夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2018/08/29 0:23:19|活動報告
今年のKちゃん授業 (キーワードは「じゅんばんこ」)

お陰様で、ここ数か月の間、
忙しくさせて戴いている要因として、
「イルカのKちゃん」の、授業の機会を、
何度かご依頼戴いた事にあります。

昨年度、小学生を対象として、
初めてお手伝いさせて戴いた、
甲府市の環境教育プログラムの推進の中で、
今年は、幼稚園、保育園の子供達に、
お伝えできる機会が、グッと増えました。

6月だけで3回を数え、
7月にも2回の講演をさせて戴きました。

また、海洋道中から戻って、
8月にも、学童保育の施設で1回、
そして、やまなしエコティチャーとしても、
夏休み明け早々に小学校で、
お話させて戴く事になっています。

プラスティックゴミの、
海洋流出の危機が連日報道されて、
マイクロプラスティックの、
環境被害の懸念も話題になっている事も、
追い風にはなっているとは思うのですが、

伝える側として感じているのは、
伝える対象が小さければ小さいほど、
純粋に、イルカや海の生きもの達への
興味関心がとても高くて、
現実を現実のまま、
聴いてくれている様な気がしています。

そんな中にあって、
7月12日に講演させて戴いた、
甲府市のY幼稚園さんで、
年少さんの男の子から、
とっても素敵な発言があったので、
是非とも紹介させて下さい。

Kちゃんの絵本のお話は、
Kちゃんの尾びれに、
ゴミになった釣り糸が絡まって、
衰弱していなくなってしまった―。
って、云う可哀そうな実話ですが、

Kちゃんの絵本の読み聞かせの後、
ゴミを減らす手段の一つとして、
「リサイクル」に、ついて、
某ファストフード店で展開していた、
一緒に遊んでくれた、
おもちゃとお別れできるかな?と、
云うキャンペーンの事を例にあげました。

「じゃあ、お別れしたおもちゃは、
今度はどこに行くのかなあ・・・」って、
子供達に聞いてみました。

彼らは、「リサイクル」って、云う
言葉も、意味もまだ知らないと思います。

「あのおもちゃが、どこへ行くかっていうと、
また違うおもちゃになって、別のお友達のお家へ、
行くみたいだよ〜」って、話しました。

そうしたら、その男の子から出て来た、
言葉が、なんともかわいくって、
リサイクルの概念をズバリひと言で、
伝えてくれたんです!!
この言葉の力が、ホント凄いと思って、

「じゃあ、次からはそう呼ぼうよ」
って、思わず言ってしまいました。

その言葉こそ、記事の見出しに入れた、
「じゅんばんこ」って、云う言葉です。

一つのおもちゃが使われなくなって、
ゴミになってしまいそうな「物」に、
再び、その「物」を、集めて作ったおもちゃが、

また順番を待ってる子どもの、
おもちゃになって生まれ変わる―
それこそ「順番こ」―。
まさに、リサイクルの事じゃあ、
あ〜りませんか!!
ですよね ( ..)φメモメモ

こんな素敵な言葉、きっと大人には言えません。
スポンジみたいな感性を持ってる子供達だからこそ、
自然にこぼれた、宝石の様な素晴らしい言葉です。

海なしのこの山梨県で、
海の生き物たちに、優しい気持ちを寄せてくれる
素敵な素敵な子供達が、
いっぱい、いっぱい居ることに、
素晴らしい未来が見えた気がしました。

こんな素敵な言葉が、
もっともっと出てくる様な、
Kちゃん授業を、ずっと続けていけたらいいなあ・・・

また7月の26日に、
講演させて戴いた学童保育の施設では、
玄関のところに、
当日の講演の様子を写した写真を、
貼ってくれてるらしくって、
ホントうれしい限りです。
このブログへのアップも、
楽しみにしてくれているそうです。

お待ち遠さまでした!!
やっとアップできましたよ。

当日は、いっぱい質問もしてくれて、
どうもありがとう!!

写真は上から

1枚目・2枚目
子供たちから、似顔絵や感想が届きました!!

3枚目
7月24日 お邪魔した施設で、
みんなで記念撮影!!

4枚目
その施設の入り口で、
当日の様子を掲示してくれてます。

嬉しい広がりに感謝しています。
皆さん、本当にありがとうございました!!







2018/07/17|活動報告
さあ新しいステージへ!! 今年の海洋道中3(VL達へ)

31年目となる今年の海洋道中ですが、
最も大切で重要な役割を担ってくれる、
5人のVL(ボランティアリーダー)が、決まったのは、
なんと事前説明会の直前でした・・・。

男性リーダーは、割と早く決まったのですが、
女性リーダーが、なかなか決まらない( ;∀;)

早くから選考に取り組んだものの、
やはり長きに渡り日程を確保して、
中学生たちに自分の夏を捧げると云うのは、
そんなに簡単にできることではありません。

本人にどんなにやる気があっても、
テストが重なってしまえばNG―。
もちろん、大学側から協力支援を戴けないとNG―。

「行けそうです!!」
「・・・やっぱり行けなくなりました」
「テストが被っていて、追試はNGみたいです」
 その度に、
「ありがとう。次は一緒に行こうな!!」

その繰り返しで、
あっという間に6月になり、それでも決まらず、
過去の参加者から記憶を頼りに、
頑張れそうな人材に声を掛ける―。

産みの苦しみを充分に味わった選考でしたが、
5人の個性的な人材が集まりました。
揃ったメンバーは、全員が過去の参加者で、
男性2名は、昨年からの継続リーダーで、
他の3人が新たに加わったメンバーです。

決定が遅れたので、
当然ですが研修も遅れてしまいました。
最初にテントアップを練習した日は、
どしゃ降りでした。
でも、雨でもテントは建てる訳で、
却って貴重な練習になったと思います。

スノーケル研修は、
バディーシステムの理解と、
集団泳法の習得に時間を費やしました。

野外炊事に至っては、
研修時間を確保することができず、
ぶっつけけ本番で、事前研修に臨みました。

メンタル強化、
リスクマネージメント、
ロープワークに、ファシリテーションも学びました。

学べば学ぶほど、
もしかしたら、彼らの頭の中は、
不安でいっぱいかもしれません。

けれど、今年のリーダーチームはとにかく明るい!!
この明るさと、純粋なハートで、
多感な中学生達を引っ張っていって欲しい!!

きっと彼らなら出来る筈!!
信頼して任せられると思います。

あしくま、たくみん、なっちゃん、
ありちゃん、あや、
最高の夏にしような!!







2018/07/16 8:30:30|活動報告
さあ新しいステージへ!!今年の海洋道中2(事前研修実習編)

事前研修会では、
島で行う数々のでっかい体験を、
支えるマイホームであるテントが、
しっかりと設営し、且つ収納できる様にする為に、
テントアップとブレイクの技術を学びます。

島で使うテントはA型テントと言って、
今では余り使われなくなった、
頑丈な大型テントです。
なので、しっかり張り方を覚えておかないと、
浸水の憂き目にあったり、
風で煽られて壊れたりしてしまうかもしれません。

そんな事が起こらないように、
全員で力を合せて実習しました。
ボランティアリーダーの指導の下、
手際よく立ち上げて、また仕舞うまでの、
一連を体験しました。

2日目は、スノーケリングの実習です。
プールでギアの装着から、
スノーケルで呼吸法を学び、
フィンを着けて泳ぐことを学び、
マスククリア、スノーケルクリアの技術も学びます。

海では当然、足のつかない場所で泳ぎます。
一つの間違いが大きな事故にも、
繋がってしまうかもしれません。
命の危険さえある体験なので、
子供たちも真剣そのもの!!
短時間ではありましたが、
しっかり練習できたと思います。

そして実習の最後は、
美味しいごはんを作るための、
「野外炊事実習」です。

今年作ったのは、鳥そぼろご飯!!
火がなかなか着かなかったり、
火が強すぎて、「そぼろ」が、
「ぼろぼろ」に、焦げてしまった班もありましたが、
機会を重ねるたびに、きっと上達するでしょう。

なたの使い方も全員が練習しました。
怪我を少なくする為の姿勢、刃の当て方、
割り方、安全管理もしっかり学びます。

自分はヘッドカウンセラーなので、
食事は毎日、違う班に招待して戴くのですが、

美味しいごはんを頼むよ!!

キャンプでのイチバンの楽しみは、
なんてったって食事!!

しっかり食べられれば、バテることもないでしょう。

キャンプの「基本の基」を、学んだ実習でした!!







2018/07/15 17:27:00|活動報告
さあ新しいステージへ!!今年の海洋道中1(事前研修演習編)

西日本で記録てな豪雨が続いていた最中、
7月の7日七夕から、8日の日曜日に掛けて、
今年も海洋道中の事前研修会を行いました。

昨年30周年を迎え、
更に新しいステージを迎えたこの事業に、
また今年も、50名の山梨の中学生が集まりました。

今年は女子が少し少なくて20名―。
男子が30名―。と、云う構成で、
先月行った面接を経て、
5つの班に分かれての研修となりました。

お互い違う学校の生徒たちですが、
同じ班になったのは偶然でも、
終ったら、必然を感じる仲間になって欲しい・・・

最初は、集合した大ホールで、
体育座りで膝を抱えて緊張していたメンバーでしたが、
次第に打ち解けて来たようです。

研修会では係決めや、
サバイバル踏破のコース決めなど、
室内で行う「演習」と、
屋外で実践的に学ぶ「実習」が、
組み合わされています。

先ずは、「演習」の、様子を報告しましょう。

最初に取り組んだのは、各自の班での役割を決める
係の決定です。
全員が何かしらの役割を担うことになって居り、
班長、副班長(環境)、生活・備品・
レク・食事・体験活動の、役割があります。
でも、それだけやればいい訳じゃない
みんなで分担してやり遂げよう!!

続いてサバイバル踏破のコース決めです。
予めメンバーが各自で考えてきたコース案を、
全員で話し合って、コースを決めていきます。

1泊2日で島を歩くサバイバル踏破―。
コースが決まったら、しっかりとビジョンを持って、
全員で歩き通そう!!
ゴールの先に感じたこと、見えた景色を、
それからの人生に活かせるように頑張ろう!!

続いて、メンバーの意識高揚の為のシンボルとして、
班の旗を作ります。指導者を含めた、
班全員の名前を記し、
八丈の同じ班になったメンバーの名前も記し、
同じ旗の下で、気持ちを一つにするのです。

最後は、本番に向けて班の意思を確認するための、
班別ミーティング!!
円陣を組んで盛り上がった班もありましたよ!!

新しいステージへ踏み出す50人の仲間たちへ
皆のチャレンジを、
指導者も全力で後押しするからね!!







2018/07/14 23:16:00|活動報告
今年の『水辺のアクティビティー実習』

本当に久々の更新です。
お陰様で、ここ数か月はとても忙しく
なかなか記事を投稿する事ができませんでした。
本当に申し訳ありませんでした。

ところで、西日本を中心に広範囲で、
甚大な被害が発生した「平成30年7月豪雨」にて、
被害に遭われた方々、お亡くなりになられた方々に、
心より、お見舞いとお悔やみを申し上げます。

今はただ、心を寄せることしかかないませんが、
一日も早い復興を、ひたすらお祈りして居ります。

さて、忙しくなった5月の後半から、
これまでの活動を、順を追って報告させて戴きますね。
最初は、5月の後半に行った、
講師に赴いている専門学校で、この時季の恒例となった、
『水辺のアクティビティー実習』
に、ついて報告致します。

とは言え、既に2か月近くも前の事ですので、
ザックリと紹介させて戴きますネ。

実は、今年度実習については、
大幅なカリキュラムの見直しがあり、
これまで2泊3日のキャンプを伴う、
月曜日から金曜日までの5日間で、
淡水域、と海と、双方の水辺で、
様々な体験活動をして居りましたが、

一転、今年度は、4日間に短縮となり、
前後の2日間づつ、淡水と、海とで活動を分け、
講師も別々で行う事になりました。

なので、今回自分が担当したのは、
後半の2日間の海辺の体験と云うことになります。

前半の淡水域での実習では晴天だったのに、
自分が担当する日になったら、
なんと雨予報( ;∀;)

しかも初日は、
磯遊びをアクティブに行う予定だったので、
学生たちのテンションも下降気味・・・
そこで、2日目の活動とひっくり返して、
実施することにしました。

結果、前半ゆったり、
後半は思い切り、海を味わう事ができ、
体調不良で1名欠席になってしまったものの、
学びの多い実習となりました。

1日目は、
直江津の黒井海岸でのビーチコーミング
じっくり海岸を歩いて、
自分に呼び掛けてくる「宝もの」を、探しました。


その「宝もの」を、持ち帰って、
学校で作った「宝箱」。
それぞれ素敵に仕上がりました。

2日目は能生まで足を延ばして、
ビーチクリーンと磯遊び!!

海岸によって集まってくるゴミの量も、
質も異なります。
様々なゴミを拾い集めて、
きっと心に響いたことがあったと思います。

また、磯遊びでは、
潮間帯に生息する色んな生き物たちを、
観察して、直に触って、楽しみました。

2日間の充実委した,学生たちの表情を、
写真でチェックして下さいね!!

上から1枚目

最初は「楽しいのかなあ・・・」と、
チョッと消極的だったYくん、
始まったらこの通り!!
すっかりハマってしまったようです。

2枚目
そのYくんが作った「宝箱」
ねっ、けっこう素敵でしょ!?

3枚目
能生の近くの海岸にてビーチクリーン
海ゴミの深刻さにも気付いたと思います。

4枚目
さあ、いざ弁天島で磯遊びへ繰り出すぞ!!