さて皆様、突然ですが『サケの日』って、 記念日があるのをご存知でしょうか。 『サケ』は、決して「酒」ではありません。 そう「鮭の日」です。 鮭の日は、毎年11月11日であります。 なんでその日が鮭の日かと言いますと・・・ 「鮭」と、云う字をよ〜く見つめて下さい。 11月11日が隠れていますよ(^u^)
って事で、鮭と言ったらこの授業の話題です。 今年は、例年よりもチョッと早い、 11月5日(火)に、鮭の遡上を観察する、 『フィールド観察』の、授業を行いました。 毎年、1年生が共通カリキュラムで学ぶ授業で、 今年の学生は12名。なのですが、 2名の欠席があって、10名で今年も桑取川を目指します。
桑取川があるのは上越市。 学校のある妙高からは、車で小一時間で行ける場所。 そんな場所に、長い旅を終えた鮭(シロザケ)達が、 母なる川へ戻って来るのです。
学生達の殆どが、鮭の遡上を見るのは初めて。 自分と相棒の先生が運転する公用車に分乗して、 桑取川を目指します。が、なにぶん自分も、 学生達も、今日が初対面(*^_^*)
運転しながらでは、 なかなか話しかける事もできず、 車内はチョッとしずかあな感じ・・・(>_<) まあ、それは現地で挽回しましょ(笑)
期待に胸を膨らませて桑取川に到着。 すると・・・ 居ました!! 確かに帰って来てくれました。 が、いつもの様に大挙した感じでなく、 魚影が幾つか見え隠れしている程度―。
そこに、漁協の方が駆け付けてくれました。 「今年は、まだ今からだよ〜」 なんでも、海水温がまだ高いせいなのか、 遡上が少し遅れているとの事。 更に、過日の台風の影響で、 川原の土砂が浸食されて、 水が濁ってしまっていた事もあって、 鮭がいるのは分かるものの、 どのくらいの数がいるかが判別できません。
それでも時折、つがいで泳ぐ姿や、 堰堤をジャンプで乗り越えようとする個体も見えて、 学生達は食い入るように見てくれていました。
やはり、命を繋げようとする健気な営みは、 見る者の心に新鮮な感動を呼び起こす様です。
まだ漁が始まっていなかったので、 例年の様に投網を打つ光景や、 迫力のある鮭のリアルな顔つきも、 後の楽しみの、加工品の購入も叶いませんでしたが、 確実に、学生達に命の尊さを植え付けた様でした。
最後に漁協の方から、 丁寧な管理についてのお話しを伺う事もできました。 こちらこそ、急に押しかけて申し訳ありませんでした。
まだもう暫く、この営みは続きそうなので、 学生達には、また個人的に来て欲しいと伝えました。 日差しがやわらかく、 水面を照らしていました。
午後からは学校に戻って、 鮭の習性や管理について詳しくレクチャーして、 今年の鮭遡上観察授業が終わりました。
学校のすぐ近くの川に、 連綿と受け継がれて来た命の営みがあると云う事を、 どうか誇りに思って欲しいと伝えました。
11月11は、「鮭の日」です。 是非、皆さんも覚えてくださいね。
今年はチョッとだけフライイングだったので、 写真は撮らず、記憶にしっかり刻んで来ました。 |