火は着きません。
「さあ、もう一度!!」
「せーの!!」声が一段と大きくなりました。

営火サークルの下が、一瞬、赤く光りました。
すると、オレンジ色の火が
下から上に、柱の様に燃え上がりました。
拍手が沸き起こり、
そのおごそかな雰囲気の中で、

ひとり、ひと言づつ、
このキャンプでの思い出を話しました。

色んな思い出が出て来ましたが、
やっぱり多かったのは、
班のみんなで協力できてよかった。
嬉しかった・・・

そうだよね。本当に良く頑張ってたね(^−^)

さあ、歌って盛り上げよう!!
って、チョイスした曲が、思わぬハプニング(>_<)

「どらえもんの歌」だったんだけど、
VL達は、こんなこといいな♪♪
って、方を歌いだしたんだけれど、
子ども達は、最新バージョンのどらえもんだったので、
???が飛び交ったあと、笑い声が起こりました。

もう、ジェネレーションギャプなんだね。
チョッとへこんだ、VL達がかわいかったです(爆)

でも、だからこそなのか、
楽しいキャンプファイヤーになりました。

夜空に火の粉が、パチパチと、
弾けては消え、曇り空の下では、
★の様にまたたいていたよ。

さあ、楽しかったキャンプも、これで終わります。
明日が移動だけになっちゃったのは残念だけど、
もしかしたら、山梨の子ども達とおあいこだね!!

VL達の演出は、大成功でした!!
「いや、マジで良かったよ」とは、
山梨の団長さんの絶賛でした(^v^)/








2018/10/04 7:48:02|活動報告
さあ新しいステージへ!! 今年の海洋道中32(事後研修ー2)再会を誓って
反省会と、友の会の結成式を終えて、
山梨の子ども達は、
八丈の子ども達が待っているテントサイトへ、
お腹をすかせて向かいました。

各班のテーブルには、打ち立てのそばが、
既に配膳してくれてありました。
とってもおいしそうです。

「いっただきまーす!!」と、元気よく始まった、
手打ちそばでお食事会では、
山梨の子ども達は、とても積極的に話していて、
とても楽しそうでした。何よりも、そばがうまい!!
思わず、おかわりも戴いちゃいました(^v^)

午後からの交流会のメニューは、
この施設の人気プログラムである、「冒険ハイク」です。
チームで、森の中や、広大な草原の中にセッティングされた、
アトラクションにチャレンジして、課題をクリアーしながら、
指定されたコースを回る―。と、云うものです。

但し、帰りの電車に普通に間に合わせるために、
今回はショートコースで行いました。

森の方からも、たくさん子ども達の歓声が響いていて、
しっかり班でチャレンジできている様です。

どの班も積極的だったからなのか、
割と早目にコースをクリアしていきました。

その結果、
電車の出発時間にも、充分に間に合う時間を稼ぎ出し、
最後のセレモニーが始まりました。

お互いの団長さんが、山梨と八丈島との間で、
培って来たこの交流を、これからも永く続けていきしょう。
と、力強い宣言もありました。

八丈が山梨に来るキャンプは、今年が30周年。
山梨が初めて島に降り立って始まった交流が、
翌年から、直ぐに相互交流の事業として継続され、

四半世紀の長きに渡って、互いの絆を深めてきました。
そして、この記念すべき年に、
偶然に出会った奇跡は、
これからを生きる子ども達にとっても、
大きな心の支えになっていくことでしょう!!

子ども達は、きっと再会しようね。と、誓い合っていました。
同じ空の下で、海を介して繋がっている奇跡―。

これもこの交流事業で培われて来た財産ですよね!!
自分は、八丈スタッフの方を迎えに、
実は途中で、抜けてしまったのですが、

お互いに、凄く名残惜しそうにしていましたよ―。
って、聴きました。

でも、まだまだこれからの未来に向けても、
もっともっと八丈と山梨が、
深く、強く、繋がっていけますように・・・

山梨の子は、本当にこれで全てが終わりになりました。
本当にみんなは良く頑張ったって、誇りに思っているよ

お疲れ様でした。そして、ありがとう!!

八丈の子も、もう一日、頑張っていこう!!







2018/10/03 21:57:19|活動報告
さあ新しいステージへ!! 今年の海洋道中31(事後研修ー1)久しぶり〜
8月6日の深夜に戻って来て、
丁度2週間が経ちました。
きっとそれぞれの時間を過ごしていたと思いますが、
いざ現実に戻って来ると、
部活だったり、夏休みの宿題だったり、
忙しい時間も過ごしていたでしょう。

でも、今日は久しぶりの再会の日―。
班の仲間も、一度しか交流ができなかった、
八丈の子ども達とも、会える特別な日です。

朝、八丈の一部の指導者と、
参加者が、島に戻らないとならなかったため、
特急が止まる駅まで乗せて行きました。
その為、集合時間ギリギリになってしまいましたが、
先ずは、子ども達を迎える準備として、
施設の入り口通路に立って、待っていました。

多くの子たちは、電車でやって来るので、
降りる駅も時間も、ほぼ一緒です。
清里駅からこの施設までは歩いて10分ほど、
元気な足取りで子ども達がやって来ました。
「おはよう!!」と、声を掛けると、
「あっ、タイソンおはよう!!」と、
笑顔で答えてくれます。
日焼けの色はチョッと落ち着いて、
でも、チョッと大人びた様子が伺えました。

去年、お姉さんが参加した3班の男子は、
お姉ちゃんと、お父さんと連れ立ってやって来ました。
お父さんが外国人なので、
すごく仲が良くって、お姉ちゃんの方にも、
「みんな居るからおおいでよ」って、声を掛けて
受付まで来てもらいました。

昨年からの継続の指導者もいるので、
まるまる1年ぶりの再会でした。

先ずは久しぶりの顔合わせの後で、
しっかりと、現地研修の反省とふりかえりをしました。

VLが進行役の班会議では、
どの班も、どんどん意見が出て来ます。
良かったこと。
もっと、こうしたら良くなるって思った事。
反省も、課題もしっかり出して、
来年に繋げるのです。
この反省会が、来年の大きな糧になるので、
後輩たちに託す気持ちで、
色んなレガシーを残してくれました。

反省会が終わったら、今度は友の会の結成です。
早く言えば、同窓会です。
毎年の参加者たちが結成して、この繋がりを、
育てていってくれてます。

して、今年の会長さんはと云うと、
サバイバル踏破で、足の痛みに耐えて歩いた、
あの女子に満場一致で決定しました。
みんな彼女の頑張りる姿を見ていましたから、
どの班からも意義はなし!!

きっと素敵な友の会に育ててくれることでしょう。

テントサイトでは、八丈の子ども達が、
そばを打って待ってくれています。

さあ、ここからは交流会!!
再会を大いに楽しみましょう!!!







2018/10/02 16:35:02|活動報告
八丈島外体験学習派遣団2日目 命にふれるプログラム
8月19日の朝も、まだ冷え込みが続いていました。
昨夜は、ちゃんと寝られたでしょうか・・・
きっと、あまりの寒さにまんじりとしない、
眠れない夜を過ごした子が多かったかもしれません。

朝の6時に彼らがキャンプを張る、
八ヶ岳のテントサイトへ着くと、
吐く息が白く煙るほどでした。

今日は2日目―。
命に触れる体験をたくさんする日です。
川俣川での渓流釣り体験、
そして、牧場での馬のお世話や乗馬の体験、
海では釣りをする機会があっても、
なかなか渓流釣りは、島ではできない体験ですし、
釣った魚は、自分達で捌いて、焼いて食べますし、

牧場では、馬舎のお掃除や、
馬体のブラッシング、
そして乗馬の体験と、馬と触れ合って、
命の尊さと、命の輝きを体感します・

特に釣りの方は、タイソンの専門分野ですから、
ガッチリ手伝うつもりで、
フィッシングベストもバッチリ着て来ました。

朝食の後、バスに乗って川俣川へ移動。
さあ、たくさん釣っちゃいましょう!!

川原で漁協の方からレクチャーを聞き、
いよいよ体験スタート!!

去年も来てくれた子もいたし、
普段から釣りが好きな子もいるので、
コツさえつかめば、直ぐに釣れだします。
が、やっぱり、水温が低いのか、
去年よりかは、スタートが遅かったかなあ・・・

で、釣った子の写真を撮ってあげたり、
飲み込んでしまった釣り針を外してあげたり、
流すポイントをアドバイスしてあげたりと、
まるで自分が「水を得た魚―」みたいに、
張り切っていた矢先でありました。

飲み込んだ魚の処理で、
手が汚れてしまったので、
川の水で、手を洗おうとした瞬間でした。

すっと、赤い物体がポケットから滑り落ち、
石を伝ってポチャン・・・( ;∀;)
や、やってまった・・・

結構深い所に見えていて、
なんとかデータだけは回収したくって、
あの手この手で拾おうとしてみましたが、
あえなく撃沈・・・

それ以降ずっと拾う方に費やしてしまったので、
指導のつもりが、その場でジエンド―。

それでも、焼いてくれたお魚は、
美味しかったなあ・・・

で、いつも残った魚を、
燻製にするのでありますが、
人数分にちと足りない―。

なんてことがあって、
じゃあ、その分は釣りキチ2人で釣っちゃいましょう!!
って云うことで、山梨の指導者のNさんと、
釣り始めたのですが、不覚にも夢中になってしまい、
気づいたら、本隊は牧場に行ってしまった・・・
ま、また、やってまった・・・

もう、自分にできるサポートといえば、
燻製用に余分に釣ってきたお魚を捌いて、
準備するくらいしかありません。

きっと牧場では、オーナーが厳しくも、
命に関わる仕事の大切さを、
諭すように、今年も伝えてくれた事でしょう。

命には「後で・・・」は、無い事や、
人と馬との繋がりも、アツく語ってくれた事でしょう。

帰ってきた子供たちから、
充実した様子が伺えましたよ。

それに、今年初めてのVLも、
「いやあ、深いお話が聴けた・・・」と、
痛く感激して話してくれました。

この日の夜に予定されていた、
「ナイト追跡」は、寒さから中止になり、
せめてもの罪滅ぼしとして、
代替えのプログラムとして、
夜の自然体感アクティビティーを、
やらせて戴きました。

夜は色んな音に満ち溢れています。
風が木々を揺らす音。
松ぼっくりがポトンと地面に落ちた音。
獣かな?鳥かな?鳴き声も聞こえます。
草むらからは、もう秋の虫の音も聞こえていました。

そんな音を味わいながら、
夜の自然を楽しんでもらいました。

明日は3日目。
事後研修の日です。

山梨の子ども達との再会です。
おもてなしのお料理は、
そばを打って、一緒に食べますよ。

明日も楽しみだ!!